レトロで奇妙なSF・近未来を描いた映画まとめ！『ブレードランナー』など
ここではレトロで奇妙、退廃的な近未来を描いたSF映画をまとめた。ギレルモ・デル・トロが監督をつとめた人類と怪物の戦いを描く映画『パシフィック・リム』、SF小説の大家フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか？』が原作の『ブレードランナー』などを紹介している。
出典： blog.livedoor.jp
カート・ラッセルが演じた主人公のスネーク・プリスキン。元は特殊部隊の軍人だったが、何らかの理由で政府を憎み、除隊後は犯罪者となった。クールでニヒルで危険な男ではあるが、人間味溢れるイイ奴だったりもする好漢。ゲーム『メタルギアシリーズ』のソリッド・スネークのモデルと言われている。
出典： famousdude.com
独特の低予算ホラー/SF作品を多数生み出してきた天才監督、ジョン・カーペンター。緊迫感のある音楽を自ら手掛けてしまうセンスも去ることながら、低予算ならではの創意工夫による奇想天外な手法の先駆者でもある。『リオ・ブラボー』のオマージュとして製作された名作『要塞警察』をはじめ、出世作『ハロウィン』、『ザ・フォッグ』『遊星からの物体X』など等、熱狂的なファンに長らく愛される作品を残している。
『ニューヨーク1997』予告編
全編ほとんどが夜のシーンで構成されており、荒廃した都市を舞台にダークな冒険が展開するので、映像も極力ライティングを抑えた暗い映像が多い。
出典： d.hatena.ne.jp
舞台となる廃墟のようなニューヨークのセットや、そこに生きる囚人達の造形も“ゾンビ的”でなく人間くさく描かれており、ただよう近未来的退廃感が印象的だ。
奇抜なアイディア、個性的な登場人物たち、低予算だが深みのあるヴィジュアル、カーペンター自身の手になるムード溢れる音楽。80年代のSF映画群の中にあって鈍く光る傑作であったことは確かだ。
出典： www.geocities.jp
ニューヨーク1997観た。映像がいちいちカッコイイ。。荒廃した近未来ってなんで惹かれるんだろう。
— Amon Chiba (@20thCenturyOX) October 6, 2013
『ニューヨーク1997』を久々に。今さら真顔で見られる映画なんてカーペンター作品ぐらいしかない。これだけ地味でCoolな近未来映画なんて他にない。リー・ヴァン・クリーフ、ハリー・ディーン・スタントン、アーネスト・ボーグナイン。名前の並びだけで最高潮。音楽が本当に本当に素晴らしい。
— ベビーパウダー山崎 (@bbbbbb0000000) 2013.09.01 23:58
『ニューヨーク1997』 #好きな映画挙げてTLを映画祭にする 暗くて異世界な「未来の」ニューヨーク。すごく好きだった。
— さち (@zelda7) May 28, 2013
「今と言う瞬間②」。ジョン・カーペンターの「ニューヨーク1997」が好きだ。冒頭の「NEW YORK 1997 NOW」のテロップに興奮すらする。製作の1981時点では未来、今からしたら過去だ。ただ、常に1997は「今」であり続ける。思えばカーペンター映画はいつも「今」だ。
— SUPER B (@superBbrother) November 20, 2012
ジョン・カーペンター監督『ニューヨーク1997』感想：マッチョ映画のようでありながら、未来世紀ブラジル、ブレードランナー等サイバーパンク、近未来SFを連想させる作品でもあると思う。MGSプレイ済だと「成程これが元ネタか」としか思えないが、いやいやこの設定はよくよく考えればすげぇよ
— アリクイ (@_ant_eater) 2011.07.05 19:29
▼『未来世紀ブラジル』
出典： www.amazon.co.jp
”テリー・ギリアムが描いたレトロな近未来の光景は、恐怖の管理社会だ！”
『モンティ・パイソン』のメンバーでシリーズの諸作や、『バンデットQ』を手がけたテリー・ギリアムが監督・脚本を手掛けた1986年の作品。主演はジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ、キャサリン・ヘルモンド、イアン・ホルム等。近未来の地球のどこか。情報省記録局のサムは、管理された社会の中でごく普通に暮らしていた。自身がヒーローになる夢を見たサムは、夢に出てきたヒロインの女性と瓜二つの女性と出会い、彼女を救うために職権を濫用して情報操作を行い、それが元で当局からマークされる事となる...。全編にサンバの名曲「ブラジルの水彩画」が使われている。
情報省に勤めるサムは、テロの容疑者の名前「タトル」を「バトル」と打ち間違えてしまい、無関係な人が容疑者として逮捕される。サムは、このミスをなんとかするために試行錯誤していた。このサムの勤務先である外務省の風景が混沌として猥雑で、レトロでフューチャーな不思議な雰囲気を醸し出している！
出典： livetests.info
情報局の内部風景もそうだが、街並みやショッピング・センターなどの設定も、レトロで退廃的な未来を不思議な感覚で表現している。サムが乗っているレトロなクルマは、ドイツの車「メッサーシュミットKR175」をベースにしている。
出典： blog.livedoor.jp
テロリストのアーチボルド・"ハリー"・タトルを演じたのはロバート・デニーロ。当初はサムの友人のジャック役を希望していたが、既にマイケル・ペイリンに決定していたため、この役になったとか。しかし、この神出鬼没なタトルという男は、デニーロでしかなり得なかったほどのハマリ役。もっともっと活躍して欲しかった、ニヒルでカッコいいキャラ！
この映画の魅力というのは視覚から直接入ってきます。設定が未来ということで、変わった物や乗り物などたくさん登場してきます。しかし、どこか廃れた雰囲気が醸し出されているのもこの映画の良さだと思います。
一見近未来風に見える世界でありながら、その実そこに登場する数々のガジェットがもつやけに古臭いアナログさがいい。例えて言うならコンピュータではなく電算機とでもいうか…。
『センス のいい悪趣味』そして『ギリアム流悪ふざけ』のてんこ盛りが、甘ったるい 『ブラジル』の曲に乗って展開され、その絢爛たる悪夢はまるでボッシュの地獄絵を見 るようです。
「未来世紀ブラジル」。寒色のディストピア世界からトラックで青空の下に抜けると色彩があふれる（あのオレンジ色は自分の中で「トータル・リコール」なんかと繋がってる）。あそこがあるから、ドームの引きの絵のドン詰まり感が引き立つ。ド真ん中の直球だけど見事な演出だと思います。
— eucalypso (@eucalypso) October 2, 2013
子供時代のザ☆トラウマ映画、テリー・ギリアム監督「未来世紀ブラジル」を再見しました。ブラックジョークの濃さはピカイチですねw またもや福助なお面にギクリとしました… 怖えぇ…
— 動物音楽 (@d0bu2) August 22, 2013
未来世紀ブラジルは映像が好きだなあ…今観ても新しい。2001年宇宙の旅、時計仕掛けのオレンジと合わせて、この三本は時代を超越した映像ができてる気がする
— Ruinee (@ruinee_) 2013.04.04 01:31
続き)テリー・ギリアムの「未来世紀ブラジル」みたいな世界。日本はどんどん「未来世紀ブラジル」に近付いているということだな。より個が圧殺される世界。
— わたなべりんたろう (@RintaroWatanabe) January 27, 2013
最後にはテリー・ギリアム監督の映画未来世紀ブラジルみたいに妄想の世界しか救いはないのだ的な現実になってちゃうと思ったり…。
— 長内克憲 (@mintcar1994) May 21, 2012
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