Maison book girl(ブクガ)とは【徹底解説まとめ】

Maison book girlとは、2014年11月5日に結成された日本のアイドルグループ。作曲家・音楽プロデューサーのサクライケンタとBiSのメンバーであったコショージメグミを中心として誕生。サクライケンタの「現音ポップ」と称する変拍子を多用した楽曲をバックにコショージメグミが詞の朗読を行うというパフォーマンスを発展させた形といえる。一筋縄ではいかない「現音ポップ」に合わせてパフォーミングを行う、という独自の世界を持っている。2021年5月30日、活動終了が公表される。

8月2日
東京・お台場青梅特設会場にて開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2015」にミスiD枠で出場。

8月8日
東京・新宿motionにてMaison book girlともう一組によるツーマン企画「ekoms presents Two Series vol.1」開催。初回ゲストはおやすみホログラム。

「ブクドル・ユニオン」の一コマ。

8月15日
東京・dues新宿にて開催された「ブクドル・ユニオン」の第1回に出演。これはdiskunionが運営する音楽やカルチャー書籍の専門書店、bookunionの新イベント。
以下、Real Soundより「ブクドル・ユニオン」イベントレポートを引用。
「ブクドル・ユニオン」のイベントの概要が分かる他、アイドル現場のオタクの生態の一端を垣間見ることができる。

藍が原作を務めるマンガ『ミリオンドール』のTVアニメ化を記念したイベントが、8月15日にdues新宿にて開催された。

同イベントは、ディスクユニオンが運営する書店・ブックユニオンによるライブ・トークイベントシリーズ『ブクドル・ユニオン』の第1回。ディレクターを務めるアイドル専門ライターの岡島紳士氏が、アイドルや音楽、本と関連した企画を展開していくもので、今回はマンガ『ミリオンドール』を題材に、作者の藍とMaison book girl、篠崎こころが出演した。

冒頭、岡島氏が藍氏だけを呼びこむと、2人は作品の基本情報についてトーク。同作が、引きこもりのアイドルオタク・すう子が、福岡県のご当地アイドルであるイトリオを、アイドル現場でカリスマと呼ばれるリュウサンが、地下アイドル・マリ子をそれぞれ売りだそうとする様を描く群像劇であること、あくまでこれが影響力の大きい“強いオタク”とインディーからメジャーを目指すアイドルがメインであることを解説した。そして同作を描いた理由については「誰もリアルなオタクを描いてこなかったから、じゃあ私が描こうと思った」と、使命感をもって作品を手掛け始めたことを明かした。

その後、檀上にはMaison book girlと篠崎こころが登場。ギリギリの到着となったコショージメグミは、開口一番「洗濯物を干さなきゃいけないけど間に合わないので、床にぶちまけてきました」と述べて会場を沸かせたあと、藍氏の存在に気づき「作者の方ですか!?」と絶叫するなど、相変わらずのマイペースさで、冒頭からこのイベントが混沌となることを予感させた。

また、篠崎こころは自らが所属するグループであるプティパ-petitpas!-のメンバーも同作の愛読者であることを述べると、『ミリオンドール』の魅力について「普段オタクの人たちはこんなことを思いながら応援してくれているのかと思った」と、アイドル側からの意見を語った。続けて藍氏は「BiSの楽曲を作中では何曲か使っているし、握手会にも行ったことがある」と告白し、これに対し元メンバーのコショージは、恥ずかしさと恐縮のあまり赤面していた。

その後、矢川葵は同作について「知ってるオタクが出ていた」と、作中に登場する「チャリフト」(ライブ中にオタがオタの体を持ち上げ、アイドルにアピールする行為をリフトと呼ぶ。チャリフトはその発展系で、自転車に乗ったオタが持ち上げられる)をする人物が、自分の現場にも来ていることを明かすと、藍氏はこれら個性の強いオタクを積極的に描いていることについて「ステージと客との反応で、パフォーマンスが変わってくる。それを描きたかったんですよ」と作品に込めた主張を展開した。

