伊吹マヤ(エヴァンゲリオン)とは【徹底解説・考察まとめ】

伊吹マヤとは新世紀エヴァンゲリオンの登場人物で、特務機関ネルフ本部所属のオペレーター。人型兵器エヴァンゲリオンの戦闘をサポートする役回りとして、第1回から戦闘時には欠かさず登場している。上司の赤木リツコを「センパイ」と呼んで慕っており、彼女から直々に技術指導を受けている。生真面目な性格や、黒髪ショートカットという可愛らしい見た目から、メインキャラクターではないにも関わらず高い人気を誇っている。

伊吹マヤの概要

年齢:24歳(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(以降『Q』)』では38歳になっている)
所属:NERV技術開発部技術局第一課(『Q』以降はWILLEに所属し、艦艇「AAAヴンダー」の整備長に就任)
階級:二尉
担当声優:長沢美樹

伊吹マヤとは新世紀エヴァンゲリオンの登場人物で、特務機関ネルフ本部所属のオペレーター。
同僚の青葉シゲル・日向マコトと共にネルフ本部発令所に勤務し、上司である戦闘指揮官・葛城ミサトやネルフ総司令・碇ゲンドウの指示を受けてエヴァの戦闘をサポートするのが主な仕事である。
技術局の上司でエヴァ開発者である赤木リツコに強い憧れを抱いており、「センパイ」と呼んで慕っている。リツコから直々にコンピューターの指導を受けていることもあり、プログラミングの技能も優秀。
性格は生真面目で潔癖症。ミサトが元恋人である加持リョウジとエレベーター内で重なり合うように倒れているのを目撃した際は、「不潔…」と無表情で言い放っている。また、第14使徒ゼルエルが初号機に捕食されている光景を見て、そのショッキングさに耐えられず嘔吐したこともあった。
新劇場版ではミサト・リツコらと共に反ネルフ組織ヴィレの一員となり、多くの部下をまとめる整備長として厳しい檄を飛ばしている。副長となったリツコに対しては、「副長センパイ」と呼んで変わらぬ尊敬を向けている。
第1話から登場しているもののそこまで目立つキャラクターではなかったが、その可愛らしい容姿や時折見せる人間性から根強い人気がある。

伊吹マヤの来歴・活躍

テレビアニメ版・旧劇場版

オペレーター業務に従事

ノートパソコンでイロウル撃退のためのプログラムを作成するシーン

ネルフ本部オペレーターになるまでの経歴は不明。
本編に初登場するのは第1話。初号機に初めて乗った碇シンジのシンクロ率が40%を超え、ハーモニクスの数値も全て正常値であると宣告している。初号機が暴走状態に陥った際は、「動けるはずありません!」と驚きを口にしている。
その後も戦闘時にはオペレーターとしてシンジらパイロットをサポート。使徒の撃破に貢献した。
ネルフ本部が停電した際には手動で配線をつなぎ、エヴァの起動準備を進めた。その後、エレベーター内でもたれ合うように倒れていたミサトと加持を見て「不潔…」と呟いている。
第11使徒イロウルがネルフ本部内へ侵入し、MAGIシステムが乗っ取られそうになった際は、リツコを補佐して共に進化促進プログラムを作成。使徒にプログラムを送り込んで自滅を促し、ネルフ本部の自爆を未然に防いだ。
パイロットの代わりにダミープラグでエヴァを操縦するダミーシステム計画に対しては持ち前の潔癖な考え方から異を唱えたこともあった。その際は、リツコから「潔癖症は辛いわよ」とたしなめられている。
実際にダミーシステムの使用を指示された際は異議を唱えているが、結局ゲンドウの命令に逆らえるわけもなく、いやいや初号機の操縦をダミーシステムに切り替えている。その結果、ダミープラグに操られた初号機が参号機を引き裂く凄惨な光景に耐えられず、目を背けている。
第14使徒ゼルエルの来襲時には、発令所近くまで攻め込まれ、あわや命を落とす寸前だった。その後、ミサトらと共にノートパソコンを持って地上に出たマヤは、初号機が使徒を捕食する様を間近で目撃。そのショッキングな光景に嘔吐してしまう。
シンクロ率が400%を超え、初号機に取り込まれたシンジのサルベージ作業にも十字。一時は失敗かと思われたが、なんとかシンジの肉体を取り戻すことに成功する。

