Fate/EXTRA(フェイト/エクストラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Fate/EXTRA』(フェイト/エクストラ)とは、『Fate/stay night』を原作とした対戦型ダンジョンRPGである。2010年7月22日に発売され、2013年3月28日には続編である『Fate/EXTRA CCC』が発売された。ハードは共にPSPである。
無名の主人公が、己のサーヴァントと共に聖杯戦争を戦い抜く姿が描かれた。
シナリオは奈須きのこ、キャラクターデザインはワダアルコが務めている。
また、2020年7月22日にリメイク作品制作が発表された。

CV:斎藤千和
青の導師服に狐耳と尻尾を持つ和風の女性サーヴァント。明るい性格で主人公に強い愛情を持つが、反面敵対する人物には容赦のない二面性を持つ。

真名は日本三大化生の一人、玉藻の前。生前は人間に興味を持ち、記憶を封印して人間として転生したものの、陰陽師に正体を暴かれた末に討伐されてしまった。「愛されたい」という願望の元サーヴァントとなったために本来のスペックを発揮できず、霊格も神性も著しく低下してしまっている。

宝具は「水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)」。天照大御神の神体であり八咫鏡の原型と考えられている「玉藻鎮石」の力を一時的に開放する。しかしキャスター自体が本来のスペックではないため、宝具のランクもDと低く設定されている。
ゲーム中では発動後、1ターンの間全てのスキル消費SPが0となる。

遠坂 凛(とおさか りん)

遠坂凛(左)とランサー(右)

CV:植田佳奈
本作のヒロインの一人。『Fate/stay night』に登場するヒロイン遠坂凛とは別人だが、彼女と同じ外見のアバターを持つ。現実世界の彼女の姿もほぼ変わりないが、髪の色のみが異なっており、金髪とされている。

優秀な霊子ハッカーであり、同時に五大属性を操る魔術師でもある。現実世界では中東を拠点としていたが、ハーウェイ家の支配に抗うレジスタンスとして活動しており、聖杯戦争もハーウェイに対抗するために参加した。作中、主人公へ様々な助言をすることもあるが、プレイヤーの選択するルートによっては彼女とも戦わなければならない。

ランサー

CV:神奈延年
遠坂凛のサーヴァント。青い髪に赤い瞳を持ち、朱槍を携えた男性の姿をしている。懐っこく、さっぱりとした兄貴肌の性格をしているが、同時に冷酷な一面も持つ。
真名は、ケルト神話に描かれた半神半人の大英雄クー・フーリンであり、『Fate/stay night』に登場するランサーと同一人物である。

宝具は「刺し穿つ死刺の槍(ゲイ・ボルク)」。放つ前に「既に心臓を貫いている」という結果を作り敵を穿つ、因果逆転の呪いの朱槍である。

ラニ=VIII(ラニ=エイト)

バーサーカー(左)とラニ=VIII(右)

CV:真田アサミ
神秘的な雰囲気を持つ褐色肌の少女で、本作のヒロインの一人。基本的には冷静であり、主人公には敬語を用いる。

その正体は、アトラス院最後の錬金術師と言われるシアリム・エルトナムによって作られたホムンクルスであり、シアリムのことを「師」と仰ぐ。だが、シアリムでは彼女に心を与えることはできず、心を与えてくれる人を探すようにと伝えられ、作中で主人公と出会うことに。以降、主人公こそが師の言う人物ではないかと考えたラニは、主人公へ様々な助言をするようになる。が、凛と同様に、プレイヤーの選択するルートによっては彼女とも戦わなければならない。

バーサーカー

CV:安井邦彦
ラニのサーヴァントで、大柄な武人の姿をしている。ラニと意識を同一させているため機械的に見え、ラニ以外では意思の疎通も難しいが、作中で身を挺してラニを守ったり、その死に際に笑うなどの感情を見せる。
真名は三国志時代に名高い武将である呂布奉先。バーサーカーの他、ランサー、ライダー、アサシン、アーチャークラス適正がある。

