Maison book girl(ブクガ)とは【徹底解説まとめ】

Maison book girlとは、2014年11月5日に結成された日本のアイドルグループ。作曲家・音楽プロデューサーのサクライケンタとBiSのメンバーであったコショージメグミを中心として誕生。サクライケンタの「現音ポップ」と称する変拍子を多用した楽曲をバックにコショージメグミが詞の朗読を行うというパフォーマンスを発展させた形といえる。一筋縄ではいかない「現音ポップ」に合わせてパフォーミングを行う、という独自の世界を持っている。2021年5月30日、活動終了が公表される。

さっきから「かわいい」しか言ってない
──矢川さんは2月に工藤さんのファンクラブイベントに行ったんですよね。
矢川 (小声で)行きました。
コショージ 声小っさ!
──工藤さんは矢川さんが来てたことは知っていたんですか?
工藤 知らなかったんですよ。Twitterをフォローさせてもらっているので、そこで気付いて「いたんだったら言ってくださいよ!」と思って。言ってくれればよかったのに。
矢川 (メンバーに向かって小声で)ねえ、かわいい。
コショージ こっち見んな(笑)。
──話聞いてますか?(笑) 矢川さんとしては、普通にファンとしてイベントに行くから、事前に行くと伝えたりはしないと。
矢川 当たり前じゃないですか。それなのに、有無を言わさずお見送り列に並ばされたんです。一番後ろのほうで観て、「ああかわいい」と思って満足して帰ろうとしたら、閉じ込められたというか。「ここを通らないと出れないんだ」と思って怖かったです。
コショージ 言い方(笑)。
矢川 マスクして、絶対バレないから大丈夫って自分に言い聞かせながら列に並んだら、「あっ」って言ってる間にお見送りが終わりました。
一同 あははは!(笑)
工藤 うれしいですね。好きだと言ってくださっているのはSNSを始めてから知ったんですけど、最初はどんなことをされているとか、細かいことは知らなかったんですよ。まさかアイドルをやられているとも思ってなくて。私が何気なく「オススメのアーティストを教えてくれ」ってファンに向けて発信したら、めっちゃ「ブクガ」「ブクガ」ってレスが来て。それを調べてみたら矢川さんにたどり着いて、へー!と思ったんです。
──それでInstagramのストーリーに「elude」を再生しているスクショをアップして、というのが最初の流れでしたよね。
井上 最初にアップしてくださったときの私たちの沸き方がすごくて。「待って!! えー!!」みたいな。
矢川 大声出して楽屋を飛び出しました。
工藤 おお。
矢川 もう、かわいい……(隣のコショージに抱きつく)。
コショージ かわいくない私には気軽にくっつく、みたいな。
井上 安心感があるからね。
──矢川さんが工藤さんを好きになったきっかけは、コショージさんがモーニング娘。を好きで一緒にライブ映像を観たことなんですよね。
コショージ 私も去年からハマらせていただきました。その時点で工藤さんは卒業されていたんですけど、さかのぼって'14さんの映像を観たらハマってしまって。好きなものって誰かに話したいじゃないですか。
工藤 そうですね。共有したい。
コショージ それで葵に見せたら「工藤さんが好き」ってことになったんです。
矢川 どの映像を見ても一番かわいいと思ってます。「これも工藤さんが一番、ああ、これも工藤さんが一番」って。
和田 さっきから「かわいい」しか言ってない(笑)。
矢川 私はもともと「特捜戦隊デカレンジャー」から戦隊モノが好きだったので、ルパパト(「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」)に工藤さんが出てらっしゃるのを毎週観て「ああ、かわいい」って思ってました。
──ルックスから好きになったんですね。
矢川 そうです。「天使かな?」っていう。
工藤 目の前でそんなことを言われたら恥ずかしいですね(笑)。
──矢川さん的には松浦亜弥さん以来の推しなんですよね。
工藤 とんでもないレジェンドからの私で大丈夫なのかって不安になります(笑)。ブクガの「レインコートと首の無い鳥」のミュージックビデオの撮影現場が、ルパパトの28話のロケ地と一緒で。
矢川 そうなんですよ!
工藤 それもあって「私、たぶんあのシーンでここにいたな」って思いながら何回も何回も観て。距離感が近くなったように感じました。
矢川 コショがアー写を撮ったお風呂みたいなところを使ったシーンもあったりして。
コショージ そうなんだー。

