Fate/Zero(フェイト ゼロ)のネタバレ解説まとめ

『Fate/Zero』とはニトロプラスの虚淵玄の伝奇ライトノベル、及びそこから派生したアニメと漫画作品である。
「聖杯」と呼ばれる万能の力を持った杯を巡り、7人の魔術師(マスター)と7騎の英霊(サーヴァント)が戦い、競い合う「聖杯戦争」を描いた物語で、アニメは2011年1月から第1期が全13話、2012年4月から第2期が全12話構成で放送された。

『Fate/Zero』の概要

クリエイタープロダクション・有限会社ノーツのゲームブランド「TYPE-MOON」が開発した大人気ゲーム「Fate/stay night」の前日譚とも言える作品で、同作と同じ舞台となる日本のとある地方都市・冬木市を舞台にした10年前の「聖杯戦争」を主な物語として描いている。

元は「Fate/stay night」の後日譚に相当する作品「Fate/hollow ataraxia」の中に収録されるサブシナリオとしてTYPE-MOONが虚淵玄に依頼したものだったが、虚淵玄から「10年前の聖杯戦争を書いてみたい」という提案を受けたことで、TYPE-MOONはスピンオフ作品としての売り出しを決断した。そして、2011年1月から星海社文庫の初回刊行作品として第1巻が発表され、全6巻までが発売されている。

その後、2011年1月にはテレビアニメ化が発表され、全部で2期に分けられており、第1期は同年10月から12月まで放送され、第2期は2012年4月から6月まで放送された。そして時期を同じくして真じろうによる漫画版がヤングエース2月号から2017年7月号まで連載され、全14巻まで単行本が発売されている。

『Fate/Zero』のあらすじ・ストーリー

第1期

第1〜4話

日本のとある地方都市・冬木市では、「マスター」と呼ばれる7人の選ばれた魔術師が、人類史や神話に名を連ねた英雄たちを「サーヴァント」と呼ばれる使い魔として召喚して、最後の1組になるまで殺し合う「聖杯戦争」が繰り広げられていた。そしてこの戦いで最後に生き残った1組が手にできる「聖杯」には、あらゆる願望を叶えることができる万能の力があるとされており、この聖杯を巡って、過去に3度も聖杯戦争が繰り広げられてきた。
そんな中、1990年代の秋に、魔術師でありながらも現代の技術や武器を駆使する傭兵の二足の草鞋を履く主人公・衛宮切嗣は、魔術師の名家アインツベルンの要請を受けてサーヴァントの1騎であるセイバーを召喚した。妻のアイリスフィール・フォン・アインツベルン、弟子である久宇舞弥を従者として従え、「争いを根絶して恒久的な世界平和をもたらす」ことを目的とし、4度目となるこの聖杯戦争に身を投じた。
その一方、魔術の総本山である英国からはケイネス・エルメロイ・アーチボルトとウェイバー・エルベットという2人の魔術師がそれぞれランサーとライダーを、冬木からはアインツベルンと同じ魔術の名家である遠坂家の当主・遠坂時臣とその弟子・言峰綺礼がそれぞれアーチャーとアサシンを召喚する。そして最後に、遠坂とアインツベルンと並ぶ魔術の名家である間桐家からは間桐雁夜がバーサーカーを、異能の力に目覚めた連続殺人犯の雨生龍之介がキャスターをそれぞれ召喚したことで、聖杯戦争は開幕した。

最初の戦いとなったのは時臣が拠点とする冬木の遠坂邸で、そこに綺礼がけしかけたアサシンが待ち構えていたアーチャーの猛攻を受け、あっけなく撃破された。この知らせは切嗣たち他の魔術師たちにも知れ渡ることとなり、綺礼は表向きはサーヴァントを失い、戦闘不能となったマスターとして、戦いから離脱するため、聖杯戦争の監督役を務める父・璃正の元へと保護を求めに向かう。だがこれは、時臣と裏で師弟としての共闘関係を結ぶ綺礼がアサシンに分身を作らせたことでの自作自演であり、裏で時臣とアーチャーのバックアップに徹するという目論見だった。そんな目論見に時臣以外の誰もが気づかないまま、切嗣の指示で表向きはセイバーのマスターとして彼女と行動を共にすることになったアイリスフィールは、冬木の倉庫街でランサーと対峙する。そして、セイバーとランサーが壮絶な第二戦を繰り広げる中、切嗣は舞弥と共にその戦いの様子を見張りながら、倉庫街の一角に潜伏している敵マスターのケイネスを発見。セイバーとランサーが戦いを演じている隙にケイネスを遠方からの銃撃で仕留めようとするが、その時、同じくこの戦いの様子を見張っているアサシンを発見した。ここで銃撃をすればアサシンに気取られることを危惧した切嗣は、アサシンの監視と警戒を舞弥に任せ、「一度は自分の手駒の力量を見極めておくのも悪くはないか」と、セイバーの力量を確かめながらケイネスとランサーの隙を伺うことに方針を変更した。

