ハリー・ポッターシリーズの死喰い人まとめ
『ハリー・ポッター』シリーズとは、イギリスの作家J・K・ローリング原作のファンタジー小説。1990年代のイギリスと魔法界を舞台に、物語の主人公ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学校生活と、両親を殺害した強大な闇の魔法使いヴォルデモートとの因縁と戦いを描いた物語である。「死喰い人」とは、ヴォルデモートの思想に賛同し忠誠を誓った闇の魔女・魔法使い集団。
ノット・シニア
演：イースター・フリエル（映画『炎のゴブレット』）
純血主義の一族ノット家の出身。ハリーの同級生でドラコの友人セオドール・ノットの父親。死喰い人の前身組織「ヴァルプルギスの騎士」の一員であったとされる。このことから察するに、ハリーの同級生の親としては高齢なよう。
第4巻ではヴォルデモートの復活に駆けつけ、第5巻では「神秘部の戦い」に参加するがダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに収監される。その後他の死喰い人とともに脱獄しているはずであるが、ほとんど描かれておらず消息は不明。
エイブリー
演：アレックス・パーマー（映画『炎のゴブレット』）
純血の一族エイブリー家の出身。第4巻から登場。ヴォルデモートの復活の際に駆けつけ、主の失脚後その消息を追わなかったことに関して許しを請うも、「磔の呪い」で罰せられる。第5巻で「予言」に関して誤った情報をヴォルデモートに報告したために罰せられる。「神秘部の戦い」にも参加するが、駆けつけたダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに収監された。その後他の死喰い人らとともに脱獄したはずであるが、言及されていない。
ハリーの父ジェームズらと同じ世代であり、ホグワーツではスリザリン寮に所属し、スネイプと交流があった。
一族に「ヴァルプルギスの騎士」であったエイブリー・シニアが存在する。親子であったかは不明。
ジャグソン
「神秘部の戦い」に参加する死喰い人のひとり。アントニン・ドロホフとペアを組んで戦った。ダンブルドアに捕らえられ、アズカバンに収監される。他の死喰い人と同様に、ヴォルデモートの手引きで脱獄したはずであるが、その後については言及されていない。
ギボン
「天文台塔の戦い」に参加する死喰い人のひとり。天文台の上空に闇の印を打ち上げる役目を負った。ハリーたちと交戦中、ロウルが乱射した「死の呪い」が当たり死亡する。
「死喰い人」から脱退したメンバー
イゴール・カルカロフ
演：ペジャ・ビヤラク
元死喰い人で、ダームストラング専門学校の校長。アズカバンに収監されていたが、魔法省と司法取引を行ない、死喰い人を告発することで釈放された。第4巻で三大魔法学校対抗試合のため、生徒らを引き連れホグワーツに登場する。ヴォルデモートの復活が近づいていることを感じ取っており、クリスマスに開かれたユールボール（ダンス・パーティ）の最中同じく死喰い人であったスネイプに、闇の陣営を裏切ったことによる報復を恐れていることを打ち明けていた。
ヴォルデモートが復活に気づくと逃亡したが、後にヴォルデモート陣営の手によって殺害される。多くの者がカルカロフはもっと早く殺害されると予想していたが、意外にも長く1年ほど逃亡に成功していた。
レギュラス・ブラック
演：トム・ムーア
純血の一族ブラック家の出身。シリウス・ブラックの弟。
10代の頃にはヴォルデモートに傾倒しており、16歳のときに死喰い人に加わった。魔法使いにしては珍しく、奴隷同然の屋敷しもべ妖精クリーチャーを可愛がっていた。ヴォルデモートの求めにより、差し出したクリーチャーが酷い扱いを受けて帰ってきたことで、ヴォルデモートに失望する。その後、ヴォルデモートが洞窟に隠した「分霊箱」を秘密裏に偽物と交換する。この時洞窟に施されていた呪いによって衰弱死した。レギュラスの死は、一般に「闇の陣営にある程度まで入り込んだものの、恐れをなして身を引こうとしたため、ほかの死喰い人に殺された」ということになっていた。
「死喰い人」の主な関係者
ヴォルデモート卿／トム・マールヴォロ・リドル
レイフ・ファインズ演じるヴォルデモート卿
フランク・ディレイン演じるトム・マールヴォロ・リドル
ヴォルデモート演：リチャード・ブレマー（映画『賢者の石』）→レイフ・ファインズ（映画『炎のゴブレット』以降）
トム・マールヴォロ・リドル演：クリスチャン・コールソン（映画『秘密の部屋』）→ヒーロー・ファインズ・ティフィン（映画『謎のプリンス』・11歳）、フランク・ディレイン（映画『謎のプリンス』16歳）
