Maison book girl(ブクガ)とは【徹底解説まとめ】

Maison book girlとは、2014年11月5日に結成された日本のアイドルグループ。作曲家・音楽プロデューサーのサクライケンタとBiSのメンバーであったコショージメグミを中心として誕生。サクライケンタの「現音ポップ」と称する変拍子を多用した楽曲をバックにコショージメグミが詞の朗読を行うというパフォーマンスを発展させた形といえる。一筋縄ではいかない「現音ポップ」に合わせてパフォーミングを行う、という独自の世界を持っている。2021年5月30日、活動終了が公表される。

2021年3月

3月6日
東京・歌舞伎町Sparkleにて開催された「間宮まにのヤなことFrinday 公開収録」に井上唯が出演。

3月13日
東京・高円寺パンディットにて「和田輪オンライン生誕パーティー2021」開催。当日の模様は配信限定で披露された。

3月14日
東京・TSUTAYA O-EASTにて開催された「IDORISE!!festival2021 DAY2」に参加。

3月21日
東京・OKTOBACOOにて開催された「OKCoffee×コショージメグミコラボ記念イベント」にコショージメグミが出演。

2021年4月

4月2日
東京・ヒューリックホール東京にて「Solitude HOTEL9F」開催。
全楽曲披露の休憩を挟んだ三部構成。

4月10日
大阪・Banana Hallにて「LIVE HOUSE TOUR『Re:Fiction』」開催。

4月17日
愛知・Nagoya ReNY Limitedにて「LIVE HOUSE TOUR『Re:Fiction』」開催。

4月29日
宮城・SENDAI CLUB JUNK BOXにて「LIVE HOUSE TOUR『Re:Fiction』」開催。

2021年5月

5月1日
神奈川・F.A.D YOKOHAMAにて「LIVE HOUSE TOUR『Re:Fiction』」開催。

5月5日
石川・金沢AZにて「LIVE HOUSE TOUR『Re:Fiction』」開催。

5月16日
新潟・柳都SHOW!CASE!!にて「LIVE HOUSE TOUR『Re:Fiction』」開催。

5月30日
千葉・舞浜アンフィシアターにて10thワンマン・ライブ「Solitude Hotel」を開催。
当ライヴ終了後、Maison book girlの削除(=活動終了)がオフィシャル・ホームページにて公表される。

2021年8月

8月18日
2021年5月30日、千葉・舞浜アンフィシアターにて開催された10thワンマン・ライブ「Solitude Hotel」の模様を収めたライブBlu-ray『Solitude HOTEL』リリース。

Maison book girlのディスコグラフィー

左から井上唯、和田輪、矢川葵、コショージメグミ。

配信限定やUSB、CD-R等の媒体を利用してリリースされた楽曲も含む。
当項では2~3曲入りをシングル(インストゥルメンタルはカウントしない)、4曲入りをEP、それ以上をアルバムとした。

シングル

2015年3月14日:『white』(ライブ会場限定販売)

『white』(ライブ会場限定販売)

1. my cut
2. bath room
3. my cut (instrumental)
4. bath room (instrumental)

Maison book girlにとって初の音源。『black』と共にライブ会場限定で各900枚の限定生産での発売となった。
『black』との同時リリースであるが、商品番号が『white』が「Mbg-0001」、『black』が「Mbg-0002」であるため、『white』を先に掲載している。
2015年9月23日にリリースされたファーストアルバム『bath room』に収録された「my cut」と「bath room」は新規にミックスとマスタリングが行われており、ヴォーカルも一部差し換えられている。
これは本シングルのみで脱退していった宗本花音里の歌パートをファーストアルバムリリース時の新規加入メンバーである和田輪の歌に差し替えたものと思われる(ただしヴォーカル差し替えに関しての公式アナウンスはない)。

●楽曲概説
2015年9月23日リリースのファーストアルバム『bath room』を参照のこと。

2015年3月14日:『black』(ライブ会場限定販売)

『black』(ライブ会場限定販売)

1. film noir
2. last scene
3. film noir (instrumental)
4. last scene (instrumental)

Maison book girlにとって初の音源。『white』と共にライブ会場限定で各900枚の限定生産での発売となった。
『white』との同時リリースであるが、商品番号が『white』が「Mbg-0001」、『black』が「Mbg-0002」であるため、『white』の次に掲載している。
2015年9月23日にリリースされたファーストアルバム『bath room』に収録された「film noir」と「last scene」は新規にミックスとマスタリングが行われており、ヴォーカルも一部差し換えられている。
これは本シングルのみで脱退していった宗本花音里の歌パートをファーストアルバムリリース時の新規加入メンバーである和田輪の歌に差し替えたものと思われる(ただしヴォーカル差し替えに関しての公式アナウンスはない)。

●楽曲概説
2015年9月23日リリースのファーストアルバム『bath room』を参照のこと。

2016年11月30日:『river (cloudy irony)』

『river (cloudy irony)』DVD付 初回限定盤

『river (cloudy irony)』通常盤

1. cloudy irony
2. karma
3. 14days
4. cloudy irony (instrumental)
5. karma (instrumental)
6. 14days (instrumental)

DVD(初回限定盤のみ)
1. cloudy irony (music video)
2. snow irony (live on Aug.9, 2016)
3. film noir (live on Aug.9, 2016)
4. bed (live on Aug.9, 2016)
5. blue light (live on Aug.9, 2016)