第5〜8話

そんな中、「双方武器を収めよ。王の御前である!」と、ライダーが派手な名乗りを挙げてウェイバーと共に乱入してきた。自らの正体を堂々と明かしてまでセイバーとランサーに同盟の関係を提案してくるライダーだが、決闘を邪魔立てされたことに憤る二人はにべもなくこれを却下。そんな二人の憤りをつゆ知らないライダーがさらに周りで大声を呼びかけると、「我を差し置いて王と名乗る不埒者が一夜に二人も沸こうとはな」と、アーチャーが軽蔑しきった表情で姿を表す。さらに同じく、倉庫街に潜伏していた雁夜がバーサーカーをアーチャーにけしかけたことで、その場はたちまち混戦状態に。数多の武器を召喚して矢のように放つ自分の猛攻を、逆に武器を奪って自分の支配下に置く能力で凌ぎに凌いでくるバーサーカーに苛立ちを露わにし、アーチャーはさらに猛攻を仕掛けようとする。この様子をアサシンを使って監視していた綺礼から報告を受けた時臣は、アーチャーが武器を放てば放つほどバーサーカーがそれを奪って強くなっていき、やがてアーチャーが深みにはまってしまう可能性を危惧する。時臣はサーヴァントとの契約の証であり、3度まで使える絶対命令権の紋章「令呪」を使い、アーチャーを強制的に撤退させた。
それからバーサーカーは、セイバーを視界に捉えた直後に咆哮をあげ、彼女を次の標的として決めて襲いかかる。そこへセイバーとの決闘をさらに邪魔されることに憤ったランサーが加勢に入るが、この事態こそがセイバーを倒す絶好の機会だとみなしたケイネスが令呪を使い、彼を強制的にバーサーカーと共闘させた。すると今度は、ライダーがバーサーカーに突撃を仕掛けて弾き飛ばし、ケイネスにこれ以上ランサーを貶めるような真似はするなと警告する。ケイネスは苛立ちのあまり歯軋りした後、ランサーに撤退の命令を出し、自らも姿を消した。そしてライダーはセイバーに、貴様とランサーのどちらかが生き残った方と相手をしてやる」と言い残し、ウェイバーを連れて引き揚げていった。
その後、アイリスフィールとセイバーは、アインツベルン家が拠点として提供した冬木市山中の古城に車で向かっていた。アイリスフィールの意気揚々としていて危なっかしい運転にセイバーが肝を冷やしていると、突然、キャスターが姿を現した。ライダーと同じく自らの正体を堂々と明かしたキャスターは、セイバーを「聖処女」と呼び、かつて生前に自分が忠義を捧げた主君と一方的に認識し、自分と共に来るよう叫ぶ。だがセイバーは「見苦しい」と辟易を通り越して怒りの感情を露わにして剣を振るった。そんな彼女にキャスターは、セイバーに次こそは自分を思い出してもらうと言い残し、その場を去った。
その頃ケイネスは、拠点である冬木市のホテルにてなぜセイバーとの決闘を優先したのかとランサーを詰っていた。そこへケイネスの許嫁であるソラウが止めに入り、逆にケイネスに令呪を使ってまでセイバーを倒すことに性急になったことを問責する。言葉に詰まるケイネスをさらに詰ろうとしたソラウだが、逆にランサーに止められ、大人しく引き下がると共に恋する乙女のように赤面しながらランサーを見つめた。この様子を見て苦虫を噛み潰した顔になるケイネスだったが、直後に火災の警報が鳴り響いた。これを聞いてケイネスは敵が来たことを告げ、ランサーに敵を迎撃しながら自分が泊まっているフロアに誘い出し、罠にかけろと命令した。
しかし同じ頃、外ではケイネスの拠点がこのホテルにあることを突き止めた切嗣は、舞弥に用意させた爆弾を使ってホテルを派手に爆破した。崩壊するホテルを見て、これでケイネスとランサーを葬れたと確信した切嗣は、別の場所にいる舞弥に撤退の指示を出すが、舞弥はなんと綺礼の襲撃を受けていた。綺礼の攻勢に圧倒されながらも、舞弥は隙をついて逃げ出す。そして綺礼は、その場に現れたアサシンから「キャスターの存在を確認した」との報告を受け、時臣の元へと帰還する。

セイバーが自分を思い出してくれないことに憤るキャスターは、龍之介に「さらなる生贄が必要です」と焚き付け、聖杯戦争が始まってから手をつけていた子供たちの誘拐と猟奇殺人を加速させる。そして、この勃発する事件は聖杯戦争の存在までは気づいていないとはいえマスコミを大いに騒がせるものとなり、このままでは聖杯戦争の続行が危うくなる可能性も出てくる。これを危惧した璃正は5人のマスターたちに聖杯戦争の一時中断を告げ、龍之介とキャスターの討伐の要請を出し、その討伐を果たした者には過去の聖杯戦争で使い残された令呪を褒章として寄贈するとも通告した。そんな中、綺礼の前にアーチャーが現れ、お前に興味を湧いてきたと言い寄り、楽しむということを知らない彼のために、楽しむということを教えてやると持ちかけてきた。半信半疑となる綺礼だが、ひとまずはその誘いに乗り、「聖杯戦争に参加している他のマスターたちの目的を知る」という、アーチャーから最初に出された指令を請け負うことになった。
その頃、切嗣は拠点でキャスター討伐よりも他の陣営を潰すことを計画していたが、セイバーはこれに反発する。戦いよりもキャスターを一刻も早く倒すべきだと叫ぶが、切嗣は相手にしようともせず、他の陣営の討伐という方針で作戦を進めてしまう。そんな二人の様子にアイリスフィールが気を揉んでいると、キャスターが拠点の外の森に現れ、洗脳して連れてきた子供たちを虐殺して挑発をかけてくる。これを見たアイリスフィールがキャスターを倒せと命令を出したのを機にセイバーは飛び出し、キャスターに挑みかかるが、逆に彼が召喚した大量の魔物たちを前に手も足も出せなくされてしまう。キャスターが勝利を確信した時、なんとそこへランサーが現れ、再び加勢に入ってきた。動揺、逆上するキャスターに「セイバーの首級は我が槍の勲。このディルムッドを差し置いて彼女を討つことは断じて許さん!!」と、啖呵を切ったランサーは、セイバーと共にキャスターへと戦いを挑む。
その頃、古城にはケイネスが、さらに森の別の場所には綺礼がそれぞれ切嗣を狙いに現れた。ケイネスは切嗣と対峙し、綺礼は戦いの起きている拠点から離れる途中のアイリと舞弥と出会し、彼女たちと戦うことになる。そして3つの場所で繰り広げられる激戦の末、ケイネスは切嗣に敗北して重傷を負い、キャスターはセイバーとランサーに敗北して撤退し、そして綺礼はアイリと舞弥に重傷を負わせるが、セイバーが向かってきているとアサシンから聞かされたことで撤退した。