また、和田輪は、作中で衣装も作れず新曲も貰えないアイドルに対し、オタクが次々とクレジットカードを手渡そうとするシーンを印象的だと挙げ、その理由について「だいたいどの現場にも、何してるかよくわからないけど金持ってる人いるなーと思って」と語ると、会場は爆笑に包まれた。続けて井上唯は、自身の地元である福岡県のご当地アイドルが題材に上がっていることをふまえ「藍さんは福岡出身なのでしょうか?」と質問。藍氏はこれを肯定し、イトリオのメンバーに元ヤンキーが1人いることについても「こういう設定はやってみたかった。福岡っていまだに暴走族とかいますからね」と地元ネタを放り込んだ。すると井上は「え、ほかのところって暴走族とかいないんですか…?」と驚愕の表情を浮かべ、さらには他メンバーから“元ヤン疑惑”を掛けられるに及んだ。

イベント後半では、アイドル現場にいる女性オタクのオタクになるという“女オタオタ”へと話題が移ると、矢川が「『合コンするんやったら他でせえ』という気持ち」と露骨に怪訝な表情を浮かべると、コショージは首を傾げながら「私はタワーレコードで働いてる時代に、レジで男の人から『(サロンに着けているアイドルのバッヂを指差し)そのアイドル好きなの?』と聞かれて肯定したら、次から色んなグッズを持ってくるようになったんだけど、これも女オタオタなの?」と質問し、他のメンバーを困らせる一幕も。また、篠崎は「見たことあります、『遠征したいけどお金ないんだよねー』って他のオタクに愚痴って遠征費出してもらう人」と現場にいる“女オタオタをコントロールする女オタ”の存在を明かし、一番厄介なのはその領域にいる人物であることを示唆した。

トークの最後には、篠崎が「みんな強いオタばかりだから、私みたいな弱いオタも描いてほしい」と懇願すると、藍氏は「もちろん。いつかは全部のオタを描いてみたいと思っています。これはガチャをコンプしたい欲望と同じですね」と独自の理論を展開し、無事にコーナーは終了した。

イベント最後のライブコーナーでは、Maison book girlがライブを実施。有線マイクで行っていたため、途中には絡まった線をほぐすコーナーなどが用意されたが、ここで和田が「いつか無線でライブやれたらいいね」と語り、ファンから「やろうよ! 買おうよ!」という声が口々に上がったのを見て「マンガみたい」と発言し、イベントが終了した。

出典: realsound.jp

「MOOSIC LAB 2015」予告編

8月22日
東京・K's cinemaにて「音楽×映画の祭典MOOSIC LAB 2015(ムージック・ラボ2015)」開催。映画『マイカット』が上映され、初日の舞台挨拶にはMaison book girlのメンバーも登壇。

「@JAM EXPO 2015」の一コマ。

8月23日
東京・clubasiaにて開催された「フェスボルタ アジア」に出演。

8月29日
神奈川・横浜アリーナにて開催された「@JAM EXPO 2015」に初出演。14時20分からキウイステージに、18時30分からオレンジステージに登場。

2015年9月

「サワソニVol.13」の主催者SAWAと。

9月6日
東京・LOUNGE NEOにて開催された「サワソニVol.13」に参加。

9月8日
東京・新宿motionにて「ekoms presents Two Series vol.2」開催。ゲストはsora tob sakana。

9月9日
9月23日リリースのアルバム『bath room』より「bath room」と「snow irony」のMVをYouTubeにて先行公開。

9月12日
青森県東津軽郡「夜越山スキー場」にて開催された「AOMORI ROCK FESTIVAL '15」に出演。会場にてアルバム『bath room』を先行販売。

