サガ フロンティア2(サガフロ2、SaGa Frontier 2)のネタバレ解説まとめ

Mv5bzddhytuymdatyjzkmy00ztnjlthjnwitndnmn2uwmmiwntflxkeyxkfqcgdeqxvymzm4mjm0nzg . v1

『サガフロンティア2』とは、現スクウェア・エニックスが1999年に発売したプレイステーション用ソフト。ジャンルはRPG。サガシリーズとしては8作目、『サガフロンティア』シリーズでは2作目に当たる。
シリーズの特徴であるフリーシナリオは、今作では年代順にシナリオを追っていく「ヒストリーチョイス」システムとして採用されている。術が一般化している世界を舞台に、術が使えないギュスターヴ13世と時代の影で起こる災いに立ち向かうウィリアム・ナイツとその一族を主人公に、約100年に及ぶ物語が描かれる。

『サガフロンティア2』の概要

892000214

『サガフロンティア2』とは、現スクウェア・エニックスが1999年に発売したプレイステーション用RPG。サガシリーズとしては8作目に当たり、『サガフロンティア』シリーズの第2作目。

シリーズの特徴であるフリーシナリオは、今作では「構築型フリーシナリオ」とも言われ、年代順にシナリオを追っていく「ヒストリーチョイス」システムとして採用されている。
世界観は王道の中世ファンタジーで、舞台となるのはサンダイルという架空の世界。
この世界ではRPGでいうところの魔法に当たる術が一般化しており、術が使えないものは蔑まれる傾向にある。

ストーリーは、歴史の表舞台で、王家の後継者に生まれながらも術が使用できないために「できそこない」と言われたギュスターヴ13世が、世界の戦乱を収めていく「ギュスターヴ編」と、その裏で繰り広げられる古代から伝わる邪悪な存在を破壊するため、親子3代に渡って戦う「ナイツ編」から成る。
表舞台では、貴族や王による国家間の戦争や政治の流れを中心に描かれ、裏の舞台では、登場するキャラクターのほとんどが平民や冒険者であるがゆえに、歴史書には記されない歴史が語られる。

表舞台のシナリオは、半分以上が戦闘がなくストーリーを見るだけで終わるのに対し、裏舞台の方は、RPGらしくシナリオごとにダンジョンが用意され、冒険を楽しむ物語になっている。

今作では歴史を追うというシステムのため、ゲーム進行と共にパーティキャラクターが変わっていく。
これまでのシリーズのように、1人のキャラクターを使いこんで育てることができないのだ。
そのため、各キャラクターが手に入れた道具や技、術などは全キャラクターで共有されることになり、キャラクターの装備品を回収する「装備回収屋」が新たに登場している。
装備は別のキャラクターに流用することができるが、キャラクター同士の能力値が継承されることはない。

戦闘システムでは、閃きや連携などの前作までのシステムを引き継ぎながら敵と1対1で戦う「デュエル」システムや、シミュレーションRPGに近い戦争イベント「コンバット」などの新要素が加えられている。

また今作の音楽の担当は、これまでのシリーズを手掛けてきた伊藤賢治から浜渦正志に変更された。浜渦正志がサガシリーズの音楽を担当したのはこれが初となる。
発売当初は、根強い伊藤賢治ファンから不満の声もあったが、実際にゲームのBGMをきいたファンにとっては満足のいく内容だったようである。
浜渦は次回作の『アンリミテッド:サガ』でも作曲を担当している。

『サガフロンティア2』あらすじ・ストーリー

Saga frontier2

今作は、大きく分けて表の歴史を刻むギュスターヴ編と表の歴史では語られなかった裏の歴史をつづるナイツ編の2つに分かれる。
ナイツ編ではウィルから孫のジニーに受け継がれる物語となっているが、ウィルの青年期から老齢期までを描いた物語ともいえる。

ギュスターヴ編

Sagafrontier 07 cs1w1 400x

この物語の舞台となるサンダイルという世界では、万物にアニマと呼ばれる魂のようなものが宿っていると考えられている。
この世界に暮らす人々は、アニマの力を引き出して術を使って生活している。
アニマには個人差があり、アニマの強い者はより強い術が使用でき、弱い者は術を使うことさえままならない。
また、このアニマを無限に内包している道具も存在する。それはクヴェルと呼ばれ、術を使用する際の源ともされている。
クヴェルとは、様々な形と効果を持つ古代の先行種族の遺物であり、遺跡などから発掘される貴重なものである。

サンダイルの東大陸北部を支配下に置くフィニー王国。
首都は東大陸北部のメルシュマン地方のテルム。元は首都を含むこの地方を治めていたバース侯が建国した国である。
オート、ノール、シュッドという3つの侯国が隣接している。

1220年、フィニー国王ギュスターヴ12世に長男ギュスターヴ13世が誕生した。
国王は息子を後継者に、と期待を寄せていた。
フィニー王家では、嫡男が7歳になると王家に代々伝わるクヴェル「ファイアブランド」を使った後継の儀式を行わせることが習わしとなっていた。
ところが、息子のギュスターヴは、この儀式に失敗してしまう。
ファイアブランドの儀式とは、アニマに強く反応する炎の剣「ファイアブランド」を制御するためのもので、手にした者は自身のアニマを引き出され、そのアニマにファイアブランドが反応するのだ。
ファイアブランドは、制御できない者が持つと、炎の力に飲み込まれ、焼き尽くされてしまうという。
王となる者はファイアブランドを制御する力を国民に示さねばならない。
だが、ギュスターヴがファイアブランドを持っても何も反応しなかった。
それはギュスターヴにアニマが無いことを示すなによりの証拠だった。
彼がアニマを全く持たないことが、この儀式によって判明してしまったのだ。

フィニー王国のみならず、サンダイルではアニマを使い、術を使うのが当たり前になっている。術は戦闘のみならず、日常生活でも使用されているからだ。
ギュスターヴは、そもそも術を使うために必要なアニマが全く無いという非常に稀有な存在だった。
アニマを持たない、あるいはアニマが極端に弱い者は術が使えないため「術不能者」と呼ばれる。

術至上主義のフィニー王国では術不能者への差別が特に強い傾向にある。
フィニー国王は、自分の息子が術不能者であることに大いに失望し、ギュスターヴを廃嫡(家督相続権をなくすこと)とすることを決めた。国王の妻でありギュスターヴの母親であるソフィーがこれに反対したため、国王はソフィーを息子ともども城から追放してしまった。

ソフィーは息子と2人で城下の貧民街に身を隠していたが、そんな2人の所へギュスターヴの幼少時から教育係を任されていた術士・シルマールが現れる。
彼は著名な術士であった。
シルマールは、追放されたとはいえ一国の王妃と王子である2人が暗殺者に狙われることを危惧し、自らの出身国である南大陸のナ国へ亡命することを勧める。

1232年、ギュスターヴは12歳。
シルマールの口利きにより、ナ国のスイ王の庇護を受けたギュスターヴ親子は、ナ国の首都グリューゲルに住むことになった。
ナ国では東大陸ほど術不能者への差別はなかったが、術不能者という劣等感に苛まれたギュスターヴの心は荒んでいた。
この都市でギュスターヴは、同じ術不能者の少年・フリンと知り合い、友人となる。
荒んだギュスターヴは、気弱なフリンに八つ当たりすることもあった。
そんなギュスターヴをたしなめるのは、フリンと同じくグリューゲルに来てから知り合った、レスリーという少女だった。