第9〜13話

それから戻ってきたランサーによって救出されたケイネスだが、切嗣の攻撃によって致命傷を負ったことで体が動かなくなり、魔術を使えなくなってしまう。そんな彼の姿を見たソラウは、この時を待っていたとばかりにケイネスを脅して令呪を奪い取り、自分が新たなマスターとなったとランサーに告げる。ランサーはケイネスこそが自分の主であり、サーヴァントとして騎士として彼を裏切ることはできないと拒否するが、聖杯でケイネスを助けるからと条件を変えたソラウに丸め込まれてしまい、仕方なしに彼女をマスターとして共に戦うことを約束した。
その頃、魔術でキャスターと龍之介の拠点を突き止めたウェイバーは、ライダーと共に侵攻をかけていた。しかし、拠点にキャスターと龍之介の姿はなく、あるのは地獄絵図のような虐殺の痕跡だった。その光景に思わず嘔吐するウェイバーを気遣いながら、ライダーは拠点に火を放ち、ウェイバーを連れてその場を後にした。
一方、切嗣はキャスター討伐を優先すべきという、アイリを通してのセイバーの進言を無視し、ケイネスを仕留めるべく単身で追撃を開始し、古城を後にする。その直後、ライダーがウェイバーを連れて再び現れ、身構えるセイバーに自分は戦いに来たのではなく、聖杯について問答をしにきたのだと酒を薦める。さらにそこへライダーに誘われたらしいアーチャーも現れ、3人で酒を酌み交わしながらの「聖杯問答」をすることになった。
問答の中、アーチャーはこの世界にある全ての宝は自分のもので、聖杯もまた自分のものだから誰にも渡しはしないと語り、セイバーは生前自分が王として君臨した故国を、聖杯に願って王としての選定をやり直すことで救済すると語った。しかしライダーは、聖杯を使って人間として生まれ変わり、第二の生を謳歌したいと語る。これに対しセイバーがそんな事に何の意味があると食ってかかり、「王は人の為に生きる」という理想に殉じることを叫ぶが、「無欲な王など飾り物にも劣るわい!!」と、ライダーは逆に一喝した。そして、臣下を救うだけで導くことをしなく、人の為に生きるという理想に想い焦がれ、自分の為でなく人の為だけの「王」という偶像に縛られていた小娘に過ぎないと容赦なく言い放った。その言葉にセイバーが凍りついていると、突然アサシンが現れる。多数の分身たちを作り出してこちらを取り囲んでくるアサシンに対し、ライダーは酒を薦めようとするが、逆にナイフを投げつけられる形で否定される。これに対し宣戦布告と見てとったライダーは、自分の能力を解放し、かつて自分が生前戦い、渡り歩いた砂漠の世界を具現化し、そこで自分と共に戦った数多くの兵士や武将たちを召喚した。そして、圧倒的な兵力を持ってアサシンを分身もろとも殲滅した後、ライダーはウェイバーを連れて悠々と引き揚げていき、アーチャーもセイバーに対して興味を持ったと告げ、その場から去っていった。

その後、キャスターたちの襲撃で古城が使い物にならなくなり、冬木市内にある日本風の屋敷に切嗣やセイバーたちが拠点を移す中、アーチャーは再び綺礼と会っていた。今度こそ本当にアサシンを失いマスターではなくなった彼に、自分と共に聖杯を手に入れてみる気はないかと持ちかけてくるアーチャーに、綺礼は時臣を裏切ることを躊躇し、首を縦に振ろうとはしなかった。一方、ライダーによって破壊された拠点を目の当たりにし、龍之介はキャスター共々悲しみ、悔しがった。そしてキャスターは、生前の自分は主君と共に神の道に身を捧げてきたが、逆に主君が異端者としての誹りを受けて火刑に処せられたことから、主君を救わなかった神を呪ったことを話す。それを聞いた龍之介は、神は人間の喜びも悲しみも絶望も全て受け止める存在であり、信仰も冒涜も同じことだと語った。「きっとこの世界は、神様の愛に満ちてるよ」最後に龍之介がそう締めくくった時、キャスターはそれを新たな啓示と感じ取り、彼を連れて冬木市の中心部を流れる河川・未遠川へ向かい、なんと巨大な海魔を召喚してしまう。これを目の当たりにしたライダーがセイバーとランサーに共闘を呼びかけ、この共闘に承諾したセイバーとランサーは、この巨大な海魔へと戦いを挑むのだった。