出典: natalie.mu

左から井上唯、和田輪、矢川葵、コショージメグミ、工藤遥。
矢川葵が一番深くお辞儀をしている。
それをコショージメグミが面白そうに覗いている。

私もファンなので、正直ちょっと意味わかんないです(笑)
──そんなふうにリンクするところもあって、工藤さんはMaison book girlの音楽を聴くようになるわけですが、どんなところに惹かれたのでしょうか。
工藤 音楽がすごくカッコいいなと思って。曲に対して皆さんのまっすぐな歌声が合っているところに惹かれました。私はMVとかライブ映像を観ることで、そのアーティストによりハマっていくことが多いんですけど、ここまで音楽だけで好きになることがあんまりなかったので、逆に「初めて観るライブは生がいいな」という気持ちになって。だからライブ映像はまだ観てないんですよ。いつかワンマンに行くことを夢見て、その機会をうかがってます。
和田 来てほしいです!
矢川 ぜひ来てください。
──実際会ってみての印象はいかがですか?
工藤 皆さん小柄でびっくりしました。今日会うまでは、堂々とされてドッシリ構えている印象があったんです。かなり強い意志を持ってやらないと表現できない世界観だと思うから。でも会ってみたら、ちっちゃい。
和田 ちんちくりんなのがバレてしまった(笑)。
コショージ それはよく言われます。
工藤 皆さんのパッと見の印象がバラバラなので、ファンの方々もそこが好きなんだろうなと思ったり。会ってみるとよりハマりそうです。
矢川 うれしい。私、松浦さんが好きだった頃は子供だったので、ライブに行きたいという感覚がなくて、本当に“テレビの中の人”って思って観ていたんですよ。だからこうやって「現場に通うぞ」って気持ちになったのは初めてなんです。それが今……。
──実際に会えていると。モーニング娘。時代の姿を生で観れたらもっとよかったんですけどね。
矢川 本当にそうなんです。
井上 私、観たことあります。
コショージ 私もです。
工藤 いつあたりですか?
井上 「CHANCE!」ツアー(2013年)です。私は地元が福岡なんですけど、学生時代にモーニング娘。さんが福岡に来られたときに観に行きました。
工藤 ありがとうございます!
井上 だから、「葵ちゃんが工藤さんのことが好き」ってことでこの企画が実現しているけど、私もファンなので、正直ちょっと意味わかんないです(笑)。
コショージ 昨日LINEしてたんですけど、工藤さんが今日いらっしゃるって知ったらすごい驚いてて。
井上 「怖っ!」と思いました(笑)。
コショージ 「CHANCE!」ツアーってトランプの衣装で出てくるやつですよね?
工藤 そうです。5年くらい前ですね。
井上 今はルパパトとかに出られてて、すごく“大人”って感じですけど、あのときはまだ幼くて。
工藤 当時は中学生でしたね。懐かしいなあ。

