「PSYCHO-PASS」1期と新編集版の違いまとめ!槙島聖護のセリフや過去シーンで読み解かれる物語!【サイコパス】

『PSYCHO-PASS』はTVシリーズ1期全22話を1時間番組の全11話に再編集し、新規カットを追加して放送された「新編集版」というものがあります。それぞれの過去シーンや槙島聖護のセリフを追加することで、より深みを増して完成形に近づいたような印象です。槙島のセリフを中心に、1期と新編集版の違いをまとめてみました。

まさかのPSYCHO-PASS第一期補完計画、新編集版が成功。そして,サイコパスは、第二期へ。

出典: www.amazon.co.jp

散々「第一期は残念な子だった」「何でこれの第二期をやるのか?」と書いてきましたが、予想を裏切るように新編集版がスタート、サイコパス第一期補完計画は完遂され、第二期は見どころの多い作品となっている。

現在放送中の、第二期をより楽しむために、第一期を新編集版との違いを比較、まとめることで振り返ってみたい。*少しずつ各話の「あらすじ」も加筆中。

槙島を中心に、登場人物たちの台詞、過去回想などを追加することでより人間ドラマらしく

第一期では、必要以上に槙島の存在を謎のものとして神秘性を高めるかのような描かれ方がされていた。そのために狡噛と槙島の対決についても、「必然であった」かのように語られていたものの、どう見ても過去の標本事件で部下を惨殺され、自身も潜在犯落ちした狡噛が槙島の手のひらで遊ばれているかに見えて、深みを欠く残念な結果になった。

そのためにメイン設定である、シビュラシステムやそれによって支配される未来社会の内包する多くの矛盾点に引きずられ視聴者側がついていけず、作品への感情移入を妨げる作りになっていたことが失敗だったと、私は感じている。

が、新編集版では槙島の独白を含め、多数の台詞やカットの追加、過去の回想の掘り下げなどを追加することで、世界観を補強し、ストーリーとしての完成度を高めることに成功した。何よりもそこから鮮明になった、「槙島の行動原理や動機」がわかりやすくなったことで、より槙島を人間らしく描くことに成功している。

結果、本来一期で目指していたはずの「狡噛との槙島」の対決の必然性や重さを補強し、それを背負う朱の覚悟も際立ったものとなり、第二期へと繋がる成功作となったと思う。

槙島の台詞を中心に振り返る「どこが第一期と違うのか」

私は最初新編集版がはじまった時、「何で新編集版?」と不思議で仕方なく、さらにどこが違うのかが非常にわかりにくかった。

ただ漫然と新編集版を見ていると気づきにくい、「どこが第一期と違うのか」をまとめてみた。

psycho-pass.com

新編集版第一話(1~2)『犯罪係数』&『成しうる者』

第一期ではいきなり狡噛と槇島の厚生省ノナタワーでの戦闘シーンからはじまるが、新編集版では槙島の独白からはじまる。

狡噛との決戦を前に一人ごちる槙島の台詞は、それまでの漠然とした「怪物」「カリスマ」的な設定からは離れたものだ。

どこかの誰かが、愚かな人類だと言ったとして、その人類には当然、自分自身が含まれている。
人間について知りたいと思ったら、人間を見ているだけではいけない。
人間が何を見ているのかに注目しなくては。
君たちは何を見ている?
僕は、君たちを見ている。
信じられないかも知れないが、僕は、君たちのことが好きだ。

昔からよく言うだろう。愛の反対は憎悪ではなく、無関心だと。興味がないのなら、わざわざ殺したり、痛めつけたりしないんだ。
余計なことばかり考える。緊張しているのか?
相手を甘く見すぎて…踏み込み過ぎた?

なんてね。

あらすじ

新人監視官として公安局刑事課一係へと配属された常守朱。朱の部下となるのは、監視官と同じくドミネーターを与えられながらも、犯罪を理解し予測する事ができるが故に高い犯罪係数を持つ「執行官」の狡噛慎也、征陸智己、縢秀星、六合塚弥生の4人。

配属初日、人質を盾に逃げまわる犯人を追い詰めるも、ストレスから犯罪係数の上がってしまった人質を撃とうとする狡噛を止めるため、朱は狡噛をドミネーターで打ってしまう。

狡噛の様体を気にしながらも、サイコパスの犯罪係数上昇者アラームに征陸と現場であるモールに向かう朱。ホロを身にまとい対象者を探す二人だったが、征陸は「あれだな」と測定器も使わずに目星をつけ、連行する。何も出来なかった朱は、「監視官の仕事は執行官に付き添ってくれるだけでいい」という征陸の言葉に「それってつまり、何も手出しをするなってことですよね」と落ち込む。

5歳で潜在犯認定を受けたかがり君に、監視官に向いてないのかなと相談する朱。「何で監視官になんかなったの」というかがりの質問に「公安の適性があったのは自分だけだった」ことを伝えると、何にでもなれる人生を歩んできた朱への嫉妬から、かがり君からも「なんで監視官になったんだ」とまで言われてしまう。

さらに落ち込む朱だったが、目覚めた狡噛の一言「あんたは何が正しいが自分で判断した。役目より正義を優先できた。そういう上司の下なら、オレはただの犬ではなく、刑事として働けるかもしれない」という一言で立ち直りはじめる。