第2期

第14〜16話

未遠川に出現したキャスターの巨大海魔。斬られても突かれても何度でも再生を果たすこの未曾有の怪物に、セイバー、ライダー、ランサーは苦戦を強いられながらも何とか打開策を見出そうとする。そこへアーチャーが時臣と共に現れるが、アーチャーは巨大な海魔と戦うセイバーたちを見て「なんとも醜悪なる眺めよ。少しばかりは名の馳せた猛者どもが、揃いも揃ってあのような汚物の始末に明け暮れるとは」と、吐き捨てる。参戦する気は全く見せないアーチャーを、なんとか懸命になだめすかそうとする時臣だが、そこへ同じくして現れた雁夜とバーサーカーの襲撃を受け、アーチャーとバーサーカーは再び一騎討ちを始めてしまう。
激しい空中戦を繰り広げるアーチャーとバーサーカーを尻目に、ついに時臣と対峙した雁夜は「なぜ自分の娘である桜を間桐へ養子を出した」と叫ぶ。それが気にかける事柄かと最初は驚いた時臣だが、ゆっくりと語り始めた。自分には凛と桜という娘がいて、長女の凛は自分と同じ魔術師の力と知識があり、当主を継げる素質があるということ。しかし次女の桜はそうではなかったので、古くから伝わる間桐家との盟約に従い、当主であり雁夜の父である臓硯の手に委ね、育ててもらうしかなかったということ。そうした経緯から桜を間桐へ養子と出すことしかなかったと語る時臣に、養子となった先の間桐家で、虫に体を嬲られ続けるという残酷な修練を毎日のように受けさせられている桜を見た雁夜は納得しない。そして、いずれ次に起こる聖杯戦争で凛と桜が争うことになるかもしれないとさらに叫ぶ雁夜に、「仮にそんな局面に至るとしたら我が末裔たちは幸せだ。栄光は、勝てばその手に負けても先祖の加盟にもたらされる。かくも憂いなき対決はあるまい」と、時臣は毅然と言い放った。その言葉に激怒した雁夜は、時臣へと挑みかかり、壮絶な一騎討ちを繰り広げる。
一方、川沿いの野次馬たちに混じりながら、龍之介はキャスターの巨大海魔の戦いを見て、狂喜乱舞していた。しかしその最中、切嗣が遠方から放ってきた凶弾が龍之介の胴体を貫く。自分の腹から流れる鮮血とその美しさを見て、龍之介は感嘆する。「そっか…そりゃ気付かねぇよな。灯台下暗しとはよく言ったもんだぜ。誰でもねぇ…俺の腸の中に、探していたものが隠れていやがったんだ…」多くの殺人を得て求めていた人間の死を、自分自身で実感したことにそう満足した龍之介は、切嗣が続けざまに放った凶弾に頭を撃ち抜かれ、そのまま倒れた。この時、巨大海魔の中から彼の最期を見ていたキャスターは、自分を残して先に死んだ龍之介を深く悼んだが、彼との約束だけは果たすと誓い、巨大海魔を再び突き動かす。
そして一方、時臣と雁夜、アーチャーとバーサーカーのそれぞれの一騎討ちは、時臣は雁夜を相手にすることなく撃破し、アーチャーは戦いの最中、バーサーカーがセイバーを見て暴走した隙をついて撃破する。やがて海魔との戦いの方も、ついに自分の持つ剣の封印を解放し、「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」という名の聖剣へと覚醒させたセイバーは、聖剣による黄金の光の一閃でキャスターを巨大海魔もろとも葬り去ることで決着がついた。
こうして聖杯戦争を脅かす存在である龍之介とキャスターが倒れたことで、聖杯戦争は無事再開されることになった。その矢先、車椅子に乗ったケイネスが璃正の元へ乗り込み、キャスター討伐の功労者は自分だと捏ち上げて璃正から令呪を騙し取り、挙句に他のマスターに令呪を渡すまいとばかりに隠し持っていた拳銃で璃正を射殺してしまう。そして一方、ランサーがキャスターとの戦いで離れている隙にソラウが舞弥に捕まり、令呪のある右手を引きちぎられ、切嗣の元へと連れ去られてしまう。
そうとは知らずに自らの拠点に戻ったケイネスは、ランサーからそのことを聞かされると激怒し、これでもかとばかりに罵詈雑言の嵐を浴びせる。そしてさらに、自分の騎士としての在り方と誇りを否定、侮辱されたことにたまらなくなったランサーは「私はただひとえに誇りを全うし、あなたと共に誉れある戦いに臨みたかっただけのこと。なぜ騎士の心を解してくださらない!?」と、叫ぶが、「身の程を知れよ傀儡め。所詮貴様は魔術の技で現身(うつしみ)を得たと言うだけの影ではないか! 貴様の語る誇りなど、亡者の世迷い言でしかない!!」と、嘲笑混じりに一蹴される。こうして、ここまでマスターに自分の在り方を否定されたことに絶望の底に突き落とされるランサーだが、そんな暇を与えないかのようにアイリとセイバーが再び現れる。そして、自分の騎士道を受け入れてくれるセイバーとの一騎討ちこそが今の自分にとっての全てだと信じ、ランサーは槍を手に取った。

再びの一騎討ちの最中、昏倒したソラウを抱えた舞弥と切嗣がケイネスの元に現れ、ケイネスの命とソラウを助けるのと引き換えにランサーを令呪で自害させろと迫る。そして恐怖に屈し、屈辱の涙を流しながらもソラウを守るべくケイネスは令呪を使い、ランサーを自害させてしまった。何が起きたのかわからず愕然となったランサーだが、やがて血の涙を流して憤怒の形相になり、セイバーも含めたこの場にいる人物に壮絶な怨嗟を叫び出した。「許さん…断じて貴様らを許さん…! いつか地獄の釜に落ちながら、このディルムッドの怒りを思い出せぇぇ!!」その怨嗟を残してランサーが消滅していった後、追い打ちをかけるようにケイネスとソラウを舞弥が銃撃して命を奪ってしまう。
卑劣にして非情なまでの切嗣の策謀についに怒りを爆発させ、彼を「外道」と罵倒するセイバー。アイリもさすがに見かねて、相変わらず何事もなかったかのように自分に接してくる切嗣に自分ではなくセイバーに話せと言うが、「そこのサーヴァントには何を言っても無駄だ」と切嗣は取り合わない。そればかりか、セイバーやランサーのような騎士では世界は救えないと言い、戦いの手段に正邪があると説いて戦場が尊いものだと演出して何の罪もない若者たちを駆り立て、死なせていった人種だと決めつける。そして戦場には希望などなく、あるとしたら掛け値なしの絶望だけで、勝利は敗者の上に成り立つ罪過である。なのに人類はその真実に気づかず、いつの時代も勇猛果敢な英雄たちが武勇談で人々の目をくらませ、血を流すことの邪悪さを認めようとしないということに自分は憤っていると叫んだ。「僕は聖杯を勝ち取り世界を救う。そのための戦いにもっともふさわしい手段で望んでいるだけだ。正義で世界は救えない。そんなものに僕はまったく興味がない」と吐き捨てるようにして締めくくる切嗣に、セイバーは一理あると感じたような表情を見せた。だが直後に、切嗣のその憤りは正義を求めたものだけが抱くものだと指摘し、「衛宮切嗣。かつてあなたが何に裏切られ、何に絶望したのかは知らない。若き日の本当のあなたは、正義の味方になりたかったはずだ。世界を救う英雄を誰よりも信じて、求め、欲していたはずだ。違うか!?」と、言い放った。その意味ありげな言葉に自分の琴線に触れられたらしい切嗣は、お前に何がわかる、と言いたげな恐ろしい目で睨み返したが、舞弥を連れてどこかへ去っていってしまった。

