ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章(漫画・劇場アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』とは、原作・川又千秋、作画・藤原カムイによる漫画作品。雑誌『月刊少年ガンガン』で1991年から1997年まで連載された。エニックスより発売されたゲーム『ドラゴンクエストIII』から初代『ドラゴンクエスト』の間の時代を舞台としており、ロトの血を引く主人公アルスが3人のケンオウとともに異魔神(いまじん)を倒す物語。単行本が全21巻、完全版が全15巻、ほか外伝として『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns』が発売。また、1996年に短編映画化されている。

『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』の概要

『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』とは、原作・川又千秋、作画・藤原カムイによる漫画作品で、雑誌『月刊少年ガンガン』で1991年から1997年まで7年間にわたって連載された。作中の登場人物も、連載に合わせて歳を重ねるようになっている。
本作はゲーム会社エニックス(現在はスクウェア・エニックス)により発売されたゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの初期シリーズ「ロト三部作」と関連のある物語として位置づけられている。その時系列は、『ドラゴンクエストIII』→本作→『ドラゴンクエスト』→『ドラゴンクエストII』である。
ゲームの世界観を踏襲しており、『ドラゴンクエストIII』に登場するのと同じ名を持つ地名もある。呪文やアイテムも同名で登場するが、これについてはゲームとは別物であると断り書きされている。
単行本は全21巻、完全版は全15巻発売されており、外伝として本作に登場する3人の人物の語られなかった物語を描いた『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns』が2005年に発売された。
1994年にはコミックCD、1996年には短編映画化された。以来、アニメ化はされていない。

『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』は、ロトの血を引く主人公アルスが世界の平和を取り戻すために仲間たちとともに打倒異魔神(いまじん)を目指す物語。ロトとは真の勇者に与えられる称号のこと。異魔神は本作における最大の敵で、世界を混沌に陥れるために遥かな時を超えて現代に蘇った魔神である。アルスは3人の聖戦士ケンオウ、「剣王」キラ、「拳王」ヤオ、「賢王」ポロンを仲間に加え、旅の中で出会った人びとの協力を得ながら異魔神との最終決戦に挑んでいく。道中、アルスの剣の師匠ルナフレアや、保護者としてアルスたちに付き添ってきたタルキンを失うなど、筆舌に尽くしがたい出来事も経験する。時に弱音も吐き、人のために涙する優しい少年だったアルスは、数々の哀しみを乗り越えて人びとの期待を背負って戦う立派な勇者へと成長し、異魔神の恐怖から世界を救った。

『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』のあらすじ・ストーリー

アルス誕生からカダルとの出会いまで

真の勇者に与えられる称号ロト。その称号を持つ勇者アレルとその仲間たちによって大魔王ゾーマが倒されてから100年、世界は再び闇に包まれようとしていた。アレルの次男カーメンの子孫が治めるカーメン王国にて、物語は幕を開ける。カーメン王国王子として生を受けた赤ん坊が、邪悪なる者の思惑によって呪われた名を付けられようとしていた。その者とは、異魔神。現代に精神のみが蘇った太古の魔神で、その強大な力で世界を混沌に陥れようと企んでいた。異魔神が従える四魔王の1人、竜王(りゅうおう)の配下のデルスという魔物がカーメン王国国王になりすまし、赤ん坊の命名の儀式を執り行おうとする。その時、赤ん坊の母ローザが駆けつけ、間一髪のところで王子としての聖なる名「アルス」を赤ん坊に授けた。カーメン王国元騎士団長のボルゴイや、その娘ルナフレアの活躍もあり、アルスは辛くもカーメン王国を脱出。ルナフレア、カーメン王国元大神官のタルキンとともに砂漠のど真ん中で遭難しかかっていたところを、砂船乗りのギランと、その息子キラに救出された。以後10年間、アルスは仙人の郷に隠れ住みながら剣術と呪文の腕を磨き、成長する。