1233年、ギュスターヴが13歳の時、ナ国のスイ王はヤーデ付近に屋敷と名目上の領地をギュスターヴ親子に与えることにした。
その背景には、スイ王が亡命してきたソフィーを見初め、自分の後宮に入れようとしたが断られたという経緯もあったと思われる。
ギュスターヴは、母親と共にナ国のヤーデへ移住した。
ギュスターヴは、ヤーデの領主ヤーデ伯トマスに挨拶した折、トマスの息子・ケルヴィンと知り合う。ギュスターヴとケルヴィンは、同年代ということもあって親交を深め、これ以降2人は盟友となる。
ヤーデでギュスターヴは、初めて「鉄」などの金属に出会い、興味を持つ。
金属は、術を阻害すると言われており、術を重視するこの世界においては軽視されていた素材である。
特に術至上主義の東大陸では金属を見ることすらない。
術が使えないギュスターヴは、術に代わる力を得ようと考えた。
それは金属を使った武器を得ることだった。
術を阻害する金属で作られた武器は、術に頼る人々にとって脅威となるはずだ。そしてそれは術の使えない自分にとっては力となる、ギュスターヴはそう考えた。
ヤーデの鍛冶屋で鍛治技術を学んだギュスターヴは、2年の歳月をかけ、独学で「鋼の剣」の試作品を完成させる。

1235年、15歳となったギュスターヴは、「鋼の剣」を試すために、フリンとケルヴィンを誘って近所の洞窟へモンスター退治に赴く。
この時、フリンが盗賊に誘拐されるも、ギュスターヴはケルヴィンと共に盗賊を撃退し、フリンを助け出す。ギュスターヴの「鋼の剣」は思っていた以上に役に立ってくれた。

1236年、ギュスターヴは、かつてグリューゲルで知り合った女性レスリーと再会する。
レスリーは彼が唯一心を許せる女性となっていく。

1239年、ギュスターヴが19歳の時、最愛の母ソフィーが病気で亡くなる。
これを機に、彼は独立を目指し行動を起こす決意をする。

1240年、20歳になったギュスターヴは親友のケルヴィン、レスリー、フリンの協力を得て同じナ国のワイドという土地へ移住することにした。
その理由は、ワイドを乗っ取って自らの地位の足掛かりとするためである。
ギュスターヴがワイドを選んだのは、ワイドの領主が愚鈍で無能だと知ったからだった。
ワイドの領主には優秀な部下がいたが、巧みに取り入ったギュスターヴの嘘や悪い噂話に乗せられて、領主は彼らを遠ざけてしまった。
そうして部下たちの信頼を失った領主はギュスターヴによって監禁され、ギュスターヴはヤーデ伯から借りた兵を城へ呼び込んでワイド城を無血開城させた。

1242年、ワイドの新領主となったギュスターヴは、以前の領主に仕え政治の全般を任されていたムートンを部下として重用する。

1245年、父であるフィニー国王ギュスターヴ12世の訃報を聞いたギュスターヴは、周囲からの後押しもあり、フィニー王国の後継者を名乗って国に戻る決意をする。
軍を動かした経験の無い彼に、前ワイド領主の部下だった有能な将軍ネーベルスタンが仕えてくれることとなった。それはムートンの計らいによるものであった。

1247年、ギュスターヴは20年振りに故郷のある東大陸に戻ってきた。
フィニー王国は先王ギュスターヴ12世の後妻の子である14世が跡を継いでいた。14世はギュスターヴとは異母兄弟である。
ギュスターヴは13世を名乗り、自分こそが正当な後継者であると主張し、14世と対決することとなる。

1248年、ギュスターヴ13世と14世の軍がバケットヒルで激突する。
13世は金属製の装備をさせた精鋭部隊・鋼鉄軍を組織し、前線に投入した。その精鋭部隊の活躍と、ネーベルスタン将軍とケルヴィンの巧みな戦術により、バケットヒルの戦いは13世側の勝利に終わった。
捕らえられた14世は処刑され、王位継承争いは13世の勝利で幕を閉じる。
この年、ギュスターヴ13世は28歳になっていた。

バケットヒルの戦いに勝利したギュスターヴ13世は、実の弟フィリップと妹のマリーに謁見する。
フィリップはノール地方を治めており、マリーはオート地方を治めるカンタールのもとへ嫁いでいた。
フィリップは、自分から母親を奪った兄を恨んでいた。兄が術不能者だったせいで母親も共に追放されてしまったこと、そのために母親の死に目にも会えなかったこと、それらすべてが兄のせいだと彼は思っていた。
謁見の場でフィリップは、剣を取り出し、ギュスターヴ13世を暗殺しようと躍り出た。
だが、その時フィリップは、兄・ギュスターヴ13世の中に母ソフィーのアニマが宿っていたのを見る。
母のアニマを見たフィリップからは兄への憎しみが消え去り、彼は兄の暗殺を断念した。
母の慈愛にあふれるアニマが兄と弟を和解させることとなった。

1249年、29歳となったギュスターヴ13世は、領主不在の中央南部へ侵攻し、拠点となる都市ハン・ノヴァの建設に着手する。
ギュスターヴ13世は、国王を継ぐ証の「ファイアブランド」の儀式に失敗したため、いまだ正式な国王とは認められていない。正式な国王ではないためフィニー王宮に住むことはできず、そのためギュスターヴ13世は新たに自分の拠点となる都市を作ろうと計画したのである。

フィニー城下では国王の不在に不安を抱く国民も多かった。
今やフィニー王国の実権はギュスターヴ13世が握っていたものの、王国の決まり事であるファイアブランドの儀式に成功する見込みのない彼は正式な国王にはなれない。
そこで、弟のフィリップが、兄の代わりに自分がファイアブランドの儀式を受けると言い出した。

1250年、フィリップは兄の代わりにファイアブランドの儀式を受けるも、失敗して大やけどを負ってしまう。
それはフィリップが未熟なためではなく、この儀式自体7歳までに受けなければならないものだったからだ。
というのも、人間の持つアニマは成長するとともに大きくなり、7歳以上の者が儀式に挑むと、そのアニマの強さによってファイアブランドが暴走してしまうからだ。
そこで、ギュスターヴはまだ幼いフィリップの息子フィリップ2世にファイアブランドの儀式を受けさせるよう勧めた。

1255年、フィリップ2世は無事にファイアブランドの儀式を成功させた。
しかしその直後、フィリップ2世は城内に忍び込んでいた暗殺者の手にかかり殺されてしまう。
愛する息子の突然の死に、ひどくショックを受けたフィリップは、息子が儀式で使用したファイアブランドを手にして暗殺者をなぎ払った。
悲しみのあまり感情を制御できないフィリップは、ファイアブランドに自身のアニマを呑み込まれてしまい、炎をまとうドラゴンの姿へと変わってしまう。
炎のドラゴンと化したフィリップは、息子の亡骸を抱えて、何処かへと飛び去って行ってしまった。
身内を一度に2人も失ってしまったギュスターヴ13世はひどく落胆した。そしてその悲しみを怒りに変え、フィリップ2世暗殺の首謀者を何としても見つけ出すようにと部下たちに命じた。

