かぐや姫の物語(The Tale of the Princess Kaguya)のネタバレ解説まとめ

『かぐや姫の物語』とは、日本最古の物語と言われている『竹取物語』を題材に、高畑勲が14年ぶりに監督を務めたスタジオジブリ制作のアニメーション映画。2013年11月公開。キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。竹から出てきた娘・かぐや姫が美しく成長し、男性たちからの求婚をかわし、やがて月に帰って行くという『竹取物語』の筋書きはそのままに、何のために地球に来てなぜ月に帰ることになったのか、誰も知ることのなかったかぐや姫の「心」と、物語に隠された真実を描き出す。

『かぐや姫の物語』の概要

『かぐや姫の物語』は、日本最古の物語といわれる『竹取物語』を原作としたアニメーション映画。2013年11月23日公開。キャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。
制作は数々の劇場用長編アニメーション映画で国外でも評価の高いスタジオジブリ。監督・原案・脚本は『ホーホケキョとなりの山田くん』(1999)以来、約14年ぶりとなる高畑勲。『風に聞け』で第36回城戸賞に入選した坂口理子が脚本に参加している。また、宮崎駿監督作品で常連の久石譲が、高畑作品で初めて音楽を担当した。
技法面では、『ホーホケキョ となりの山田くん』で導入された、アニメーターの描いた線を生かした手書き風のスタイルが本作でも使用された。加えて、背景も動画に近いタッチで描かれ、両者が一体となり「一枚絵が動く」ような画面になっている。また、先に声の収録をして後から作画を行うプレスコ方式も採用されている。

日本のアニメーション映画としては破格ともいえる、企画開始から8年の歳月と50億円を超える製作費が投じられた。当初、2013年7月に同じスタジオジブリ制作による宮崎駿監督作品『風立ちぬ』と二本立てで劇場公開すると発表されたが、制作現場では約1ヶ月作業がストップするなど、制作続行が問われる事態に陥った。スタッフを増員して何とか続行とするも、結局、2013年秋への公開延期が発表され単独での公開となる。全国456スクリーンで公開され、初日2日間で興収2億8425万2550円、動員22万2822人となり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった。累計観客動員184万9467人、累計興収22億1756万5750円。

2012年6月に他界した俳優の地井武男が、作画完成前に声を収録するプレスコ方式で生前に収録を済ませており、かぐや姫を見つけ育てる翁役として声優出演を果たした。そして高畑勲監督は、本作公開から4年半後の2018年4月5日に82歳で死去し、本作が最後の監督作品となってしまった。

『かぐや姫の物語』のあらすじ・ストーリー

竹から生まれた姫は翁と媼に大切に育てられる。

昔、山里に竹を取って暮らす翁(おきな)と媼(おうな)という初老の夫婦が暮らしていた。
早春のある日、翁がいつものように山で竹を切っていた。すると1本の竹が光り輝いたので近付いて見ると、その竹の前に時期外れのタケノコがちょこんと顔を出している。翁が不思議に思っているとタケノコはするする伸びて先がパッと開き、中から掌に収まる大きさのお姫様が光りと共に現れた。そのあまりの美しさに翁は「天からの授かりもの」だと思い、姫を掌にそっと包んで家へ持ち帰った。家にいた媼はその姫を見るなり「私達で育てましょう」と自分の掌に移した瞬間、小さな姫が人間サイズの赤子の姿に変わった。さらに不思議なことに媼の母乳も出るようになり、その日から姫は二人の手で大切に育てられるのだった。

夏になり、僅かの間に歩くことも話すことも覚えてしまった程、異常に成長が速い姫は、近くに住む木工品を製造する職人・木地師の子どもたちから「タケノコ」と呼ばれ、そのリーダー格である少年・捨丸(すてまる)をお兄ちゃんと慕い、自然の中で彼らと遊びながら天真爛漫に育っていた。子どもたちが自然の営みをたたえる童歌を口ずさむと、姫は何故かその歌を知っていて、歌を歌いながら目に涙を浮かべるが、その理由は自分でもわからなかった。
その一方で、翁は光る竹から大量の黄金が出たり、豪奢な何枚もの衣が飛び出したりと、不思議な体験を繰り返していた。ある日翁は、金や衣を授かったのは「天が姫を立派に育てよと命じているのだ」と考え、「高貴の姫君に育てて貴公子に見初められることが姫の幸せなのだ」と都へ何度か折衝に赴くのだった。そして秋になり、半年余りで捨丸に追い付くぐらいに成長した姫は、突然翁から都に建てた屋敷へと一家で移り住むと言われ、誰に知らせることなく翁と媼と共に山を離れることになったのだった。