だが、アルスの命を付け狙う異魔神の魔の手は仙人の郷にも迫ってきていた。結界を張り巡らせることで郷を守ってきた聖なるオーブが竜王配下の魔物ゼブルによって破壊され、郷は魔物たちの襲撃を受ける。アルスとキラは徐々に追い詰められていくが、友情の力で危機を乗り越えた。この一件で、アルス、キラ、ルナフレア、タルキン、ギラン、小妖精のティーエ、そして郷の長老タオ導師の7人は郷を追われ、打倒異魔神のための旅を開始することになった。
その道中、一行は額に第三の目がある賢者カダルと出会う。この男性は、かつて勇者アレルとともに大魔王ゾーマと戦った人物の1人であり、来たるべき闇の勢力の復活に備えて後継者を探し求めていた。アルスとキラはカダルのもとで3ヵ月間修行に励み、それぞれ課せられた試練を乗り越えて大きく力を付ける。

カダルとの別れ際、アルス一行は異魔神を倒すために3人のケンオウを探し出すようカダルから告げられる。ケンオウとは、剣王、拳王、賢王。それぞれ勇者アレルとともに大魔王ゾーマを倒した戦士フルカス、武闘家フォン、賢者カダルとその子孫たちに代々与えられる聖戦士としての称号であり、ゾーマ打倒から100年後の今、その聖戦士の誓いが再び果たされようとしていた。

3人の聖戦士ケンオウたちを尋ねて

辿り着いた町アッサラームで、アルス一行は大道芸で生計を立てる武闘家の少女ヤオと出会う。このヤオこそは、アルスたちが探していた聖戦士の1人「拳王」であった。この町にもすでに異魔神の魔の手は忍び寄っており、サーバインと名乗る美青年剣士とルナフレアが対峙することになる。自身を「剣王」と名乗るサーバインの正体は、キラの実兄。本来は彼も光の道を歩むべき人間であったが、幼少の頃に不思議な魅力を持つ魔剣ネクロス(まけんネクロス)に心を奪われ、魔の道に堕ちてしまったのだった。現場にギラン、アルス、キラ、ヤオも駆け付け、サーバインとの激闘が始まる。アルスたちは辛くも勝利をおさめたが、ルナフレアが死亡し、ギランは負傷。キラに至っては目の前で実兄を失うという、あまりにも大きな代償を支払うことになった。この出来事を機に、キラはいったん一行を離脱。自身の剣王としてのルーツを探る旅に出る。

アルス、ヤオ、タルキン、ティーエの4人は、次なる聖戦士「賢王」を求めて造船の盛んな町テドンへ到着していた。その途中、3匹の魔物を連れた遊び人ポロンと出会う。アルスはこの町に賢王がいることを確信していたが、結局賢王には会うことができなかった。その代わり、テドンの船大工カミーロの厚意で船を手に入れたアルス一行は、この船に亡きルナフレアの名前をとってルナフレア号と名付ける。ポロンも仲間に加え、一行は勇者アレルの生誕の地アリアハンを目指して出航した。

アルス一行が無事にアリアハンへと針路をとる一方、キラは自らの故郷である剣王の郷に辿り着いていた。そこで突然6歳の少年の姿になってしまったキラは、生まれて初めて家族のぬくもりに接する。現実のことなのか、魔王軍による幻か。戸惑うキラだったが、この出来事はサーバインの手によって実現したものだった。サーバインはキラに剣王の証である幻魔剣(げんまけん)を習得させるために、剣王の郷の人びとを数日間だけ死者の世界から蘇らせたのだった。無事に「剣王」として幻魔剣を習得したキラは、アルスのもとへと急ぐ。

