バットマン ビギンズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

2005年にアメリカで制作された実写映画。監督はクリストファー・ノーラン。
アメリカンコミック『バットマン』シリーズを原作としている。
実業家ブルース・ウェインが、闇の騎士「バットマン」として、世に蔓延る凶悪犯罪者たちと戦う決意をする様を描く。

『バットマン ビギンズ』のあらすじ・ストーリー

ウェイン産業社長の息子ブルースは、幼い頃、強盗の凶弾によって両親を失う。

それから数年、成長して犯罪者を憎むようになったブルースは、裏社会を体感するため、世界を放浪していた。その時、ヘンリー・デュカードという男から「影の同盟」という暗殺組織に誘われる。そこでなら悪と戦う力を得られるとデュカードは言う。
「影の同盟」に参加したブルースは、メンバーのデュカード、そしてリーダーのラーズ・アル・グールから、両親を殺された恐怖を克服する術を学ぶ。さらに武術の訓練を受けたブルースは、デュカードの弟子として頭角を現すようになる。
しかしブルースは、「影の同盟」がブルースの故郷ゴッサム・シティを壊滅させようとしていることを知る。犯罪の温床となったゴッサムは世界のバランスを崩すとラーズは言う。
ブルースは凶行を止めるため、彼らの寺院を焼失させる。ラーズは瓦礫の下敷きになり絶命し、デュカードも気絶してしまう。師であるデュカードを連れて脱出したブルースは、一人故郷のゴッサム・シティへと帰る。

ゴッサムは、マフィアのカーマイン・ファルコ―ニに実質支配されており、警察も司法も彼の息がかかっていて誰も裁くことができない。
腐敗したゴッサムを目の当たりにしたブルースは、犯罪や暴力を根絶するには法に頼ってはいられないと悟る。彼は自身の恐怖の象徴であるコウモリを模した「バットマン」に扮し、凶悪な犯罪者たちに恐怖を与えるために自警活動を行う。
鍛え上げた武術や、潤沢な資金で造った装備を駆使し、ファルコ―ニを捕まえるバットマン。唯一信頼できる警官ジェームズ・ゴードンや、幼馴染の女性検事補佐レイチェル・ドーズに後を託し、バットマンは闇へと消える。

その後、拘置されたファルコ―ニは、繋がりのある精神科医ジョナサン・クレインに助けを求める。しかしクレインはファルコーニを見捨て、幻覚剤入りのガスをかがせて彼を発狂させる。
一方バットマンは、スケアクロウという人物を調査していた。その時、突如現れたクレインにガスをかがされ錯乱してしまう。スケアクロウの正体はクレインだったのだ。さらにクレインは、ブルースが思いを寄せるレイチェルを捕らえる。
何とか回復したバットマンはクレインを倒し、レイチェルを助け出す。クレインは何者かの指示でゴッサムの水道管に大量の幻覚剤を混ぜていたが、吸引性であるため、ガスとしてかがなければ無害であるとされた。

その時、バットマンの前に、「影の同盟」を率いていたラーズ・アル・グールを名乗る男が現れる。それはかつての師ヘンリー・デュカードだった。過去に死んだラーズは影武者であり、彼こそが本物だったのだ。
ラーズはゴッサムを壊滅させる計画を進めており、クレインに幻覚剤を水道管に混ぜるよう指示したのも彼であった。ラーズは水源気化装置をゴッサムのモノレールに積み、中心地を走らせることで、街中の水道を蒸発させガスに変えようとする。
バットマンは走行するモノレールに飛び移り、車両を停止させるためにラーズと格闘する。その時、ゴードンの活躍によってモノレールのレールが崩れ、車両は地上へと落下する。
バットマンはラーズを殺すことはしないが、助けることもせず、一人車両から脱出する。ラーズの乗る車両は大破し、戦いは幕を下ろした。

バットマンの正体がブルースであると知ったレイチェルは、今は一緒になることはできないが、いつかゴッサムに平和が訪れバットマンが必要なくなった時は一緒になろうと約束する。
今回の一件で警部補になったゴードンは、バットマンに捜査協力を求めるようになる。今追っているのは、犯行現場にトランプのジョーカーを残していく謎の男。
バットマンは調査をすることを約束し、夜の闇へと消える。

『バットマン ビギンズ』の登場人物・キャラクター

ブルース・ウェイン/バットマン 出演:クリスチャン・ベール(劇場版吹替:檀臣幸)

ウェイン・エンタープライズ所有者。
両親を殺された恨みから犯罪者を憎み、バットマンとして平和のために戦う決意をする。
表の顔は金持ちで軽薄なプレイボーイだが、それはバットマンだと悟られないための演技である。

レイチェル・ドーズ 出演:ケイティ・ホームズ(劇場版吹替:小島幸子)

ゴッサム・シティ地方検事補佐。ブルースの幼馴染。
正義感の強い女性。警察や司法にも影響力を持つマフィアを起訴できないことを歯がゆく思っている。

アルフレッド・ペニーワース 出演:マイケル・ケイン(劇場版吹替:小川真司)

ウェイン家の老執事。
両親を失った幼いブルースを育ててきた。
全てにおいてブルースとバットマンをサポートし、何があっても決して彼を見放さない。

ジェームズ・ゴードン 出演:ゲイリー・オールドマン(劇場版吹替:納谷六朗)

ゴッサム市警察巡査部長。
汚職にまみれたゴッサム市警の中で、数少ない善良で実直な警察官。
警官でありながら、警察を無視して自警活動を行うバットマンの理解者であり、バットマンも警察の中で彼だけは信用している。

ルーシャス・フォックス 出演:モーガン・フリーマン(劇場版吹替:池田勝)

ウェイン・エンタープライズ応用科学部室長。
彼のいる部署は、かつてケブラー素材のボディアーマーや装甲車などを開発しており、ブルースがそれらを譲り受けてバットマンの特殊装備に改良した。

ジョナサン・クレイン/スケアクロウ 出演:キリアン・マーフィー(劇場版吹替:遊佐浩二)

精神科医。
マフィアと繋がっており、犯罪者を精神異常と診断し入院させることで、司法から遠ざけている。
幻覚剤を含んだガスを服の袖から噴出し、相手を錯乱させる。その際、カカシ(スケアクロウ)を模したガスマスクを使用する。

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