ラ・ラ・ランド(La La Land)のオマージュしたミュージカル映画まとめ

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2016年に全米で公開されたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。
母国アメリカをはじめ世界中で大ヒットを記録し、アカデミー賞では監督賞をはじめ6部門で賞を受賞しました。そんな「ラ・ラ・ランド」にはミュージカル映画の名作のオマージュがちりばめられていて、それも見どころになっております。
今回は、「ラ・ラ・ランド」でオマージュされている映画について紹介します。

「ラ・ラ・ランド」の概要

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2016年に全米で公開されたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。
主演は「君に読む物語」、「ブルーバレンタイン」のライアン・ゴズリング、「マジック・イン・ムーンライト」、「ゾンビランド」のエマ・ストーン。監督・脚本は「セッション」のデイミアン・チャゼル。作曲は、「セッション」のジャスティン・ハーウィッツ。
LAを舞台にハリウッド女優を夢見るミアとジャズの復興を夢見るセブの恋愛物語を描いた本作は、母国アメリカをはじめ世界中で大ヒットを記録。日本では2017年2月に公開され、2017年5月16日の時点で興行収入40億円を突破するなど大ヒット中です。
主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの熱演、オリジナリティの高さ、過去のミュージカル映画へのオマージュを交えたストーリー・曲は、アメリカの映画関係者からも高く評価されていて、「ビッグ」、「パンチライン」で知られる名優トム・ハンクスもオリジナリティの高さを高く評価していました。
そして2016年度アカデミー賞ではチャゼルの監督賞、エマストーンの主演女優など6部門で賞を受賞しており、2016年のアメリカ映画を代表する作品と言えます。

過去の名作ミュージカル映画へのオマージュがちりばめられている理由とは

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「ラ・ラ・ランド」で過去のミュージカル映画がオマージュされている理由はデイミアン・チャゼル監督の学生時代の経験にあります。
デイミアン・チャゼル監督は学生時代にビッグバンドでジャズを演奏していて、ジャズの黄金期と言われる40、50年代ジャズおよびジャズミュージカル映画に対する強い愛情を抱いていていました。そのため40、50年代のジャズを信奉するセブを中心にジャズミュージカルを制作することになります。
ミュージカルなので、登場人物が歌い踊り感情を表現します。この映画の主人公の1人であるセブは40、50年代のジャズの信奉者なので、セブが感情表現をする時には、40、50年代のジャズミュージカル映画およびそのハリウッドのジャズミュージカル映画に影響を受けた60年代のフランスミュージカル映画を中心にオマージュした方が上手く表現できるという理由からオマージュがちりばめられています。

出演者たちの衣装が50年代ミュージカル風

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「ショウ・ボート」の主演ハワード・キールとキャスリン・グレイソン

冒頭の高速道路で踊るシーン、ミアがルームメイトと共にパーティへと向かうシーン、パーティで参加者が群舞を踊るシーンなどこの映画の出演者たちは原色の衣装に身を包んでいます。
これは50年代のミュージカル映画に登場する衣装へのオマージュになっています。50年代は白黒映画が主流で、カラー映画が珍しい時代。カラー映画はお金をかけた大作だけだったので、色を贅沢に使おうということからカラフルな色使いの衣装を採用したそうです。
例えば1951年に公開されたミュージカル映画「ショウ・ボート」は出演者たちが原色の衣装に身を包んでいて、主演のハワード・キールの衣装は原色のスーツになっています。
「ラ・ラ・ランド」は50年代のミュージカル映画のオマージュがテーマになっているので、エマ・ストーンたちは50年代のミュージカル映画に登場するような原色のカラフルな衣装を身に纏っています。

フランスのミュージカル映画の影響を受けた劇中歌

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「ラ・ラ・ランド」の音楽を手がけたジャスティン・ハーウィッツが過去のミュージカル映画の音楽に影響を受けていることを認めています。
影響を受けている映画は「雨に唄えば」や「バンド・ワゴン」などのMGMミュージカル。また、「トップ・ハット」や「有頂天時代」などのフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのミュージカル。そしてフランスのミュージカル「シェルブールの雨傘」と「ロシュフォールの恋人たち」です。
例えば冒頭のハイウェイで群舞を踊るときに流れる「Another Day of Sun」は、「ロシュフォールの恋人たち」で、カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックが歌う「Les Soeurs Jumelles」という曲にメロディがよく似ています。
「ラ・ラ・ランド」は音楽にも過去の名作ミュージカルへのオマージュがたくさんあります

ロシュフォールの恋人たち

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冒頭、渋滞の高速道路でLAっ子たちが車から飛び出し「Another Day of Sun」をバックに群舞を踊るシーン。
これはジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス、カトリーヌ・ドヌーヴなど豪華キャストが共演したフランスのミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」の冒頭のシーンへのオマージュです。
「ロシュフォールの恋人たち」の冒頭のシーンは、パフォーマンスを披露するために町へとやってきた旅芸人たちが、トラックから降りて踊るのですが、車から降りて踊るところ、カメラのアングルなどかなり影響を受けています。
音楽だけでなく、こうしたシーンでも60年代のフランスのミュージカル映画からの影響を受けていることが分かります。

パーティーへと向かうミア

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プールで開かれるパーティーへと向かうミアとルームメイトのケイトリン、アレクシス、トレイシーが、「Someone in the Crowd」を歌いながら踊るシーン。
このシーンでは1960年代に公開された「ウェストサイドストーリー」、「スウィート・チャリティー」、1978年に公開された「グリース」など幅広く過去の名作ミュージカルをオマージュしています。

グリース

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ミアがベッドの上にいるシーン。
これは1978年に公開された高校生で不良グループのリーダーのダニーとオーストラリアに住む高校生のサンディとの恋物語を描いたミュージカル映画「グリース」のあるシーンから来てます。
「グリース」の中に、父親の仕事の関係でアメリカの学校に転校してきたサンディが、仲良くなったアメリカのルームメイトと共に、寮のベッドの上で「Look At Me , I'm Sandra Dee」を歌うシーンがあります。
「ララランド」のベッドの上で歌うシーンは、この「グリース」のベッドの上で歌うシーンから来てます。

ウェスト・サイド・ストーリー

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