新編集版第二話(3~4)『飼育の作法』&『誰も知らないあなたの仮面』

槙島
このディスクが小石になる。
グソン 小石?
槙島
池に投げ込んで波紋を広げる。ドミノ理論やバタフライ効果みたいなね。
これはドミノの最初の1枚。迷える子羊にきっかけを与えてあげるんだ。
グソン 子羊ねえ。
槙島
ただのモルモットかもしれないしもしかしたらオオカミに化けるかもしれない。
結果が分からないからやるんだよ。
とにかく準備は整った。後はどんな摩擦が発生するか。
グソン 摩擦?
槙島
クラウゼヴィッツだ。彼は戦場ではどんなに緻密な計画でもささいな要因で遅延する可能性を指摘した。机上の作戦はどんなに練っても机上のものでしかない。偶然のトラブル天候などのコントロール不可能な要因によって作戦が直面する障害。これが戦場の摩擦だ。
もちろん僕たちがこれからやることにも当然摩擦が発生するだろう。
それが少しも楽しみじゃないといったら嘘になる。
犯罪の摩擦がどんな形で現れるのか。

それは偶然なのか。
シビュラシステムの意思なのか。
組織なのか。
個人なのか。

個人だとすればそれは僕たちにとてもよく似ているはずだ。

グソンと槙島の会話。

グソンが計画初期から槙島の協力者であったこと、これから起こす槙島の計画が「戦闘(テロ)」であることが示唆されている。

「摩擦」は後々にも登場するキーワードだ。

一見「障害」と同義のようにもとれるが、補完計画によって浮かび上がってきた槙島の孤独感、人間らしさを思うと、摩擦という単語に「ふれあい」やそれに対する憧れといった意味合いも含まれているように聞こえる。

あらすじ

ドローン製造工場で事件が発生。この1年で3人目、事件状況からも殺人としか思えない。1課が向かうものの、工場責任者はのらりくらりと「事故ですよ」を繰り返す。工場内は機密保持のためにインターネットを初め、外部からの通信が一切出来ない陸の孤島状態状態で、ドミネーターも作動しない。

そんな娯楽もないストレスだらけの職場で、気晴らしにいじめが横行していて、工場も黙認してる様を見て、いじめられている人物に目星をつけた狡噛。やはり彼が犯人だった。ドローンを操縦して襲ってくる犯人、ドミネーターが使えない状況を逆転して、何とか連行にいたった。

朱はネット上で、ネットの人気アバター、タリスマンに仕事の相談をする。トイレの故障を放置して、マンションの部屋から姿を消した住人。彼はネット世界で人気を博するアパタータリスマンの所有者だった。部屋に残された様々な痕跡から住人は既に殺害されていると推測する執務官達だが、その朝タリスマンに会っていた朱はおかしいと気づく。

現在タリスマンを操っている人物が犯人だと仮説を立てた公安局は、ネット世界での捜査を開始する。タリスマンと交流のあるアパタースプーキーブーギーに接触すると、中身は朱の同級生だった。タリスマンと合同でコミュニティサイトのオフ会を開催させるよう依頼。

六本木のオフ会会場で待ち伏せする朱達の前に、ホログラムでアパターの衣装をまとったタリスマンが現れるのだが、公安の存在を知ったタリスマンにより、フロアにいる人々のアバターが同時ハッキングされ全てタリスマンになってしま現場は大混乱に。

コミュフィールドではオフ会での事件で吊し上げ荒れるスプーキーブーギーは、タリスマンをコミュフィールドから追放しようとするが、すでに後ろにいた御堂正剛によって殺されてしまう。

新編集版第三話(5~6)『誰も知らないあなたの顔』&『狂王子の帰還』

槙島
悪いね。ハッカーに死体処理の手伝いなんかさせて。

グソン
ああいうのは得意じゃないんですが…。
まあ不法侵入の家で無駄な時間は使えませんからね。

槙島
ところで、御堂将剛をどう思う。

グソン
不穏ですね。目立ちたがりは犯罪に向かない。

槙島
そこが面白いんじゃないか。
今回の事件を通して、彼の真価が試される。人間の価値をはかるには、ただ努力させるだけではだめだ。力を与えてみればいい。
法や倫理を超えて自由を手に入れた時、その人間の魂がみえることがある。
弱者が強者になった時、善良な市民が暴力をふるう自由を手に入れた時も。そういう時に何が起きるのだろう。興味があるんだ。

グソン
旦那はやるんですか?ネットやら高機能アバターやら。

槙島
たまに覗くよ。情報収集さ。
全体的に、アバターをまとった方が人は本音に近いことを語りやすいと思う。さっきも言ったとおり、ある種の自由があるんだろう。
しかし、安易な手段で手に入れた自由は、すぐにチープな万能感に負ける。
さて、御堂将剛はどうなるだろう。

第一期では、まさに実行犯を「おもちゃ」のように使い捨てているように描かれた槙島だったが、グソンとの長期に渡る人間関係を描くこと、また独白やその会話から、彼らの「何かを試していた」、「そこには何らかの期待」(欠乏感からくる)があったことが伺える。

また、彼の最も嫌うもの(興味を失う物)は「チープな万能感に負ける」人間であり、結果である。

そのためにそれに負けた御堂正剛、及び後の事件の実行犯、王陵 璃華子(おうりょう りかこ)はおもちゃや使えなくなった手駒としてではなく、人間として興味を失ったためにあっさりと見捨てられたのだとわかる。

シビュラシステム及びそれに勧誘する藤間 幸三郎(とうま こうざぶろう)への反応も、「安易な手段で手に入れた自由で、チープな万能感に浸る」藤間を見限った(興味を失った)結果だと言える。

その他3話には、常守朱の独白(狡噛とその強さについての)が挿入されている

強いとはどういうことなんだろう?

健全なサイコパスと高度な職種への適性判定
それこそが私たちにとっての強さだった

あの人の強さはもっとアナクロでクラシカルな…

あの人について考えること、それすらも危険なことのような気がした
それでも逃げることは許されない。

もう私たちの人生は交錯してしまった

6話冒頭に、標本事件で槙島を追う佐々山の最後の声の回想シーン

kedamakun88
kedamakun88
@kedamakun88

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