〈物語〉シリーズ セカンドシーズンの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

〈物語〉シリーズ セカンドシーズンは、西尾維新による「化物語」「偽物語」の続編にあたるアニメ作品である。
怪異と呼ばれる怪奇現象にまつわる事件に、主人公「阿良々木暦」や周囲の人間が巻き込まれ、解決していく物語。時系列で言えば夏休み明けにあたり、暦の夏休みを描いた「偽物語」の直後である。原作小説「猫物語(白)」をはじめとして、「傾物語」「花物語」「囮物語」「鬼物語」「恋物語」の全六篇が収録されている。
各物語でそれぞれ印象的な名言が多くあり、作品における重要なファクターの一つとなっている。

ある日、突然クチナワという名前の蛇の神(怪異)に憑かれた撫子はその影響で、ずっと消極的で引っ込み思案だった己の性格が一転、二重人格にでもなったかのように豹変し、本音や本性を隠すことなく暴言をぶちまけてしまう。そのシーンでのセリフである。

撫子のクラスはかつて呪いが流行しており、実害はほとんどない子供のおまじない程度のものだったが、それによって人間関係がぎくしゃくしたままとなっていた。委員長である撫子は、クラスの現状をどうにかしてくれと担任に頼まれる。
忍や月火に言われた前述の各セリフなどが積み重なり、更にお門違いな頼み事を押し付けられたことによって撫子の負の感情はついに爆発した。撫子自身もそんなクラスメイト達に鬱憤が溜まっていた節はある。撫子の矛先はそちらに向き、クラスメイト達に向かって荒々しい説教を吐き始めた。クチナワによって自制心がきかず、思っていたこと全てを荒々しく口に出し、その最後の締めとして発せられたセリフ。
どれほど負の感情がたまっていて、どれほどうんざりしていても、この最後の一言も紛うことなき本音であり、何より大事にすべき気持ちだろう。

私は臥煙伊豆湖。なんでも知ってるおねーさんだ。

タイムスリップの一件から帰還し、暦は八九寺と会って喋っていた。そこへ突如として、謎の暗闇が出現し、追いかけてきた。
暦たちはそれを「くらやみ」と称した。実際にそう表現する他ない、空間に穴でも開いたようなただの闇である。怪異かどうかすら定かでない。完全に正体不明だが、本能の警鐘に従ってひたすら二人は逃げ惑い、ついには山奥にまで至る。
その山で、怪異の専門家である臥煙と出会う。その初対面時、暦たちに向けて発した臥煙の言葉である。
「なんでも知ってる」という言葉通り、見透かしたように暦たちの現状を言い当て、対処法も正体もまるで分からないくらやみの情報も次々と提示され、物語が一気に加速していく。あらゆるものを見透かしたように何でも知っている臥煙は、今後も物語のキーパーソンに度々なる。「なんでも知ってる」というこのセリフこそ、臥煙の代名詞的な名言である。

誤解を解く努力をしないと言うのは、嘘をついているのと同じなんだよ。

実はくらやみは四百年前にも忍の前に現れていた。四百年前、忍は日本に来た際、神として町民から崇められ、しばらくは神としてその町で生活していた。その時に現れたのがくらやみである。
くらやみは『世界のルールそのもの』とでも言うべき存在であり、ルール違反をした存在を罰する超常現象だという。
怪異というのは人間の恐怖や畏怖が形を帯びた現象であり、その存在意義を偽ってはいけない。恐怖の対象として生まれたはずの怪異が、その恐怖を集めないような偽りの形で存在することは許されない。それがルールであり、くらやみはそれを罰するためのシステムだという。
忍は吸血鬼という怪異であるはずが、神のふりをして偽って存在していた。そのため、四百年前くらやみに追われた。
忍が神として崇められたのは、忍の意図でなく町民の意思によるものであるし、忍にとってはそんなつもりのなかったイレギュラーな崇拝である。しかし、その誤解を解こうとせず神として居座っていたのであれば、騙しているのと同じこと。嘘というのは口に出した言葉の内容だけでなく、その人の気持ちやスタンスが問題であると主張する名言である。

世の中にはいい嘘と悪い嘘がある、それは認める。私はよく知っている。だけどね、こよみん――――許される嘘なんてものはないんだよ。

四百年前の忍と同じように、今回は八九寺がルール違反を犯していた。
八九寺は十一年前に未練を残したまま死んで幽霊となり、「迷い牛」という人を道に迷わせる怪異として存在していた。しかし「母に会いに行く」という未練は暦によって解決し、現在は未練のないただの浮遊霊として町をぶらついているのみである。成仏するはずの存在が成仏せず、道に迷わせるはずの怪異がその本分を全うしていない。これに対しくらやみが出現し、八九寺を世界から消し去ろうとしていた。
上記の名言は、「くらやみ」現象について暦に説明をしている臥煙のセリフの一つである。
当然、八九寺には嘘の自覚などなく、悪いことをしたわけでもない。むしろ本人や周りの人間にとって決してマイナスには働かない、良い嘘と言える。しかしルールそのものに対して言い訳なんてしても無意味である。現実の社会においても本質をついていると言える、現実主義的な鋭い名言である。

