冬月コウゾウ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

冬月コウゾウとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で特務機関ネルフ副指令。謎に包まれたネルフ司令碇ゲンドウの数少ない理解者であり、真の目的を共有する同志である。主にネルフの実務処理を担当しているが、ゲンドウの不在時には代わりに作戦指揮を執ることも多い。元々は京都大学の教授として形而上生物学を研究しており、その時に教え子であった碇ユイやゲンドウと出会っていた。ロマンスグレーの初老の紳士で、常にゲンドウの傍らに立ち戦況を見守っている。

冬月コウゾウの概要

生年月日:1955年4月9日
血液型:AB型
年齢:60歳(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(以下『Q』)』では74歳)
役職:特務機関NERV副司令
趣味:将棋
担当声優:清川元夢

冬月コウゾウとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で特務機関ネルフ副指令。指令である碇ゲンドウとは固い信頼で結ばれており、彼の真の目的を知る唯一の人物である。
元々は京都大学で形而上生物学を研究していたが、その時に知り合った碇ユイに対して教員と学生という関係を超えた感情を抱く。そのためユイのバックにある組織(のちにネルフの上位組織となるゼーレ)を目当てに彼女に近づいたゲンドウに対していい感情を持っていなかったが、開発中のエヴァとジオフロント(ネルフ本部のある空洞空間)を見たことでゲンドウの計画に加わることになる。
普段は主にネルフの実務処理や公的組織との折衝を担当しているが、ゲンドウが不在の時は自ら作戦指揮を執ることも。その際不甲斐ない結果を残したパイロットに苦言を呈したこともあった。
性格は温厚で思慮深い。大学にいた頃は「人付き合いが悪い」と揶揄されることもあったが、学生から飲み会に誘われるなど人気は高かったようだ。また、電車通勤時にネルフ職員と世間話をするといった親しみやすい面もある。また、息子シンジをエヴァ初号機に乗せようとするゲンドウに「本当にこれでいいんだな」と念押しするなど、生来の真面目さや人の好さが見え隠れしている。
新劇場版では、あくまでシンジを道具として扱おうとするゲンドウに対して、ゲンドウ自身の生き様を見せるべきだと強い語気で主張するなど、ゲンドウ以上の碇親子への関心の高さをうかがわせる。
新劇場版では他にもシンジに対して母親・碇ユイと綾波レイの真実を開示するなど、重要な役回りを担った。ネルフと反ネルフ組織ヴィレとの最終決戦においては、1人で3機の戦艦を操るなど縦横無尽の活躍を見せ、ゲンドウが悲願を達成したのを見届けた後、生命原初の姿であるLCLの液状と化して命を落とした。
登場シーンは多くないものの、すべての真実を知る重要人物であり、多くの登場人物に影響を与え導いた教育者らしいキャラクターといえる。

冬月コウゾウの来歴・活躍

テレビアニメ版・旧劇場版

京都大学形而上生物学教授時代~セカンドインパクト

ゲンドウの起こした傷害事件の身元引受人になった冬月

1999年、京都大学で形而上生物学を研究していた冬月は、碇ユイという学生と出会う。ユイの意欲的な研究や朗らかな人柄に惹かれた冬月は、いつしか彼女に教え子という以上の特別な感情を抱くようになった。
しかしその頃ゲンドウ(当時の旧姓は六分儀ゲンドウ)もユイに近づいていた。傷害事件を起こしたゲンドウは身元引受人に冬月を指名し、その縁で2人は知り合うことになる。
ゲンドウはユイの背後にあるゼーレという組織が目当てで彼女に近づいたという噂もあり、当初冬月はゲンドウのことを良く思っていなかった。しかし、ユイとゲンドウはそんな思惑を抜きにして相思相愛となり、後に結婚してシンジという息子を儲ける。
それから1年後、セカンドインパクトという大災害が起きてから、冬月は混迷した情勢の中で難民相手のモグリの医者として活動していた。国連の調査団の一員として南極に向かった冬月は、その船の上でゲンドウと再会する。そこでユイとゲンドウが結婚していたことを知らされた冬月は、少なからぬ衝撃を受ける。

