ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』とは2022年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ3作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ魔法界を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚の第3弾。主人公ニュートらに協力を要請し闇の魔法使いグリンデルバルドの陣営に対抗するチームを作ったダンブルドア。魔法界を支配しようとするグリンデルバルドの企みを阻止するため、寄せ集めの凸凹チームが魔法動物と共に戦いに挑む。ダンブルドアの過去が明かされる物語。

アメリカ国内の魔法族の政府機関、通称MACUSA(マクーザ)。

闇祓い

魔法界における警察的な役割を持つ職であり、闇の魔法使いに対抗する職業。
専門の厳しい訓練を受けたエリート部隊。

ホグワーツ魔法魔術学校

イギリスにある魔法学校。
主人公ニュートの母校であり、テセウスやリタも通っていた。後にハリー・ポッターたちも通う学校である。

イルヴァーモーニー魔法魔術学校

アメリカにある魔法学校。ティナ・クイニー姉妹の母校。

ポートキー

日本語では移動キーとも言われる。
触ったものを予め決められた場所へ瞬間移動させる魔法道具。
移動時はぐるぐると回るような体感があり、三半規管が弱い人は酔う。

必要の部屋

ホグワーツ魔法魔術学校の7階にある部屋。
「あったりなかったり部屋」とも呼ばれる"隠し部屋"である。本当に必要としている時だけに現れるため、常に扉が存在しているわけではない。「必要の部屋」は部屋の入口前を"どんな部屋が必要か"をイメージしながら3回往復すると扉が出現する。

『ハリー・ポッター』シリーズでも度々登場している。ハリーたちが結成したダンブルドア軍団の魔法の練習場所、"半純血のプリンスの蔵書"の隠し場所、最終決戦前の学生達の篭城場所等として使われた。食べ物を作り出すことはできないが、それ以外は必要に応じて様々なものが現れる。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

アルバス・ダンブルドア「君を愛していたからだ」

カフェで話すダンブルドア(写真左)とグリンデルバルド(写真右)

ダンブルドアがグリンデルバルドとカフェで会話する映画冒頭のシーン。
若かりし頃、ダンブルドアとグリンデルバルドは夢を語り、同じ志を持っていた。2人は互いに戦わないことを誓った「血の誓い」をたてるほどの強い絆で結ばれていたのだ。しかし今、ダンブルドアはグリンデルバルドのやり方が間違っていると指摘する。グリンデルバルドは君も「賛同しただろう」と言うが、ダンブルドアは「君を愛していたからだ」と告げた。

英語版でのセリフは「because I was love with you」”君に恋をしていたから”だ。

これは”ダンブルドアがグリンデルバルトを愛していたこと”が明白となったセリフである。
さらりと映画の冒頭に入れてきたが、これは1つ目の『ダンブルドアの秘密』だ。これまで原作者J・K・ローリングによって「ダンブルドアはゲイだ」と裏設定として語られたことはあったが、その相手については公言されていなかった。『ハリー・ポッター』及び『ファンタスティック・ビースト』シリーズのファンにとっては、ある程度予想通りの展開でもある。

2人の強い絆の証明ともいえる「血の誓い」を過去のことにして「互いを解放しよう」と言うダンブルドアに対して、グリンデルバルドはさっと表情を変える。SNSでもグリンデルバルドの表情の変化が凄いと話題になったシーンだ。

暗殺者ジェイコブの誕生

魔法を操っているように見えるジェイコブ

マグルで魔法を使えないはずのジェイコブが魔法を操っているように見えるシーン。
ジェイコブがグリンデルバルドに杖を向け「クイニーを返せ」と言った姿が、パーティーの出席者からは"暗殺者"のように見えた。1人の出席者が「暗殺者だ!」と叫んだことをきっかけに、ユーラリーは遠くからジェイコブとジェイコブの杖を魔法で操り、まるでジェイコブが魔法を使っているように見せたのだ。
パーティー会場は混乱に陥り、結果的にその日起こると懸念されていた"本当の暗殺"を防ぐことが出来た。

ジェイコブが手にしている杖は芯が入っていない"おもちゃの杖"であり、ジェイコブ自身も魔法使いではない。本物の魔法使い達に対して"ジェイコブが本当に魔法を使っている"ように見せてしまうユーラリーの魔法のレベルの高さが分かるシーンだ。
また、マグルのジェイコブには魔法を使うシーンがこれまで無かった。そんなジェイコブの貴重な魔法シーンである。

スキャマンダー兄弟のマンティコア擬態ダンス

魔法動物マンティコアに擬態するニュート(写真中央)とテセウス(写真左)

牢獄に捕えられたテセウスの救出に向かったニュート。
テセウスと再会するより前に出会ってしまったのが、牢獄に配置されている危険な魔法動物・マンティコアだった。杖も相棒の魔法動物達も受付に預けたニュートは、丸腰状態だ。大量のベビー・マンティコアに囲まれたニュートがとっさに取った行動は、マンティコアに擬態することだった。カニのようにニュートが両手をあげると、ベビー・マンティコアたちも一斉にその動きを真似した。
ベビー・マンティコア達を引き連れて、ニュートはゆらゆらとカニ歩きでテセウスの元までやってきた。ニュートは「仲間だと思わせて、攻撃の気を殺ぐ」とテセウスに説明する。効果はあるのか問うテセウスに対し、ニュートは"整えられた環境下で他の魔法動物で試したことはあるが今は不確定要素が多い"と学者らしい答えを返した。
テセウスの隣の囚人のランタンが消えると、地下から巨大なマンティコアの爪が隣の囚人を襲った。吐き出された食べ残しの体に一斉にベビー・マンティコアが群がる。それを見て改めて危険を感じたニュートとテセウスが、共にマンティコアダンスでカニ歩きをしながら脱出試みるシーンだ。

杖がなければ、魔法は使えない。そんな状況下で"さすが魔法動物学者"と思わせるシーンだ。ごく普通の魔法使いならこのような対応はできなかっただろう。
また緊迫した危機的状況には変わりないが、思わず笑ってしまう面白いシーンになっている。

兄弟らしいやり取りも印象的なシーンだ。弟ニュートが兄テセウスに「ちゃんとやって」と言い、テセウスが「お前がやってる通りにやってる」と言い返し、更にニュートが「出来てない」と返す。前作では兄弟仲はぎくしゃくしていたが、戦いを通して互いを認め合えるようになってきている事も伝わってくる。

グリンデルバルド「この先、誰がお前を愛する?一人きりだぞ!」

クリーデンスを攻撃したグリンデルバルドの魔法と守ろうとしたダンブルドアの魔法が交わった時、互いに戦わないと誓った「血の誓い」のペンダントが壊れた。それをきっかけに、ダンブルドアとグリンデルバルドは戦い始めた。
ダンブルドアと決別するその瞬間、グリンデルバルドはダンブルドアに向かって「この先、誰がお前を愛する?一人きりだぞ!」と叫んだ。その後決着がつかないままグリンデルバルドは崖から落ちるようにして、ダンブルドアの前から姿を消してしまう。

冒頭シーンのダンブルドアのセリフ「君を愛していたからだ」と対になるセリフでもある。
若かったとはいえ「血の誓い」を交わすほどにお互いに特別な感情を抱いていた2人だ。グリンデルバルドもダンブルドアも互いに未練があるように見える。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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