第17〜21話

その後、父の死の知らせを聞いて教会へと戻って来た綺礼は、璃正の遺体を前にしてアーチャーにからかうような言葉をかけられ続ける。「哀れな父親だ。息子を聖人と信じて疑わずに逝ったのだからな。少しは悲しそうな顔くらい浮かべたらどうだ」そう言われても、綺礼は微動だにせず、父の遺体をただただ見下ろしているだけだった。そしてアーチャーは、時臣よりも自分に相応しい本当のマスターを探していると思わせぶりな台詞を投げかけてくる。そこで綺礼は、時臣の聖杯戦争における真の目的を話した。時臣は、7騎のサーヴァントを生贄として聖杯に捧げ、魔術師たちにとって目指すべき到達点である「根源」と呼ばれる場所を目指そうとしており、アーチャーもいずれ自害か何かで聖杯への生贄となる。そう綺礼が語ると、アーチャーも時臣に見切りをつけ、綺礼もあるべき自分を探し求めるべく、アーチャーと手を結ぶことを決意する。そして、時臣が娘である凛の後見人を自分に任せ、自分の弟子として魔術師見習いの修行を終えた証として「アゾット剣」と呼ばれる宝剣を授かった綺礼は、直後に時臣をそのアゾット剣で突き刺す。突然の裏切りに驚きを隠せない時臣に「あなたも我が父と同じ、最後の最後まで私という人間を理解できなかったのですよ」と、綺礼は嘲るような笑みを浮かべて言い放った。こうして、時臣を廃した綺礼は、アーチャーと改めて契約を交わし、今一度マスターとして返り咲いたのだった。
アイリが倒れたという知らせを聞いて、彼女とセイバーが身を隠している武家屋敷に切嗣が現れた。アイリは実は聖杯を顕現させるための「器」という名の憑代であり、アサシン、キャスター、ランサーの計3騎のサーヴァントが死亡したことが影響で、徐々に体が聖杯になろうとしてきて、人間としての生活もできなくなってきているというのだ。そこで聖杯戦争が始まってから自分の体に埋め込んだ、不老不死と治癒の力を秘めたセイバー召喚の憑代である鞘を切嗣に託した。「私はね、幸せだよ。恋をして、愛されて、夫と娘と9年も。私が取りこぼした幸せがあるなら、イリヤ(切嗣とアイリの娘)に全部あげて。いつかイリヤをこの国につれてきて、桜の花と夏の雲を見せてあげて」まるで遺言のような言葉と共に鞘を受け取った切嗣は、「じゃあ、行ってくるよ」と言い残し、舞弥にアイリの護衛を任せると、時臣暗殺という次の作戦を遂行するべく遠坂邸へ向かった。
しかしその後、ライダーと思しき赤いマントを纏った謎のサーヴァントが現れ、舞弥に重傷を負わせ、アイリを連れ去ってしまう。この時、舞弥から緊急の連絡を受けた切嗣は、令呪を使ってウェイバーとライダーの行方を追っていたセイバーを武家屋敷に向かわせるが、謎のサーヴァントはアイリを抱えてどこかへと飛び去ってしまう。急ぎバイクに乗って後を追うセイバー。それから切嗣も急いで武家屋敷に戻ってきたが、舞弥は切嗣の腕の中で事切れてしまうのだった。

そしてセイバーは、謎のサーヴァントを追っている中、ついに戦車を走らせるウェイバーとライダーの後ろ姿を捕捉。ライダーの赤いマントを見て、彼がアイリをさらった犯人だと悟ったセイバーは、全速力でライダーとの追撃戦を繰り広げる。やっとのことで追いついたセイバーだが、ライダーの戦車の中にアイリの姿がないことに気づき、訝しげになった。しかし、このまま黙って見逃してもらえそうにないと肚を決めたウェイバーとライダーが、戦車で突撃を仕掛けてくる。それに対しセイバーは、再び聖剣の力を解放し、その一閃を浴びせる。ウェイバーとライダーにはすんでのところでかわされたが、戦車を破壊することに成功した。
一方で謎のサーヴァントに襲われた武家屋敷を調べていた切嗣は、現場に残っていた赤いマントの切れ端を見つけたが、すぐに蒸発したのを見て、何者かがライダーに化けてアイリをさらっていったと踏む。そこで襲撃の犯人の目星として間桐邸へ向かい、そこにいた雁夜の兄である鶴野を捕まえて拷問にかけたところ、雁夜が綺礼に連れて行かれたという情報を得た。
そして同じ頃、綺礼は雁夜と一緒にいた。そう、アイリをさらったのはライダーに偽装したバーサーカーであり、その命令を下したのは当然雁夜である。綺礼は、聖杯を渡す代わりに自分に協力してもらうという条件を取り付けて雁夜を操り人形にしていた。そこで綺礼は雁夜に未だ残る時臣への敵愾心を利用して、今夜0時に教会へ行けば時臣にもう一度会うことができると雁夜に言い渡した。
その言葉に従って雁夜が教会へ向かうと、最前列の席に時臣が座っているのを見つける。さっそく詰め寄る雁夜だが、手が触れた途端に時臣が崩れ落ち、彼が既に死んでいるということに愕然となった。さらに追い打ちをかけるように時臣の妻である葵が現れ、夫の死体と雁夜を見て茫然自失となる。葵は雁夜が時臣を殺したと思い込み、彼の家系である間桐は自分から娘の桜を養子という形で取り上げるだけでなく夫まで奪うのか、と、震える声で間桐共々雁夜をなじってくる。そんな葵の言葉から、養子に出された先の間桐家で臓硯によって道具として扱われ続ける桜を思い出し、さらに泣き顔で自分を睨んでくる葵を見て動揺し、茫然自失とながらも、雁夜は「そいつが…その男さえいなければ、誰も不幸にならずに済んだ。葵さんだって、桜ちゃんだって、幸せになれたはず…」と、口にしてしまう。その瞬間、その言葉に理性を焼き切られた葵は、涙を溢れさせながら言葉を爆発させた。「あんたなんかに、何がわかるっていうのよ!? あんたなんか、誰かを好きになった事さえないくせにっ!!」そんな涙ながらの葵の痛罵に理性を吹き飛ばされた雁夜は、絶叫と共に葵の首を締め上げてしまい、そしてどこかへ遁走してしまう。一方でこの様子をワイングラスを片手にアーチャーと共に見下ろしていた綺礼は、「酒の味という奴は、思いのほか化けるものだ。これほど美味と感じる酒ならば、是非また飲んでみたいものだ」と、どす黒い笑みを口元に浮かべていた。