出典: natalie.mu

左から矢川葵、工藤遥。

辞めてすぐの頃は、アイドルがキラキラして見えちゃうんですよ
──工藤さんはグループを卒業後、すぐにルパパトの撮影の仕事に入りましたが、「アイドルを経験していてここがよかったな」ということはありますか?
工藤 グループでやっていたので団体行動が身に付いているなと思いました。もうグループじゃないから基本的にどの現場でも1人でやっていかないといけないんですけど、戦隊モノに関しては7人で1つのチームでもあるんですよ。そこで団体行動に慣れているのはすごくよかったなと思っています。
──逆にアイドルじゃなくなることのデメリットはありましたか?
工藤 デメリットとまでは言わないですけど、映像の仕事をさせてもらうと、目の前にお客さんがいない環境には物足りなさみたいなものは感じます。ライブをやるにしても舞台をやるにしても、目の前でリアクションが起こるから、こっちのテンションもさらに上がってくる。それが面白さだったんだなっていうのを、カメラを相手に仕事をすることで感じるようになりました。あとは、辞めてすぐの頃はどうしてもアイドルがキラキラして見えちゃうんですよ。モーニング娘。がさらによく見えちゃう。
コショージ そうなんですね。
工藤 わかりやすいことだと、私が卒業してからモーニング娘。がロッキン(「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」)に出たんですよ。
コショージ 去年の夏ですね。
工藤 「私がいるときに出てよ!」って思った(笑)。この番組に出たかったとか、そういうことばっかりが見えたりしたこともあったんですけど、私を知ってモーニング娘。にハマりましたって声とかをいただけたりして、自分の活動で今もなおグループの力になれているならよかったと思えるようになりました。
──工藤さんが卒業した次の日にモーニング娘。’17で「FNS歌謡祭」に出てましたもんね。
工藤 ひふみん(加藤一二三)とコラボしてましたよね。「次の日かよ! もう2日前だったら私もいたのに!」って悔しかったです(笑)。
──そういう思いがあるものなんですね。
工藤 ありました。卒業する直前はバタバタしているので何も思わないんですけど、いざ終わってしまうと感じるものはありますね。だから、ブクガの皆さんへの憧れがあるんですよ。私、今までアイドルにハマることがなかったんです。どちらかというとバンドとかのほうが好きだったんですけど、ここまでガッツリアイドルにハマれたのは、そういうところもあるのかなと思います。
コショージ 私もグループの解散を経験しているので、すごくわかる気がします。1人になってほかのメンバーが動き出しているのを見て、いいなと思ったりしていたので。
工藤 そうですよね。
──とはいえ感傷に浸る間もないくらい忙しかったんじゃないでしょうか。ルパパトの撮影は卒業してからすぐでしたよね。
工藤 2日後でした。
ブクガ一同 えー!
工藤 間が空いてしまうと気が抜けちゃって、きっとスイッチを入れるまでに時間がかかったと思うので、よかったんじゃないかなと思います。
──1年間続いた撮影はいかがでしたか?
工藤 環境に慣れるまでは大変でしたけど、慣れてしまえば。体力面で言うとモーニング娘。のほうがキツかったです。
井上 そうなんですか!
工藤 2時間のライブをガッツリ2本やって、移動して、またライブして、東京に戻ってきて。次の日は朝から1日中動く仕事があって。それこそMVの撮影とか。あれほどキツイものはなかったです。
コショージ ツアーで昼夜ライブをやり続けるなんて、私たちからすると考えられないですよ。
工藤 ツアーはいつもしんどかったです。体力的にも限界までやるし。皆さんも移動が多かったりしますよね。その点で言うと、ドラマの現場は移動があんまりないんですよね。お話の順番通りに撮らないので、その現場で今日できることをやる。
──戦隊モノの撮影は大変そうなイメージがありますけど、それよりもモーニング娘。のほうがハードというのがすごい次元の話だなと。
工藤 あれがあったからこそ今を乗り越えられたんだと思います。あと、アイドルはいろんなジャンルの仕事ができるがゆえに、かえって忙しいというのもあるかもしれないです。それこそ歌って踊って、お芝居やって、握手会やって、写真集出して……ってなんでもできるんですよね。だからこそ大変だし、それが面白いところなんですけど、何か1つだけをやりたいと思っても難しかったりするのかなと今は思います。
──今の工藤さんならではの視点でとても興味深いです。矢川さん、そろそろ落ち着きましたか?
矢川 (工藤のいる)左から聞こえてくる音声が……すごい。さっき「矢川さん」って言ってもらえたのがずっと耳に残ってます。
井上 この人どうしよう(笑)。
和田 「はい」か「いいえ」で答えられる質問をするしかないね。
矢川 はい。

出典: natalie.mu

左から井上唯、和田輪、コショージメグミ、矢川葵、工藤遥。
矢川葵がコショージメグミに抱きついている。

できる限り求められていることをやろうという意識は常にあります
──矢川さんが工藤さんに聞いてみたいことなどはありますか?
矢川 ええ? そういうことを聞くなら前日に教えてもらいたかった……。
コショージ こういうときに出てくるのが本当に聞きたいことだよ。
矢川 「好きです」しか言うことがない。やだもう、気持ち悪い!
コショージ あはは(笑)。工藤さんのすべてを尊敬してるよね。
矢川 顔がかわいくて好きになったのはもちろんですけど、ブログの更新とかツイートとかを見ていると、アイドルを卒業されてもちゃんとアイドルなんですよ。ファンクラブイベントで「私はずっと皆さんのアイドルでいたい」っておっしゃっていて。ファンの皆さんからしたら、一生付いていこうってなるじゃないですか。私も心の中に“工藤遥”という3文字を刻んで生きていこうと思ってます。
──その言葉を隣で聞かされる工藤さん、っていうこの状況が最高です。
工藤 あれですね。ファンの皆さんから来るコメントとかリプとほぼ同じですね。
ブクガ一同 あははは!(笑)
矢川 工藤さんが全部を楽しんでいるんだなと思ったら、私もがんばらなきゃなって思う。本当に私のすべてのモチベーションを上げてもらっています。今日もインタビューのときに「新譜を工藤さんに聴いてもらいたいです」って話をしようと思ってたんです。
──それがまさかのサプライズで。
矢川 いやー、ブクガに入ってよかった!
コショージ 工藤さんは自分がやりたいことを常にやっている方だと思うんですけど、それプラス、相手が喜んでくれることをやられていて。ステージ上だけじゃなくて、常にそうなのがすごいなと思うんです。それは意識的にやっていることなんですか?
工藤 アイドルというお仕事をやらせていただいて、「自分そのものを好きになってもらえるのはこんなにうれしいことなんだ」って感じたんです。あと、自分が思う“なりたい自分”よりも、人から見て“こうしてほしい自分”をやったほうが評価されることが多かったので、できるだけ周りの人に求められていることをやろうという意識は常にあります。自分でも「さすがにそれはできないよ」ということはやれなかったりしますけど、女優のお仕事をさせてもらっている中で、工藤遥を好きでいてくれる人の前では可能な限り応えてあげたいなという気持ちはあります。
矢川 素晴らしいです。カッコいい。
コショージ 私は人に勧められることをできないタイプなので、本当にすごい。「こうしたほうがいいよ」と言われてやったことが、結果的に自分も幸せだったということですもんね。
工藤 そうですね。でも、私には個性がないので。
コショージ そんなことないですよ!
工藤 うらやましいですよ、コショージさんは初めて知る人からも絶対にすぐ覚えられると思うので。「あの髪色の派手な人ね」って。私もそれを狙ってショートカットにしたこともあったし。コショージさんが自分の個性を貫けるのは尊敬します。
コショージ そんな……ありがとうございます。

