サガ フロンティア2(SaGa Frontier 2)のネタバレ解説・考察まとめ

『サガフロンティア2』とは、現スクウェア・エニックスが1999年に発売したプレイステーション用ソフト。ジャンルはRPG。サガシリーズとしては8作目、『サガフロンティア』シリーズでは2作目に当たる。
シリーズの特徴であるフリーシナリオは、今作では年代順にシナリオを追っていく「ヒストリーチョイス」システムとして採用されている。術が一般化している世界を舞台に、術が使えないギュスターヴ13世と時代の影で起こる災いに立ち向かうウィリアム・ナイツとその一族を主人公に、約100年に及ぶ物語が描かれる。

今作ではこれまでのサガシリーズで採用されていたフリーシナリオに代わる「ヒストリーチョイス」システムが採用されている。
このシステムでは、世界全体の歴史の流れに沿ってシナリオをプレイし、見たいエピソードの登場人物を操作して、歴史の細部を体験できる。

世界地図の各所にシナリオ名が表示され、これを選択する事でイベントを始めることができる。
それぞれのシナリオでは、異なるキャラクターや舞台が登場し、シナリオの分岐こそないものの、そのシナリオの放棄や順序の変更などを任意で行える。
歴史を追っていくストーリーのため、年代やシナリオによって操作するキャラクターやパーティキャラクターが変化する。
シナリオの中にはキャラクターを操作せず、ただ歴史を見るだけのものもある。

シナリオ進行に伴い、主人公や仲間キャラクターも大きく変わっていくため、入手したアイテムや覚えた技や術などはシナリオ進行に関係なく共有される。
このシステムは皇帝が代替わりしていく『ロマンシング サ・ガ2』に近いが、育てたキャラクターのパラメータなどの能力は継承されないために、1人のキャラを育ててやり込むことができない。
また、前のキャラクターの装備品を回収する「装備回収屋」というシステムがあり、装備品を流用することができる。

世界地図の画面から簡単な年表を見ることができる。
この年表には、プレイヤーが進めたイベントの情報が随時追加されていき、歴史となっていく。その歴史を完成させていき、歴史の陰に隠された事実を折り込みながらゲームを進めていく。
また、ギュスターヴ編についてはゲームを開始後には、その後の歴史のあらすじが表示されており、まるで歴史小説を読んでいくようなシステムになっている。

バトルシステム

戦闘はこれまでのシリーズと同じシンボルエンカウント式を採用。
マップ上のシンボルに接触すると戦闘開始となる。
敵を全滅させ戦闘に勝利すると、戦闘に参加したキャラクターの各種パラメータが成長し、パーティキャラクターのHPが25%回復する。
また戦闘中に敵と交渉することができ、戦闘を終了させることも出来る。戦闘状況が有利な交渉をした場合、敵を倒した時と同じようにキャラクターは成長する。

戦闘に参加したパーティメンバー全員のHPが0になり全滅した場合や、主人公のLPが0になった場合は、ゲームオーバーとなる。

パーティバトル

戦闘に参加できるのは最大4人までであり、敵も最大4体まで登場する。
今作では行動順の指定が可能であり、素早いキャラクターから行動できるターン制。
前作で好評だった技や術を連続で仕掛ける「連携」も健在であり、この行動順指定により連携が作りやすくなるというメリットがあるが、デメリットとして行動速度が遅くなる。

ロール

戦闘時のパーティメンバーに役割を割り振るというシステム。
ロールは所持しているキャラクターを仲間にすることで取得できる。
ロールは全部で30種類あり、戦闘前に各キャラクターに特定のロールをセットさせておくことで様々な効果が付与される。

ロールは基本の「自由行動」以外は各キャラクターに1つずつしか付けられない。
例えば、「鉄砲玉」というロールなら行動の早さが1.2倍になる。
「軍神」ならば攻撃力が1.5倍になり、WP・JPの回復を防止するなど、いずれも戦闘の役に立つロールがそろっている。
また、攻撃が繋ぎやすい「切り込み」や「エース」など、連携がしやすいロールもあり、戦術の幅が広がる。

デュエル

戦闘時に1人で戦うシステム。
参加者を1人選び、敵と1対1で戦う。
通常のパーティバトルとは違い、直接コマンドを入力することはできず、デュエル専用のコマンドを使用することになる。
「斬る」「叩く」などのコマンドがあり、それぞれ装備品を指定して入力する。装備品に使えるコマンドは、武器の種類や術のアニマに応じたものになる。
そのため、WP・JPや、装備品の使用回数を消費する。
このコマンドを技や術を組み合わせて合計4回入力すると、デュエルバトルでキャラクターが入力した通りに動く。
この時、特定のコマンド同士の組み合わせで、合成技が発動する。
術を合成するには、術の説明欄に書かれているアニマを順番どおりに入力する。
このシステムを利用すれば、まだ修得していない技や術を編み出して発動することができ、その後は一部の技を除いて、他のキャラクターや、パーティバトルでも使用できる。

デュエルでは、双方の行動に相性が設定されており、相性が有利な場合はこちらの攻撃が回避されず、相手の攻撃を回避できたりする。これらの相性の有利・不利は緑と赤で表示される。

コンバット

ギュスターヴ編のみに登場する、軍団同士の簡易シミュレーション。
マス目状のフィールド上に自軍と敵軍の、コンバット専用のユニットが配置されている。
味方フェイズ終了後に敵フェイズになるというターン制でマップ上のユニットを動かし、敵ユニットとぶつかると戦闘になる。
基本は4人1組のユニット同士の4対4の対戦となり、HPはいずれも100となっている。
ユニットは歩兵・弓兵・鋼鉄兵の3種類で、強化や装備の変更はできない。
ターン終了時にユニットの数が4以下の場合は、敵・味方にそれぞれ設定されている予備兵のストックから1名ずつユニットが補充される。予備兵ストックが尽きると補充されなくなる。
イベントにより特定のキャラクターが登場することがある。
戦闘終了時、ダメージが大きい方が敗北扱いとなり1~2マス後退する。この時、退路がすべて塞がれている場合は撃破扱いとなり、ユニットが消滅する。
また、勝利条件・敗北条件がそれぞれ設定されており、その条件を満たすと勝利または敗北となる。

武器

攻撃用の装備で、2つまで装備できる。

武器の中で26種と最も数が多く、攻撃力の高いものが多い。
ファイアブランドやギュスターヴの剣などがある。

高い攻撃力を持つ武器であるが、命中率に難がある。
ハンマーヘッドやゴールデンアクスなどがある。

主に補助的効果を持つ武器。追加効果が豊富にある。
氷晶の杖やハードロックなどがある。

威力はそれなりだが、連携しやすい技を多く持つ。
氷の槍や鋼の槍などがある。

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@kiyokiyo23

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