ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン(ジョジョEoH)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』とは、バンダイナムコエンターテインメントより2015年12月17日に発売されたPlayStation 3及びPlayStation 4用アクションゲーム。略称は『ジョジョEoH』。本作は荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを原作としており、同シリーズの第三部『スターダストクルセイダース』の主人公である空条承太郎が、宿敵・DIOとの決戦に勝利した後に突如として発生した時空を越えた異変に、仲間たちと共に立ち向かう物語を描いている。

『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』の概要

『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』は、2014年12月に制作、発売された、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズをもとにしたPlayStation 3及びPlayStation 4用対戦アクションゲームソフトである。そして本作には、前年に発売された同機種対応の対戦格闘ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』(以下、『ASB』)から引き続き、サイバーコネクトツーが開発を担当している。そして『ジョジョの奇妙な冒険』原作者の荒木飛呂彦は、本作のメインモードであるオリジナルストーリーの監修と、本作のオリジナルキャラクターにして最終ボス「天国に到達したDIO」のキャラデザインを担当している。
先述の通り、『ASB』と同じくサイバーコネクトツーが開発を担当しているが、本作は対戦型格闘ゲームであった『ASB』とは異なり、2対2のタッグで戦うアクションゲームとなっている。また、当初『ASB』で問題となっていたPlayStation Storeでの課金によるキャラクター強化システムは撤廃され、ダウンロードコンテンツによる追加キャラクターも、本作のパッケージ版の初回購入特典の「第4部 空条承太郎」のみとなっている。

『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』のあらすじ・ストーリー

第1章「スターダストクルセイダース」

承太郎たちの前に現れたスピードワゴン(画面奥右)。さらにDIOとの決戦で命を落としたはずの花京院(画面奥左)も現れたことで、承太郎たちはただならぬ異変が起きていることを悟る。

1998年、「スタンド」と呼ばれる謎めいた超能力の発現と暴走によって命の危機に瀕した母・ホリィを救うべく、空条承太郎は祖父のジョセフ・ジョースター(以降、老ジョセフ)、花京院典明、モハメド、アヴドゥル、ジャン・ピエール・ポルナレフ、野良犬のイギーという4人と1匹の仲間を得て、エジプトのカイロを目指す長い旅に出ていた。その長い旅時の果てに辿り着いたカイロで、ホリィに起きた異変の元凶であるDIOと対峙。決戦に挑む承太郎だが、DIOのスタンド「ザ・ワールド」の圧倒的なパワーを前に花京院、アヴドゥル、イギーは命を落としてしまう。
老ジョセフとポルナレフもDIOとザ・ワールドの圧倒的なパワーを前に力尽きて倒れ、さらに承太郎も深手を負いながら、DIOとの壮絶な死闘の末に自らのスタンド「スタープラチナ」を、ザ・ワールドに比肩するパワーを持った「スタープラチナ・ザ・ワールド」に昇華させたことで形勢逆転。その力でDIOに辛勝する。その時承太郎は、DIOの遺体のそばに1冊のノートが落ちているのを発見した。そのノートには「天国に行くための方法」と書かれていたが、承太郎は興味を示さず、ノートを燃やしてしまう。

最終決戦の傷が癒えた承太郎は老ジョセフとポルナレフと共に帰国しようとするが、そこで立ち寄った空港でひとりの男と出会う。それは承太郎と老ジョセフの先祖であるジョナサン・ジョースターの協力者で、現在は故人となったはずのロバート・E・O・スピードワゴンだった。それに困惑する承太郎たちだが、さらに思わぬ事態が起きる。戦いで死んだはずの花京院、アヴドゥル、イギー、そしてディオの配下のひとりであるンドゥールが現れ、承太郎たちとスピードワゴンに襲いかかってきた。
困惑しながらも、承太郎たちはアヴドゥルたちを撃退する。その戦いの後、倒れた花京院にスピードワゴンが近づき、「聖なる遺体」と呼ばれる遺物をかざすと、花京院は正気に戻った。さらに困惑する承太郎たちに、スピードワゴンは聖なる遺体には不思議な力があり、花京院やアヴドゥルたちが敵として蘇ったのもそのせいだと言った。その後、新たに目の前に現れた2つ目の聖なる遺体を手に入れた承太郎たちは、スピードワゴンと共に聖なる遺体を求める旅に出た。