ネルフ本部への戦自侵入と人類補完発動

絶望していたマヤの元にリツコの幻影が現れる

それからも激しさを増す使徒との戦いだったが、最後の使徒である渚カヲル(タブリス)を撃破したことで終結。マヤらオペレーターたちは今後の処遇が決まるまで待機することに。
しかし本当の戦いはその後だった。ネルフの上位組織「ゼーレ」が、人類補完計画の主導権をゲンドウから取り戻すためネルフ本部に攻勢をかける。ゼーレの息のかかった戦略自衛隊がネルフ本部に攻め込み、次々と職員たちが殺されていく。
青葉・日向らオペレーターたちは発令所で最後まで抵抗するが、マヤは状況が受け入れられず、机の下にしゃがみこんでしまう。青葉から銃を渡されるも「鉄砲なんか撃てません!」と泣き言を叫んでうずくまる一方だった。
惣流・アスカ・ラングレーが復活し、弐号機が再起動した際はノートパソコンのモニターからその様子を見ていたが、弐号機が無残にエヴァシリーズ量産機に食われる光景に耐え切れず、絶叫しシンジに助けを求めていた。
最終的に人類補完が発動した際は、人々のATフィールド=心の壁が失われていく現状におののきながら、最後に最も愛する存在であるリツコの幻影を見て、幸福な表情でLCL(生物原初の姿である液体)と化して死亡した。その際、リツコの幻影はノートパソコンに「I need you」と打ち込んでいる。

新劇場版

ヴンダー整備長に就任

整備長として部下に指示を出すマヤ

『序』『破』においてはおおむねテレビ版と同じ活躍だったが、『Q』以降は反ネルフ組織ヴィレに所属し整備長に就任。年齢も38歳となり、部下を取りまとめる立場となる。
ヴィレのメンバーの半数は元民間人ということもあり、なかなか言うことを素直に聞かない部下たちを厳しい口調でまとめあげている。
『シン・エヴァ』でも冒頭のパリ解放作戦から中心メンバーとして関わり、時間が足りないと弱音を吐く部下たちを「泣き言いうな!」と叱り飛ばしている。努力の甲斐あって、なんとか時間内に復元作業は終了。パリの美しい街並みを取り戻し、エヴァ修理パーツの入手に成功した。
その後、ネルフとの最終決戦にも同行。ヴィレの保有する戦艦ヴンダーの脊髄からガイウスの槍を作成する作業においては、今まで叱られてばかりだった部下たちが率先して作業に当たるのを見て、感激に目を潤ませている。

伊吹マヤの関連人物・キャラクター

赤木リツコ

右からリツコ、マヤ、ミサト

憧れの先輩。リツコの方もマヤを後輩として可愛がり、直々に技術指導を行っていた。イロウル戦の時は共にMAGIの裏コードを使い、進化促進プログラムの作成に尽力した。マヤはリツコに対して憧れ以上の強い感情を抱いており、人類補完に際してリツコの幻影が「I need you」と打ち込んだのを見て歓喜に震えている。
新劇場版でもリツコを慕う様子は頻繁にみられ、ヴィレに移籍した後も「副長センパイ」と呼んでしばしば声をかけている。

日向マコト・青葉シゲル

オペレーターの同僚。旧劇場版では戦略自衛隊によって次々と職員が殺されていく中、最後まで生き残ったのは副指令である冬月コウゾウと、オペレーターである3人だった。その際、現実を受け入れられずうずくまるマヤに青葉は銃を手渡し叱咤激励している。
新劇場版『Q』以降はマヤと他の2人で部署が異なるため、あまり接点はなくなっている。

伊吹マヤの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「不潔…」

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赤木ナオコ(あかぎ ナオコ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、高名なコンピュータ技師。 特務機関NERV(ネルフ)の活動を支えるスーパーコンピュータシステム「MAGI(マギ)」の開発者。NERVの前身である人工進化研究所で働き、娘である赤木リツコとは手紙でのみやりとりする多忙な日々を送っていた。同組織の代表である碇ゲンドウとは愛人の関係にあったが、次第に彼から飽きられ、綾波レイからこの事実を突きつけられて激昂。衝動的に彼女を殺し、直後に自害した。

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洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)とは【徹底解説・考察まとめ】

洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)とは【徹底解説・考察まとめ】

洞木ヒカリ(ほらき ヒカリ)/鈴原ヒカリ(すずはら ヒカリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、主人公碇シンジのクライメイト。 学級委員を務めるしっかり者で、父、姉、妹に自分を加えた4人家族。家の中では母親代わりを務め、家事全般を得意とし、弁当も自分で作っている。クラスメイトの鈴原トウジに片思い中で、仲良くなるきっかけを探している。弐号機のパイロットである惣流(式波)・アスカ・ラングレーからは、その面倒見の良さから頼りにされるようになり、やがて友人としての関係を築いていった。

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キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)とは【徹底解説・考察まとめ】

キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)とは【徹底解説・考察まとめ】

キール・ローレンツ/ゼーレ01とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、人類補完計画を主導する秘密結社ゼーレの中心人物。 その遂行を特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウに任せるが、彼が独自の目的に合わせて計画を歪めていることを知ると、これを裏切り行為と判断して戦略自衛隊に本拠地を襲撃させる。新劇場版では大きく設定が異なり、人間ではなく地球外で発生した知性体の成れの果てで、「自身の目的と大きく異なるものではない」とゲンドウの計画変更を許容した。

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