宝具は「軍神五兵(ゴッド・フォース)」。呂布の軍師である陳宮が考案した人工宝具である方天画戟の力を開放する。ただし、本来は五つの形態を持つ方天画戟だが、呂布がバーサーカークラスで召喚されているため、矛と砲の形態しか使用できない。

間桐 シンジ(まとう しんじ)

間桐シンジ(左)とライダー(右)

CV:神谷浩史
予選では主人公の親友という役割を与えられていたマスターであり、その姿は『Fate/stay night』に登場する間桐慎二に酷似している。が、凛同様に別人である。
現実世界の彼は、わずか八歳にしてアジア圏でのゲームチャンプであり、霊子ハッカーであった。

聖杯戦争自体については、ただのゲームと捉えていたため、「負ければ死ぬ」というルールすら脅しとすら考えていなかった。
第一回戦で主人公と戦うこととなり、敗北。そこで初めて、己が死ぬという現実を知る。迫る死の恐怖に主人公へ助けを求めながら、なす術なく最期を迎えた。

ライダー

CV:高乃麗
間桐シンジのサーヴァント。赤い髪に大きな傷跡が顔に残っている豪快な女性で、二丁拳銃を巧みに操る。

真名はスペインの無敵艦隊を破ったとされる航海時代の英雄フランシス・ドレイク。
マスターのシンジとの関係は良好であったが、己より強いもの、困難に真価を発揮する彼女にとって、一回戦で当たった主人公はそのどれにも当てはまらず敗退する。

宝具は「黄金鹿と嵐の夜(ゴールデンワイルドハント)」。無敵艦隊を破った逸話と、ヨーロッパ全域に伝承されている「嵐の夜(ワイルドハント)」が混ざったものとなっており、自分の船である「黄金の鹿号(ゴールデンハインド)」を中心とした無数の小船を展開、その集中砲火で敵を殲滅することが可能。

ダン・ブラックモア

アーチャー(左)とダン・ブラックモア(右)

CV:麦人
イギリス女王の懐刀と周囲から呼ばれ、また実際に女王の命を受けて聖杯戦争に参加した元軍人の男性。狙撃手であったが騎士道精神に溢れた性格をしており、第二回戦で主人公と対峙した。

例え不利になるとしても、自身に非があった場合に迷わず令呪を切り責任を取る姿勢を見せ、主人公に多大な影響を与えた。
また、己のサーヴァントの行動を咎めはするがその心情は理解しており、絶大な信頼を寄せている。

アーチャー

CV:鳥海浩輔
ダン・ブラックモアのサーヴァント。緑色の服と緑色の外套を羽織った青年で、右手にボウガン型の弓矢を装備している。専ら事前の破壊活動を得意としており、一度は学園フィールドで主人公の命を狙ったこともあった。

真名はロビンフッドだが彼の本名ではなく、複数の逸話に登場したロビンフッドの一人であり、本来の彼は無名。

宝具は「祈りの弓(イー・バウ)」。生前の彼が拠点としていた森に自生していたイチイの木から作成した弓である。
対象の不浄を瞬間的に増幅させることができ、対象が既に毒を受けている場合は、火薬のように爆発させることも可能である。

ありす

キャスター(左)とありす(右)

CV:野中藍
予選の学園内で主人公と出会ったゴスロリ風の白いドレスを着た幼女。本戦では、己とそっくりな黒いドレスの幼女と共に主人公と再会した。

現実世界の彼女は、戦争によって重傷を負い延命治療を受けた末に亡くなっており、既にこの世にはいない。だが、サイバーゴーストとしてムーンセルに訪れており、予選会場に留まっていた。そんな中で、自分と境遇が似ている主人公と出会い、本戦までついて行ってしまったことで聖杯戦争に参加。第三回戦で主人公と対峙することになる。

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