アリアハンに到着したアルス一行。アリアハンはロトの称号を持つ勇者アレルの故郷であり、冒険者の集まる活気にあふれた町のはずだったが、現在の国王ノバァク13世が魔王軍と決して戦わない人物であることから、町はすっかり衰退していた。この町で、アルス一行は異魔神配下の四魔王の1人、獣王グノン(じゅうおうグノン)と対峙することになる。グノンは自身が指揮する獣兵団(ビーストへいだん)の10万の魔物を引き連れてアリアハンの町を包囲、アルスを差し出すよう迫った。町を守るため、たった1人で10万の大群に立ち向かうアルス。ヤオ、ポロン、タルキン、そして剣王となったキラも駆け付け、アリアハンでの激闘が始まった。誰もが必死に戦っているのを前に、ポロンは実力を出しきれない自分に苛立ちを見せる。そんな中、10万もの大群を相手に呪文で戦い続けてきたタルキンの魔法力(マジック・パワー)が尽きてしまう。万策尽きたかと思われたその時、タルキンが取った最後の手段は自己犠牲呪文メガンテを使用することであった。タルキンの犠牲によって10万の魔物は全滅したものの、グノンには全く効果はなかった。しかし、これが引き金となってポロンの中に眠っていた大いなる力が引き出され、ポロンの額に第三の目が開眼。ポロンがようやく「賢王」として覚醒したのである。迎えたグノンとの最終対決。アルスたちの戦いに勇気を取り戻したアリアハンの人びとも現場に駆け付けた。ポロンの機転で、全員の魔法力を総結集した電撃呪文ミナデインが完成、アルスがこれを放ったことでグノンに勝利した。

ジャガンとの激突から闇のオーブ安置まで

グノンとの戦闘終了後、アルスの持つロトの紋章が共鳴を始める。ロトの紋章の片割れを持つもう1人の人物、魔人王ジャガンの襲来を告げるものであった。ジャガンは、勇者アレルの長男ローランの子孫が治めるローラン王国の王子としてアルスとほぼ同時期にこの世に生を受けた赤ん坊だったが、竜王によって呪われた名「ジャガン」を与えられてしまった。これにより異魔神配下としての道を歩むことになり、魔人の血とロトの血を併せ持つ最強の魔王として君臨する。アルスとジャガンの一騎打ちが始まった。剣術、呪文すべてにおいてアルスを上回るジャガン。さらに、ロトの武具である「光の鎧」「王者の剣」「勇者の盾」が魔の道を歩むジャガンに味方をしたことに絶望し、アルスは完全に戦意を喪失してしまう。そこへ、ロトの剣術を使いこなすジャガンの一撃が振り下ろされた。アルスは死者の世界でルナフレア、タルキンと再会する。本当は戦いたくないのに、誰も自分の気持ちをわかってくれないと嘆くアルスに、死者の世界で一緒に暮らそうとルナフレアが声をかける。その手を取ろうとしたアルスだったが、自分の背負った宿命と仲間たちの存在を思い出し、勇気を取り戻して現世へと帰っていった。

息を吹き返したアルスは、ジャガンとの力の差を痛感し、3人のケンオウたちとともに修行する。ジパングという国に刀鍛冶がいることを教えてもらったアルス一行は、アルスのために剣を作ってもらおうと次の目的地をジパングと定めた。ジパングに到着したアルス一行は、剣を作ってもらう代わりにヤマタノオロチの退治を依頼される。ヤマタノオロチは、かつて人びとを恐怖に陥れた魔物であり、勇者アレルによって退治された。しかし、仮死状態のまま眠り続けていたところを封印を解かれ、復活してしまったのだった。激戦の末、アルスたちが勝利を収める。

その夜、ヤマタノオロチの恐怖から解放されたジパングの人びとは飲めや歌えの宴を開き、ひとときの安らぎを得る。その最中、アルスの生存を聞きつけたジャガンがジパングに襲来し、再びアルスとジャガンとの一騎打ちが始まる。アルスが優勢になる中、決着をつけようとしたところでロトの血を引く第三の勇者アステアが突如として現れ、2人の間に割って入った。アステアは自身が住む地下世界アレフガルドから同じロトの血を引く兄弟たちの存在を求めて地上へと出てきた人物であり、その目的の1つは、異魔神の肉体が封じられた闇のオーブを地上の聖域に安置することであった。この後、闇のオーブはアルスとアステアの手で聖域レイアムランドへと安置される。

「王者の剣」入手から勇者アランの覚醒まで

ジパングの北の辺境にあるエッゾという地へ向かったアルス一行。そこには、剣の錬成所・魔州湖(ましゅうこ)があり、ここでアルスの剣を作ることになっていた。しかし、剣を錬成することになっていたジパングの錬金術師リハクが魔物の襲撃によって重傷を負ってしまう。剣の錬成はリハクの一番弟子イズナに託された。イズナとアルスが剣を錬成している間、異魔神配下の四魔王の1人である冥王ゴルゴナ(めいおうゴルゴナ)が一行を襲う。その前に立ち塞がったのはタオ導師であり、彼の手でゴルゴナは最期を迎える。

