ポケットモンスター(ポケモン、Pokémon)の強さの変遷まとめ

20年を超える長寿シリーズの「ポケットモンスター(ポケモン、Pokémon)」。その歴史は長く、作品が出るごとにバトルには様々な要素が登場してきた。それにともない、ポケモンバトルを楽しむプレイヤーたちの対戦環境も変わってきた。ここではその移り変わりを解説していく。

「ウルトラビースト」と呼ばれるポケモンたち

「ウルトラビースト」とひとくくりにされるポケモンたちも対戦環境のメジャーであった。
ウルトラビーストとは、異次元からやってきたポケモンと言われる存在であり、そのどれもが極端なステータスを持っている。その極端なステータスは、偏りが激しいと言われていた第5世代のポケモンたちよりもひどく、「とあるステータスにおいては全ポケモン最高を誇るが、別のステータスにおいては全ポケモン最低」というほど。

ウルトラビーストたちはウルトラビースト専用の特性「ビーストブースト」を持つ。これは、特性「ビーストブースト」を持つポケモン(=ウルトラビースト)が相手を倒した場合、自身のもっとも高いステータスが更に上昇するという効果を持っている。
これによって、攻撃に特化したウルトラビーストはさらに攻撃力を増し、防御に特化したウルトラビーストはさらに防御力を高めることができ、長所をさらに伸ばすことができる。

カプ・コケコ

カプ・コケコは優秀なタイプ相性とアタッカーに向いたステータスを誇り、第7世代からの対戦環境に新たに登場した。
電気タイプの技の威力を上昇させる特性「エレキメイカー」によってそのステータスはさらに強化され、高いダメージを叩き出す。
電気技以外のまともな技を覚えることができないため技のレパートリーは狭いというのが欠点である。

カプ・テテフ

カプ・テテフはカプ・コケコと並ぶアタッカー向けのポケモン。
エスパータイプの技の威力を上昇させる特性「サイコメイカー」によってそのステータスはさらに強化され、高いダメージを叩き出す。
その威力は防御性能に特化した耐久型のポケモンでも強引に突破してしまえるほど。
サブウェポンとして覚えられる技も一通りはあるため、エスパータイプのアタッカーとしてはシェア独占に近い地位についた。

ドヒドイデ

ドヒドイデは水・毒複合タイプの耐久型ポケモン。
自身のタイプに毒タイプを持つため『どく』状態にされることがなく、ステータス異常への耐性も高い。今作から毒タイプのポケモンは「どくどく」を必中で放てるようになったため、相手が「どくどく」を無効化できる鋼タイプ、毒タイプでなければ必中で『どく』状態にできる。
これは他の耐久型のポケモンにはない利点であり、耐久戦術を得意とするポケモンとしてはかなり高い性能を誇る。

ミミッキュ

ミミッキュは素早さ、攻撃力ともにいまいち物足りない性能をしているが、強力な特性を持っている。
相手からの攻撃技を一度だけ防ぐ特性「ばけのかわ」により必ず1回は行動できる。1ターン目の相手の攻撃を「ばけのかわ」で無効化したあと、2ターン目の相手の攻撃もHPを1だけ残して耐える道具「きあいのタスキ」でさらに耐えれば最低2回の行動が可能となる。この最低2回の行動ができるというのはミミッキュにしかない長所であった。
2回確実に行動できるのならば、その間に自己ステータスを高める技で能力を補強することで物足りない素早さと攻撃力を補うことができる。

第7世代の対戦環境において前作から強化されたポケモン

フライゴン

フライゴンは既存の技を新たに獲得したことによって同種との差別化に成功し、対戦環境に居場所を築くことができた。
飛行、ドラゴンタイプのポケモンであるフライゴンは今まで同タイプのポケモンたちとの差別化に悩まされていた。フライゴンが覚えることのできる技は他の同タイプのポケモンも覚えることができたため、同タイプのポケモン(ことに対戦環境の頂点に居座るガブリアス)の劣化と呼ばれていた。しかし「りゅうのまい」を獲得したことで最大のライバルであるガブリアスとの明確な差別化ができるようになった。

ペリッパー

ペリッパーはステータスの強化に加え、特性「あめふらし」を新たに習得した。
これまで伝説のポケモンであるカイオーガや、ルンパッパくらいしか持っていなかった特性を獲得したことで、これらのポケモンと同じ役割が遂行できるようになった。
天候が『あめ』状態ならば必中となる高威力技「ぼうふう」も覚えることができるため、雨パの始動役としてもアタッカーとしても活躍できるようになった。

鋼タイプのポケモン全般

対戦環境はフェアリータイプのポケモンが増えてきたことで、フェアリータイプの弱点をつくことができ、またタイプ相性によって耐性が多い鋼タイプの需要が増加した。
特にフェアリータイプのアタッカーの筆頭であるカプ・テテフの技をすべて半減できるため、カプ・テテフ対策として鋼タイプのポケモンが頻繁に対戦環境に登場するようになった。
そのため、鋼タイプに分類されるポケモンは価値が上昇し、相対的に強くなったといえる。

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