第22〜24話

その後、綺礼はキャスターと龍之介が拠点として使っていた地下の貯水槽にやってきていた。そこはなんとバーサーカーにさらわれてきたアイリがいた。綺礼は、ただただ長い間に殺しに殺しを重ねてきた自分と切嗣は同じ存在だと思っており、そして争いこそが人間の本性で、争いをなくすのは人間をなくすと同じだと考えていた。だから切嗣が抱いている聖杯への願いを理想にもならない無価値なものとばかりと一蹴した。アイリは「だからこそ彼はとうとう奇跡にすがるしかなくなったのよ」と反論する。そして切嗣は理想を追い求めたが為に、大切なものであっても何かを犠牲にする決断に迫られ、内心では苦悩し続けていた。だから彼は理想を追うには優しすぎる男であり、いずれ失うと頭で理解し、割り切っていても愛さずにはいられない。それが切嗣という人間であり、綺礼にはそれがなく、誰かを愛せないから人間ではないのだとアイリは突きつける。すると綺礼は冷徹な眼差しでアイリの首を絞めてその命を奪うと、「遂に得たぞ、戦う意義を。衛宮切嗣。お前の理想、目の前で聖杯もろとも木っ端微塵に打ち砕いてやろう」と、この場にはいない切嗣に対して宣戦布告をかけた。

それから切嗣とセイバーは、それぞれの経緯で綺礼が冬木市市民会館に潜伏していることを突き止め、彼の元へ向かう。一方その頃、最後の戦いに動き出したウェイバーとライダーは、大橋でアーチャーと対峙。戦いの前、ライダーはアーチャーと聖杯問答の際に飲み残した酒を酌み交わしながら、自分と手を組んで、共に世界を手中に収めないかと持ちかける。するとアーチャーはその豪快さに笑いながら「我が盟友は後にも先にもただ一人のみ。王たるものは二人も必要ない」と断った。その後、お互いに酌み交わした杯を宙に投げて背を向けた後、ライダーとアーチャーの最終決戦は始まった。
ライダーはアサシンとの戦いで使った、砂漠の世界を具現化して配下の軍勢を召喚し、ウェイバーと共に愛馬であるプケファラスにまたがって先頭に立ち、アーチャー目掛けて大軍を率いて突撃をかける。これに対しアーチャーは、ライダーの気概とカリスマを素直に賞賛した後、1本の鍵状の剣を召喚した。そしてその鍵状の剣は、赤く輝く紋様を刻んだ漆黒の刀身の剣「乖離剣エア」へと変形していく。「さあ、目醒めろエアよ! お前の舞台は整った!! いざ仰げ! 天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)をっ!!!」アーチャーがそう叫び、乖離剣エアを振るった瞬間、凄まじい嵐が巻き起こる。その嵐は砂漠だけでなく空に大きな亀裂を入れ、亀裂の中へと軍勢は落ちていき、消滅していく。まさに世界を崩壊させる凄まじい威力にウェイバーが戦慄を覚えた時には、彼とライダーは元の大橋へと戻っていた。
もはやこれまで。勝算を見出せないことを悟ったライダーは、最後の問いとしてウェイバーに臣下として自分に仕える気はあるか、と尋ねる。今までにはない厳粛な表情と言葉に胸を打たれたウェイバーは、涙ながらに頷いた。「あなたこそ、僕の王だ…あなたに尽くす。どうか僕を導いてほしい…同じ夢を見させてほしい…!」その言葉に快く頷いた後、ライダーはウェイバーをプケファラスから降ろして、夢を示すのは王である自分の務めで、それから王の示した夢を見極め、後世に語り継ぐのが臣下であるウェイバーの務めだと語った。「生きろ、ウェイバー。すべてを見届け、そして生きながらえて語るのだ。貴様の王のあり方を」ライダーはそう言い残し、プケファラスを走らせてアーチャーへと最後の突撃をかける。ウェイバーは涙をぬぐい、ライダーの最後の姿を焼きつけようとする。そして、アーチャーが撃ち出してくる無数の武器の雨霰を前にプケファラスを失い、自身もその武器の雨霰を浴びながらも一太刀をあびせようとしたが、逆に受け流され、エアでとどめの一撃を刺されてしまう。「夢より醒めたか、征服王。また幾度なりとも挑むといいぞ。時の果てまでこの世界は余さず我の庭だ。ここは決してそなたを飽きさせることはない」アーチャーがライダーの健闘をそう讃えると、ライダーはどこからか聞こえる潮騒の音を耳にしながら、最後にこう言った。「ああ…そりゃ、いいなぁ…。そうか、この胸の高鳴りこそが、オケアノスの潮騒だったのだ…」その言葉と共に、ライダーはゆっくりと消滅していった。そしてアーチャーはウェイバーにお前がライダーのマスターと尋ね、お前が忠臣ならば仇を討つ義務があると言った。それに対しウェイバーは「お前に挑めば僕は死ぬ。それは出来ない。僕は生きろと命じられた」と、答え、まっすぐにアーチャーを見返す。その姿を見てアーチャーはウェイバーを殺すことはおろか、貶すこともせずに背を向けて「忠道、大儀である。ゆめそのあり方を損なうな」と言い残し、姿を消した。

一方、市民会館の地下駐車場にバイクで進入したセイバーは、バーサーカーの強襲を受けた。そしてその市民会館の地下の別の場所には雁夜の姿もあり、バーサーカーによる力の消耗と、自分を冷たく見据えてくる葵の幻影に苦しみながらも、雁夜は聖杯に最後の望みをかけ、背水の陣でセイバーを倒しにかかる。
そんな中、セイバーはバーサーカーの動きを見て、生前に知っている人物がこのサーヴァントの正体なのではないかと悟り、正々堂々と自分の真名を明かし、素性を明かして挑んでこいと挑発をかける。その時、バーサーカーが急に不気味に笑い出すような声と共に身震いしたかと思うと、彼が身に纏っていた黒い霧が晴れ、手には一本の黒い魔剣が召喚された。憎しみに満ちた声が発せられた時、兜が割れて下から現れた一人の男の顔に、セイバーは絶句した。その男は、生前、セイバーの配下の騎士たちの中でも最強と名高い猛者であり、セイバーの盟友だった。セイバーに驚き戸惑う暇も与えないかのように、バーサーカーは憎悪の声を放ちながら魔剣を振るって斬りかかってきた。この凶悪なサーヴァントへと変貌してまで自分を憎むようになった盟友の姿と、聖杯問答において「臣下を救うだけで導くことをしなかった」というライダーの言葉に責め苛まれ、戦意を喪失しながらもセイバーは何かに取り憑かれたように剣を振るい、バーサーカーの攻撃を捌き続けた。
一方、市民会館のホールの中央に設けられた台にはアイリの亡骸が横たわらされ、ホールへ急ぐ切嗣の前に、ついに綺礼が姿を現し、投擲用の長剣「黒鍵」を手にして襲い掛かってくる。銃火器と格闘術で応戦する切嗣だが、綺礼の超人離れした猛攻の前に一度は致命傷を負わされる。しかし、聖剣の鞘を自身に埋め込んだことで回復すると同時に自身の能力を強化して反撃を仕掛け、綺礼の右腕を破壊した。それからさらに激戦を繰り広げる中、ホールに置かれたアイリの亡骸が光に包まれて消えて、代わりに黄金に輝くひとつの杯、「聖杯」が姿を現す。その聖杯の中から、赤黒い泥のような何かが溢れ出てきて、それは階下で戦っている切嗣と綺礼の元へと降り注ぎ、二人の戦いは止められた。
一方、セイバーとバーサーカーの戦いの決着がついた。雁夜の肉体が限界を超えたことで力の供給が途絶え、それで動きが止まった一瞬を突いてセイバーがバーサーカーの胸を貫いたのだ。「…それでも私は、聖杯を取る。そうでなければ、私は何一つあなたに償えない…」セイバーがそう搾り出した言葉に、最後の最後で正気に戻ったバーサーカーは、笑みを浮かべ、崩れ落ちながらこう答えた。「この期に及んで、なおそのような理由で剣を取るのですか…。困ったお方だ…」