第2章「黄金の風」

洗脳されたブチャラティ(画面奥左)と共に現れた、DIOの配下のひとりでポルナレフの怨敵であるヴァニラ・アイス(画面手前)。かつて倒したはずの怨敵の出現にポルナレフは凄まじい驚きと怒りを露わにする。

承太郎たちが聖なる遺体の力で飛んだ世界は2001年のイタリアだった。そこではDIOの息子でありながら、承太郎たちと同じジョースターの血統を受け継ぐスタンド使いの少年ジョルノ・ジョバァーナが、イタリアを裏から支配するギャング組織「パッショーネ」に入団していた。そして己の信じる正義を貫くためにブローノ・ブチャラティ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガ、レオーネ・アバッキオ、トリッシュ・ウナナと共に叛旗を翻す。組織のボスであるディアボロに決戦を挑み、ブチャラティ、ナランチャ、アバッキオを喪いながらもジョルノはディアボロの打倒に成功する。
ディアボロとの決戦の舞台となったローマのコロッセオで、ジョルノはディアボロを倒した喜びをミスタとトリッシュと分かち合うも、突然、ミスタとトリッシュが姿を消してしまう。思わぬ事態の急変に驚くジョルノの前に、死んだはずのブチャラティとナランチャ、さらにパッショーネの一員で仲間だったパンナコッタ・フーゴが現れ、襲いかかってきた。ピンチに追い込まれるジョルノだが、そこへ現れた承太郎たちに助けられる。

ブチャラティとフーゴを撃退し、聖なる遺体の力でナランチャを正気に戻したジョルノと承太郎たち。そこで逃げたブチャラティを追ってネアポリス駅へ向かうと、ブチャラティは新たな敵と一緒にいた。
その新たな敵はDIOの配下のひとりで、アヴドゥルとイギーをポルナレフの目の前で死に追いやったヴァニラ・アイスだった。ヴァニラの姿を見たポルナレフは憤怒し、ジョルノと共に戦いを挑んだ末に勝利するが、ブチャラティはヴァニラと共にその場から姿を消してしまう。
そこへスピードワゴンと老ジョセフによって助けられたミスタとトリッシュ、そしてナランチャが現れた。承太郎たちがジョルノたちに事情を説明すると、その事情に困惑しながらも、ジョルノ、ミスタ、トリッシュ、ナランチャもブチャラティを助けるべく承太郎たちに協力し、異変に立ち向かうことを決意する。そしてジョルノたちから、拠点として使える不思議な空間への扉を持つ亀をもらった承太郎たちは、さらなる聖なる遺体を探しに次の世界へと向かったのだった。

第3章「ダイヤモンドは砕けない」

杜王町での異変を解決しに奔走する承太郎たちの前に現れた、DIOの側近であるエンヤ婆(画面奥)。霧やゾンビを操る能力を持つ強敵として承太郎たちの前に立ち塞がってくる。

承太郎たちが次に向かった世界は1999年の日本で、その日本にある「杜王町」と呼ばれる町に、ジョースターの血統を受け継ぐ不良高校生のスタンド使い・東方仗助が住んでいた。仗助は岸辺露伴、虹村億泰、広瀬康一、山岸由花子など、同じ町に住むスタンド使いの仲間たちと協力し、杜王町に潜んでいたスタンド使いの殺人鬼・吉良吉影を大激闘の末に打ち倒し、町に平和を取り戻した。そうして吉良が倒れたことで平和を謳歌しかけた仗助と康一だったが、その直後、露伴、億泰、由花子が突然敵となって襲いかかってくるという想定外の事態が発生する。
窮地に陥る仗助と康一だが、そこへ現れた承太郎たちによって救われ、彼らの力を得て敵となった億泰と由花子を撃退し、露伴を正気に戻すことに成功する。しかし休む暇を与えないかのように、仗助と康一の友人で、吉良によって殺されたはずの矢安宮重清と、仗助と激闘を繰り広げた因縁深いスタンド使いのギタリストである音石明が現れ、彼らも敵となって襲いかかってきた。さらなる激闘の末、重清と明も撃退する。その時、どこからか不気味な高笑いが聞こえてきた。承太郎たちが振り返ると、そこには小柄で醜い顔つきの老婆がいた。