1256年、ギュスターヴ13世は36歳となった。
フィリップ2世暗殺の首謀者として、アニマが全てだと唱える新興宗教「アニマ教」に嫌疑がかかる。
彼らはアニマを持たないギュスターヴ13世を良く思っていない。
ギュスターヴ13世は、フィリップ2世暗殺を企てたとして、「アニマ教」の殲滅を計画し、その本拠地を襲撃し信者たちを虐殺した。

「ファイアブランド」の儀式が行われる見込みがないため、この後もフィニー王国は正式な国王不在のままであった。

1257年、ギュスターヴ13世は、もう1人の主人公となるウィリアム・ナイツによる海賊討伐に協力し、海賊を撃破する。
ギュスターヴ13世とナイツの、これが唯一の接点となった。

ギュスターヴ13世は東大陸南部へと版図を広げる戦いに身を投じていた。
南部はラウプホルツ公が治める地域である。
1263年、長い間軍を仕切っていたネーベルスタンが病に倒れ亡くなる。
1264年、ギュスターヴ13世は4度目の遠征を行おうとしたが、これまでに多くの部下や兵を失っていることから臣下のムートンは強く反対した。ギュスターヴ13世は彼を罷免し、遠征を強行する。
1266年、ギュスターヴ13世の遠征は寒冷地で苦戦したことで退却に追い込まれる。
1267年、ムートンが罷免されたまま亡くなる。
1269年、ギュスターヴ13世は遠征地の南の砦で野営中だったが、何者かの夜襲を受け砦は火に包まれた。
ギュスターヴは従者たちを先に逃がすため、自身は炎上する砦に最後まで残り、そのまま還らぬ人となった。享年49歳だった。

ギュスターヴ13世の死は、新たな戦乱を起こすきっかけとなった。
ギュスターヴ13世という支柱を失った彼の部下たちは、次第に対立するようになっていった。
特にヤーデ伯となったケルヴィンと、オート侯カンタールとの対立は顕著であり、権力闘争へと発展していった。
彼らはお互いの勢力を固めるために奔走していたが、いち早く諸侯を味方に引き入れたカンタールが優勢であった。
カンタールはギュスターヴ13世の妹マリーの夫であったが、それは政略結婚であった。
カンタールは今は亡きギュスターヴ12世により、領地を削られており、前王へ恨みを抱いていた。
そのため、恨みを持つ男の娘であるマリーとの仲は冷え込んでおり、ギュスターヴ13世が実権を握った頃にマリーとは離縁していた。

カンタールはフィニー王国と東大陸北部地方の実権を握ろうと、東大陸北部の諸侯の大半を取り込み、南部の都市ハン・ノヴァを統治していたケルヴィンを孤立させる。
カンタールからの圧力を受け、ケルヴィンはやむなくハン・ノヴァを放棄し、自身の領地のあるナ国ヘと撤退した。
放棄されたハン・ノヴァはその後モンスターの襲撃を受け、炎上し壊滅的な被害を受けることとなる。
1271年、ケルヴィン50歳、カンタール44歳のことだった。

1288年、東大陸北部を治めてフィニー王国の実権を握ろうとしていたカンタールが、59歳で死去する。
彼には6人の女性との間に23人もの子がいたため、家族間で相続争いが起こり、カンタール亡き後のオート侯の力は急速に弱まっていく。

一方、ナ国のヤーデ伯領地にくすぶっていたケルヴィンは再び東大陸北部へと進出し、カンタールに代わって実権を握る。
ケルヴィンはカンタールと別れたマリーと再婚し、2人の息子・チャールズとフィリップ3世をもうけた。ケルヴィンはヤーデ伯を兄チャールズに譲り、弟のフィリップ3世をフィニー王室の養子とさせ、ファイアブランドの儀式を継承させた。

そのケルヴィンに対抗する勢力が現れる。
東大陸南部を治めるラウプホルツ公が、カンタール亡き後、後継として名乗りを上げたのである。
その陰にはカンタールの9番目の娘・ヌヴィエムの暗躍があった。
彼女はケルヴィンの息子チャールズに父を罵倒されたことを恨んでおり、ケルヴィンとその息子を討つべくラウプホルツ公をたきつけ、さらにはケルヴィンの仕えるナ国のショウ王にケルヴィンに不穏な動きありと讒言し、ケルヴィンの行動を制限させようとした。
ヌヴィエムは後にオート侯を継ぐことになる。

1290年、ソールズベリ平原にて、ヤーデ伯ケルヴィンと、ラウプホルツ公エドムンドの軍は戦い、ケルヴィンが息子のフィリップ3世の助力もあって勝利する。
この時、ケルヴィンの息子チャールズは家督を継ぐため、ナ国のショウ王に呼び出されて不在であった。
その後もナ国のショウ王は、ヤーデ伯をきっかけにして東大陸の後継者争いに介入しようとする。

1292年、ケルヴィン死去。71歳であった。
フィニー王国はいまだに王が不在のままである。
ケルヴィン、カンタールら有力者が亡くなり、諸侯はまた各地で小競り合いを繰り返すこととなる。

1303年、ナ国のショウ王死去。彼の死により、ナ国が東大陸への干渉をすることはなくなった。

ナ国が手を引いたことにより、フィニー王国と東大陸の覇権をめぐって諸侯はようやく和平会議を開くことになった。
しかし解決の道は見えず、諸侯の対立は続いていた。

東大陸の中央部はギュスターヴ13世により統治されていたが、彼の死後は放置されていた。
中央部はケルヴィンが放棄した後のハン・ノヴァを中心に自治政府ができていた。

中央部に住む者たちはギュスターヴ13世統治下の時代を懐かしんで、ギュスターヴの再来を待ち望んでいた。
ギュスターヴ13世は正妻を持たず正式な子供もいなかったが、それなりに関係を持った女性もいた。
そのため、ハン・ノヴァではギュスターヴの子孫を名乗る者が次々と現れ、その者たちの中の1人がギュスターヴを名乗り、頭角をあらわした。彼は諸侯から「偽ギュスターヴ」と呼ばれることとなる。
偽ギュスターヴは、エーデルリッターと呼ばれる精鋭部隊を組織し、ハン・ノヴァの実権を掌握した。

1305年、ヤーデ伯チャールズは、和平会議を息子のデーヴィドに任せ、諸侯が会議で留守の間を狙って中央部を制圧しようとハン・ノヴァへ侵攻する。
諸侯を出し抜いてハン・ノヴァを攻めたチャールズ軍だったが、ハン・ノヴァを防衛するエーデルリッターの反撃に遭い、チャールズ軍は敗れ、チャールズ自身も戦死してしまう。
ヤーデ伯チャールズが、偽ギュスターヴの軍団に敗れたことは、諸侯たちに強い危機感を募らせた。
中央部の庶民たちの間にはギュスターヴの再来を望む声が大きく、このまま放置すればその声は東大陸全土に広がる可能性もある。
ギュスターヴの名を騙る者が、民衆からの支持を受け、かつてのギュスターヴ13世のような権力を持てば、諸侯たちの立場も危うくなる恐れがあった。

