海外のSF小説ベスト100!色褪せない人気の作品まとめ

科学的な空想から生まれるSF小説。近未来的な設定や超自然的な展開で、世界中の多くの読者を魅了しています。日本にもSF小説はたくさんありますが、ここでは20世紀ごろに発売された海外のSF小説100冊をご紹介!日本語訳や映画になっているものもありますので、次の1冊を見つけてみてください。

絶版になったSFを無料で読むたったひとつの冴えたやりかた

図書館で借りる。
地元の図書館になくても、同じ市や区の図書館にあれば無料で取り寄せてくれます。
インターネットで検索&予約可能。「地域 + 図書館」で検索すれば地元の図書館が見つかるはず。
夜遅くの返却も図書館にある返却ポストで可能な所も。

1) Orson Scott Card - Ender's Game [S1]

出典: www.amazon.co.jp

エンダーのゲーム - オースン・スコット・カード, 野口 幸夫

時は未来。人類は、バガーの二度に渡る太陽系への侵攻を退けた。そして三度目の侵略に備えるため、地球の衛星軌道上にバトル・スクールと呼ばれる施設を設置し、「戦いを終わらせるもの」を養成することに決定した。

天才的な才能を見込まれ、司令官の最有力候補としてわずか6歳でバトル・スクールに編入させられたアンドルーは、世界中から集められた優秀な子供たちの中でも桁違いの成績を残し、成長していく。時を同じくして、ピーターとバレンタインもネットを利用して、地球上で勢力を広げていた。

果たして、アンドルーは戦いを終わらせることができるのか……、ピーターとバレンタインの狙いは成功するのか……

2) Frank Herbert - Dune [S1]

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デューン砂の惑星 - フランク・ハーバート, 矢野 徹

砂に覆われ巨大な虫が支配する荒涼の惑星アラキス、通称デューンを舞台に、宇宙を支配する力を持つメランジと呼ばれるスパイスを巡る争いと、救世主一族の革命と世界の混迷を軸にした壮大なドラマが展開される。

3) Isaac Asimov - Foundation [S1-3]

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ファウンデーション <銀河帝国興亡史> - アイザック・アシモフ, 岡部 宏之

数学者ハリ・セルダンは、膨大な集団の行動を予測する心理歴史学を作りあげ発展させることで、銀河帝国が近いうちに崩壊することを予言する。セルダンは、帝国崩壊後に3万年続くはずの暗黒時代を、あらゆる知識を保存することで千年に縮めようとし、知識の集大成となる銀河百科事典を編纂する「ファウンデーション」をつくった。しかし、帝国崩壊を公言し平和を乱したという罪で裁判にかけられ、グループは銀河系辺縁部にある資源の乏しい無人惑星ターミナスへ追放される事になった。

50年後、ファウンデーションの自治が危うくなったその時、時間霊廟内でセルダンのホログラフ動画が出現。

4) Douglas Adams - Hitch Hiker's Guide to the Galaxy [S1]

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銀河ヒッチハイク・ガイド - ダグラス・アダムス, 安原 和見

銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに。必要なのは、タオルと“ガイド”―。シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作。

5) George Orwell - 1984

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一九八四年 - ジョージ・オーウェル, 高橋和久

“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。

6) Robert A Heinlein - Stranger in a Strange Land

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異星の客 - R.A.ハインライン, 井上 一夫

宇宙船ヴィクトリア号が連れ帰った“火星からきた男”は、第一次火星探検船で生まれ、火星に生き残った唯一の地球人だった。この宇宙の孤児をめぐってまき起こる波瀾のかずかず。円熟の境にはいったハインラインが、その思想と世界観をそそぎこみ、全米のヒッピーたちの聖典として話題をまいた問題作。ヒューゴー賞受賞大作!

7)Ray Bradbury - Fahrenheit - 451

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華氏451度 - レイ・ブラッドベリ, Ray Bradbury, 宇野 利泰

焚書官モンターグの仕事は、世界が禁じている“本”を見つけて焼き払うことだった。本は忌むべき禁制品とされていたのだ。人々は耳にはめた超小型ラジオや大画面テレビを通して与えられるものを無条件に受けいれ、本なしで満足に暮らしていた。だが、ふとした拍子に本を手にしたことから、モンターグの人生は大きく変わってゆく―SFの抒情詩人が、持てるかぎりの感受性と叡智をこめて現代文明を諷刺した不朽の名作。

8) Arthur C Clarke - 2001: A Space Odyssey

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2001年宇宙の旅 - アーサー・C. クラーク, 伊藤 典夫

三百万年前の地球に出現した謎の石板は、原始的な道具も知らないヒトザルたちに何をしたのか。月面で発見された同種の石板は、人類に何を意味しているのか。宇宙船ディスカバリー号のコンピュータ、ハル9000はなぜ人類に反乱を起こしたのか。唯一の生存者ボーマンはどこに行き、何に出会い、何に変貌したのか…。発表以来25年、SF史上に燦然と輝く記念碑的傑作に、作者クラークの新版序文を付した完全決定版ついに登場。

9) Isaac Asimov - [C] I, Robot

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われはロボット - アイザック・アシモフ, 小尾 芙佐

ロボットは人間に危害を加えてはならない。人間の命令に服従しなければならない…これらロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。この三原則の第一条を改変した事件にロボット心理学者キャルヴィンが挑む「迷子のロボット」をはじめ、少女グローリアの最愛の友である子守り用ロボットのロビイ、ひとの心を読むロボットのハービイなど、ロボット工学三原則を創案した巨匠が描くロボット開発史。

10) Robert A Heinlein - Starship Troopers

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宇宙の戦士 - ロバート・A・ハインライン, 矢野 徹

人類は銀河全体に殖民を始めていたが、その先で遭遇した先住生物・惑星クレンダツウを本拠とするアレクニド(蜘蛛に似た宇宙生物)と紛争中だった。そんなころ、高校を卒業したジョニーは深い考えもなく軍に志願、もっとも過酷な兵科「機動歩兵」に配属される。ジョニーが後悔しつつ猛訓練を受けているころ、アレクニドが地球を奇襲してブエノスアイレスがジョニーの母とともに壊滅、全面戦争が始まった。地球軍は敵主星クレンダツウへの総攻撃を行なう(ジョニーの初陣でもあった)が撃退され、逆に敗戦寸前の大敗北を喫する。残された策は、電撃的な降下作戦によるピンポイント攻撃、すなわち、ジョニーたち機動歩兵だけだった…

11) Philip K Dick - Do Androids Dream of Electric Sheep?

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? - フィリップ・K・ディック, 浅倉久志

長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが…。

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