阿良々木さんと楽しくおしゃべりしていたこの三ヶ月は、 わたしが一人で道に迷っていた十一年を、十分埋め合わせてくれましたから。

くらやみはいずれ八九寺を飲み込み、さらに八九寺の関係者まで巻き込み飲み込んでしまう恐れがあるという。その解決策として、八九寺は自分から成仏することを選ぶ。八九寺さえ成仏してしまえば、くらやみが出現する理由はもう無い。
それに対し猛反対する暦への、八九寺の言葉である。
わずか十歳そこそこで事故死し、幽霊として十一年間も孤独に彷徨い続けて、その苦労がようやく終わり、暦と楽しくお喋りできるような日常がやってきたというのに、それがルール違反であると言われて納得できるはずもない。そう言って感情を昂らせる暦だったが、八九寺は上記のセリフを返した。シリーズで長く登場し、物語シリーズの象徴の一つである雑談パートの多くを担ってきたキャラクター、八九寺の感動のお別れシーンである。

俺はかなり野暮で世間知らずの男だがな、レディーをエスコートするときには当然店の予約をする。

「恋物語」は、撫子がクチナワの影響で神になってしまう結末で終わる「囮物語」の、解決編を描いたものである。
クチナワの言葉に乗せられるままに暦の部屋に隠してあったお札を盗みだした撫子だったが、それを暦に目撃された上、己の恋心や学校での乱心もバレていると知り、自棄になってお札を飲み込んでしまう。そのお札は蛇の神クチナワの本体が封印されており、それを取り込んだ撫子は神になった。どうにか解決しようと奮闘する暦だったが、神となった撫子の前では歯が立たず、瀕死の敗戦を繰り返していた。
そこで、戦場ヶ原は怪異の専門家かつ、詐欺師の貝木にこの一件の解決を依頼する。
その会談をすべく駅で待ち合わせした際、「レディーをエスコートするのに店の予約もしないの?」と戦場ヶ原に言われ、それに対して貝木が返したセリフ。「お前はレディーじゃない」と暗に告げている。
戦場ヶ原のトゲの含んだ言葉自体を利用して嫌味を返す、貝木の詐欺師らしい舌の回りっぷりが分かると同時に、相当な年下の女の子を口喧嘩で負かす性格の悪さが分かるセリフである。

それは子供の理屈だな。大人はそう簡単には仕事を投げださない。

戦場ヶ原からの依頼を受け、撫子の一件の解決に動き出した貝木。しかしそこで、昔の大学の先輩という関係である臥煙から「手を引け」と言われ、300万円渡される。臥煙は臥煙の思惑が色々とあるようで、貝木に町を引っ掻き回されたくないようだった。それでも、300万円貰うだけ貰って、貝木は手を引こうとはしなかった。
その話を知った戦場ヶ原が、「300万円貰って仕事を続けるか辞めるか選ぶなら、普通辞めるでしょ」と貝木に言ったときの、貝木の返事。
手を引けと言われたら手を引きたくなくなる貝木の捻くれた性格が大きく影響した故の選択なのだが、思っても無い上記のセリフを言い放った。貝木のペテン師っぷりがよく表れたセリフである。

本人が幸せだと思っているから、幸せだということにはならないでしょう。

貝木とは別に、羽川も解決に動いていたようで、貝木に接触を図ってきた。
貝木は神社に神として居座っている撫子と何度も会っており、神として生活する撫子の様子を見て来ている。撫子を助けようとする羽川に対し、「撫子は神になって幸せそうにしている」と忠告する。助ける、という気持ちで動いても、それは撫子の幸せを奪うことになりかねない。
しかし、それに対して羽川は上記の返答を返した。
自分の幸せは自分次第、という類のロジックが正しいとされがちな一般論の中、まるで逆を突く羽川の一言である。
幸せの定義は難しいものだが、だからこそ自分で信じるものを自分で定めるしかない。その理屈が綺麗で、理想とされるのは分かるが、「思い込み」ほど怖い精神状態は無いというのもまた事実である。「自分がそう思っているから」というだけの事実に全て委ねてしまうのは危険極まりない。
この一言だけで、色々と考えさせられる、羽川の鋭い名言である。

言葉なんてのは全部嘘で全部ペテンだ。どんな真実であろうと語った瞬間に脚色が入る。

6a3155130izumi
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