ヤーデ伯を父チャールズから相続したデーヴィドは、議会で各諸侯をまとめ上げ、偽ギュスターヴ軍の討伐のための連合軍を組織することを提案した。デーヴィドにとっては父の仇討という大義名分もある。
その諸侯の中にはメルシュマン諸侯代表としてオート侯を継いだヌヴィエムの姿もあった。

1305年、サウスマウンドトップにて、デーヴィドたちの連合軍と偽ギュスターヴ軍が激突する。

連合軍は軍を3つに分け、ハン・ノヴァを包囲した。
オート侯率いる北方軍の一角は敗れたものの、デーヴィドの軍が偽ギュスターヴ軍のエーデルリッターの本隊を足留めしている間に、ラウプホルツ公の軍が奇襲をかけ、挟み打ちで破ることに成功する。
こうして連合軍は偽ギュスターヴ擁するハン・ノヴァ自治政府に勝利した。
1306年、デーヴィドの尽力でハン・ノヴァ平和条約が成立。
この和平条約は東大陸の諸侯たちの権力闘争にも終止符を打つことになった。
これにより長く続いた戦乱は終結し、サンダイルにようやく平和が戻ったのである。

ウィル・ナイツ編

Ccffcd9e

1220年、ウィリアム・ナイツは父ヘンリーとキャサリンとの間に生まれた。

ウィリアム(通称ウィル)の父は、古代の先行種族が作った遺物「クヴェル」を発掘する職業「ディガー」として優秀な男だった。
ディガーは冒険者の中でもクヴェル発掘に特化した職業である。
「クヴェル」とは、無限のアニマを内包するもので、無限に術の力を取り出すことのできる貴重なアイテムのこと。たとえばフィニー王国の継承儀式で用いられる「ファイアブランド」という炎の剣がそれにあたる。

7歳で両親を失ったウィルは、ポールとニーナという叔母夫婦に育てられる。
やがて彼は、父と同じくディガーの道を志す。
ウィルには生まれつきアニマを感じ取る力が強く、術にも優れていた。
そしてこの能力はアニマを内包するクヴェルを探索するにはうってつけだった。
15歳になったウィルは、この能力を生かしてディガーとしてデビューすべく、家を出てヴェスティアへ旅立った。

ヴェスティアは東大陸中央部にあり、冒険者の拠点となっている町である。
通常、ディガーも他の冒険者と同様、ヴィジランツと呼ばれる護衛役と組んで仕事をする。
ディガーとしてデビューする前に、ウィルは自分と組んでくれるヴィジランツを探さねばならなかった。
ウィルは冒険者の集まる酒場に行くものの、ヴィジランツは皆すでに別の冒険者らと出発した後で誰もいなかった。
途方に暮れるウィルだったが、遅れて酒場にやってきた新米ヴィジランツのコーデリアと、術士のナルセスと交渉し、彼らとパーティーを組むことにした。
そうして手始めに近くの遺跡を探索することにした。
遺跡では、ウィルたち一行に更にタイラーという仲間も加わり、ウィルのアニマを感じ取る能力のおかげもあって、3つのクヴェルを持ち帰ることができた。ウィルのディガーデビューは大成功を収めたのだった。

ウィルは冒険者の仲間からアレクセイ・セルゲンという人物の噂を聞く。
アレクセイは最近ヴェスティアを拠点としているディガーで、悪辣な手口で悪い噂が絶えない男だった。
ウィルは、アレクセイという人物がウィルの父と交流があったことを思い出す。
実はウィルの両親は何者かに殺害されていたのだ。
ウィルは、父と交流のあったアレクセイならば、両親の死の真相を知っているのではないかと考えた。

当時、ウィルはまだ幼かったため、両親の死に関して知らないことも多かった。ウィルが叔母のニーナにアレクセイのことについて相談すると、彼女から南大陸の大砂漠へ行くことを提案される。
南大陸の大砂漠には、古代の先住種族が残した遺跡の1つである「大砂漠のメガリス」がある。
かつてウィルの父ヘンリーは、アレクセイ・セルゲンとその2人の弟たちと共に大砂漠のメガリスを探索し、卵形のクヴェルを持ち帰ったという。ニーナはその卵形クヴェルが彼の死に関係しているかもしれないという。

ウィルは最初の冒険で同行した仲間たちと共に、ニーナを道案内として大砂漠のメガリスへと向かう。
途中、オアシスの町フォーゲラングで聞き込みを行うウィルたち。
すると、町の人からかつてヘンリーとセルゲン兄弟が訪れた時の話を聞く。
ヘンリーは大砂漠のメガリスから異常なアニマを感じ取り、発掘に反対していたという。ところが同行していたセルゲン兄弟は3人だけで発掘を強行したという。

アレクセイ・セルゲンの弟の1人・ピーターが、遺跡から持ち出そうと卵形のクヴェルを手にした途端に死亡し、さらにもう1人の弟ニコラがそれを拾うと、ニコラは暴走して卵形のクヴェルを持ったままフォーゲラングの町に戻ってきた。
町に戻ったニコラは手当たり次第に住民を襲撃し、多くの死傷者を出した。ニコラはその後、自爆して死亡してしまったという。
アレクセイは町に多大の被害を与えた罪で投獄された。その間に、ヘンリーはニコラの手から落ちた卵形のクヴェルを持って帰ってしまったという。
その後ウィルたちは大砂漠のメガリスに行くが、特に何も得るものはなかった。

ウィルは直接アレクセイに会って話を聞くことを決意する。
アレクセイは「夜の町」にいた。
ウィルはアレクセイと幼い頃とはいえ面識があり、正面から近づくと正体がバレて逃げられてしまうおそれがあったため、他の仲間がアレクセイの一味に潜入し、彼の動向を監視していた。
そしてアレクセイが1人の時を狙い、ウィルは彼に近づく。
アレクセイを見たウィルは、奇妙な違和感と悪寒を感じた。
彼は、卵形のクヴェルを持っていた。
アレクセイは卵形のクヴェルを「エッグ」と呼んだ。

ニーナの話によれば、それは父が持っていたはずのものである。
アレクセイが父を殺してこのエッグを奪ったのだろうかと考えたウィルは、彼に直接、「父を殺したのはお前か?」と尋ねる。
するとアレクセイは、「ヘンリーを刺したのは妻のキャサリンだ」と言う。
ウィルはその言葉にショックを受ける。

この時のウィルは知る由もなかったが、アレクセイの言っていることは真実であり、嘘でもある。
ヘンリーはエッグを手にしてから様子がおかしくなった。アレクセイが彼を訪ねた時、ヘンリーの妻・キャサリンは、アレクセイにヘンリーからエッグを取り上げる計画を持ち掛けた。その計画とは、どうしてもエッグを手放さないヘンリーから取り上げるために、キャサリンがヘンリーを刃物で刺すというもの。それも致命傷にならない程度に。刺されたヘンリーはエッグを手放し、それをアレクセイが回収することになっていた。
ところが、今度はエッグを手にしたアレクセイの様子がおかしくなった。エッグを手にしたことで負の感情が増幅されてしまったアレクセイは、暴走した挙句ヘンリーとキャサリンを殺害してしまったのだった。