9月20日
東京・タワーレコード錦糸町店にて「ファーストアルバム『bath room』リリースイベント」開催(13:00、15:00)。

ファーストアルバム『bath room』

9月23日
ファーストアルバム『bath room』リリース。

9月24日
東京・タワーレコード渋谷店にて「ファーストアルバム『bath room』リリースイベント」開催(19:30)。

2015年10月

10月1日
東京・タワーレコード新宿店にて「ファーストアルバム『bath room』リリースイベント」開催(21:00)。

10月4日
東京・国立代々木競技場 第二体育館にて開催された「妄想大運動会」に参加。

10月6日
東京・新宿motionにて「ekoms presents Two Series vol.3」開催。ゲストはQQIQ。

10月7日
東京・渋谷eggmanにて開催された 「COSMICBOX vol.12」に参加。

10月15日
初のワンマンライブ「solitude hotel 1F」を11月23日に東京・渋谷WOMBにて開催することを発表。

10月16日
東京・タワーレコード渋谷店にて「ファーストアルバム『bath room』リリースイベント」開催(19:30)。

10月17日
東京・タワーレコード新宿店にて「ファーストアルバム『bath room』リリースイベント」開催(12:00)。

10月23日
大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店にて「ファーストアルバム『bath room』リリースイベント」開催(19:00)。

10月24日
大阪・タワーレコード難波店にて「ファーストアルバム『bath room』リリースイベント」開催(13:00)。

10月31日
東京・新宿MARZにて開催された「アイドル緊急招集Vol.36」に参加。

2015年11月

11月2日
東京・中野サンプラザホール前特設ステージにて開催された「ギュウ農フェス × 中野流アイドルフェスティバル2015」に出演。

11月15日
東京・TSUTAYA O-EASTにて開催された「IDOLidge Carnival-アイドリッジカーニバル-」に参加。

11月17日
東京・新宿motionにて「ekoms presents Two Series vol.4」開催。ゲストはあヴぁんだんど。

初のワンマンライブ「Solitude HOTEL 1F」の一コマ。

11月23日
東京・渋谷WOMBにて初のワンマンライブ「Solitude HOTEL 1F」開催。
以下、音楽ナタリーより「Solitude HOTEL 1F」ライブレポートを引用。
Maison book girlにとって初のワンマンライブの模様をある程度知ることができる。
またセットリストからは、初のワンマンライブにあえて新曲を取り上げるという思い切った趣向を行っていたことがわかる。

この公演は彼女たちにとって初のワンマンライブにあたり、チケットはソールドアウトとなった。会場の照明が暗転するとまずはピアノのSEが流れ、楽曲が「bath room」に変わるとメンバーがゆっくりとステージに登場。変拍子に合わせファンが拍手する中、メンバーはのびやかな歌声を会場に響かせていく。

「bath room」のパフォーマンスが終了すると詩「眠れる森」「シロの夢」の朗読が行われた。プロデューサー・サクライケンタによるVJやメンバーの落ち着いた語り口によって幻想的な雰囲気が会場に漂い、オーディエンスはじっくりと詩の内容に耳を傾けていた。朗読を終えると、メンバーは2つの新曲を連続で披露。抜群のコンビネーションによるダンスでステージを彩った。

ライブ中盤の「film noir」ではファンのテンションが急上昇。さらに「Remove」「最後の様な彼女の曲」と続き、会場の熱気はどんどんと高まっていった。「夢の中へ」披露後のMCでコショージメグミは「チケット売り切れるとはさ……思わなかったんだよー!」とうれしそうに語る。矢川葵が「今日初めてブクガ観たよ、って人は?」と観客に向かって聞くと、ファンが一斉に手を挙げ、和田輪が「むしろ来たことない人は手上げてないんじゃ……」と答えるという一幕も。そのトークの模様や観客の様子を、井上唯はにこやかな表情で見守っていた。