気がつくと切嗣は、黒い雨が降りしきるどこかの島の浜辺に立っていた。目の前にはアイリが立っている。彼女によると切嗣は聖杯の中に取り込まれ、そして自分は聖杯が切嗣と対話するために用意した分身のようなものだという。さらに聖杯には「この世に生まれ出でたい意志がある」と語るアイリの幻影に、ならば僕の願望をどうやって叶えるつもりだ、と切嗣は問うた。それに対してアイリの幻影が出したその答えは、切嗣がこれまでに行ってきた、大を生かす為に小を切り捨てる行為。つまり切嗣の願いを叶えるには、世界から全ての人間を消し去ることで平和をもたらすという、死をもって永遠の平和をもたらすという暴力的な方法だった。絶望する切嗣に、アイリの姿をしたその聖杯の中に存在する「この世全ての悪(アンリマユ)」と呼ばれる意思は、切嗣とアイリの娘であるイリヤスフィールの幻影を作り出し、最後にこう語りかける。「これが聖杯によるあなたの祈りの成就。あとはただそれを祈るだけでいいの。妻を甦らせろと、娘を取り戻せと」しかし切嗣が選んだ答えは、イリヤの幻影に向けての発砲だった。狼狽するアンリマユの首に、続けて切嗣はゆっくりと手にかける。「60億の人類と、家族二人…僕は…僕は…君を殺して、世界を救う…!!」涙ながらにアイリの姿をしたアンリマユの首を絞めながら、切嗣は拒絶の言葉を搾り出した。その明らかな拒絶に激しい怒りを燃やしながら、アンリマユは「呪ってやる…衛宮切嗣…! 苦しめ…死ぬまで…絶対に、許さない…!!」と、呪いの言葉を投げつけた。
その後、聖杯の泥に満たされた部屋の中で綺礼は目を覚ました。綺礼は武器を失っており、さらに後ろには切嗣が銃を突きつけて立っている。聖杯から溢れ出した泥を浴び、気がつかないうちに精神を取り込まれて、聖杯の中での切嗣とアイリの姿を借りたアンリマユの会話を見ていたらしく、なんともつまらぬ結末だな、と溜め息をついた。「お前はすべてを投げ打ち犠牲にして、ここまで辿りついたはずだ…そうまでして手に入れたものの価値を、なぜ今になって無にできる? 愚かすぎて理解できん…」さらにそう吐き捨てる綺礼に、切嗣は聖杯が万能の願望機じゃなく、聖杯がもたらす願いの代償が大きいからだと至極冷静に答える。その言葉を聞いて、綺礼は叫んだ。「ならば私に譲れ!! お前にとっても不要なものでも、私にとっては有要だ!! あれが生まれ出るというのなら、私の迷いの答えの全てがもたらされるに違いない!!」しかし切嗣は、綺礼の叫びを最後まで聞かないうちに「貴様こそ愚かすぎて理解できないよ」と吐き捨てて、引き金を引いた。
一方、聖杯の元に辿り着いたセイバーだったが、そこへ先回りして待ち構えていたアーチャーが現れる。剣を捨てて我が妻となれと威圧的に命じてくるアーチャーに反発し、剣を振るおうとするも、アーチャーが撃ち出してくる無数の武器を前に手も足も出ない。アーチャーはセイバーを一方的に痛めつけながら求婚を迫る。するとそこへ、綺礼との対決を終えた切嗣が現れ、令呪でセイバーに聖剣で聖杯を破壊せよと命じる。意外な事態に驚きを隠せないセイバーの意思に反して聖剣が黄金の輝きを放ち出す。「何故だ切嗣…よりにもよってあなたが…なぜ…!?」必死に令呪に逆らおうとするも、セイバーは剣を降り構えてしまう。そして、セイバーの様子が一変したことに驚いていたアーチャーも切嗣の存在に気付き、自分とセイバーの婚儀を邪魔立てしようとしていることに逆上し、切嗣目掛けて武器を撃ち出そうとする。だが切嗣は構わず、セイバーの意思など聞いていないと言わんばかりに無慈悲に命じる。「第3の令呪をもって、重ねて命ずる…セイバー、聖杯を破壊せよ!!」「やめろおおおおおおっ!!!」悲痛な叫びをあげながら、切嗣が放った第3の令呪によって、セイバーは聖剣を聖杯に振り下ろしてしまった。聖剣によって砕かれ、爆発する聖杯が放つ光の中、セイバーは悲憤と絶望の涙を流し、宙を見上げながら消滅していった。