アレクセイはこの町で見つけた他のクヴェルを手に入れ、ミカゲの石切り場の洞窟へ向かった。
彼の後を追うウィルと仲間たち。
洞窟の奥ではアレクセイが、手に入れたクヴェルを使い、さらにそれをエッグの力によって増幅させ、2頭のドラゴンを召喚した。
2頭のドラゴンはウィルたちに襲い掛かる。
圧倒的な力の前にウィルたちは全滅しかけた。
瀕死のウィルたちを救ったのはニーナだった(パーティの仲間にいる)。
ニーナは、ありったけのアニマを爆発させて、2頭のドラゴンを撃退した。
ドラゴンを失ったアレクセイはウィルに攻撃され、エッグを持ったまま洞窟の奈落の底へと落ちていった。

ニーナはアニマを爆発させたことで瀕死の重傷を負った。
ウィルは彼女を自宅へと連れ帰り、手厚い看護をしていたが、1239年、その甲斐なく彼女は息を引き取った。この年、ウィルは19歳になっていた。

ウィルは、とある街中で悪寒に襲われる。
それはアレクセイと対峙していたときに感じたものと同じものだった。
ウィルはエッグがまだ存在することを直感する。
ウィルが感じていたのは、アレクセイにではなく彼の持っていたエッグに対する違和感だった。
ウィルは生まれながらにアニマを感じる力が強く、その彼が感じたのはエッグの力が危険であるということだった。
父が持ち帰ったエッグ。それは災いを起こすものだ。それを探して破壊しなければならない、それがディガーとしての自分の使命だとウィルは悟った。

ウィルはエッグの行方を捜しながらも、仲間たちとクヴェル探索や鉱山の鉱脈探しなどでディガーとして名をあげていった。
ラベールという女性の弓使いを仲間に加え、ウィルは危険な遺跡として名高い「氷河のメガリス」を探検することになる。氷河のメガリス最深部でクヴェルを手に入れて脱出したウィルは、その功績から最も優秀なディガーである「タイクーン」の称号を得た。
1247年、ウィル27歳の時のことであった。

1249年、ウィルは結婚する(選択肢により妻はコーデリアかラベールどちらかになる)。
1253年、ウィルは仲間のナルセスを介してフィニー王国の術士シルマールに出会い、その後に彼の弟子であるヴァンアープルと知り合う。
1255年、ウィルに息子のリチャードが誕生し、翌年ナ国のワイドに移住する。

ウィルはエッグの噂を耳にする。
それは、アニマ至上主義を唱えるカルト集団である「アニマ教団」がエッグを所持しているという噂であった。
ウィルはエッグを求めて仲間たちとアニマ教団が根城にしているという東大陸西部にある古代ハン帝国の廃墟へと潜入する。
ちょうどその頃、アニマ教団の本拠であるハンの廃墟はフィリップ2世暗殺の嫌疑でギュスターヴ13世が差し向けた討伐軍に包囲されてしまっていた。
ウィルはハンの廃墟の中でエッグの存在を感知したものの、ギュスターヴ軍にアニマ教団の一員と間違われて追われる羽目になってしまい、エッグを諦めて脱出する。
その後、アニマ教団員はすべてギュスターヴ軍に虐殺され、エッグの行方はわからなくなってしまう。

1257年、再びウィルの元へエッグの情報がもたらされる。
今度は海賊がエッグを所持しているという。
ウィルは、「夜の町」にクヴェルがあるとの偽の情報を流して海賊を誘い出す作戦を立てる。
クヴェルにつられた海賊が夜の町を襲いに出かけている隙に、ウィルが単身海賊船に乗り込んでエッグを回収するという計画である。
しかしそれでは夜の町に被害が出てしまう。
それを防ぐため、ウィルは海賊を取り締まるために夜の町に来ていたギュスターヴ軍に協力してもらおうと考えた。ウィルはギュスターヴ13世に接触し、彼の軍隊に町の防衛を頼み込んだ。
町の防衛にあたっていたウィルの仲間たちは、フィニー王国の後継者と目されるギュスターヴ13世本人が、直接海賊討伐に乗り出してきていたことに驚くのであった。

うまく海賊船に乗り込んだウィルは、船の中でエッグの存在を感じ取る。
海賊船は、町で仲間がギュスターヴ軍から反撃を受けていることを知り、沖へと逃げるために出航する。
沖へ出た海賊船は、そこで嵐にあい立往生してしまう。
船の中でウィルが出会った、自分は泳げないと言っていた海賊がエッグを持っていた。
嵐のため揺れる船の甲板でその海賊と対峙したウィルは、海賊の手からエッグを海へ叩き落した。
すると海賊は泳げないにもかかわらずエッグを追って嵐の海へと飛び込んでしまった。
泳げないと言っていた海賊に、荒れた海へ飛び込ませるほどの執着を持たせるエッグの恐ろしさを、ウィルは改めて知った。
嵐の中、沈みゆく船の中で、今度こそエッグを始末したとウィルは思った。

リッチ・ナイツ編

Saga2

1271年、ディガーの名門ナイツ家の当主ウィリアム・ナイツの息子であるリチャード・ナイツは、リッチと名乗って素性を隠し、ディガーとして独り立ちしようと家出中であった。

それは父であるウィルが、ディガーの最高の称号を持つ「タイクーン」であるため、リチャードは常に「ウィルの息子」と周囲から見られ、過度の期待を寄せられることに嫌気がさしていたからだった。
何をするにも彼には親の七光りがついて回るのだった。
リチャードは自分自身の力で周囲に認められたいと思うようになり、ディガーとして独り立ちしようと考えたのである。
彼もまた、アニマを感知する能力に秀でていた、ナイツ家の1人なのだ。

女好きのリッチは、旅先でよく女性を誘ってはパーティを組んで、遺跡や洞窟へ出かけていた。
そんな彼は、発掘の依頼を終えたヴェスティアの町で不思議な少女に出会う。
リッチは彼女を見た瞬間、奇妙な悪寒に襲われた。
少女は卵形の物体を持っていた。
リッチはその卵形の物体に心当たりがあった。
それは、父のウィルからその卵形の物体「エッグ」についての話を聞いていたからだった。

リッチは実家に戻り、父のウィルにエッグの件を話した。
ウィルは、エッグが再び現れたことに驚いていた。
そして父はリッチに「エッグは危険なもので、所有者は操られ災いをもたらすので殺さねばならない」と言う。
リッチは父の言葉に反発する。女性に優しいリッチは女子供を殺すことを良しとしない性格なのだ。
リッチは再びヴェスティアの町を訪れたが、もう少女の姿はなかった。
1276年、リッチ22歳、ウィル57歳。彼らが再びエッグを追う日々が始まった。

1280年、リッチは未開の開拓地、北大陸にあるノースゲートへやってきた。
まだ人の手が付けられていない開拓地で名をあげ、一儲けしようと思ったのだ。

1290年、洞窟の探検で一山あてたリッチは、北大陸で知り合ったディアナという女性と仲良くなり、ノースゲートに拠を構え彼女と同居するようになる。
やがてディアナは妊娠し、彼女との結婚を考えていたリッチの前に、1人の女性が現れる。それはかつてヴェスティアの町で見た、エッグを持ったあの少女の成長した姿だった。
彼女はミスティと名乗った。
父のウィルから、エッグを持つ者は何らかの災いをもたらすと聞いていたリッチは、なんとかミスティからエッグを回収しなければならないと思った。そうしなければ彼女を殺さねばならなくなるからだ。