アルス一行が魔王軍の根拠地であるローラン城へ潜入した直後、ジャガンは聖域レイアムランドから奪った闇のオーブを持って異魔神のもとへ現れる。ジャガンは、闇のオーブが異魔神にとって大切なものであることは理解しており、そんなにも大事なものならば目の前で壊すことで異魔神に屈辱を与えてやろうと考えていた。ジャガンは自分の運命を狂わせた異魔神のことを激しく憎んでおり、本心から服従していたわけではなかったのである。異魔神をひざまずかせるべく、異魔神の目の前で彼の大切な闇のオーブを破壊してみせたジャガン。しかし、それは異魔神の復活を意味するものであり、ジャガンはこのことを知らずにオーブを破壊したのであった。復活が始まった異魔神の前にジャガンはロトの血を奪われてしまい、ジャガンの生命の火が消える。

一方、ローラン場内に潜入したアルスたちは、異魔神のやり方に疑問を抱いていた魔物リルパの案内でジャガンの母フレイアとの対面を果たし、地下室から脱出させる。息絶えたジャガンの姿を見つけたフレイアは自らの命をジャガンに分け与える奇跡の技でジャガンを蘇らせ、本来の名である「アラン」を与えて死亡。ジャガンは、行き場のない哀しみと怒りを抱えつつ、アルスに最後の決闘を申し込む。冷静さを欠いたジャガンにはもはや勝ち目はなく、アルス渾身の電撃呪文ギガデインをまともに食らってしまう。死者の世界で両親と相まみえ、父ローラン4世の光の祝福を受けたジャガンは再び現世へと戻る。父によってこれまでの悪事を全て許されたジャガンは、勇者アランとして覚醒した。

いざ、最終決戦へ

その頃、竜王は自分が本当は何者であるかを異魔神に確かめるべく、異魔神のもとへと向かっていた。竜王はタオ導師から自分の出自を聞かされ、驚愕していた。彼は、かつて勇者アレルが対面した竜の女王の子孫であり、本来は善の存在として世界を守る竜神だったのである。彼もまた、ジャガンのように竜王という呪われた名を与えられ、魔の道を歩ませられていたのであった。異魔神のもとへ向かう竜王だったが、そこで異魔神の裏切りに遭い、復活しゆく異魔神の身体に取り込まれそうになる。そこに間一髪で現れたアルスたちの機転でラダトーム城へと送られ、窮地を逃れた。竜王はこの後ラダトーム城でアステアと対峙。しかし、戦える状態ではない竜王の傷をアステアがベホマで癒したことで竜王は敗北を認め、光の玉をアステアに託した。光の玉は異魔神のまとっている闇の衣を引き剥がす力を持ち、かつて勇者アレルが大魔王ゾーマを倒す際にも使用されたものである。もはや異魔神は生ある者全てにとっての敵であり、全世界が打倒異魔神を望んでいた。

ついに復活してしまった異魔神。仲間たちを死なせないため、アルスはパーティーの解散を命じる。復活した異魔神は西へと進路をとり、殺戮を繰り返していた。異魔神が定めた決戦の地で、ついに世界の命運をかけた最後の戦いが始まる。アルスが解散を命じたはずのキラ、ヤオ、ポロンも、自らの意思で戦場へと戻ってきた。そして、アルスがこれまで出会ってきた全ての人びとも集結。再生能力を持つ異魔神の前に多くの犠牲を出したが、全員の力を総結集した怒りのミナデインが異魔神を直撃。むき出しになった異魔神の聖核(セイントコア)をアルスが拳で破壊した。その際、ジパングの伝説の錬金術師ムラクが残したお札の中から飛び出した世界樹(せかいじゅ)の種が異魔神の身体を母体として急成長。この世の全てを司る精霊ルビスが復活し、異魔神の魂は救われることになった。世界樹は死んだ人間を生き返らせることができるという力を持っている奇跡の樹。この世界樹のエキスから生成した肉体に、異世界の魔神の精神を宿らせたものが異魔神であった。1万年に1度咲くかどうかといわれていた世界樹の花が咲いたことで奇跡が起こり、世界樹のエキスを受けた人びとは全員蘇ることができた。アルスたちの長く、辛い戦いは、ここに終結した。