出典: natalie.mu

左から工藤遥、矢川葵。

唯一の反発は、卒業したこと
──工藤さんが役者の道に進むきっかけはモーニング娘。時代にやった舞台の反響が大きかったからですもんね。
工藤 そうなんです。ただそれだけなんです。褒められたいだけ、みたいな。
和田 そんな(笑)。
工藤 でも、その気持ちは本当にありましたよ。幼いながらかもしれないですけど。それがこうしてお仕事にできるようになったのは周りの皆さんのお陰です。
──周囲の声に耳を傾けた結果が今につながっているんですね。
工藤 ファンの皆さんに1つだけ反発したことは、卒業したことだと思ってます。リーダーになってほしいとか、まだ続けてほしいという声はあったんですよ。これだけはファンの皆さんの言うことを聞かなかった。でも、自分にそれだけの意志があったということだと思います。
和田 パフォーマンスをしてきて「もうこれ以上伸びるかわからない」と思ったことはありますか?
工藤 全然あります。
和田 本当ですか!? そのときはどうしました?
工藤 歌やダンスがこれ以上無理だと思ったら、表現方法を変えようと思いました。ちょっと違うことをやってみる。決められた歌とダンスの中で、怒られるか怒られないかのギリギリのラインを攻めてみる(笑)。それをやってファンの皆さんに見付けてもらえたというのはあります。例えば定位置から無駄に動いてみるとか、自分のソロパートをファンの人に歌ってもらうとか。あとは、一度全部をやりすぎてみる。カッコいい曲だったら、極端にカッコ付けてみるとか。当時は恥ずかしさも少し残っていたんですけど、それをやってみたときだけ、なんでもできる気がしました。そういう経験はあります。
和田 勉強になります。
──和田さんは伸び悩んでいるんですか?
和田 定期的に「頭打ちだ」って感じる時期があって、これからも何度も壁にぶち当たると思うので、今のお話は勉強になりました。
工藤 いやいやいや。私も何度もありましたよ。メンバーの入れ替わりがあるグループなので、ファンの方々も新しいものに目移りしていくから、長くいるとどんどん端っこになっていって(笑)。それに気付いたときに「何かを変えなきゃ」って思ってました。