「高貴の姫君」として華やかな衣裳を身に纏うかぐや姫。

姫は、初めて見る屋敷の広さに驚いた。そこにはたくさんの女性が働いていて、翁と媼は高貴な衣裳を身に纏っていた。そして姫は、翁が姫の教育係として宮中から招いた相模(さがみ)という女官から「高貴の姫君」としての様々な躾けや琴、手習いなどを受けさせられる。相模の教える習い事の間、姫は遊んだりふざけたりすることが多かったが、翁などの前では相模が驚くほどにきちんと姫君としての作法をこなしていた。
ある時、少女から大人になるめでたい日(初潮)を迎えた姫に対し、翁は宮中の祭祀を担当する斎部秋田(いんべのあきた)という老人を屋敷に招いた。秋田は屋敷を案内される際に、猫と戯れる姫を見て「なかなか愛らしい姫君」と評し、その後の対面の場では衣を着飾った姫を見てその美しさに見惚れ、なよたけの如くしなやかで輝くような美しさであることから「かぐや姫」と命名する。かぐや姫の髪上げと裳着の儀式が行われると、やがて名付けの宴が沢山の人々を招いて盛大に行われた。宴は三日三晩続いたのだが、酔った客が翁に対して、しきたりによって姿を現さないかぐや姫を侮辱する暴言を口にした。それを陰で聞いてしまったかぐや姫は怒りに震えると屋敷を飛び出してしまった。装束を脱ぎ捨てながらひたすら走り続け、やがて肌着一枚の姿で故郷の山の集落にたどり着く。だがそこには木地師たちの姿はなく、出会った炭焼きの男から「木地師は10年はここには戻らない」と聞かされる。木が枯れた冬景色を見て「山は死んだのではないか」というかぐや姫に、その男は「木々は我慢しながら春の訪れを待っているのだ」と答える。姫は呆然と雪の中を歩き、やがて行き倒れたのだが、ふと気が付くと元の装束をまとって屋敷に戻っていたのだった。

かぐや姫に求婚するため5人の公達が屋敷を訪れた。

それからのかぐや姫は、人が変わったかのようにふざける事もなく相模の教えに従い、一人静かに過ごすようになった。春になり、かぐや姫の美しさの評判は上がる一方で、屋敷の前では姫を一目見たいという人々が詰め掛けていた。そしてついには、かぐや姫の名付け親である斎部秋田からその美しさについて聞かされた5人の公達(車持皇子・石作皇子・阿部右大臣・大伴大納言・石上中納言)が、我先にと競って求婚に訪れるのであった。そのことに喜んだ翁と相模は、5人の公達を屋敷に上げると簾一枚を隔てた奥のかぐや姫に向かって、1人1人順番に声を掛けさせた。それぞれが姫を珍しい宝物に例えて称える公達に対し、かぐや姫は自分を思う気持ちの証として、自分と比較された宝物をそれぞれの公達に持参するよう求めるのだった。だが無理難題を突き付けられた5人の公達は皆唖然として引き上げ、それを見て門前に集まっていた男たちも姿を消した。そして相模は結婚を拒んだ姫にこれ以上教えることはないと、翁の引き留めにも応じず屋敷を去ってしまう。
群がる男達がいなくなったことを喜んだかぐや姫は、媼や侍女の女童(めのわらわ)を伴って花見に出かけた。その途中素晴らしい桜の木を見つけた姫は、舞い散る花びらの中を開放された喜びから勢いよく舞い踊る。その時、そこに来ていた小さな子供に気付かずぶつかってしまう。身分の低そうな子供の家族はぶつかったことに平伏して姫に許しを請い立ち去って行った。それまで身分の差など感じたこともなかったが、その親子の姿にショックを隠せなかったかぐや姫は花見もせずに引き上げてしまうのだった。その帰路の途上、物盗りの疑いで追われている青年がいた。青年の仲間に捨丸と呼ばれる声にハッとなったかぐや姫は、思わず「捨丸兄ちゃん!」と叫んでしまう。じっと見つめあう2人だったが、姫はそれ以上声を掛けることが出来なかった。捨丸もそれがタケノコ(姫)だと気が付いたのだが、その場に立ちすくんでしまったために盗みに対する制裁の暴力を受ける羽目になり、その様子を遠目に見ながら姫は、さらに悲しむのだった。