コショージが「もうね、わーーっと!」と発言し、客席から歓声が飛び交ったのち「my cut」がスタート。途中和田が「飛ぶよ!」と口にするとファンもそれにあわせジャンプし、メンバーと観客の一体感が強まっていった。そして「snow irony」では、有志によって配布された白のサイリウムが会場を照らし、美しい景色が広がる。矢川のコールにあわせて歓声もさらに大きくなり、本編はこの日一番の盛り上がりで幕を下ろした。

アンコールでメンバーはグループの旧衣装であるYシャツ姿で再び登場し、詩「water」を朗読する。黙々と朗読が行われる途中では、マイクを通さずにせりふを叫ぶ場面も見られた。その後のMCコーナーでコショージが「楽しかったですか?」「新曲いっぱい練習したんですよ。どうでした?」と語りかけると、観客は拍手や歓声で応える。最後にメンバーは2つの新曲を再度披露し、何度も感謝を述べて初のワンマンを締めくくった。

Maison book girl「solitude hotel 1F」2015年11月23日 渋谷WOMB セットリスト
01. bath room
02. 眠れる森(ポエトリーリーディング)
03. シロの夢(ポエトリーリーディング)
04. 新曲1
05. 新曲2
06. film noir
07. Remove
08. 最後の様な彼女の曲
09. last scene
10. 夢の中へ
11. my cut
12. snow irony
<アンコール>
13. water(ポエトリーリーディング)
14. 新曲2
15. 新曲1
*ここでの新曲は「lost AGE」「bed」の2曲である。ただしパフォーマンスされた順番に関しては不明。

出典: natalie.mu

2015年12月

12月3日
東京・SHIBUYA REXにて開催された「We are the idol vol.4」に参加。

12月7日
東京・新宿NINE SPICESにて開催された「ギュウ農フェス Vol.9 ~異種格闘忘年会~」に参加。

12月8日
東京・渋谷WOMBにて開催された「RINGO DEATHSTARR PURE MOOD JAPAN TOUR2015」にサポートアクトとして出演。
*RINGO DEATHSTARR(リンゴ・デススター)は2007年にデビューしたアメリカのシューゲイザー・バンド。

12月9日
アーバンギャルド『昭和九十年』(アルバム)リリース。「平成死亡遊戯」のMVに矢川葵が出演している。

12月10日
大阪・心斎橋 FANJ Twiceにて開催された「RINGO DEATHSTARR PURE MOOD JAPAN TOUR2015」にサポートアクトとして出演。

12月11日
愛知・栄 TIGHT ROPEにて開催された「RINGO DEATHSTARR PURE MOOD JAPAN TOUR2015」にサポートアクトとして出演。

「BILLIE IDLE® presents Brand-new Idle Society」の一コマ。

12月12日
東京・ラフォーレミュージアム原宿にて開催された、BiSメンバー第1期解散前メンバー所属ユニットによる「BILLIE IDLE® presents Brand-new Idle Society」に出演。

12月13日
東京・新宿ReNYにて開催された「amiina presents WonderTraveller!!! act.3」に参加。

12月22日
東京・阿佐ヶ谷ロフトAにて「パパパンパパンパンパンパパンパパパンパパンパンパンパパンパパパンパパンパンパンパパンパパパンパパンパジャマパーティー~そして僕の世界にはサンタがいないことに気づく~」開催。

12月29日
東京・渋谷WWWにて開催された「エリボンフェス2015」に参加。

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サクライケンタとは、作詞家・作曲家・編曲家・音楽プロデューサーであり、株式会社ekomsの代表取締役。彼が頭角を現したのは、いずこねこのプロデューサーとしてであり、その後はMaison book girlの総合プロデューサーとして活躍している。スティーヴ・ライヒなどの現代音楽家に影響を受け、ポピュラー音楽にその現代音楽をミックスさせた「現音ポップ」を提唱している。Maison book girlだけでなく、クマリデパートのプロデュースや開歌-かいか-、大森靖子との仕事などで知られている。

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