出典: natalie.mu

左から工藤遥、井上唯。

本当に人形のようになってしまっているのを感じて、葛藤があったんです
工藤 私からも聞いていいですか? 皆さんは歌声と普段の話し声が全然違うんですけど、意識的に変えてらっしゃるんですか? 普通、話し声を聞くと歌が想像できるのに、1mmも想像付かなくて。
コショージ 全然意識してなかった。
工藤 そうなんですか。井上さんも歌声がかわいらしいじゃないですか。
井上 (低い声で)ああ。
工藤 しゃべり声が全然違う!
井上 私はよく言われます(笑)。
工藤 めちゃめちゃいいギャップですよね。
井上 私の声はめちゃ低いんですよね。工藤さんはハスキーな声ですごくいいなって思います。
工藤 ありがとうございます。皆さんはどうやって歌ってるんですか? 私、高い音が出ないのが長年の悩みだったんです。
矢川 いやいやいや。「Dear My Friends」(ルパパトで工藤が演じる早見初美花のキャラソン)を生で聴いてめちゃめちゃ感動したんですよ。場馴れした歌い方がほかの方々と比べても格段にすごくて。さすがだと思ったんです。歌もダンスも上手だし顔もかわいいしで最高です。国宝の声だと思ってます。
工藤 あ、ありがとうございます。
和田 ファンからのリプだ(笑)。
工藤 リアルタイムで横から来ますね(笑)。ブクガの世界観って独特じゃないですか。曲をもらったときにどう思うのかなって。どうやって世界観を自分に落とし込んでいるんですか?
矢川 私はハロプロさんみたいな王道アイドルが好きでこのグループに入ったんですけど、いざ蓋を開けてみたら、思っていたものと違って。だから最初はわからなかったんですけど、やっていくうちに慣れていったのもあるし、もともとの性格が明るいほうじゃないので曲の世界観と合っていたのかなって。
工藤 本人たちに寄せて曲が作られているのか、本人たちが曲に寄っているのかの違いってあると思うんですよ。でも皆さんと話していると、こういう曲を歌う人たちという印象を受けないんですよね。むしろクラスのムードメーカーみたいに見えます。
ブクガ一同 えー!
工藤 矢川さんが「明るいほうじゃない」っておっしゃるので、そうなんだと驚いて。
──むしろ暗い側の人たちですよね(笑)。メンバーのキャラとブクガの曲は合っていたと思うんですけど、それでも初期の頃は悩んでましたよね。
工藤 確かに最初の頃の曲を聴くと、皆さんの歌が今と全然違いますよね。
コショージ お手本になる人がいなかったので、「こういうふうにしたらいい」っていうのがわからなかったんです。当時は「機械とか人形が踊っているみたい、でもそれがいいよね」みたいに言われていたんですよ。でもそれってどうなんだろうっていう気持ちが私たちの中にあって。私たちが本当に人形のようになってしまっているのを感じて、「人形のままでいいのだろうか」みたいな葛藤があったんだと思います。
工藤 コショージさんはアイドル経験者として、未経験のメンバーを引っ張るっていう気持ちはあったんじゃないですか?
コショージ それが、まったくなかったんです。最初の頃のお客さんは私のことしか知らない人ばかりだったんですけど、それがずっと続くのは嫌なので、逆にほかの3人よりも後ろに引くくらいのイメージでやってました。私は私を観に来てほしかったわけではないんです。Maison book girlを好きになってほしかったので、引っ張る気はありませんでした。そうしたら、いつの間にかみんながいい感じの立ち位置になっていって。
工藤 私がルパパトに入ったときと状況が似ているのかも。発表されたメンバーの中ですでに名前が知られているのは私くらいだと思うと、我先に目立ってやろうみたいな気持ちが強かった(笑)。だから、勝手にへこんだり、勝手にテンションが上がったりしていたんです。それに比べてコショージさんは大人でカッコいいですね。
コショージ 1人で活動されているほうがすごいですよ。私は1人じゃ無理なんです。「みんながんばってください」っていうタイプなので。だから前のグループがなくなっても、またグループを組んだんだと思うんです。
──2人は逆のタイプかもしれないですね。モーニング娘。に10期として入ったときの工藤さんはオラオラでしたし。
コショージ 噂はかねがね(笑)。
工藤 噂ばかりが一人歩きして「もう10年前の話なのに!」って感じですが(笑)。インパクトが強かったんでしょうね。ちっちゃいのにおっさんみたいな声してるし、ギャップが大きかったんだと思います。
井上 私もそのイメージが強かったから、今お話を聞いていて、めちゃめちゃ大人だなってびっくりしました。
コショージ その成長が見られるのがエモいんですよね。

出典: natalie.mu

左から工藤遥、和田輪。

「なんでこの子が!」ってことも
矢川 どういうきっかけで「大人にならなきゃ」って思ったんですか?
工藤 後輩ができたことですかね。何もできないのに教えてあげるのってすごく大変で。自分ができなきゃいけない、説得力を持たなきゃいけないと思ったら、ちょっとはしっかりしたのかな。ブクガはメンバーの入れ替わりがないじゃないですか。それは私にはわからない世界なんですよ。皆さんはケンカとかしないんですか?
和田 ケンカはないですね。結成当初からすでに大人だったというのもあって。
工藤 「なんでこの子が!」とかもなく? 私はそういうことはありましたけど。
コショージ 最高だ(笑)。
工藤 例えば、私たちは全員が1曲丸々レコーディングして、そのあとにパートが振り分けられるんですよ。「歌いたかったパートが取られた」と思うと、その人のことが一瞬だけ嫌いになる(笑)。
コショージ うわー(笑)。私たちはあらかじめ決まっているのと、そもそも4人なので私だけパートがないっていうことがないんですよね。
井上 私のパートが少なかったとしても、和田は歌がうまいので「和田ありがとう」って感じです。
工藤 その余裕がMVとかに説得力になって出ているんだと思います。
和田 センターがいないからそれぞれの個性を出さないといけないので、意識的に4人の粒が立つようにしているのかもしれないです。
コショージ あと1人いたら違ったかもしれない。
工藤 確かに真ん中が生まれちゃうと変わりますよね。ファン層はどういう感じなんですか?
コショージ お客さんもおとなしいですね。ワンマンは椅子のあるホールでやらせていただくことが多いんですけど、みんなずっと座ったままライブを見ていて。
工藤 へー!
コショージ 立たないし、たまに拍手があるくらいで。なんなら「拍手していいのかな?」っていう雰囲気のときもあるくらい静かです。
──作品を鑑賞するような感覚ですよね。
工藤 それはわかる気がする。
コショージ 美術館に来たみたいな感じもあるのかも。
工藤 ますます行ってみたいです。