屋敷に群がる男達から開放されたかぐや姫は、桜の木の下で舞い踊る。

3年の月日が流れたある日の事、かつてかぐや姫の元へ求婚に参った5人の公達が次々と屋敷に現れた。最初は車持皇子が、求められた宝物「蓬莱の玉の枝」を、持参して姫に会いに屋敷に来た。姫から宝物を手に入れた経緯を問われて迫真の語りを演じる車持皇子だったが、そこへ宝物を作ったという職人が代金の支払いを求めて屋敷を訪れたのだ。宝物が贋物とバレてしまった車持皇子はコソコソと遁走してしまう。暫くして今度は阿部右大臣が訪ねて来た。彼は火にくべても燃えずにより輝くと言われる「火鼠の皮衣」を求められていた。姫が阿部右大臣が持ってきた衣を火にかけるよう命令すると、それは見る見るうちに燃えてしまうのだった。次に現れたのは宝物「仏の御石の鉢」を求められた石作皇子だった。彼は宝物ではなくレンゲソウの花を持参した。美男子である彼は甘い言葉を述べてかぐや姫の心を動かそうとするが、その目の前に座っていたのは憤怒の表情の正妻・北の方であった。さらにその頃、宝物「龍の首の珠」を求められていた大伴大納言は、筑紫の海まで取りに出かけたのだが、嵐と荒波の中で龍を見て脅え宝物を手に入れることは出来なかった。そして最年少の石上中納言は求められた宝物「燕の子安貝」を手に入れるため実際にツバメの巣に近づいて取ろうとしたが落下し、腰を強打したことが原因で亡くなってしまった。かぐや姫は自分のせいで人々を不幸にしたと自らを責め嘆き悲しむのだった。

そんなかぐや姫の心とは裏腹に、「5人の公達を手玉に取る女」という姫のうわさはやがて宮中にも届いていた。御門は、5人の公達の求婚を拒んだかぐや姫は自分の元に来たがっているのだろうと考え、宮中に招こうとする。だが命に代えても出仕しないという姫に対し、御門は忍びで屋敷を訪れた。琴を奏でるかぐや姫の美しすぎる姿を見た御門は、咄嗟に姫を抱きすくめて連れて行こうとする。その瞬間、姫は御門の腕の中からスッと姿を消し、驚いた御門が「悪かった」と叫ぶ呼びかけによってまた姫は姿を現した。御門は「次は自分の元に来ると信じている」と姫に言い残し御所へと引き上げたのだった。

かぐや姫の美しすぎる姿を見た御門は、背後から姫を抱きすくめた。

それからというもの、かぐや姫は月夜になると一人で空を見上げるようになった。心配になった翁と媼は姫にその理由を問うと、姫は「自分は月からこの地に降ろされた者」、「今月の15日には月から迎えが来る」と言う。御門に抱きすくめられた時、無意識に「ここにいたくない」と月に助けを求めてしまったというのだ。かぐや姫は、翁の願った「幸せ」が自分には辛かったと吐露するものの、人として生きるためにこの地に来たことを思い出し、このまま月には帰りたくないと泣き伏した。翁は「帰りたくなければ帰らなくていい」と絶対に月には帰さないという腹を決めるのだった。
ある日、かぐや姫は媼に童歌を歌って聞かせる。それは遠い昔の月での事、地上から戻ってきた天人が、月で衣を纏えば地上での記憶は無くなるはずなのに、何故かその歌を口ずさみながら涙していた姿を見ていたという。かぐや姫は「その歌を聞いてこの地に憧れた自分が罰として禁断のこの地に降ろされたのだが、今ならその天人の気持ちがわかる。天人はもう一度この地に帰って来たかったのだ」と話す。かぐや姫の心を悟った媼は、誰にも知られないようにして姫を生まれ育った竹藪のある故郷の山に向かわせる。その頃、山には成長して妻子もいる捨丸をはじめとする木地師たちが戻ってきたところだった。捨丸はかぐや姫が口ずさむ童歌に導かれるように姫と再会する。姫は「捨丸兄ちゃんとなら幸せになれたかもしれない」と捨丸に告白すると彼は「一緒に逃げよう」という。「もう遅すぎる、逃げられない」と拒む姫だったが、それでも姫の肩を抱いて「おまえと逃げたい」と叫ぶ捨丸に姫は喜び、二人は不思議な力で空中を舞い、手をつなぎ、抱きしめあった。だが空に月が現れたとき二人の体は離ればなれとなり、その逢瀬は捨丸には夢として認識され、自らの妻子らのいる木地師たちのもとに戻っていった。

