十二大戦(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ

11139

『十二大戦』は、原作西尾維新による現代ファンタジー小説をアニメ化した作品である。
12年に一度だけ開催の第12回十二大戦。干支の名を宿し、干支にちなんだ能力を持つ12人の戦士たちが、己の命をかけて戦う物語である。廃墟となった街中が舞台で、策謀と殺戮が繰り広げられ流される涙。どんな願いでもただ一つだけ叶えてくれる、史上最高のバトルロイヤルが開戦される。

『十二大戦』の概要

Juunivfu00

『十二大戦』は、「物語シリーズ」「掟上今日子の備忘録」などの著者である西尾維新の原作で、現代ファンタジー小説をアニメ化した作品である。監督は細田直人、音楽は椎名豪、アニメ化にあたっては、キャラクターデザインを嘉手苅睦が手掛けている。2017年10月より放送が開始された。

原作小説やリサイズ版も発売されていて、短編漫画集として『大斬-オオギリ-』も発売されている。
これは、西尾維新による9本の御題の原作を元に、中村光や暁月あきら、小畑健、池田晃久、福島鉄平、山川あいじ、中山敦支、河下水希、金田一蓮十郎といった9名の漫画家たちとのコラボ企画として描いた作品が収録されている。その中の一つ「どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い」というエピソードを、中村光が漫画化したことによってこの作品が作られるきっかけになった。
そして、「聖☆おにいさん」でも知られている中村光によってデザインされたキャラクターたちに感銘を受けた西尾が、前日譚となる小説を執筆した。
また、「十二大戦プロジェクトBOOK」というジャンプスクエアの特別付録に収録された短編小説の「十二大戦対十二大戦」が、2017年12月に刊行される。これは、干支の名を宿す12人の戦士たちと、十二大戦の乗っ取りを企てる12星座の名を宿す12人の戦犯達との大戦前夜の様子が描かれた新編である。
その他に、キャラクターデザインを中村光が手掛け、漫画を暁月あきらが描いたコミックスも集英社から発売されていて、コミカライズがJUMP COMICS+にて連載中である。

Blu-ray&DVDでは、「十二大戦 ディレクターズカット版」がVol.1からVol.6まで発売されている。また、クリアファイルやアクリルスタンドなどといったグッズも多く販売されている。

『十二大戦』のあらすじ・ストーリー/感想・考察

第1話『猪も七代目には豚になる』

12年に一度、第12回目となる十二大戦が開催される。干支の名を宿す12人の戦士たちが招集され、猛毒結晶の「獣石」を飲ませられる。最後の一人になるまで戦い勝ち残れば、たった一つどんな願いでも叶えることができるのだという。前回の覇者「伊能家」の長女である亥の戦士の異能肉は、戦士として選ばれた妹を蹴落とし十二大戦に参加する。「ノンリロード」というスキルを武器に、最初の対戦相手と対峙する。

renote.jp

第2話『鶏鳴狗盗』

戦士たちの人数が減るまで、地下駐車場に身を潜めようとする戌の戦士の怒突。しかし、そんな怒突の元に酉の戦士の庭取が現れる。
怒突は、「狂犬鋲」という強烈な噛みつきによって相手に毒を入れ殺すという戦闘スタイルの持ち主である。体内で分泌できる毒は様々で、この隠れ持っていたスキルを利用しようとする。

renote.jp

第3話『牛刀をもって鶏を裂く』

酉の戦士の庭取は、鳥たちと心を通わせ視界を共有するという、「鵜の目鷹の目」のスキルを使い、強かに過酷な戦場を潜り抜け生き延びてきた。
だが、申の戦士の砂粒が提案する和平案や、自分に対する砂粒の対応によって、己の持つ強さに対して自問自答するのだった。そんな時、丑の戦士の失井と出会う。