その老婆の姿を見て、今度は承太郎が目を疑った。彼女はなんと、過去の戦いで死んだはずのDIOの側近であるエンヤ婆だった。エンヤ婆は自らのスタンド「ジャスティス」の霧の能力によって命を吹き込んだ、大量の屍生人(ゾンビ)を承太郎たちにけしかける。そして大激闘の末、承太郎たちに屍生人を全滅させられ、激しく地団駄を踏むエンヤ婆。そしてエンヤ婆は「『あのお方』こそは王の中の王!お前が刃向かったところで『上書き』されて消滅するのが落ちよ!」と、承太郎に意味ありげな台詞を吐き捨てて姿を消した。
その後、4つ目の聖なる遺体を発見した承太郎たちは仗助、康一、露伴に事情を説明すると、彼らは億泰と由花子と重清を助けるために、迷うことなく協力を約束し、同行を申し出てきた。そして3人を新たな仲間として加えた承太郎たちは、引き続き、聖なる遺体を探しに新たな世界へと向かうのだった。

第4章「ファントムブラッド」

自らの先祖であるジョナサン(画面右中央)と出会い、DIOの前身である吸血鬼ディオ・ブランドー(画面手前)と対峙する承太郎(画面左奥)。原作第一部でジョナサンと幾度となく激闘を繰り広げた強敵としてディオも承太郎の前に立ち塞がる。

承太郎たちが次に向かった世界は、19世紀末のイギリス。すなわち、承太郎、ジョルノ、仗助の先祖であるジョナサンとスピードワゴン、さらにDIOの前身でありジョナサンの義兄弟だったディオ・ブランドーがいた時代だった。人を越えた力を求めて「石仮面」と呼ばれる呪具を身につけて吸血鬼と化したディオの凶行を止めるべく、ジョナサンは、「波紋」と呼ばれる吸血鬼に対抗できる秘術の使い手であるウィル・A・ツェペリに弟子入りして自らも波紋を身につけ、ディオと彼が率いる屍生人たちとの戦いに身を投じていた。
聖なる遺体の力を使い、この世界へと渡ってきた承太郎たちが出た場所は、かつて吸血鬼となって間もないディオとジョナサンが激闘を繰り広げた場所であり、その時の炎で燃え尽きたはずのジョースター邸だった。ジョースター邸が蘇っていることにスピードワゴンが驚くと、その場に深く傷ついたジョナサンが現れる。さらにその直後に大量の屍生人を率いたディオ、そして彼によく似た風貌の青年ディエゴ・ブランドー、DIOの配下のひとりであるマライア、さらにツェペリまでもがジョナサンと承太郎たちの敵となって現れた。

直後に繰り広げられる大乱戦の末、ディオ、ディエゴ、マライア、ツェペリを撃退するジョナサン、スピードワゴン、承太郎たち。ディオたちは捨て台詞を残して撤退する。その後ジョナサンとスピードワゴンは、承太郎たちに自分たちの事情を説明した。自分たちはツェペリと共にディオの居城があるウインドナイツ・ロットへと向かっていた途中で、いきなりこのジョースター邸に飛ばされるという異変に巻き込まれ、そこでディオが率いる屍生人の大軍の強襲を受けたのだという。ジョナサンはこの状況が起きたのには何か裏があると察した。
そこでジョナサンは異変に巻き込まれる際に自分の手元に現れた聖なる遺体をスピードワゴンに手渡し、一緒に戦ってくれる仲間を連れてきてほしいとスピードワゴンに頼んだ。スピードワゴンはどうするか迷ったが、ジョナサンを救うためになる遺体の力を使って承太郎たちの時代へと飛んだという。そうした彼らの事情を受け入れた承太郎たちは、ジョナサンも仲間に迎え入れ、異変の真相を掴むべく聖なる遺体の力でさらなる世界へと飛んだ。