ネルフの前身組織「ゲヒルン」への加入

ユイの実験を見守る幼いシンジ(中央)と左からゲンドウ、冬月、赤木ナオコ

その後国連はセカンドインパクトを隕石の衝突によるものだと公式に発表。その発表に疑念を抱いた冬月は、独力でセカンドインパクトの裏にゼーレとゲンドウの存在があったことを突き止める。冬月は真実を公表するとゲンドウに迫るが、建設中のジオフロントと開発中のエヴァを見せられたことで考えを変える。ゲンドウの語る「E計画」に科学者としての好奇心を動かされた冬月は、ゲンドウの部下としてネルフの前身組織「ゲヒルン」に加わることとなる。

2004年、エヴァ初号機の接触実験中にユイが初号機に取り込まれ消失。大きな喪失感に襲われたゲンドウは、ユイとの再会のため「人類補完計画」を始動させる。
しかし冬月はその少し前、ユイから実験の真意を伝えられていた。ユイの目的は人類の生きた証を永遠に残すことであり、そのためにエヴァと一体化することが彼女の望みだった。冬月は寂しさを覚えながらも、そんな彼女の決断を支持している。

ゼーレによる冬月の拉致

冬月を拘束したゼーレ

2015年、ネルフ本部のある第3新東京市に第3使徒サキエルが襲来。それを皮切りに、ネルフ本部には次々と使徒が襲い掛かり、ゲンドウの息子シンジを初めとするエヴァパイロットたちは過酷な戦いに巻き込まれていく。冬月も常にゲンドウの傍らで戦いの推移を見守り、時にはゲンドウに代わって直接指揮を執った。
使徒との戦いが激化する一方で、ゼーレとゲンドウ・冬月らネルフとの間に徐々に溝が生まれていく。それはゼーレが行き詰った人類の進化を目的としていたのに対し、ゲンドウはユイとの再会という個人的な目的のために人類補完計画を私有化しようとしていたからだった。
この対立は、初号機の覚醒と使徒の持つS2機関の取り込みという事件をきっかけに顕在化する。神に近い存在となった初号機を手にし、ゲンドウが自分のやり方で人類補完計画を遂行しようとしているのではないかと危機感を持ったゼーレのメンバーは、ネルフに潜り込ませていたスパイである加持リョウジを使って冬月を拉致監禁する。
ゲンドウが本当に信用するに足りる人物かを見極めるため、冬月を尋問するゼーレの面々。そこへ冬月を助けに来たのは、拉致した張本人である加持だった。加持は誰の命令でもない独自の考えによって冬月を解放するも、その行為がゼーレへの背信ととられ射殺されてしまう。
加持の犠牲はあったものの冬月は無事解放され、再びゲンドウの元へ戻ることになった。

人類補完計画の発動

ユイの幻覚を見ながら補完される冬月

ゼーレの送り込んできた最後の使徒・渚カヲルを殺害したことで、人類は全ての使徒の撃破に成功。
人類補完計画は最後の段階へ進もうとしていたが、そこへ計画の主導権を取り戻そうとするゼーレが攻勢をかけてきた。ゼーレはネルフ本部に息のかかった戦略自衛隊を送り込み、武力による制圧をもくろむ。
ゲンドウは冬月に全ての指揮を任せ、自分は悲願であったユイとの再会のため動き始める。

発令所に立てこもり、生き残った職員らと共に抵抗を続けていた冬月だったが、そこで人類補完が発動。綾波レイの姿をしたリリスが、その人物の最も愛する人に形を変え、人々の持つ心の壁=ATフィールドを無くしていく。そして冬月は最後に碇ユイの面影を見、「碇、お前もユイ君に会えたのか」と言い残してLCLへと変わるのだった。

新劇場版

14年後のネルフを2人きりで運営

74歳になった冬月

新劇場版においてもほとんど同様の立場であるため、『序』『破』における来歴は省略する。
大きな変化があったのは『Q』以降。『破』の14年後の世界という設定であり、冬月は74歳になっている。
14年の間に旧ネルフ職員のほとんどは離反し、反ネルフ組織ヴィレを設立。今ではゲンドウに従っているのはほとんど冬月だけとなっていた。
しかしその人的資源の乏しさを感じさせることなく、冬月は次々と新兵器を送り込み、かつての部下だった葛城ミサト・赤木リツコらヴィレクルーたちを苦しめた。
また、エヴァ第13号機の搭乗要員として半壊したネルフ本部に連れてこられたシンジを将棋に誘っている。その席で冬月は、シンジの母であるユイが初号機のダイレクトエントリー実験の結果コアに取り込まれたことを明かし、綾波レイも同様に初号機の制御システムになっていると語った。世界を犠牲にしても綾波レイを救いたいと願っていたシンジだが、結局のところレイすら救えていなかったという事実を知らされ、このことが弱っていたシンジの心に更なる追い打ちをかけることになる。