renote.jp

第4話『敵もさる者、ひっかく者』

申の戦士の砂粒は、3人の師匠達から、液体、個体、気体を自在に操れるスキルの手解きを受けていた。しかし、申はそのスキルは悪い方向ではなく、正しい方向に使うことを信条とするのだった。そして、戦場では巧みな交渉力で停戦へと導いてきた。十二大戦での戦いでも和平案を提案し、賛同してくれた子の戦士の寝住に、くだらない人間に救う価値があるのか問われる。

renote.jp

第5話『羊の皮をかぶった狼』

第9回目の十二大戦で優勝した老戦士、未の戦士の必爺は、多くの戦場を渡り歩く武器商人であった。また、戦士としての必爺を知らないものはおらず、第9回目に優勝した折、孫の顔が見たいという願いを叶えた。今回出場する戦士たちをランク付けしていた必爺は、飲み込まずにいた猛毒結晶「獣石」を使い、戦士たちとの戦いに勝つための戦略を練るのだった。

renote.jp

第6話『千里の馬も蹴躓く』

最強の防御術「鐙」のスキルを持つ午の戦士の迂々真は、最強の戦士である失井との戦いで全身に傷を負い、己の弱さに自信を失ってしまう。そして、誰もいない銀行の金庫に引きこもるのだった。制限時間までここにいれば勝てるかもしれないと思うも、迂々真のもとにある侵入者が現れる。

renote.jp

第7話『竜頭蛇尾(先攻)』

辰の戦士の断罪兄と巳の戦士の断罪弟は双子のコンビで、少年の頃から自分たちの力を試し誇示するかのような遊びをしていた。十二大戦の戦士になっていなければ放火魔となっていたであろう弟が、大戦の会場に赴いた際に、卯の戦士の憂城が現れてお友達になってほしいと声をかける。

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

めだかボックス(Medaka Box)のネタバレ解説まとめ

原作:西尾維新、作画:暁月あきら。 週刊少年ジャンプに掲載、コミック全22巻。ジャンル「学園異能インフレ言語バトル漫画」。 ありとあらゆる事を完璧に出来る、黒神めだかが生徒会長となり学園の問題を仲間達と解決していく物語。超人を人為的に作り出す「フラスコ計画」編から「能力者」と呼ばれるキャラがめだかと戦う。原作者は「物語シリーズ」で有名、キャラの独特な名前、推理、言葉遊び、パロディが豊富。

Read Article

〈物語〉シリーズ(化物語シリーズ)のネタバレ解説まとめ

『戯言シリーズ』や『めだかボックス(漫画原作)』を代表作に持つ人気小説家・西尾維新(にしおいしん)が趣味全開で手がけたライトノベルシリーズ、およびそれらを原作としたアニメ、ゲーム作品。女吸血鬼に魅入られた少年・阿良々木暦と、超常的現象〈怪異〉に取り憑かれた少女たちがとある田舎町で巻き起こす、可笑しくも不気味な青春の物語。

Read Article

刀語(Katanagatari)のネタバレ解説まとめ

『刀語』とは、西尾維新のライトノベル作品である。全12話で、作者初の時代小説となる。2010年1月から12月にかけてテレビでアニメ化されている。「刀を使わない剣士」の鑢七花は、「奇策士」を名乗る女・とがめに誘われ、「完成形変体刀」とよばれる刀を集める旅に出ることとなる。人を知らぬ男と心を無くした女の物語が始まる。

Read Article

十二大戦(第8話『竜頭蛇尾(後攻)』)のあらすじと感想・考察まとめ

倣岸不随で沈着冷静な断罪の兄は、弟とのコンビでは指揮役を担っていた。兄のスキルは上空からの監視「天の抑留」で、大戦会場に着いてすぐに、憂城によって首を刎ねられ、お友達(ウォーキングデッド)となってしまった弟を見下ろし、優位な戦法を模索していた。 今回は「十二大戦」第8話『竜頭蛇尾(後攻)』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第1話『猪も七代目には豚になる』)のあらすじと感想・考察まとめ