第5章「戦闘潮流」

承太郎たちが行き着いたエア・サプレーナ島に集結する「柱の男」のエシディシ(画面左)、ワムウ(画面中央)、カーズ(画面右)。原作第二部ではこのエア・サプレーナ島に現れたのはエシディシひとりだったが、異変の影響でその歴史が変わってしまっている。

承太郎たちが次に飛んだ世界は1938年のローマだった。その世界にいた若かりし頃のジョセフ・ジョースター(以下、ジョセフ)は、ディオが吸血鬼へと変貌した呪具・石仮面を作った「柱の男」と呼ばれる怪人のエシディシ、ワムウ、カーズと遭遇。カーズたちは強大な力を秘めた宝石「エイジャの赤石」を狙っており、ジョセフはその赤石を守るべくカーズたちに戦いを挑んでいた。そしてカーズたちと戦うべく、かつて波紋における修行を行なっていた場であるエア・サプレーナ島に降り立った老ジョセフと承太郎たちは、修行をしているジョセフとシーザーに遭遇する。
過去の自分と戦友との再会に喜びを隠せない老ジョセフ。一方のジョセフとシーザーはいきなり現れた老ジョセフと承太郎たちに強い不審を抱く。そんな中リサリサが現れ、いきなりシーザーとジョセフに攻撃を仕掛けてきた。そこへジョセフが過去に知り合ったドイツ軍人のルドル・フォン・シュトロハイム、さらにはDIOの配下であるガンマンのホル・ホースが乱入してくる。突然の乱戦の末、ジョセフと承太郎たちはシュトロハイムとホル・ホースを撃退し、リサリサは承太郎が聖なる遺体をかざしたことで正気を取り戻した。

しかしその時、エシディシ、ワムウ、カーズが吸血鬼たちの大軍を率いて現れる。激闘の末、吸血鬼たちを全滅させたジョセフとシーザーは、消耗した体を押して復帰してきたリサリサと共に、勢いに乗って柱の男たちと決着をつけようとする。だが老ジョセフは、ジョセフとシーザーが柱の男たちと戦うにはまだ実力不足だと気づき、「ここでお前らが勝ったとしても絶対に赤石は手に入らんぞ!」と、場に割って入った。老ジョセフの言葉に訝しそうにする柱の男たち。老ジョセフは言葉巧みに場を切り抜けようとするが、そこへシーザーが老ジョセフに食ってかかる。
シーザーを宥めようとするジョセフだが、逆にシーザーの剣幕に感化されて口論する。それを見た老ジョセフはふたりを一喝で制し、冷静になって行動しなければ取り返しがつかないことになると厳しい声で諭す。それに返す言葉もなく押し黙ってしまうジョセフとシーザー。その後の老ジョセフの機転によってカーズたちは勝負を預ける形で撤退。そして事情を聞いたジョセフ、シーザー、リサリサを仲間に迎え入れ、さらに5つ目の聖なる遺体を手に入れた承太郎たちは、残り4つとなった遺体を探しに次の時代へと飛んだ。

第6章「ストーンオーシャン」

承太郎たちの前に姿を現すDIOの唯一の親友であるエンリコ・プッチ(画面右)。彼と共に現れたDIOの配下であるスタンド使いの鳥、ペット・ショップ(画面左)もそうだが、プッチもまた侮れない強敵である。