リッチは万一のことを考え、身重のディアナを父の住む実家へ避難させ、ミスティに挑むつもりだった。
そんな時、ノースゲートで住民たちが昏睡状態に陥る謎の奇病が流行する。
この奇病は、ミスティがノースゲートにやってきてすぐに起こったことから、リッチはミスティの持つエッグがこの奇病の原因ではないかと考え、ミスティを探す。
村の人によれば、彼女は化石の洞窟へ向かっていったという。
リッチは洞窟でミスティと対峙する。
奇病は彼女がエッグを使って仕掛けたものだった。
ミスティは化石の怪物を呼び出し操っていた。
彼女はノースゲートの住民たちを昏睡状態にし、彼らのアニマを吸い取って化石の怪物に与えるという実験を行っていた。
ミスティは化石の怪物を操り、リッチを襲わせた。
リッチは化石の怪物を倒すが、ミスティには逃げられてしまう。
リッチが化石の怪物を倒したことで奇病は治まった。

1291年、リッチはミスティから呼び出しを受ける。ミスティはノースゲートの奥地の開拓村で待っているという。
彼女は化石の化け物を操るような危険な女で、そんな彼女がわざわざ自分を呼び出す目的は何か、リッチにはわからなかった。だが、彼女に会えば、おそらく無事ではすまないだろうとリッチは察した。
リッチは、エッグなんか放っておいて、家に帰って妻子と平和に暮らそうかとも考えた。
しかし、エッグをこのまま野放しにはしておけないという正義感に動かされ、結局リッチは奥地の開拓村へと向かうことにした。
開拓村の更に奥地にある「巨虫のメガリス」にミスティはいた。
リッチはなぜ自分を誘い出したのか、ミスティに問う。
すると彼女は、先日の戦いでリッチの強さを見て、リッチが欲しくなったからだと語る。

ミスティは虫の魔物を使役してリッチに襲い掛かる。
リッチは虫の魔物を倒し、ミスティを剣で貫いた。
ミスティは、自分の手中にあるエッグを差し出し、リッチにエッグを受け取れと言って息絶えた。
その途端、エッグは持ち主であったミスティ自身を吸収してしまい、リッチの手の中に移った。
エッグを手にしたリッチは、瞬時に理解した。
ミスティはリッチに、わざと自分を殺害するように仕向けたのだ。
エッグは化石の魔物を倒したリッチを、優れたアニマの持ち主だと認識していた。
そこでミスティの次の依り代としてリッチを求めたのであった。
ミスティはエッグに操られ、わざとリッチに殺されるように仕向けられていたのである。
リッチの手の中のエッグは、そうした意思を持っており、リッチを支配しようとする。
リッチは強い精神力で必死に抗おうとするが、徐々に支配されようとしていることを悟った。
このままでは自分がエッグに操られ、人々に災いをもたらすようになると思ったリッチは、エッグを抱えたまま、「巨虫のメガリス」を出たすぐの崖から飛び降りた。
飛び降りたその時、リッチは、妻と、まだ見ぬわが子のことを思っていた。
そうしてリッチは生涯を終えた。享年36歳。

リッチが死んだちょうどその時、ディアナはウィルの家で女の子を出産した。
ウィルは初孫である赤ん坊に「ヴァージニア」と名付けた。
ウィルはこの時、71歳だった。

ジニー・ナイツ編

O0448030511344289367

1291年、ヴァージニア・ナイツは誕生した。
ヴァージニアはジニーと呼ばれ、行方不明の父の帰りを待ちながら、母ディアナと祖父ウィルに育てられる。
祖父ウィルがタイクーンとまで言われた有名なディガーだったことから、ジニーは祖父に憧れ、自分もいつかディガーになって旅立ちたいと思うようになった。

1305年、ジニーが14歳の時、祖父ウィルがフィニー王国の術士ヴァンアープルからの依頼を受け、フィニー王国のテルムという街へ旅立って行った。
留守番をしているように、と祖父から言いつかっていたジニーだったが、生来お転婆な気質の彼女は、いてもたってもいられず、祖父の後を追って夜中に家を飛び出した。
ジニーの実家のあるワイドは南大陸にある。
フィニー王国は東大陸にあるため、ワイドからは連絡船に乗って渡る必要があった。
ジニーは連絡船に密航したが、途中で船員に見つかり、密航者として捕まってしまう。
密航は重罪であり、本来なら海に投げ込まれてしまうところだったが、ジニーがまだ子供だということで、北大陸のノースゲートで売られることになった。
ジニーはこの船が東大陸へ行くものと思っていたが、実は未開の地・北大陸へ行く船だったのだ。
北大陸に着くまで船倉に閉じ込められるジニー。
そんなジニーを救ったのは、客として乗船していたプルミエールという女性だった。
彼女は売られる予定だというジニーを自分の部屋に匿い、船が北大陸に着くと、こっそり港から逃がそうとしてくれた。
しかし船長に見咎められ、プルミエールは船長と言い争いになる。
そこへ通りかかった冒険者ロベルトが口添えしてくれて、なんとかジニーは売られることなく北大陸に降りられることになった。

北大陸に降りたものの、着の身着のままで出てきたジニーは目的地の東大陸へ行くための船賃もなかった。
そこで、彼女は船内で助けてくれたプルミエールとロベルト、ロベルトの相棒グスタフとパーティーを組んで、船賃を稼ぐことにした。

ディガーになりたいというジニーの言葉を聞いて、仲間のロベルトが開拓村の奥にある「巨虫のメガリス」の情報を持ってきた。
ジニーたちは開拓村の住民から、かつて「巨虫のメガリス」へ行ったきり戻らなかった美女がいたという噂を聞く。

「巨虫のメガリス」へ向かったジニーたちは、メガリスを探索するものの、クヴェルを発見することはできなかった。
「巨虫のメガリス」近くの谷底を通った時、ジニーは古い道具袋を発見し、驚く。
その道具袋には「リチャード・ナイツ」と父親の名前が書かれていたのだ。
この谷底は、リッチが身を投げた場所だったのだ。
ジニーたちは開拓村に戻り、村人からリッチの話を聞く。彼はこの村から出かけて行ったきり戻らなかったという。
父の死を確信したジニーは号泣する。

ウィルはジニーから連絡を受けて、ノースゲートへやって来た。
ジニーは父の死について泣きながらウィルに語る。
息子の死を知ったウィルは悲しんだ。そして彼はジニーにエッグの話を初めて語った。
ウィルはリッチからエッグを持つ女性の話を聞いており、彼の死がエッグに関係していると考えていたからだ。
しかし彼が亡くなったと思われる場所にはエッグはなかった。
誰かが持ち去った可能性があるとウィルは考えていた。
ウィルはジニーにエッグの危険性を教え、回収し破壊しなければならないことを伝える。