主人公ハリー・ポッターの宿敵であり、強大な闇の魔法使い。死喰い人の指導者。非常に冷酷で自分本位な人物。異常なまでに力に執着し、自身より弱いものを隷従させることを当然と考えている。
本名のトム・マールヴォロ・リドルは、マグルの父トム・リドルと魔女である母方の祖父マールヴォロ・ゴーントに由来する。父に棄てられた母が駆け込んだ孤児院で出生しており、母の死によりマグルの孤児院で育った。
非常に優秀であるが、それゆえに強い「選民意識」を持ち、ホグワーツで「純血主義」思想に出会ってからは、傾倒していくようになった。自身のルーツにマグルがいたとわかると血族を虐殺して存在を抹消した。以降、父の名を受け継いだ本名を捨て、「ヴォルデモート卿」と自ら名乗る。
ナルシッサ・マルフォイ
演：ヘレン・マックロリー
夫ルシウスや息子ドラコや姉のベラトリックス・レストレンジが死喰い人であり、死喰い人に非常に近い立場にいる人物。実際幹部らが顔を揃える会合にも同じテーブルについている。しかし、作者のJ・K・ローリングが「彼女は死喰い人ではない」と明言している。
闇の陣営の純血主義思想に強く賛同したため、一家をあげて支援していただけである。事実、夫が投獄され、未成年の息子が危険な任務を与えられると、考えを翻した。
「ホグワーツの戦い」の最終盤でハリー・ポッターの検死を命じられると、息子ドラコの安全を優先し、ハリーに息子の生死を尋ねた。息子の生存が確認できると、闇の陣営を裏切り「ハリー・ポッターは死亡した」と嘯いてヴォルデモートを騙し、ハリーが混乱に乗じて体制を立て直すのに一躍を買った。
クィリナス・クィレル
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』の概要
- 「死喰い人」とは
- 「死喰い人」の印
- 「闇の印」
- 「死喰い人」の成り立ち
- 「死喰い人」の活動歴
- 結成
- 全盛期
- ポッター家襲撃と死喰い人の離散
- ロングボトム夫妻拷問
- カルカロフの司法取引
- バーティミウス・クラウチ・ジュニアの脱獄と監禁
- 賢者の石を求める
- ピーター・ペディグリューの帰還
- クィディッチ・ワールドカップでの「闇の印」
- 闇祓いアラスター・ムーディを襲撃
- 三大魔法学校対抗試合での陰謀
- ヴォルデモートの復活
- アーサー・ウィーズリー襲撃
- アズカバンの集団脱獄
- 神秘部の戦い
- 天文台塔の戦い
- アズカバンの集団脱獄（2度目）
- プリベッド通り襲撃（七人のポッター作戦）
- 魔法省制圧
- ラブグッド邸の待ち伏せ
- マルフォイの館での戦い
- グリンゴッツで分霊箱を奪われる
- ホグワーツの戦い
- 「死喰い人」の拠点
- アルバニアの森
- リドルの館
- リトル・ハングルトンの教会墓地
- マルフォイの館
- 叫びの屋敷
- 「死喰い人」のメンバー
- セブルス・スネイプ
- ルシウス・マルフォイ
- ドラコ・マルフォイ
- ピーター・ペティグリュー
- バーテミウス・クラウチ・ジュニア
- ベラトリックス・レストレンジ
- ロドルファス・レストレンジ
- ラバスタン・レストレンジ
- アントニン・ドロホフ
- ワルデン・マクネア
- オーガスタス・ルックウッド
- マルシベール
- コーバン・ヤックスリー
- アミカス・カロー
- アレクト・カロー
- ソーフィン・ロウル
- トラバース
- セルウィン
- エバン・ロジエール
- ウィルクス
- クラッブ
- ゴイル
- ノット・シニア
- エイブリー
- ジャグソン
- ギボン
- 「死喰い人」から脱退したメンバー
- イゴール・カルカロフ
- レギュラス・ブラック
- 「死喰い人」の主な関係者
- ヴォルデモート卿／トム・マールヴォロ・リドル
- ナルシッサ・マルフォイ
- クィリナス・クィレル
- フェンリール・グレイバック
- スカビオール
- パイアス・シックネス
- 「死喰い人」の主な被害者
- 魔法族
- ジェームズ・ポッター
- リリー・ポッター
- フランク・ロングボトム
- アリス・ロングボトム
- セドリック・ディゴリー
- チャリティ・バーベッジ
- バーサ・ジョーキンズ
- バーテミウス・クラウチ・シニア
- エメリーン・バンス
- ルーファス・スクリムジョール
- テッド・トンクス
- シリウス・ブラック
- アラスター・ムーディ
- フレッド・ウィーズリー
- リーマス・ルーピン
- ニンファドーラ・トンクス
- マイキュー・グレゴロビッチ
- アルバス・ダンブルドア
- 非魔法族（マグル）
- ピーター・ペディグリュー逃走時の死者12人
- フランク・ブライス
- ハーバート・チョーリー
- ブロックデール橋爆破に巻き込まれた人々 10名程度
- その他
- ヘドウィグ
- ドビー