攻殻機動隊ARISE、攻殻機動隊 新劇場版(黄瀬・冲方版攻殻機動隊)のネタバレ解説まとめ

『攻殻機動隊ARISE』は2013年6月に公開された劇場用アニメ。公安9課結束以前の物語で、正体不明のハッカー・ファイアスターターを巡る事件を追う。『攻殻機動隊 新劇場版』は『攻殻機動隊ARISE』の続編で2015年6月全国公開。ファイアスターターと草薙素子の出生の秘密が繋がっていくストーリー。
黄瀬和哉総監督・冲方丁脚本版『攻殻機動隊』シリーズ。

『攻殻機動隊ARISE』について

概要

2013年6月から順次劇場公開された、アニメでの最も新しい攻殻機動隊シリーズ。正式には『攻殻機動隊ARISE ーGHOST IN THE SHELLー』。
Production I.G.制作。原作は士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』。総監督は黄瀬和哉。シリーズ構成冲方丁。

2015年4月に『ARISE』テレビ放送版の『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』が放送され、これは下記の4章を各エピソード前後編に分け、『攻殻機動隊 新劇場版』へと繋がる2話構成の完全新作エピソード「PYROPHORIC CULT」を付け加え、冲方丁の初期案に準拠した話数順に放送したもの。

各話あらすじ・ストーリー

border:1からborder:4までと『Pyrophoric Cult』は設定が繋がった一話完結式のストーリー。従来の『攻殻機動隊』シリーズ同様高度に情報化された近未来社会を背景に、大戦終了後間もない時代に『攻殻機動隊ARISE』特有の社会問題――終戦後の兵士達の不当な扱い、電脳化・義体化しているが故に起こる幻肢痛や偽の記憶の植え付け、基幹産業の企業と政府の思惑など――を背景に、草薙素子以下独立攻性部隊の面々が事件の真相を追う物語となっている。

「border:1 Ghost Pain」

第4次非核大戦が終わった一年後の2027年6月。陸軍「501機関」所属の草薙素子三佐が、恩人であり上司であるマムロ中佐が殺された事件を追う最中に公安9課の荒巻部長やバトー、トグサらと出会い、幻の痛みや記憶と向き合って中佐殺害の真実を追う。

「border:2 Ghost Wispers」

border:1から 二か月後の8月、501機関から独立を果たした草薙素子は少佐となり、独立攻性部隊の結成を考えていた。そんな中、バトー、イシカワ、ボーマらは難民虐殺の罪で裁かれようとしている元上司 ソガ・カズヤ大佐の無実を証明する為、ロジコマと素子を襲撃する。

「border:3 Ghost Tears」

2028年10月、爆弾テロ事件に急行する少佐とバトーらは現場を制圧し犯人達を拘束するが、彼らは超ウィザード級ハッカー ファイア・スターターにより偽の記憶が植え付けられていた。更にリーダー格のカルディス人の男の胸には、カルディス人独立戦争の英雄“スクラサス”の刺青が施されていた。

「border:4 Ghost Stands Alone」

2028年12月、デモ制圧を行なっていた機動隊がファイア・スターターの電脳感染によって無差別発砲事件を引き起こした。事件の裏には、エマという少女とブリンダJr.という男、二人のゴーストが一つの身体に入った人間が関わっていた。

「PYROPHORIC CULT」

二話編成で、2029年1月、航空機爆破テロが発生し、容疑者としてファイア・スターターのブローカー、通称“パイロマニア(放火魔)”が浮かび上がる。パイロマニアの目的は陸軍情報部のホヅミ大佐を暗殺することであり、少佐らと米軍情報部は、共同してホヅミ大佐をエサにパイロマニアを捕まえることにする。

主要登場人物・キャラクター

草薙素子

cv.坂本真綾
border:1終盤までは、陸軍501機関所属の完全義体サイボーグで、階級は三佐。終盤以降は少佐に昇格し、501機関から独立する。border:2以降は少佐と呼ばれる。既存シリーズより前髪が短く、容姿も若く見える義体を使用している。

荒巻課長

cv.塾一久
公安9課の部長。元情報部出身の切れ者。少佐の事を気にかけており、事あるごとに9課への勧誘や独立部隊の設立を進言している。
電脳化していないようで、携帯端末で連絡や指示を行なう。