出典: natalie.mu

左から工藤遥、コショージメグミ。

「推しが歌ってるみたいに歌ってみて」って言われた途端に
──話は変わりますが、矢川さんとコショージさんの2人でつばきファクトリーのカフェに行ってましたよね。だんだん推しが広がっているようで。
矢川 いや、単推しなんで!
コショージ 私が連れていったので葵の推しは関係ないです。私がただおなか空いただけです。
工藤 おなかが空いて入場料がかかるカフェに入るんですか(笑)。
コショージ いや、ドリンク代がかからないので。
矢川 だってドリンクはタダですよ?
──入場料を払ってるのにタダも何も(笑)。
コショージ そこでしか観れない映像がずっと流れているし、実質タダです。
工藤 もう、言ってることがハロヲタと一緒! でも、私をきっかけにハロプロをもっと好きになってもらえるのはうれしいですね。だから、私なんかがお力になれるなら「ブクガすげー」って言いまくりますよ。
ブクガ一同 えええええ!
井上 いったいどういうことだ……。
──実際、工藤さん経由でブクガを知る人も増えているんですよね。
コショージ それはあります。YouTubeのコメント欄にも「工藤さんきっかけで知りました」っていう書き込みがあったり。
工藤 コショージさんも言ってましたけど、好きなものは共有したいです。それはモチベーションにもなりますよ。がんばって私のことを知ってもらえばもらうほど、私の好きなものをたくさんの人に伝えられるんだって。
コショージ 素晴らしいです。
矢川 私は、工藤さんが好きって言ってくれたから、「なんだこのグループ」と思われないような活動をしたいです。
井上 素敵な関係ですね(笑)。
工藤 ハロプロや私のファンの方にはすごく新鮮だと思うんですよ、ブクガのようなアイドルは。だからこそ興味を持ってほしいなって。私も昔は「アイドルはハロー!だけだ」と思っていたけど、そうじゃないんだっていう。
──ブクガの新作もオススメできそうですか。
工藤 もちろんです! Twitterでグループの公式とメンバー全員のアカウントをフォローさせていただいているので、流れてくるブクガの情報もチェックさせてもらってます。
コショージ 工藤さんはフォローしている人が40人くらいなのに、タイムラインにうちらの情報ばっかり流れて大丈夫かなって心配してます(笑)。
工藤 今回のシングルも“作品”という言葉がめちゃめちゃ似合いますよね。
コショージ 前回のアルバムとはまた違った視点で世界観を表現した曲になってます。
──矢川さんのレコーディングのときに「推しを想像して歌ってみて」というディレクションがあったんですよね。
矢川 言われました。ニヤニヤしちゃって歌えなくなったので、違うテイクが使われたと思います(笑)。
井上 難解な曲なので、歌うのに苦戦したんですよ。がんばって歌ってたのに、サクライ(ケンタ)さんから「推しが歌ってるみたいに歌ってみて」って言われた途端、「えー? でへへへ」みたいになってました(笑)。
──といったあたりで時間が来てしまいました。工藤さんからお知らせはありますか?
工藤 4月にパーソナルブックが出て、10月に「魔法使いの嫁」というマンガ原作の舞台に出ます。よかったらブクガの皆さんも来てください。本もお送りします。
矢川 パーソナルブックはもう予約しました。
工藤 遅かった(笑)。ダブってもよければ送ります。私もブクガのワンマンにはいつか行きたいですね。4月のはヒーローショーとかぶっちゃったんですよね。
矢川 私、静岡でやるヒーローショーに行きます。そのあと東京に戻って自分のリリイベに出ます。
工藤 だ、大丈夫なんですか?(笑)

出典: natalie.mu

和田輪(わだりん)

和田輪

和田輪の略歴(誕生からMaison book girl加入前後まで)