『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns』

アステア、ジャガン、カダルの3人を主役に、本編で描ききれなかった物語が1人ずつ語られている。

アステア編

本編で竜王の前にアステアがその姿を現す直前に起きた、ラダトーム城内における魔王軍との戦いを描いている。本作で、アステアに兄アロイスがいたことや、性別が女性であることも判明しており、読者の間で長らく続いたアステアの性別論争に終止符を打った。

ジャガン編

ジャガンが魔人王になるために受けた最後の試練について描かれている。ある1人の戦士と戦うよう冥王ゴルゴナから告げられたジャガンは、その戦士が自分の実の父親とは知らされぬままに激闘を繰り広げ、相手を殺す。本編でも本人がたびたび語っていたその血塗られた歴史が、ここに明かされることとなった。

カダル編

大魔王ゾーマ戦後におけるカダルの動向を描いている。マナという女性と結婚したカダル。そこへ突如として冥王ゴルゴナが現れ、カダルは1人戦いに赴いた。カダルが劣勢になったところへマナが駆け付け、2人で力を合わせてゴルゴナと戦うことを決意。その際にカダルが思い付いたのが合体魔法を使うことであり、これをポロンが本編で使用することになる。

『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』の登場人物・キャラクター

ロトの血を引く者

アルス

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ダイの大冒険(ダイ大)のハドラー親衛騎団まとめ

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『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』とは、原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二による漫画作品。 世界征服を目論む魔王が、勇者によって倒されてから十数年。デルムリン島に住む少年ダイは、ある日「勇者の家庭教師」アバンと出会う。勇者に憧れるダイはアバンの弟子となるが、やがて彼こそが伝説の勇者であることを知る。戦いの中倒れたアバンの志を継ぎ、ダイは仲間たちと共に壮大な冒険の旅に挑む。 ハドラー親衛騎団は、本作後半に登場する敵組織。魅力的な好敵手として描かれ、物語を大いに盛り上げた。

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ダイの大冒険(ダイ大)の魔王軍六大軍団まとめ

ダイの大冒険(ダイ大)の魔王軍六大軍団まとめ

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』とは、原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二による漫画作品。 世界征服を目論む魔王が、勇者によって倒されてから十数年。デルムリン島に住む少年ダイは、ある日「勇者の家庭教師」アバンと出会う。勇者に憧れるダイはアバンの弟子となるが、やがて彼こそが伝説の勇者であることを知る。戦いの中倒れたアバンの志を継ぎ、ダイは仲間たちと共に壮大な冒険の旅に挑む。 魔王軍六大軍団は、本作の物語前半の敵組織である。それぞれの軍団長は際立った個性を持ち、人気が高い。

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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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ファンタジーの定番「エルフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

ファンタジーの定番「エルフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

エルフとは、ファンタジー風の異世界を舞台とする作品にたびたび登場する、人間に近い姿をした「亜人」と呼ばれる種族の1つである。もともとは北欧に伝わる妖精の一種で、『指輪物語』や『ロードス島物語』といった作品で取り上げられながら設定が整理されていった。 エルフは長い耳と人間の数倍以上の寿命を持ち、種族的に高い魔力を持つ。自然を崇拝し、森の中を主な生活圏にしており、他種族に対しては排他的な傾向が強い。ここでは、ファンタジー物の作品では定番のキャラクターであるエルフについて解説していく。

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【ドラクエ】ドラゴンクエストのスライム系モンスターまとめ全122種類【画像、特徴、登場作など】

【ドラクエ】ドラゴンクエストのスライム系モンスターまとめ全122種類【画像、特徴、登場作など】

『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する敵キャラクターの中でも、非常に知名度が高いモンスター「スライム」。グッズ販売はもちろん「スライムまん」という食べ物になるほどその人気ぶりは多岐にわたっている。『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するスライム系モンスターを122種類紹介する。

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