バトー

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

攻殻機動隊ARISE(Ghost in the Shell: Arise)のネタバレ解説まとめ

攻殻機動隊ARISE(Ghost in the Shell: Arise)とは、Production I.Gが制作を務める、士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」を原作としたアニメ作品である。本作は主人公の草薙素子が公安9課を結成する前の物語に焦点が当てられており、バトーやトグサら9課の仲間たちがどのような形で素子と出会い、彼女と行動するようになったかが描かれているのが特徴となっている。

Read Article

フリッパーズ・ギター(The Flipper's Guitar)の徹底解説まとめ

1988年の活動開始から1991年の解散までのわずかな活動期間ながら、日本の音楽シーンに多大な影響を与えたフリッパーズ・ギター。 それまでのバンドサウンドとは違い、ニューウェーブやギターポップ、ネオアコなど様々なスタイルを取り入れた都市型志向の音楽と言われる「渋谷系」を流行らせた。 日本の音楽に洋楽志向を根付かせたバンドとして、今も語り継がれている。

Read Article

懐かしき90年代 邦楽シーン / コーネリアス (小山田圭吾) の魅力

1990年代、フリッパーズギターでの活動により、"渋谷系"ムーブメントの中心となった小山田圭吾。フリッパーズ・ギター解散後、ソロになってからはコーネリアスとして活動。その多彩な才能で、音楽プロデューサー、クリエイターとして多岐に渡る活動を行っている。その小山田圭吾の魅力をご紹介したいと思います。

Read Article

攻殻機動隊シリーズ(原作漫画)のネタバレ解説まとめ

『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』は士郎正宗によるSF漫画。1巻は草薙素子こと少佐が公安9課で事件を追う中人形使いと出会い融合するまで、1.5巻『攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER』は少佐が去った後の公安9課の活躍、2巻『攻殻機動隊2 MAN MACHINE INTERFACE』は荒巻素子がテロ事件を追う内に草薙素子と邂逅するまでを描いている。

Read Article

Yellow Magic Orchestra(イエロー・マジック・オーケストラ、YMO)の徹底解説まとめ

1978年に細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の3名によって結成された日本の音楽グループ。 日本において「テクノポップ」というジャンルを根付かせた、シンセサイザーなどの電子楽器を使用した音楽が特徴。グループ名の頭文字をとって、通称YMO(ワイ・エム・オー)と呼ばれる。 代表曲は「RYDEEN」「BEHIND THE MASK」「君に、胸キュン。」など。

Read Article

蒼穹のファフナー Dead Aggressor / RIGHT OF LEFT(アニメ)のネタバレ解説まとめ

2004年にXEBECにより「島・ロボット・群像劇・少年少女」をキーワードに企画・制作されたオリジナルアニメ。舞台は未知の生命体「フェストゥム」によって侵略された近未来の世界。西暦2146年、唯一の楽園だった孤島・竜宮島にフェストゥムが侵攻する。真壁一騎は皆城総士に導かれ「思考制御・体感操縦式」有人兵器「ファフナー」のパイロットとなり、人類存亡をかけた激しい戦いの渦に巻き込まれていく。

Read Article

NEW

東京BABYLON(漫画・アニメ)のネタバレ解説まとめ

『東京BABYLON(漫画・アニメ)』とは、CLAMPの漫画及び漫画を原作としたアニメ。伝奇ファンタジー作品でありながら、人々の悩みや孤独をリアルに描き出した社会派作品とも評される。1980年代を彷彿とさせる東京が舞台。そこで起こる怪奇現象に優しい心の持ち主である皇昴流が自らも傷つきながら陰陽術を使って立ち向かっていくストーリーでとなっている。主要人物としては他に昴流の双子の姉である北都と昴流に想いを寄せている獣医の桜塚星史郎がおり、この三人の行きつく悲劇的な結末は衝撃的なものである。

Read Article

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊、イノセンス(押井版攻殻機動隊)のネタバレ解説まとめ

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は1995年に公開された日本のアニメ映画。AD2029年、公安九課のリーダー草薙素子が事件を追う中、正体不明のハッカー“人形使い”と遭遇する。 また続編の『イノセンス』は2004年公開。ガイノイド“ハダリ”の暴走した原因を九課のバトーとトグサが追う。 押井守監督版『攻殻機動隊』シリーズ。原作は士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』