ゲンドウの悲願を見届ける

冬月はたった1人でヴィレを苦しめ続けた

『シン・エヴァ』冒頭ではパリのユーロネルフ本部復元作業に取り組むヴィレクルーに対して、妨害のため大量のエヴァMark.04シリーズを送り込む。8号機パイロットの真希波マリ・イラストリアスの活躍によって全て殲滅されるも、陽電子砲による超高出力な一撃を放ち、実戦経験の少ないヴィレメンバーを震え上がらせた。
その後ヴィレとの最終決戦においてNHGシリーズの戦艦3隻を1人で操るという離れ業を見せ、ゲンドウの狙いであるアディショナルインパクト(フォースインパクトとは異なるインパクトであり、虚構と現実を等しくして世界を1つにしようという計画)発動までの時間を稼いだ。
また、NHGシリーズの戦艦とヴィレの保有する戦艦ヴンダーを利用し、新たな槍の作成に成功。後にその作業を目撃したリツコによってガイウスの槍作成のサンプルにされるが、それすらも織り込み済みであったと考えられる。
その後、冬月の元を訪れたマリに対し、NHGシリーズの主機であり、アダムスの器であるエヴァMark.10、11、12を託す。
そして虚構世界であるマイナス宇宙に行ったゲンドウが、アディショナルインパクトを発動したことを見届けた後、LCLと化し死亡した。元々決戦の部隊である南極は人間が生きられないほどL結界密度の高い場所であるが、冬月は強い精神力でなんとか個を維持し続けていたのだった。

冬月コウゾウの関連人物・キャラクター

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1986年公開、スタジオジブリ作品。宮崎駿氏が監督、脚本、原作を手掛けた長編アニメです。飛行石という不思議な石を持つシータと、彼女を助けた少年パズー。空に浮かぶとされる島ラピュタ発見を夢見て、飛行機を作っていたパズーはシータと共にラピュタ探しを提案します。そこに空中海賊、政府軍などが飛行石、そしてラピュタを狙い介入。ただの冒険活劇でないところが、数十年経っても衰えない人気を誇っています。

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ふしぎの海のナディア(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

「ふしぎの海のナディア」とは1990年から1991年までNHKによって放送されたテレビアニメ。この作品は「海底二万マイル」を原作としており、庵野英明が総監督を務めていました。19世紀を舞台としており、ナディアを巡ってノーチラス号と世界制服を企むネオ・アトランティスの戦いを描いたアニメです。

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天元突破グレンラガンのガンメン・ロボット・兵器まとめ

「天元突破グレンラガン」は2007年4月から同年9月まで放送された、GAINAX制作のオリジナルロボットアニメ。2008年と2009年には劇場版が公開された。作品は全4部で構成されており、2部までの少年期と3部以降の青年期を通して、主人公である「シモン」と彼が率いる「大グレン団」の熱き戦いが描かれている。 本記事では主要兵器として登場するロボットの『ガンメン』を中心に各部ごとまとめていく。

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①《vol.1〜15》「アメトーーク」DVD別《アニメ・漫画》ネタ芸人まとめ

雨上がり決死隊のトーク番組、略して「アメトーーク」ですが、毎回面白いですよね。近年ではperfumeさんやハーフ芸人会、プレゼン大会などもあり、その面白さは無限大です。そんな中、今回は「アメトーーク」の中で取り上げられたアニメ・漫画に関する回、DVDのvol.1からvol.15巻までを、まとめてみました。

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『エヴァ』に『デュラララ』『ガンダム』とキティちゃんコラボはとどまる事を知らない!

「キティちゃん」と言えば、サンリオの代名詞と言っても過言ではないキャラクター。日本の女の子にもっとも愛され、そしてもっとも色々な“モノ”達とコラボを果たした別名「仕事を選ばないキティ先輩」。こちらでは、そんなキティちゃんのアニメや漫画を中心とした“コラボ遍歴”を集め、まとめてみました。

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