月から迎えに来た天人(月の王)と対面するかぐや姫。

とうとう8月15日の満月の夜が来た。
屋敷では櫓を組み、翁を筆頭に武士たちや彩女たちが総動員で警備にあたっていた。すると月の中から姫を迎える天人(月の王)たちの一行が大きな雲に乗ってゆっくりと飛んできた。櫓の上から一斉に弓矢を放つ武士たちだったが、矢は雲の手前で花に変わり、天人は守りを固めていた者たちを未知の力で眠らせるのであった。雲は屋敷の上空に着くとかぐや姫の正気を失わせ、その体を雲の上に招き寄せる。天人と対面した姫は勧められるまま地上の記憶を失わせる天の羽衣を着ようとするが、女童と子どもたちが歌う童歌を聞いて姫は正気を取り戻す。その間に翁と媼もかぐや姫のいる雲へと招かれた。かぐや姫は天人に羽衣を纏うことに今少しの猶予を請うと天人はそれを黙認し、姫は「一緒に連れて行って」と泣きじゃくる翁と媼に謝り泣きながら別れを告げた。「清らかな月の都に戻れば心が乱れることもなく地上の汚れも消える」と言う天人の女官の言葉に、姫は「地上は汚れてなどいない」と抗弁し、「喜びも悲しみもこの地に生きる者は皆彩りに満ちている。鳥、虫、獣、草木、花、人の情けも」と叫ぶが、その隙に女官から羽衣を着せられ、姫は一行とともに月に向かって去っていくのだった。お互い手を取り合って見送る翁と媼。宮中では御門が月を見上げ、山では捨丸も月を見上げていた。

そして地球を離れたかぐや姫は、暫くして突然気づいたように地球を振り返った。月の羽衣を着せられ地球での生活の記憶を失ったはずなのに、なぜかその目には涙が浮かんでいた。

『かぐや姫の物語』の主な登場人物・キャラクター

かぐや姫(かぐやひめ/ CV:朝倉あき/幼少期・内田未来)

主人公。月から地球に降ろされたとされる本作のヒロイン。
竹取師の翁が竹藪の中で遭遇した光るタケノコの中から現れた。その時は手に乗るほどの大きさの幼い姫の姿だったが、その日のうちに媼の手の中で普通の人間の赤子に変わった。
「天からの授かりもの」と信じた翁と媼に「姫」と呼ばれて大切に育てられる。捨丸をはじめ近所の木地師の子どもたちからは、あまりの成長の早さに「タケノコ」と呼ばれるようになり、約半年あまりで美しい少女に成長した。
都の屋敷に移り住んでからは、相模から「高貴の姫君」としての様々な躾けや手習いなどを受けさせられ、翁が屋敷に招いた斎部秋田から、なよたけの如くしなやかで輝くような美しさであることから「かぐや姫」と命名される。

翁(おきな/CV: 地井武男/代役・三宅裕司)

山中で竹取師として妻の媼と二人暮らしをしている、かぐや姫の育ての父。
「天からの授かりもの」と思って幼い姫を育てていたが、竹から黄金や衣を授かって以来、姫を「高貴の姫君」に育てることが姫の幸せと信じて都に屋敷を建てて一家で移り住む。
姫を幸せにすることが自分が天から与えられた使命であると信じ込んでいるため、金に糸目をつけない無謀な仕事ぶりに、都の貴族からは成り上がり者と見られ、かぐや姫の名付けの祝宴に訪れた貴族から「名付けのためにいくら金を出したか」と絡まれたり、石作皇子がかぐや姫を「成金の娘」と表現する場面もある。また、かぐや姫や姫の気持ちを理解する媼からも徐々に反感を買われるようになる。
原作での名前は「讃岐造(さぬきのみやつこ)」とされている。

媼(おうな/CV: 宮本信子)

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