Read Article

BLOOD+(ブラッドプラス、ブラプラ)のネタバレ解説まとめ

BLOOD+とは、Production I.G制作のアニメ作品である。それ以外にも漫画、小説、パチンコに移植されている。主人公の音無小夜は沖縄に住む普通の女子高生。学校を襲った怪物「翼手」との遭遇をきっかけに自分が150年以上前から生きる不老不死の存在「翼手の女王」であることを思い出し、全ての翼手を殲滅させるために戦う物語である。

Read Article

蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(アニメ)のネタバレ解説まとめ

2010年12月に公開された「蒼穹のファフナー」の劇場版。舞台はTVアニメシリーズの2年後、西暦2148年。平和は守られたはずだった。人々は多くの犠牲を払い、取り戻した平和な日々を過ごしていた。そんな生活の中真壁一騎は皆城総士との約束が果たされる日を待っていた。一隻の船が竜宮島へ打ち上げられたその日、束の間の平穏は破られ再び少年少女たちは戦いの渦へと巻き込まれていく。

Read Article

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX、S.A.C. 2nd GIG、Solid State Society(神山版攻殻機動隊)のネタバレ解説まとめ

『攻殻機動隊S.A.C.』は2002年放送のTVアニメ及びそのシリーズ。AD2030年、内務省直轄独立攻性部隊・公安9課が「笑い男事件」を追うストーリー。 続編の『S.A.C. 2nd GIG』ではテロリスト「個別の11人」を追う事件、『Solid State Society』は主人公・草薙素子が失踪後に謎のハッカー「傀儡廻し」に関わる事件となっている。 神山健治監督版『攻殻機動隊』シリーズ。

Read Article

PSYCHO-PASS(サイコパス)のネタバレ解説まとめ

舞台は人工知能・シビュラシステムが絶対的な法とされる近未来の日本。凶悪犯罪を取り締まる刑事たちの姿を描いた本作は、本広克行×虚淵玄×天野明×Production I.Gの豪華タッグによって制作され、2012年から放送開始となったTVアニメ、劇場版アニメ。監視社会のシステムをかいくぐり、凶悪事件の裏で暗躍し続ける謎の男「マキシマ」を追う刑事・狡噛慎也は、捜査の過程で自らも犯罪者となっていく。

Read Article

蒼穹のファフナー EXODUS(アニメ)のネタバレ解説まとめ

2015年に制作された「蒼穹のファフナー」シリーズの続編。TVアニメシリーズの2期にあたり、劇場版までの流れを踏まえている。西暦2150年、人類とフェストゥムの戦いは新たな局面を迎えていた。19歳となった一騎たち第一世代のファフナーパイロットたちは引退し、新たな道を進んでいた。一機の人類軍輸送機が竜宮島を訪れたその日、最後の時間が動き出した。

Read Article

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊の名言・名セリフまとめ

押井守監督の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年11月18日公開)は、士郎正宗原作のSF漫画『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』を映画化したアニメーション作品。製作会社はProduction I.G 。 その革新的ともいえるアニメーション技術から映像面で評価が高い本作だが、キャラクターの巧みな台詞回しもその人気の一因だ。当記事では、ファンの間で特に知られている名言・名セリフを紹介する。

Read Article

【映画音楽】『リリィ・シュシュのすべて』のリリィ・シュシュ(岩井俊二&小林武史&Salyu)名曲4選

映画『リリィ・シュシュのすべて』は2001年に公開された岩井俊二監督作品です。映画のキーパーソンとなる架空のカリスマシンガー、リリィ・シュシュの音楽は、岩井俊二、音楽プロデューサー小林武史、歌手Salyuのユニットプロジェクトとして制作されました。本日は、映画に登場するリリィ・シュシュの名曲4選を紹介します。

Read Article

女性アーティスト「Salyu」の魅力についてまとめてみました!

映画やCMの主題歌やテーマ曲に数多くタイアップとして起用され、 その圧倒的な歌唱力と声の美しさで、多くのファンを生み出し続けています。 「この曲聞いたことあるけど、なんていう人なんだろう?」、「名前は聞いたことあるけど」、「to U」しか知らないという方の為に女性アーティスト「Salyu」の魅力を楽曲と共にご紹介したいと思います。

Read Article

目次 - Contents