ウィルはジニー一行を連れてテルムへ向かう。
そこでウィルたちはエッグの噂を耳にする。
ウィルに依頼をしてきたヴァンアープルはウィルとは以前からの知り合いのようで、エッグの存在を知る数少ない人物であった。
そのヴァンアープルからの依頼は、ギュスターヴを称する偽者の調査であり、その偽ギュスターヴがエッグを持っているらしいというのだ。

東大陸の中央南に位置する都市ハン・ノヴァはギュスターヴ13世によって作られた都市であったが、彼の死後は腹心の部下であったケルヴィンが、権力闘争でカンタールに敗れてから放置されていた。そのためハン・ノヴァは野盗やモンスターの襲撃を受け、治安は悪化する一方であった。
ハン・ノヴァを含む中央部には領主がおらず、民衆による自治政府ができていた。
民衆は権力闘争を繰り返しては自分たちをないがしろにする権力者たちへの反抗心を募らせていた。同時に、民衆はギュスターヴ13世の統治時代を懐かしみ、彼の再来を待ち望んでいた。

亡くなったギュスターヴ13世には正妻がおらず、子供もいなかった。
ハン・ノヴァでは、それをいいことに、ギュスターヴの落胤だと名乗る者が数多く現れていた。
その中でも頭角を現したギュスターヴを自称する男は、周囲からの信任を得てハン・ノヴァを支配しようとしていた。
彼がウィルたちが調査依頼を受けた「偽ギュスターヴ」であるらしい。
偽ギュスターヴには、エーデルリッターと呼ばれる6人の腹心の部下たちがいた。
実は、彼ら6人は偽ギュスターヴがエッグの力によって強化した者たちであった。

ちょうどその頃、ハン・ノヴァを偽ギュスターヴ軍から奪還しようとヤーデ伯チャールズの軍が攻め込んできたが、エーデルリッターたちに迎撃され、チャールズの軍は敗走し、チャールズ自身も死亡した。
これに勢いづいた偽ギュスターヴは多くの民衆の支持を受け、義勇軍を組織する。
その勢力は日増しに大きくなっていった。

ヴァンアープルから依頼を受けたウィルとジニー一行は、ヴァンアーブルの弟子ミーティアと共にハン・ノヴァへ潜入した。

1305年、ウィルとジニーたちは、ハン・ノヴァの義勇軍へ志願兵として紛れ込んだ。
彼らは中央広場で、凱旋する偽ギュスターヴを見る。
彼を見て、ウィルとジニーは悪寒を覚える。
ウィルが感じた悪寒は、エッグが近くにある時に感じたものと同じであった。ウィルたちは、偽ギュスターヴがエッグを持っていることを確信した。
だが、逆にエッグを持っている偽ギュスターヴの方も、ナイツ一族のアニマを感知していた。
エッグは以前、リッチの精神を支配しようとしたが、彼が支配される前に命を絶ったため、支配することができなかった。その際、エッグはリッチのアニマを感じたことで、彼と同じナイツ一族に共通するアニマを感じ取ることができるようになっていたのだ。
偽ギュスターヴはエーデルリッターのリーダー・サルゴンに、ウィルたちを捉えるよう命じる。
ウィルたちはサルゴンに追われ、ハン・ノヴァから逃亡する。

そんな中、ヤーデ伯チャールズの息子デーヴィドの呼びかけにより結成された東大陸諸侯による連合軍と、ハン・ノヴァの偽ギュスターヴ軍が激突する。
1305年、サウスマウンドトップの戦いが勃発したのである。
サルゴンの追撃から逃れたジニーたちはハン・ノヴァ郊外の丘から、その戦いを見守っていた。
ジニーの仲間であるグスタフは、その戦いを見て、いてもたってもいられなくなった。

実はグスタフはケルヴィンの次男フィリップ3世の子であり、本名をギュスターヴという。
デーヴィドとは従兄弟にあたる。
グスタフの父であるフィリップ3世は、ケルヴィンとギュスターヴ13世の妹マリーとの第2子であり、フィニー王家の養子となっていた。長男のチャールズはヤーデ伯を継いだ。
順調にいけば、フィリップ3世はフィニー国王になるはずであった。
だがギュスターヴ13世が急死し、ケルヴィンの政敵であるカンタールが実権を握ったことにより情勢が変わり、フィリップ3世は即位できないまま急死してしまう。
フィリップ3世の息子であるグスタフは、亡き父同様、ファイアブランドの儀式に成功しており、フィニー国王を継ぐ条件を満たしていた。
カンタール亡き後、ケルヴィンが勢いを取り戻した際、グスタフを国王にとの期待がかかった。
ところがグスタフは後継者の地位をあっさり蹴り、国を出奔してしまった。
彼の父フィリップ3世は野盗の集団の襲撃を受けて亡くなってしまったのだが、実はその裏には、叔父チャールズの陰謀があったことを知ってしまったからである。
フィリップ3世は、野盗の集団の襲撃を受けた際、ハンの廃墟に身を隠し、チャールズに援軍を要請して救援を待っていた。
にもかかわらず、チャールズが救援を送らなかったために見殺しにされたという話をチャールズの側近から聞いたグスタフは、怒りのあまり国を出奔してしまったのだった。
彼が国を出た理由は、後継者争いから逃れるためでもあった。
叔父チャールズが父を見殺しにしたのには、フィニー国王の座を弟に渡したくなかったから、という理由が考えられる。だとすれば、チャールズ亡き後、自分と従兄弟のデーヴィドの間にも後継者争いが起きる可能性がある。たとえそれが自分たちが望まぬことだとしても、臣下や周囲の者たちがグスタフたちを担ぎ出して争うことだってあるかもしれない。
彼には、争ってまで王になりたいという気持ちなどなかった。
そんな後継争いを繰り返させないため、彼はファイアブランドを持ち出して出奔したのだった。
その後彼はグスタフと名乗り、冒険者として気ままな旅をして、偶然ジニーの仲間になったのだ。

そして、今、目の前で従兄弟が戦いの只中にいるのだ。
しかも戦況はデーヴィド率いる西方軍が偽ギュスターヴ軍の本隊と善戦しているものの、挟撃する予定の南方軍が到着するまで持つかどうかは微妙な状況にあった。
グスタフは戦況を見かねてデーヴィド軍に加勢しようと飛び出して行った。

そこへヴァンアープルが現れ、彼はグスタフを呼び止めた。
実は彼らは顔見知りだったのだ。

ヴァンアーブルは、かつてギュスターヴ13世の教育係を務めていた術士シルマールの弟子であり、ギュスターヴ13世の下にもいたことがあった。
当然その部下のケルヴィン親子とも旧知である。

ギュスターヴ13世の最期の地となった南方の砦にヴァンアープルも同行していたのだった。
南方の砦が焼き討ちにあった当時、ギュスターヴ13世の親友のフリンによって窮地を逃れたヴァンアーブルは、後日ギュスターヴ13世を探したが、彼の姿は見えず遺体も発見することは出来なかった。
だが、彼はそこでギュスターヴが自らの手で鍛えた剣を見つける。
ヴァンアープルは、その「ギュスターヴの剣」をギュスターヴ13世の後継者に渡そうと持ち帰ったのだった。
だが、ギュスターヴ13世の後継者となるべき者はなかなか定まらず、剣を渡す機会は訪れなかった。