承太郎たちが飛んだ次の時代は、2011年のアメリカだった。その時代では承太郎の娘である空条徐倫が無実の罪を着せられてG.D.st刑務所に収監されるが、その収監はG.D.st刑務所の神父であるエンリコ・プッチが仕組んだ策略だった。そのプッチの策略と、彼の「天国へ行く方法」という野望に気づいた徐倫は、エルメェス・コステロ、ウェザー・リポート、ナルシソ・アナスイ、エンポリオ・アルニーニョといった仲間たちと共に脱獄を決意。そして脱獄に成功し、プッチに決戦を挑む徐倫だが、その最中にこれまでの時代で起きたものと同じ異変に巻き込まれてしまう。
承太郎たちが刑務所に辿り着いた時、徐倫はエンポリオと共に、異変によって敵となったエルメェスとアナスイとウェザーに追われていた。それを見た承太郎たちはすかさず加勢し、戦いの末にエルメェスとアナスイを聖なる遺体の力で正気に戻せたが、ウェザーには逃げられてしまう。一方、徐倫とエンポリオは承太郎の姿を見て困惑した。何故なら徐倫とエンポリオ、そしてエルメェスとアナスイは、既にこの時代で承太郎と出会っており、この時代における承太郎は40歳だったからだ。

時空を越えて現れた(若い頃の)承太郎に困惑させられながらも、徐倫たちは彼も承太郎と認め、そして承太郎と老ジョセフからも異変にまつわる説明を受け、プッチを倒すついでという形でこの異変を止める為に共に戦うことを決意する。しかしその時、1匹のハヤブサを従えた黒服の男が現れる。そのハヤブサはDIOの配下であるペット・ショップで、黒服の男は徐倫たちの宿敵であるエンリコ・プッチだった。戦いを挑んできたペット・ショップとプッチを撃退する徐倫と承太郎たち。するとプッチは「夜空に輝く満天の星を見たことはあるか?」と、不意に問いかけてきた。
そしてプッチはこうも語った。全ての星々は互いに引き合うことで輝きを強め、その光を増していく。その互いに引き合う星々と同じように人と人との間にも「引力」とものがあって、自分達はその引力によって、この世全ての人間が真の幸福が得られる「天国」に至る道、すなわち「アイズオブヘブン」に到達した、と。不可解な気分になる徐倫と承太郎たちは6つ目の聖なる遺体を手に入れ、仲間たちと共に時を越える旅を続けた。

幕間

徐倫の魂を人質に取って承太郎にポーカーで勝負を挑んできた、DIOの配下のひとりであるダニエル・J・ダービー(画面右)。承太郎(左)は徐倫を救うべく、彼の勝負に応じる。

遺体が残り3つになった所で、承太郎たちは次の時代へ向かうにはどうするか考えていた。するとジョナサンと仗助の世界で見つけた聖なる遺体が何かに反応したのか輝き出す。この様子から、次の時代へ向かえるのは恐らくジョナサンと仗助だと結論づけた承太郎たちは、ふたりに遺体を持たせて次の時代の探索を任せた。残された承太郎たちは休息もかねて待機するが、徐倫がひとりの奇妙な紳士風の男に賭け勝負を挑まれる。さらに徐倫はその賭け勝負で男が仕掛けたイカサマによって負けてしまうい、同時に魂を抜き取られてしまった。
異変を察して駆けつけてきた承太郎を、紳士風の男は不穏な笑いで出迎える。その男はDIOの配下であるダニエル・J・ダービーで、徐倫は彼のスタンド「オシリス神」によって自らの魂をコインへと変えられ、奪われてしまったのだ。承太郎はダービーがテーブルに用意したトランプを見て、かつて自分を打ち負かしたポーカーでのリベンジを求めていると察し、徐倫を助けるべくダービーからの再戦に応じた。そして白熱したポーカー勝負の末、承太郎はダービーに勝利し、徐倫の魂を取り戻すことに成功する。

ダービーは不敵な笑いで承太郎の健闘を讃え、彼にひとつの忠告を送ってきた。自分やヴァニラたちが「あのお方」と呼ぶ存在と出会ったのなら、絶対に闘ってはならない。「あのお方」の能力に太刀打ちすることなど絶対にできないからだ、と。「『真実の上書き』ってやつか?」と、承太郎が訊ねると、ダービーは意外だと言いたげな表情を見せた後にその場から姿を消した。

