スタジオジブリ作品の都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

スタジオジブリは数々の名作を生み出してきた。宮崎駿や高畑勲を筆頭に、生み出される作品の造詣は非常に深い。それ故に、一度見ただけでは理解できない描写や、そもそも何を意味しているのかが説明されていないシーンが多数存在する。
ジブリにまつわる都市伝説・豆知識・裏設定を一挙紹介。

『魔女の宅急便』の都市伝説・豆知識・裏設定

ジブリ最後の作品となるはずだった

『風の谷のナウシカ』『天空の城のラピュタ』は興行的に見れば大赤字であり、ジブリは存続が危ぶまれていた状況だった。そういった理由で『魔女の宅急便』が最後の作品となるはずだったが、これが大ヒットとなり『となりのトトロ』と比べると興行収入、観客動員、どちらも3倍以上となった。これによりジブリはその後も作品を作ることが可能となった。

クロネコヤマトがスポンサーとなった経緯

ジブリは『魔女の宅急便』という作品を発表するが、実は『宅急便』とはクロネコヤマトが登録商標していたものであった。『魔女の宅急便』は原作小説があり、ジブリはタイトルをそのまま使っただけなのだが、クロネコヤマトは原作小説のタイトルには何もアクションを起こしておらず、ジブリが映画化したことで初めてそのことに言及した。訴訟が行われたが、結果的にクロネコヤマトは『魔女の宅急便』のスポンサーとなり、ジブリは『魔女の宅急便』の映像を使ったクロネコヤマトのCMを許可した。
その後、『耳をすませば』にはクロネコヤマトのトラックが描かれている。

しかし、法律的には映画のタイトルなどは商標侵害に当たらないらしく、クロネコヤマトが口を挟んだのは映画が失敗してイメージダウンするのを恐れたから、という説もある。

キキが飛べなくなったのは生理説

キキは途中で空をうまく飛べなくなるが、これは初潮を迎えたからという説がある。
この説は、宮崎駿が「キキが飛べなくなった理由は女の子ならわかる」「僕は、トンボとキキは恋仲になったとは全然思っていないんです」と発言したことからきっかけとなった。この発言により、「トンボとの関係が上手くいかなかったから」というこれまで考えられていた説が否定され、生理が原因という説が挙げられた。
また、キキは13歳で、時期的に考えて不自然ではない。

ジジは最初から喋っていなかった

これは宮崎駿が「ジジの声はもともとキキ自身の声で、キキが成長したためジジの声が必要なくなった。変わったのはジジではなくキキ。」と明言している。
つまり、ずっと自分の世界で生きてきたキキが、仕事をして様々な人と触れ合ったことで成長したことを意味している。

『紅の豚』の都市伝説・豆知識・裏設定

ジーナは賭けに勝っている

小さくポルコの飛行機が描かれている

物語の中盤、カーチスがジーナに会いに来た時、ジーナは「私がこの庭にいる時その人(ポルコの事)が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けしてるの。でもそのバカ、夜のお店にしか来ないわ。日差しの中へはちっとも出てこない。」と発言します。そして物語はフィオの「ジーナさんの賭けがどうなったかは私達だけの秘密…」というセリフで幕を降ろす。ジーナの賭けの行方は明らかにされないが、賭けがどうなったのかわかるシーンがある。
それは物語の最後、ジーナの庭が映されるが、そこにポルコの飛行機が停まっている。つまり、ジーナは賭けに勝ったのである。

『未来少年コナン』の都市伝説・豆知識・裏設定

レプカは『天空の城ラピュタ』に登場するムスカの子孫

『未来少年コナン』には『レプカ』という悪役が登場する。このレプカは『天空の城ラピュタ』に登場するムスカの子孫であることが『ジブリ・ロマンアルバム 天空の城ラピュタ』という本で明らかになった。レプカとムスカは服装と性格が酷似しており、さらに世界征服という目標も同じである。

『ゲド戦記』の都市伝説・豆知識・裏設定

宮崎吾朗の監督に宮崎駿が大反対した

『ゲド戦記』は宮崎駿がかねてから映画化を望んでいた作品だった。宮崎駿は映画化の許可を得ようとするが、その許可が下りることがなかった。しかし、それから20年後、宮崎駿の手腕が明らかになったことでゲド戦記の映画化の話が舞い込む。しかし、その当時、宮崎駿は『ハウルの動く城』の制作をしていた。そこで白羽の矢が立ったのが息子の宮崎吾朗だった。
しかし、鈴木敏夫がその事を宮崎駿に伝えると、宮崎駿は激怒して宮崎吾朗の監督起用を非難する。それを受けた鈴木敏夫は宮崎吾朗にゲド戦記の一枚絵を描かせ、宮崎駿に見せた。それは宮崎駿が絶対に書かない縦の構図の絵であり、その出来に宮崎駿は言葉を詰まらせた。
その後、宮崎吾朗が監督をすることになり、納得していなかった宮崎駿は息子と話をする。その時に宮崎駿は息子を罵倒し、しばらく口も聞かなかったほどに揉めた。

その後、鈴木敏夫は宮崎駿を連れて原作者の元へ訪れる。すると宮崎駿は自身がどれだけゲド戦記に影響を受けたのかを語り出す。しかし、最後には息子が監督を務めることを許して貰えるように話しだした。鈴木敏夫はそれを聞いて感動したらしい。
そして鈴木敏夫は宮崎吾朗が書いたゲド戦記のポスターを見せ、原作者を納得させようとする。しかし、その竜と人間が向かい合うポスターを見た宮崎駿は「ゲド戦記を理解していない」と激怒し、自身のバックから自身が書いたゲド戦記の絵を見せだす。流石にその時、鈴木敏夫は頭を抱えたらしい。

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