12年に一度の十二大戦に招集された12人の戦士たち。猛毒結晶の「獣石」を飲ませられ、最後の一人になるまで戦い勝ち残れば、たった一つどんな願いでも叶えることができるのだという。亥の戦士の異能肉は、妹を蹴落とし十二大戦に参加し、最初の対戦相手と対峙する。 今回は「十二大戦」第1話『猪も七代目には豚になる』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第5話『羊の皮をかぶった狼』)のあらすじと感想・考察まとめ

第9回目の十二大戦で優勝した未は、多くの戦場を渡り歩く武器商人で、戦士でもあった。第9回目に優勝した折、孫の顔が見たいという願いを叶えた。今回出場する戦士たちをランク付けしていた未は、飲み込まずにいた猛毒結晶「獣石」を使い、戦士たちとの戦いに勝つための戦略を練るのだった。 今回は「十二大戦」第5話『羊の皮をかぶった狼』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第9話『二兎追うものは一兎も得ず』)のあらすじと感想・考察まとめ

ネクロマンチストのスキルで、戦士たちをお友達にしていく卯の戦士の憂城。卯のお友達となった断罪の弟と亥は、寅と丑とで四巴の戦いが行われることとなった。寅は、正しさを求め足掻いていた頃を思い出し、丑の機知によって窮地を脱するも、卯が持つ凶器「三月兎」と「白兎」を振るい二人に迫り寄る。 今回は「十二大戦」第9話『二兎追うものは一兎も得ず』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第2話『鶏鳴狗盗』)のあらすじと感想・考察まとめ

戦士たちの人数が減るまで、地下駐車場に身を潜めようとする戌の戦士の怒突。しかし、そんな怒突の元に酉の戦士の庭取が現れる。怒突は、「狂犬鋲」という強烈な噛みつきによって相手に毒を入れ殺すという戦闘スタイルの持ち主である。体内で分泌できる毒は様々で、この隠れ持っていたスキルを利用しようとする。 今回は「十二大戦」第2話『鶏鳴狗盗』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第12話『どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い』)のあらすじと感想・考察まとめ

優勝した子は「干渉力ハンドレッド・クリック」というスキルで生き残ってきた。大戦中に他の戦士達と接触し、それぞれの抱く願いを知った子は、どんな願いを叶えてもらうか悩む。そして、丑に教えられた、自分が正しいと思う願いをドゥデキャプルに伝える。 今回は「十二大戦」第12話『どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第6話『千里の馬も蹴躓く』)のあらすじと感想・考察まとめ

最強の防御術「鐙」のスキルを持つ午の戦士の迂々真は、最強の戦士である失井との戦いで全身に傷を負い、己の弱さに自信を失ってしまう。そして、誰もいない銀行の金庫に引きこもるのだった。制限時間までここにいれば勝てるかもしれないと思うも、迂々真のもとにある侵入者が現れる。 今回は「十二大戦」第6話『千里の馬も蹴躓く』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第10話『虎は死んで皮を残す』)のあらすじと感想・考察まとめ

寅の戦士の妬良は、戦うことに使命感を燃やしていた。しかし、戦えば戦うほど正義などないことに気づき、次第に酒におぼれるようになっていく。寅はある時、圧倒的な正しさと強さを持つ戦士と戦場で出会う。その戦士ともう一度出会うために十二大戦に参加する。 今回は「十二大戦」第10話『虎は死んで皮を残す』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第3話『牛刀をもって鶏を裂く』)のあらすじと感想・考察まとめ

酉の戦士の庭取は、鳥たちと心を通わせ視界を共有するという、「鵜の目鷹の目」のスキルを使い、強かに過酷な戦場を潜り抜け生き延びてきた。だが、申の戦士の砂粒が提案する和平案や、自分に対する砂粒の対応によって、己の持つ強さに対して自問自答するのだった。そんな時、丑の戦士の失井と出会う。 今回は「十二大戦」第3話『牛刀をもって鶏を裂く』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第7話『竜頭蛇尾(先攻)』)のあらすじと感想・考察まとめ