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ジョジョの奇妙な冒険 第1部(ファントムブラッド)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ジョジョの奇妙な冒険』とは、荒木飛呂彦のマンガ作品、およびそれをもとにしたアニメ、小説、ゲーム作品。第1部「ファントムブラッド」は今なお続く大人気シリーズ「ジョジョ」の原点であり、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーとの青春と対立が描かれています。ジョースター家と宿敵ディオの因縁の物語はここから始まり、様々な時代と舞台で「波紋」や「スタンド(幽波紋)」を駆使して戦いを繰り広げていきます。

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岸辺露伴は動かない(荒木飛呂彦)のネタバレ解説・考察まとめ

岸辺露伴は動かない(荒木飛呂彦)のネタバレ解説・考察まとめ

『岸辺露伴は動かない』とは、荒木飛呂彦による漫画、及びそれを原作とするアニメ、ドラマ作品であり、荒木の代表作『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場する岸部露伴のスピンオフである。リアリティを追求する漫画家の岸辺露伴が、作品の取材で奇妙な現象に巻き込まれ、持ち前の知識、機転、スタンドと呼ばれる超能力で危機を回避する。日常に潜む恐怖や、意外な真実との遭遇を奇抜なアイディアで描く。派生作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の他、短編小説集もある。

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『ジョジョの奇妙な冒険』第3部スタンドの「暗示」まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』第3部スタンドの「暗示」まとめ

『ジョジョ』第3部で初めて登場し、今やパロディやたとえで使われる「スタンド」ですが、初期のものはタロットカードがモティーフで、各スタンドの「暗示」が語られていました。が、「イエロー・テンパランス」以降何でか暗示を言わなくなりましたね。「いや、何の暗示だよ」と。気になりますよね。主人公側も特に語られていませんし、ネット上で散々解釈されているかもしれませんが、まとめました。

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『ジョジョの奇妙な冒険』×「資生堂」になんだかワクワクさせられた!

『ジョジョの奇妙な冒険』×「資生堂」になんだかワクワクさせられた!

資生堂といえば日本が誇る化粧品メーカー。ところが資生堂が“本気”を出した「ジョジョ」のコスプレ(?)を、それも18人にも及ぶキャラクターを披露していた事実をご存知でしょうか? その本気クオリティたるや「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」レベルなうえに、実はコスプレをしたモデルやスタッフなどにも大きな秘密があったのです。

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名言、迷言多し!第六部までの『ジョジョの奇妙な冒険』歴代ジョジョとラスボスを網羅

名言、迷言多し!第六部までの『ジョジョの奇妙な冒険』歴代ジョジョとラスボスを網羅

第一部冒頭より名言と迷言、そして名シーンの宝庫である『ジョジョ』。まさにタイトル通り、「ジョジョ」の異名を持つ者が過酷な運命に身を投じるというサーガ。「宇宙が一巡りする」前の第六部までの「ジョジョ」と、各部を盛り上げてくれたラスボス、並びに名言と迷言をまとめました。ジョジョ立ち、スタンド戦、頭脳戦ばかりがジョジョの魅力ではない!?

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子供、動物、ゾンビまで?『ジョジョの奇妙な冒険』異質のスタンド使いまとめ(第六部まで)

子供、動物、ゾンビまで?『ジョジョの奇妙な冒険』異質のスタンド使いまとめ(第六部まで)

『ジョジョ』のスタンドバトルは知略戦、意外な能力などで見ていて白熱します。基本的にスタンド使いといったら10代半ば以降の人物、人間が多いのですが、中には「こいつがそうだったのか!」となるような「スタンド使い(本体)」も。動物だったり子供だったりと、そんな異色のスタンド使いをまとめました。能力を操れていなかったり、修行の果てに能力が目覚めた人までいて、奥の深いスタンド道です。

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