ジブリ映画と原作の相違点まとめ【風の谷のナウシカなど】

国民的な人気を誇るジブリ作品映画と原作の相違点をまとめました。映画ではカットされた設定があったり、映画の続編のストーリーがあったりと、ファンならば知っておきたい情報が満載です。『風の谷のナウシカ』や『思い出のマーニー』をはじめとする13作品を紹介していきます。

映画では、ハウルと王室との確執や、戦争に駆り出されたハウルを助けるソフィー…という展開ですが、
小説では、王室は戦争はあんまり関係なく、荒野の魔女との対決がメインです。

原作者のジョーンズはこれを了承し、かつ本作を絶賛した。

出典: ameblo.jp

そもそも、なぜソフィーは老婆にされたのか?

突然、ソフィーの帽子店に現れた荒野の魔女
そして魔法でソフィーを老婆に変えてしまっています。

映画だとなんで?だれでもよかったの?
という感じですが、原作ではちゃんと理由があります。

インガリー国は魔法の国。国の言い伝えによれば、三人兄弟の長男・長女は、運試しに出れば手ひどく失敗し、三男・三女は成功するという言い伝えがあった。

3人姉妹の長女であるソフィーは「長女は堅実に」という格言通りに帽子店でお針子を、
次女レティーはパン屋で奉公、マーサは母親の知り合いの魔女のもとに修行へ行くことなった。

ところがソフィーには、自分でも気がついていない魔法の力があったのです。
ソフィーは自分の作る帽子に、自覚のないまま「魔法」をかけていました。(帽子の持ち主は玉の輿にのる…など)

一方、荒野の魔女(インガリー国の征服をたくらんでいる)は、自分をふったあげく逃げたハウル(女たらし、熱烈にあぷろーちするが、相手が自分を好きになると興味をなくす、心臓がないので愛がわからない)を探す過程で、その手がかりを持つ魔女を探していました。
魔法を使うソフィーは、その魔女と勘違いさて、老婆に変えられてしまい…という展開。
映画では説明がなかった部分も原作で語られています。

映画のラストシーンでソフィーが、カルシファーの長寿とハウルの無事を祈るようなセリフを
独り事のように呟きますが、あれは口に出すことで魔法を使っています。

小説では、ハウルの動く城の続きが読めます

出典: www.amazon.co.jp

ハウルの動く城2 (ハウルとカルシファーが行方不明?!)

2巻からは映画とはまったく別物
面白かったので、おすすめです。

若き絨毯商人アブダラは、ある日、本物の空飛ぶ絨毯を手に入れ、絨毯に連れて行かれた夜の庭で、謎の姫君と恋に落ちた。だが二人が駆け落ちしようとした矢先、姫は巨大な魔神にさらわれてしまう。アダブラは、魔法使いハウルの妻ソフィーの助けを得て、姫の行方を探そうとするのだが…? 人気作家ジョーンズによる奇想天外、珠玉のファンタジー。

出典: www.amazon.co.jp

ハウルの動く城3

王室づき魔法使いが病気で不在のあいだ、留守番をすることになった本好きの少女チャーメインは、魔法の本のまじないを試してみたせいで、危険な山の魔物と遭遇してしまう。危なく難を逃れたけれど、魔法使いの家でも次々困ったことが起きる。やがて、王宮の図書室で王様の手伝いをはじめたチャーメインは、王国の危機を救うために呼ばれた遠国インガリーの魔女ソフィーと、火の悪魔カルシファーに出会う。意外な姿に変身した魔法使いハウルもあらわれて…?
「ハウルの動く城」シリーズ待望の完結編!

ゲド戦記

出典: www.ntv.co.jp

映画は不評でも、原作は「神」

ぜひ原作を読んでみてほしいです。
ボリュームがあって読むのは大変ですが、
じわじわと「命の大切さ」というテーマが伝わってきます。

原作は、アーシュラ・K・ル=グウィンの小説『ゲド戦記』の主に第3巻の「さいはての島へ」

小説『ゲド戦記』を原作とし、宮崎駿の絵物語『シュナの旅』を原案としている

出典: ja.wikipedia.org

(英題:Tales from Earthsea)

「シュナの旅」は他のジブリ作品にも影響しているため、このまとめの最後でご紹介しています。

出典: www.amazon.co.jp

映画では立派なオジサマ(アースシーの魔法使いで大賢人。最後の大賢人で、ゲドが退いた後、大賢人は選出されていない。)になっていたゲド

そのゲドの少年時代の話。

ゲド(ハイタカ)の少年期から青年期の物語。

ゲドは才気溢れる少年だったが、ライバルよりも自分が優れていることを証明しようとして、学院で禁止されていた術を使い、死者の霊と共に「影」をも呼び出してしまう。

ゲドはその影に脅かされ続けるが、師アイハル(オジオン)の助言により自ら影と対峙することを選択する。

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辛い旅の中成長をとげ、影と決着をつける…という壮大で大変に奥深い作品。

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映画では、テナーさんが「あのアチュアン神殿で…」と急になんの脈絡もなくつぶやき????という感じですが、
この2巻の間の話を振り返ってのことです。

カルガド帝国が舞台。アチュアン神殿の巫女テナー(アルハ)が中心の物語。
名前(自己)を奪われ、地下の神殿の闇の中で育てられてきたテナー。
しかしそこに、二つに割られ奪われた「エレス・アクベの腕輪」(銀製)を本来あるべき場所に戻し、世界の均衡を回復しようとする魔法使いゲドが現れる。
少女の自己の回復と魂の解放の物語でもあり、ゲドとテナーの信頼、そして愛情の物語としても読める。

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これが映画の原作ですが、映画と原作はぜんっぜん違います!

大賢人となったゲドが登場する。世界の均衡が崩れて魔法使いが次々と力を失う中、エンラッドから急を知らせて来た若き王子レバンネン(アレン)と共にその秩序回復のため、世界の果てまで旅をする。

出典: ja.wikipedia.org

いったいなぜ魔法使いが力を失ったのか?ゲドとアレンは、原因を解明する旅に出ます。

死を恐れて死を遠ざけることは、生きるということを否定すること…
死があるからこそ生が輝くのだ…

というふかーい(ジブリ向けの)テーマが、そうとは言葉で表現していませんが、
徐々にじわーじわーと伝わってくる素晴らしい作品です。

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心をなににたとえましょ…

個人的に、主題歌は好きです。

ここで映画でも登場した少女テルーの登場です。

映画のラストでなんでだか急に竜になって、
映画一番の謎を残したテルー。

ちゃんと竜になる理由があります。

ゲド壮年期の物語である。ゲドは先の旅で全ての力を失い、大賢人の地位を自ら降りて故郷の島へ帰ってきた。そこで子供たちを産み、未亡人となったテナー(ゴハ)は親に焼き殺されかけた所を危うく救われた少女テハヌー(テルー)と生活していた。
ゲドはテナーと生活を始める。ところが元大賢人と元巫女という存在は故郷の一般の魔法使いにとっては目障りでしかなく、3人の「弱き者」たちを容赦なく悪意に満ちた暴力が襲う。
魔法の力を失った後に見えて来るアースシーの世界を覆う価値観とは、一体何なのか。それを作者自らが問いかけている作品とも言える。

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