最終話

その直後、切嗣は聖杯があった場所の真上の空間に黒い穴が穿たれ、溶岩のように熱く煮えたぎる赤黒い泥がそこから流れ落ち、街を焼き尽くしていくのを目撃した。セイバーを捨て駒にして、一つの願望のために他多くのものに災いをもたらす聖杯を破壊したのに、災いが起きてしまったことに切嗣は愕然となり、虚ろな瞳と表情になって燃える街を彷徨い、ひたすらに生存者を探し続けた。そして、瓦礫の中から見つけ出したひとりの少年を抱え、少年が生きていることに安堵し、喜びの涙を流した。
同じ頃、この燃え盛る街の中で、切嗣によってとどめを刺されたはずの綺礼が、再び目を覚ました。驚きを隠せない綺礼に、どこからともなく青年の呼ぶ声がかけられる。振り返ると、そこに全裸のアーチャーが立っていた。「あの泥が我を吐き戻したのだ。どうやら再びこの時代に君臨し地上を治めよ、という天意らしい」と、アーチャーは誇らしげに語る。そう、破壊された聖杯から漏れ出た泥に飲み込まれ、そのまま死んだかに思えたアーチャーだったが、実は脱出して逆にその泥の力を取り込んで脱出して生まれ変わった。そしてそのアーチャーが生まれ変わったことと泥の力の影響で綺礼も偶発的に復活したのだった。燃え盛る街を綺礼と共に見下ろしながら、アーチャーは言った。「すべてのサーヴァントが消滅し、聖杯を勝ち取ったのは我々だ。綺礼よ、その結末を刮目してみるがいい。聖杯が真に勝者の願望を汲み取るのであるならば、この景色こそがお前の求め欲していたものだ」その言葉を聞き、燃え盛る街の景色を目の当たりにして、綺礼は突然愉快そうに、そして狂ったように笑い出した。「こんな怪異の解答を導き出した方程式が、どこかに必ず明快な理としてあるはずだ。いや、あらねばならない。問わねばならん。この命を費やし、私はそれを理解しなければ」そう言い放った綺礼は、足元に落ちていた赤いカーテンか何かの切れ端を衣服の代わりとしてアーチャーに投げて渡した。
さらに同じ頃、命からがら間桐家に辿り着いた雁夜は、自分が救いたいと願った少女・桜と屋敷の地下で出会った。その彼女を見て、とある公園で姉である凛と再会して喜び合い、さらに葵とも笑いあうという幻想をフラッシュバックさせながらゆっくりと力尽き、雁夜は虫の群れへと呑まれて姿を消していった。そんな彼の死に様を無表情で見下ろしていた桜は、「馬鹿な人…お爺様に逆らうから…」と、冷たく言った。

数日後、ウェイバーは拠点として利用、居候していた老夫婦の家にもう少し滞在することになり、遠坂家では時臣の葬式が行われていた。その遠坂家の葬式には綺礼と凛、そして雁夜に首を絞められたが辛うじて生きていた葵の姿があった。しかし葵の瞳と表情に生気はなく、車椅子で凛に運んでもらうしか行動できない、文字通りの廃人となってしまっていた。そんな彼女を綺礼は冷たい目で一瞥したが、遠坂家の当主として跡を継ぐことになった証として凛にアゾット剣を渡した時、微かに口元を緩めた。
そして、切嗣が令呪を使い果たしたことで契約が切れたことにより、セイバーは生前の最後の戦いの舞台となった丘へと戻ってきていた。空に向かって慟哭しながら、次にまた訪れるであろう聖杯戦争にこう想いを託した。「いつの日か、必ず、聖杯を…。王になるべきは…私では、なかった…」
それから5年後のある日、切嗣は、火災から救出したあの少年・士郎と共に、武家屋敷の縁側から夜空を見上げていた。ヒーローについて士郎から問いを投げかけられた切嗣は「ヒーローは期間限定で、大人になると名乗るのが難しくなるんだ。そんなこと、もっと早くに気付けばよかった」と自嘲気味に答えた。それを聞いた士郎が、俺が代わりになってやる、と答えると、切嗣は安心したように頷き、そのまま目を閉じて眠るようにして息を引き取ったのだった。

『Fate/Zero』の登場人物・キャラクター

セイバー陣営

衛宮 切嗣(えみや きりつぐ)

CV:小山力也/入野自由(子供時代)

本作の主人公。セイバーのマスターで、後の「Fate/stay night」に登場するアインツベルンの魔術師・イリヤスフィールの父であり、主人公となる衛宮士郎の養父。聖杯に託す望みは世界から全ての戦いと争いを根絶しての「恒久的な平和の実現」。
由緒ある魔術師の家系のひとつ・衛宮家系の六代目で、自らの体内の血液や神経の流れを操作し、それによって時間を速めたり止めたりできる「固有時制御(タイムアルター)」と呼ばれる魔術の使い手。銃器やナイフといった現代の武器の扱いに長けた傭兵でもある。
様々な謀略を駆使して、数々の暗殺や魔術師の殺害などの汚れ仕事を成し遂げた過去から「魔術師殺し」の異名を持つ。

第四次聖杯戦争の際、その腕を見込んだアインツベルン家に婿養子として迎え入れられ、セイバーを召喚してアインツベルン家のマスターとなる。
かつて、自らの研究によって多くの惨劇を引き起こしたが、それを悔やもうとしなかった父を殺害した過去を持ち、「1人の人間を殺害することで、死んでいたかもしれない多数の人間を救った」という体験から強迫観念にとらわれ、それ以来「大を救うために小を切り捨てる」ことを信条とするようになった。
そして、人々を死なせる闘争と、その闘争を肯定し人々を駆り立てる「英雄」という概念を激しく憎悪していて、セイバーをも「栄光や名誉を嬉々としてもてはやす殺人者」と軽蔑し、アイリと組ませて囮とさせて聖杯戦争を勝ち抜くための駒として利用することに徹している。召喚当時に一目見て自分とは相容れないと判断してからは令呪による発言以外は徹底して無視し、アイリが取り成そうとしても「何を言い聞かせても無駄だ」と取り合わず、自ら進んで理解しようともしなかった。

また、聖杯戦争の中で綺礼と対峙して以来、「失うものがあっても何も恐れず、自らそれを放棄する虚無」という彼の本質を見抜いてからは、聖杯戦争において冷酷非情に徹しようとしながらも、アイリとイリヤという失いたくないものを得てしまった自分とは正反対の強さを持っていると認識し、彼を危険視すると共に恐れていた。

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