フィリップ3世亡き後、グスタフこそがギュスターヴの名を持つ、正当な後継者なのだとヴァンアープルは思っていた。
ヴァンアープルは、その「ギュスターヴの剣」を、本来ギュスターヴ15世を名乗る筈だったグスタフに手渡した。
グスタフは「ギュスターヴの剣」を携えて従兄弟であるデーヴィドの救援に向かった。

サウスマウンドトップの戦いは、デーヴィド連合軍の勝利に終わった。
偽ギュスターヴ軍は完全に瓦解したが、肝心の偽ギュスターヴとエーデルリッターたちは行方不明となっていた。
ウィルたちはグスタフと合流し、偽ギュスターヴたちの足跡を追う。
偽ギュスターヴたちが北大陸の奥地へ向かったとの情報を得て、ウィルたちも後を追う。

偽ギュスターヴたちは、未開の地のさらに奥のメガリスへと向かったという。
そこは「星のメガリス」と呼ばれる遺跡であった。
星のメガリスを進むウィルとジニー一行を待ち受けるのは6人のエーデルリッターたち。彼らはエッグの力により将魔という、もはや人ではないものに変貌していた。
ジニーたちは彼らを退けながらさらに奥へと進むと、異形のものに変貌したエッグが現れた。

この「星のメガリス」はエッグの孵卵器のようなもので、世界中のアニマを集める構造になっているという。
エッグはすでに偽ギュスターヴを吸収し、さらにパワーを蓄えていた。
ついにエッグそのものと戦うウィルとジニーたち。
エッグはその思念で亜空間を作り出し、そこへウィルたちを引きずり込む。
その亜空間が最終決戦の場所となるのだ。

死闘の末、ついにウィルとジニーたちはエッグを倒した。
戦闘に破れたエッグは、本来エッグがクヴェルとして持っていたエネルギーと共に、封印されていた先住種族の思念を失った。
エッグの意思は、太古に滅んだ先住種族の思念によるもので、いつか先住種族たちがこの世界に復活するために、持ち主を精神支配し、アニマを吸収しつづける存在となった。
しかし、最早その先住種族の意思は消え去った。
それとともに、エッグが構築した亜空間は失われ、亜空間と共に「星のメガリス」も消失していた。
現実世界に戻ったジニーたちは、これで終わったと思った。

ところが、ジニーたちの前には、倒したはずの巨大なエッグが転がっていた。
エッグは破壊されなかったのだ。
それどころか、エッグは偽ギュスターヴやエーデルリッターたちのアニマを吸収し、さらに大きく膨れ上がっていた。
意思を失ったエッグはただアニマを吸い続けるだけの化け物になっていたのだ。

ウィルはジニーたちにエッグに近づくなと叫ぶ。
エッグのパワーは、近づくだけでもアニマを吸収されてしまうほど強大だとウィルは感じたのだ。
どうすればいいのかわからず、ジニーたちは焦り、困惑する。
しかし、ただ1人、エッグに向かっていく者がいた。
グスタフだった。
彼は「ギュスターヴの剣」を振りかざし、エッグに向かって思い切り叩きつけた。
すると剣は真っ二つに折れてしまった。
「ギュスターヴ公の剣でも駄目か…」とウィルが落胆の声を上げる。
誰もが諦めかけたそのとき、エッグにヒビが入っていく。そしてエッグは跡形もなく消え去った。
アニマを持たずに生まれたギュスターヴ13世によって作られた鋼の剣が、アニマの塊であるエッグを破壊したのである。

ウィルはエッグの消失とともに、エッグに取り込まれていた多くのアニマが解放されたことを感じた。そして彼はその中に父・ヘンリーのアニマを感じて、涙する。
解放されたアニマたちは、この世界の土や水や木に帰っていくのだ。
ナイツ一族とエッグとの長い長い闘いがようやく終わったのである。
1306年、ウィルは86歳、ジニー15歳であった。

『サガフロンティア2』の舞台

サンダイル(Sandail)

Sandail

『サガフロンティア2』の舞台となる世界のこと。
大きく分けて東大陸・南大陸・北大陸の3地域から構成されている。

東大陸

サンダイルでは最も歴史が深く、物語のメインとなる地域。
メルシュマン、ロードレスランド、グラン・タイユ、ヴァイスラントの4つの地域から成り立つ。
北部のメルシュマン地域は東大陸の北方に突き出した半島であり、フィニー王国が治めている。
フィニー王国を建国したバースとオート、ノール、シュッドの4者が互いに覇権を争っており、安定しているとは言い難い。
東大陸の中央部・南部は王国の支配を受けておらず、各地域の有力者たちが実権を握っている。

kiyokiyo23
kiyokiyo23
@kiyokiyo23

Related Articles関連記事

サガ フロンティア(サガフロ、SaGa Frontier)のネタバレ解説まとめ

『サガ フロンティア』とは、現:スクウェア・エニックスが1997年7月11日に発売したプレイステーション用ソフトで、ジャンルはRPG。サガシリーズの7作目にあたる。主人公は7人の中から1人を選び、それぞれ違ったストーリーが展開する。今作ではこれまでのファンタジー路線に加えSF要素も盛り込まれている。また今作より「連携」システムが搭載された。多数の小世界「リージョン」を舞台に、7人の主人公たちがそれぞれの物語を紡いでいく。

Read Article

ロマンシング サ・ガ2(ロマサガ2、Romancing SaGa 2)のネタバレ解説まとめ

『ロマンシング サ・ガ2』とは、スクエア(当時)が開発したSFC用のRPGである。特徴は、決まった流れを追うのではなく、フリーシナリオを採用している点と、レベルに関係なく技を習得する閃きシステムが挙げられる。プレイヤーはバレンヌ帝国の皇帝となり、かつて世界を救った「七英雄」と対峙していくこととなる。その戦いは世代を超えて続き紡がれる。

Read Article

ロマンシング サ・ガ(ロマサガ1、Romancing SaGa)のネタバレ解説まとめ

『ロマンシング サ・ガ』とは、1992年1月28日に現スクウェア・エニックスから発売されたスーパーファミコン(SFC)用ロールプレイングゲーム(RPG)。 ゲームボーイ用ソフト『Sa・Ga』シリーズのスタッフが新たに手掛けた意欲作。最大の売りは、当時まだ珍しかった自由度の高い「フリーシナリオシステム」を採用したこと。それぞれ異なる事情を抱えた8人の主人公から1人を選んで自由に世界を冒険するうち、伝説の邪神と戦うこととなる。

Read Article

ロマンシング サ・ガ3(ロマサガ3、Romancing SaGa 3)のネタバレ解説まとめ

『ロマンシング サ・ガ3』とは、1995年に現スクウェア・エニックスより発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲームソフト。サガシリーズの6作目にあたり、ロマサガシリーズの3作目にしてシリーズの集大成との呼び声も高い。シリーズの特徴であるフリーシナリオの他、ミニゲームも充実。グラフィックや演出、音楽などの点で特に評価が高い。8人の主人公から1人を選び、「死食」がもたらす数々の謎を解き明かす冒険の旅に出る。

Read Article

目次 - Contents