辰の戦士の断罪兄と巳の戦士の断罪弟は双子のコンビで、少年の頃から自分たちの力を誇示するかのような遊びをしていた。十二大戦の戦士になっていなければ放火魔となっていたであろう弟が、大戦の会場に赴いた際に、卯の戦士の憂城が現れてお友達になってほしいと声をかける。 今回は「十二大戦」第7話『竜頭蛇尾(先攻)』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第11話『人の牛蒡で法事する』)のあらすじと感想・考察まとめ

寅の命と引き換えに助けられた丑は、動く死体となった卯を倒すが、卯の中に潜んでいた申に押え付けられる。そこへ、未が持っていた手榴弾を手にした子が現れた。丑は卯と申を葬るために、己の命と共に卯たちを供養するのだった。 今回は「十二大戦」第11話『人の牛蒡で法事する』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

十二大戦(第4話『敵もさる者、ひっかく者』)のあらすじと感想・考察まとめ

申は3匹の猿の導師から「液体、個体、気体を自在に操る」のスキルを手解きされるが、正しい方向に力を使うことを信条としていた。そして、戦場では巧みな交渉力で停戦へと導いてきた。十二大戦でも和平案を提案したが、賛同してくれた子の戦士の寝住に、くだらない人間に救う価値があるのか問われる。 今回は「十二大戦」第4話『敵もさる者、ひっかく者』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

傷物語の名言・名セリフまとめ

『傷物語』とは、西尾維新による「化物語」のシリーズ作品の一つ。 主人公「阿良々木暦」の前日譚であり、怪異と呼ばれる怪奇現象に暦が関わることとなった、一番最初のきっかけとなる事件である。 ある日、遭遇した吸血鬼に血を吸われ、暦は吸血鬼となってしまう。そんな中、自分達を退治しにやってくる怪異の専門家たちと戦っていく、暦の春休みを描いたストーリー。 深く重い内容となっており、数々の名言も輩出されている。

Read Article

化物語の名言・名セリフまとめ

「化物語」は、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ作品。 主人公の「阿良々木暦」が、クラスメイト「戦場ヶ原ひたぎ」に始まり、色んな少女たちの関わった「怪異」にまつわる事件を解決していく物語である。 ギャグ、パロディ、メタ発言など遊びの多い物語であると共に、西尾維新らしい奥深く尖った作品であり、そのどちらの側面からも多くの名言が排出されている。

Read Article

偽物語の名言・名セリフまとめ

「偽物語」は、西尾維新による小説「物語」シリーズの第三弾、及びそれを題材としたアニメ作品。 第一弾「化物語」の続編であり、主人公「阿良々木暦」の夏休みを描いたもの。 二人の妹「火憐」と「月火」が「怪異」と呼ばれる怪奇現象に巻き込まれ、それを暦が解決する、という形式で、妹達それぞれをメインとした二部構成となっている。偽物、本物、正義、といった奥深いテーマで展開される本作には、様々な名言が存在する。

Read Article

めだかボックスの名言・名セリフまとめ

「めだかボックス」は2009年より「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画作品。 主人公の完璧超人「黒神めだか」は圧倒的支持で箱庭学園生徒会長となり、幼馴染の「人吉善吉」と共に生徒会活動をスタートする。その活動の一つが目安箱、通称「めだかボックス」に投書された案件の解決。次第に増える個性豊かな生徒会メンバーと共に、生徒間トラブルを通してめだか達の成長を描く。奥深く考えさせられる名言の数々が名高い。

Read Article

【アニメ】化物語から始まる西尾維新の「物語シリーズ」視聴順まとめ

西尾維新プロジェクトと称されるアニメ化真っ最中の【物語シリーズ】は、現代の怪異に出会った少年少女の姿を描いた作品です。その多さ故、視聴前は混乱必至ですが各シリーズの放送順を知ることでスムーズに楽しむことができます。今回は各シリーズの大まかなあらすじ/放送順/時系列順でご紹介。

Read Article

目次 - Contents