2014年11月5日の結成から満2年、そして3年目に歩を踏み入れた時点での待望のメジャーデビューシングル。
レコード会社は徳間ジャパンコミュニケーションズで、2018年にポニーキャニオンに移籍するまで同社からは本作を含めて3枚のシングルと1枚のアルバムをリリースすることとなる。

初回限定盤に付属されているDVDには、「cloudy irony」のMVと、2016年8月9日、東京・渋谷WWWにて開催された「KOTO3rdシングル『舞踏遊戯』リリースパーティー」でパフォーマンスされた全編(全4曲)が収録されている。
同8月7日のMaison book girlのツイッターには以下の告知がツイートされていた。
「【重要拡散希望】8月9日 KOTO3rdシングル「舞踏遊戯」リリースパーティー@ 渋谷www ですが、Maison book girlに当日撮影が入ります。今後映像化されるものなので是非みなさんお越しいただければと思います!!出番は19:00〜を予定しております」

●楽曲概説
1. cloudy irony
作詞:サクライケンタ
作曲:サクライケンタ
編曲:サクライケンタ
「ラジオなどいろんな媒体で流れる機会も増えるので、一聴でのわかりやすさは重視しています」というサクライケンタの発言でも分かるように、従来のMaison book girlの楽曲と比較すると、割ととっつきやすい作りになっている。
変拍子に関しても曲に占める割合は少なく、多くのパートで4拍子が使用されている。
ただしこのとっつきやすさは変拍子の使用減少だけでなく、ポップなメロディや途中に音数を減らし、曲に余裕を与えるようなアレンジによる所が大きいように感じられる。

メンバーのコメント
井上唯
「ファースト・アルバムに入ってる“snow irony”の続きというか、リンクしてる歌詞や振付もあって」
コショージメグミ
「少女の中にもあるドロドロしたもの、それを少女らしく歌ってるっていうことでの〈irony〉ですかね。女の子が困ってたら助けてあげたくなるじゃないですか? そういう感じでもあるのかなって思います(笑)」
和田輪
「入った当初、サクライさんからは〈アイドルが暗い歌詞を歌ってるものがやりたい〉って言われて、〈?〉って思ってたんですけど、いまになると〈なるほど〉って感じですね」

「cloudy irony」
撮影・編集:二宮ユーキ
以下コショージメグミのコメント。
完成したMVをドキドキしながらメンバーで一緒に見ました。ライブでは何度も歌っている曲ですが、ミュージックビデオになった姿で聴くとまた違う一面に気づかされました。終始もやもやしているような曇りの世界の中でも、明るかったり真っ暗だったり、いきなり赤から青に変わったり、と色んな表情が楽しめる作品だと思いました。 曲中の詞に登場する夜の大きな工場地帯シーンはMaison book girlのイメージに似合っていて、私達のお気に入りです。 撮影当日は唯の誕生日が近かったので唯に内緒で買ったチョコレートをプレゼントしたり、撮影が予定終了時刻ぴったりに終了してみんなで喜んだりして、MVからは想像出来ないような和気あいあいとした雰囲気でした(笑)。 1秒でも早くMaison book girlを好きな人に見てもらいたいし、1人でも多くの人に届いて欲しいです。

2. karma
作詞:サクライケンタ
作曲:サクライケンタ
編曲:サクライケンタ
「自分の中では2曲目の“karma”のほうが好きなんですが難解さもある曲なので、まず“cloudy irony”を聴いてちょっと慣れていただいた状態で“karma”を聴いてもらえたらいいなと」というサクライケンタの発言にもあるように、1曲目の「cloudy irony」に比べると、少し複雑な作りになっている。
ただし拍子は始終6拍子で進むため、ノリの良さは「cloudy irony」よりも高い印象を受ける。
曲間にノイズが入るが、これは故意に挟み込まれており、一つのアクセントになっている。
メロディはやはりポップでバックの演奏と相まって流れるようなキャッチーさを保っている。

メンバーのコメント
井上唯
「“karma”は盛り上がる曲ですね。ライヴハウスの重低音が効いてるのかな?」
「〈盆踊りみたい〉とか言ってる人もいたよね(笑)」
「海外にもウケるんじゃない?って言ってもらえたりもして、実際、このあいだカナダに行ったときも現地に知ってくれてる人が何人かいて。あとはジャスティン(・ビーバー)みたいな人にもうひと推ししてもらいたい(笑)」
和田輪
「初めて聴いたとき、民族音楽っぽいなって思った。高速3拍子で、トランス状態になりそうな曲」
矢川葵
「私、最初入ったときによくわからない曲だなって、あまり好きにはなれなかったんです。でも、やっていくうちに〈刺さる〉ようになって。〈なんだろ、これは?〉っていうヤマを乗り越えたら、必ず引っ掛かる部分があるので、幅広い人に届いてほしい」

yamada3desu
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@yamada3desu

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サクライケンタとは、作詞家・作曲家・編曲家・音楽プロデューサーであり、株式会社ekomsの代表取締役。彼が頭角を現したのは、いずこねこのプロデューサーとしてであり、その後はMaison book girlの総合プロデューサーとして活躍している。スティーヴ・ライヒなどの現代音楽家に影響を受け、ポピュラー音楽にその現代音楽をミックスさせた「現音ポップ」を提唱している。Maison book girlだけでなく、クマリデパートのプロデュースや開歌-かいか-、大森靖子との仕事などで知られている。

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