和田輪は1995年3月14日、北海道旭川市で生まれている。
好きな食べ物はたこ焼きと馬刺しで、好きなおにぎりの具は梅。

高校卒業後、美術大学の彫刻科に入学するため上京。高校時代からアイドル、特にでんぱ組.incの夢眠ねむの大ファンだったので、上京と同時に秋葉原の「秋葉原ディアステージ」でアルバイトを始めている。
大学は1年で中退しているが、「秋葉原ディアステージ」でのアルバイトは続けており、同アルバイト内での企画として輪廻むい名義でソロシングルもリリースしている(「和田輪のソロ作品」を参照のこと)。
中退の理由として「岩の絵を描くのがつらかったこと」と3Dプリンタが出回り始めたことを挙げている。
和田輪「あと、彫刻科を辞めた1つのきっかけとして、3Dプリンタが出回り始めた、っていうのがありまして。パソコンとかで自在に作れるものを「実在として落とし込める手段」ができたっていうことは、私にとっては粘土とかのマテリアルをこねこねする必要はないのかな、って。この分野で手に職をつけても後できっといろんな新しい技術とかが出てきて、私はそっちに惹かれるのかもしれないと思ったんです」

以下、ガジェット通信よりインタビューを引用。
和田輪の生い立ちや上京前後の話、上京直後の東京での生活の模様などが語られている。

和田輪

旭川のヴィレッジヴァンガードは焼肉屋になってしまいました
--和田さんは北海道旭川市出身だそうですが、すいません基本的なところから聞きたいんですけど、旭川って北海道で何番目に大きい街なんですか?
和田 大きさというか人口でいえば第2の都市なんですけど、街並がもうぜんぶイオンになっちゃって。
--あー、人口第2位の都市でもそういう光景なんですね、もう。
和田 昔は今より駅前通りが栄えてて、ファッションビルのマルイさんとか西武とかがあったんですけど、それが今はぜんぶ潰れちゃって。でも当時も都会かっていうと、そういう都会ゾーンは30メートルくらいで、ちょっと出ると田んぼあったりとか、そういう感じでしたね。
--学生のころは街に遊びに行く子どもでした?
和田 うーん、高校のころとかはずっと学校に溜まってました。ちょっと進学校だったんで、みんなマジメで。もっと子供の頃は習い事ずっとやってたんですよ。ピアノをずっとやってて、あと少年少女合唱団とか。
--幼いころから音楽はやってたんですね。
和田 物心ついた頃からヤマハ音楽教室に入ってました。あとお父さんが楽器とか好きで、家にギターとか、なんかよくわかんない笛とかいっぱいあったんですよ。昔なんかやってたとかは知らないんですけどね。ギターもNHKのギター講座で習得したって言ってました。
--音楽はずっと身近にあったと。そんな和田さんは東京に対する憧れって子どものころありました?
和田 あったと思います。中学校か高校かおぼえてないんですけど、ツイッターが流行り始めたころかな。東京のサブカルとかアングラっぽい人たちが現実で会ってるのを見て、「私も東京に住んでたらな」って思った記憶はほんのりあります。高円寺とか中野方面の。
--中央線カルチャーな。そういう世界は何経由で知ったんですか?
和田 近所に住んでる友達で、小中大と一緒の子がいるんですけど、その子が美術系の一家だったんです。おばあちゃんが画家とかで。その子の影響ですね。
--旭川にはそういうカルチャーに触れる場所はなかった?
和田 なかったです。
--じゃあ札幌に行こう、って年齢や距離じゃないんですかね、旭川って。
和田 はい、中学生だとちょっときついです。往復5000円くらいで3時間かかるんで。昔は旭川にヴィレッジヴァンガードのフランチャイズ店があって、そこが唯一のサブカルの砦で当時は友達とふたりで行ってました。今焼肉屋さんになってしまったんですけど……。
--サブカルの敗北ですね(笑)。
--見たいもの、知りたいものが近場にないとネット中心になりますよね。
和田 はい。それでツイッターとか見て、制服に憧れてたんですよ。セーラー服がシンボルとしてあるじゃないですか。すごい憧れてました……。東京に来て、男子小学生が『ライチ光クラブ』みたいな制服着て歩いてるの見て、すごい感動したんですよ!あの学生帽かぶる学校ってまだあるんだ!って。
--じゃあコスプレイヤー方面に興味持ったんですね。あんまり二次元方面にはいかなかった?
和田 そっちはなかったですね。なんでだっけ……。やっぱり人間の方が好きだったんで、ツイッターとかでそういう写真とか見て。
--前にもふくちゃん(福嶋麻衣子さん。でんぱ組.incのプロデュースや秋葉原ディアステージ立ち上げで知られる)にインタビューさせてもらった事があって、その中で秋葉原の変遷の話になったんですけど、「2000~2005年が2次元の時代、2005~2010年がメイドとか2.5次元の時代、2010~2015年がアイドルの時代」っておっしゃってたんですね。和田さんがハマってたのはまさに「2.5次元の時代」で、全国的に和田さんみたいな子がいたんでしょうね。
和田 ああ!わかります。メイド喫茶で働きたいって願望がありました、本当に。二次元キャラクターが好きというよりも、コスチューム萌えみたいな。
--実際そういう服着たりはしなかったんですか?
和田 なかったですね……ゆめかわみたいな格好はしてましたけど。旭川、何もないんであるものでなんとかって感じで。この前、松永天馬さん(アーバンギャルド)とトークイベントやらせてもらって「君、地元でロリータ服着てたでしょ?」って言われましたけど、着てなかったんですよ。旭川だとひとりもいないんで、そういう服の子。
--メイド喫茶とかはなかったですか、旭川。
和田 なかったですね……。
--自分でメイド服買って着たりとかは?
和田 メイド服初めて着たのはいつだったっけな……。たぶんセーラーカラーのワンピースとプリーツスカート買って、私服でちょっとそれっぽくやるくらいでした。もっと着てみたかったんですけど。もっと揃えようと思えば揃えれたんでしょうけど、旭川にはそういう人たちが他にいなかったんで。
--初めて着た時はテンション上がりましたか。
和田 ふふふ、そうですね、なんか… …はい。
--その頃は実際に東京に行ってみたいな、そういう世界に触れてみたいな、ってのはありました?
和田 まあ、あったと言えばあったんですけど、遠い話すぎて私には縁のない話かもしれないなと思ってました。

