ヱヴァンゲリヲン新劇場版(ヱヴァ)のネタバレ解説まとめ

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』とは、2007年から公開されているアニメ映画シリーズである。
1994-1995年のTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』が原作。総監督はTVシリーズと同様に庵野秀明が担当している他、主要スタッフや声優もほぼ同一でリメイクではなく「リビルド(再構築)」作品。
全4部作予定で、現在3作目まで公開済み。巨大人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットの少年少女を主人公とし、人類の敵「使徒」との闘いや人間同士の争い、陰謀の謎解き、主人公の苦悩や成長を描いたストーリーである。

『序』

使徒襲来、シンジと初号機

「第4の使徒」登場シーン。
シンジを迎えに現れる葛城ミサト。

世界の総人口の半分が失われた大災害「セカンドインパクト」から15年後の世界、第3新東京市で父親の碇ゲンドウに呼び出された主人公・碇シンジは自分を迎えに来るはずの女性・葛城ミサトと連絡がつかずに途方に暮れていた。
困っていたシンジの前に、巨大な謎の生物・使徒が現れ、街を破壊し始めた。自衛隊が応戦しているが、使徒にはほとんど効果がない。
そこに車に乗ったミサトが現れ、シンジを車に乗せ避難する。シンジはミサトの手引きで第3新東京市の地下施設「ジオフロント」に存在する国連直属特務機関「NERV」に到着する。ミサトはNERV所属の軍人で二佐だという。

初号機との対面シーン。
高圧的に命令するゲンドウ。

施設内にあったのは紫色の巨人だった。NERVの科学者で、ミサトの友人の赤木リツコの説明によると、それは未知の巨大人型兵器・エヴァンゲリオン(略称:エヴァ)の初号機だという。困惑するシンジの前に、父親にしてNERV最高司令であるゲンドウが現れる。3年ぶりの親子の再会だったが、険悪な雰囲気だった。ゲンドウはろくに説明もせず、ただシンジにエヴァに乗って操縦し、街で暴れている「第4の使徒」を倒せと命じる。

重傷を負いながらストレッチャーで運ばれるレイ。
エヴァに搭乗することを苦悩するシンジ。

ただの14歳の少年に過ぎないシンジは、何故自分がそんな大役を任されるのか理解できず、一度は拒否する。
しかし、そこに体中を怪我してストレッチャーで運ばれる少女・綾波レイが現れる。自身が乗らなければ代わりに彼女が闘うことになると知り、苦悩した結果シンジは自分が搭乗することを決意する。

暴走する初号機。
使徒の自爆に巻き込まれながらも生還する。

エヴァ初号機の乗ったシンジは出撃するが、何の訓練も受けていないためうまく操縦できず、第4の使徒の攻撃を受け一度は機能停止する。シンジは意識を失うも、なぜか初号機は突然暴走し、圧倒的なパワーで第4の使徒の撃破に成功する。使徒は死に際に初号機を道連れに自爆するが、初号機はエヴァ特有の特殊防壁「A.T.フィールド」により衝撃に耐え、生還する。

戦いが終わった後、今後も使徒の襲来が予想されるため、シンジはこれからもエヴァのパイロットとして闘うために第三新東京市で暮らすことになった。
予定ではNERVの寮で独り暮らしのはずだったが、精神的に不安定なシンジを放っておけないミサトの提案により、彼女と同居することになった。

第壱中学校にて

鈴原トウジに殴られるシンジ。

第壱中学校に通うことになったシンジは、登校して早々に鈴原トウジに殴られる。理由は、トウジの妹が先の第4の使徒との闘いに巻き込まれ怪我をしたためだという。
シンジは学校にもNERVにも馴染めず、無気力に訓練を受けるだけだった。

「第5の使徒」と闘うシンジ(初号機)。
シェルターを抜け出してエヴァを撮影するトウジとケンスケ。

やがて、「第5の使徒」が襲来し、シンジが出撃することになる。しかし、未だに闘いに慣れないシンジはうまく操縦できない。その場には、エヴァの戦闘をビデオカメラに収めるために避難シェルターから抜け出してきたトウジとその友人・相田ケンスケが居合わせた。

ミサトの命令を無視して使徒を倒す。
パイロット席でシンジの闘いを間近で見たことで、シンジの心境を理解するトウジとケンスケ。

ミサトの指示により、シンジは2人を助けるためにパイロット席に同乗させるが、第5の使徒に追い詰められる。更に初号機は電力供給用アンビリカルケーブルが外れてしまったため、活動限界が近づいていた(エヴァは電力供給がない場合、5分間しか闘えない)。ミサトから撤退を命じられるが、シンジは恐怖で混乱したまま闘い続け、第5の使徒を撃破する。

ミサトから命令違反を咎められるシンジ。

ミサトから命令違反を咎められ、シンジはますます疲弊していき、遂にはミサトから家出をする。しかし、パイロットは常にNERVに監視されているため、NERV職員によりすぐに連れ戻された。
シンジの、どうせ乗るしかないと諦めたような態度に苛立ったミサトは「エヴァのパイロットを続けるかどうか… すべてあなたの自由よ」と告げる。

シンジに自らを殴らせることで和解するトウジ。

その後、シンジがどれほど過酷な闘いをして苦しんでいたかを知ったトウジは、中学校で妹の件で殴ってしまったことを謝罪する。更に自分を殴らせることでシンジと和解した。シンジは少しだけ心境が落ち着いた。

綾波レイ、第6の使徒との闘い

シンジは父・ゲンドウを苦手としていた。3年間交流も連絡もなく、捨てられたと思い込んでいるシンジにとって、無茶な要求ばかりを冷酷に求めてくるゲンドウは恐怖の対象だった。
そんなゲンドウが、息子を差し置いて唯一笑いかける存在が綾波レイだった。
シンジがNERVに来る以前、零号機の起動実験中に事故が起こってレイが機内に閉じ込められた時、ゲンドウが手に火傷を負ってまで自ら助け出したのだという。それほどまでに気にかけられている彼女にシンジは関心を抱く。

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