出典: getnews.jp

和田輪

初上京で中野ブロードウェイと高円寺マッチングモヲルへ
--それで上京するきっかけになったのは何だったんですか。
和田 美大に受かったんです。それで東京に。
--あ、音楽の話は出てましたけど美大だったんですね。なぜ美術系を選んだんですか?
和田 何か……勉強したくなくて(笑)。
--そんな理由で!
和田 ずっと音楽好きだったし、ピアノもずっとやったんで、最初は音大に行きたかったんです。でもピアノの先生にすごい止められちゃって。先生も音大出てるからいろいろヤバさがわかるみたいで。生半可な気持ちでは行けんぞと。美大も、その辺のことに興味があったのと、さっき話が出た友達も行くことになってたんで、それで選択肢になりました。
--それは「東京に行く」ってのも理由としてありました?
和田 そうですね、行けるもんなら……というのは。高校受験とかもぜんぶそうだったんですけど、ぎりぎり自分が行ける最高のところに行きたいと思ってたので、だったら東京の美大かなって。
--それで見事合格、東京生活へ。
和田 はい、受かっちゃって。
--ちなみにそれまで東京は行く機会ってあったんですか?
和田 あの、最初は高校の時の修学旅行で一瞬通りがかったくらい。大阪がメインだったので、本当に通りがかっただけで。その後、学校見学で来てます。大学入試の前に。
--それが最初の上京。
和田 そうですそうです。それが高3くらい。
--大学見学がメインだったと思いますけど、本物の中野・高円寺も行きましたか。
和田 いろいろ見に行きました!ここぞとばかりに。中野ブロードウェイと、あと高円寺マッチングモヲル……。(中野ブロードウェイ:中野区にある商業施設と集合住宅の複合施設。オタク・サブカル系ショップが多く入居しており「サブカルチャーの聖地」と呼ばれている)(高円寺マッチングモヲル:杉並区高円寺にあるアングラな空気漂う喫茶店。正式名称は「前衛派珈琲処マッチングモヲル」)
--ど真ん中ですね!ブロードウェイは有名ですけど、マッチングモヲルも聖地ですねー。
和田 行ってみたかったんです!「なるほど、ここが……」という気になって帰ってきました。
--ブロードウェイはどうでした?
和田 その時はドールに興味があって、でも旭川にお店がなくって。その時、実物を見て感動しました。
--秋葉原は行かなかったんですか。
和田 たぶん行ったんですけど、そこまで覚えてないんですよ。
--中央線でも東京西側の人だったと。それが実際住むことになって、当然ひとり暮らしになるわけじゃないですか。
和田 嬉しかったです……。東京に住むのが嬉しかったのもありますけど、ひとり暮らしが嬉しかったっていう記憶があります。誰にも怒られず、自分の好きなようにできるんで。家族は嫌じゃなかったんですけど、ひとりで縛りのない生活をしたかったんです。玄関開けた瞬間から全部自分の好きなようにしていいのが嬉しかったですね。
--もうそこから中央線ライフどっぷりですか。
和田 でも、あんまり出なかったんですよね。その後、秋葉原のアルバイトが受かるまでは、わりと大学周辺でちょこちょこと生きてました。
--せっかく東京住んだし、いろいろ行ってみようとか思わなかったですか?
和田 そうなんですよねー、行けばいいのに。新宿とか渋谷もそんな遠くなかったんですけど。あと課題をこなすので必死で、東京に来た実感があまりなかったかもしれないです。

出典: getnews.jp

和田輪

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