仮面ライダーセイバー(SABER)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーセイバー』とは、2020年より放送された東映制作の特撮テレビドラマ作品。今作は令和仮面ライダーシリーズの第2作目。キャッチコピーは「文豪にして剣豪!!」。異世界に飛ばされた街や人々を救うため、主人公・神山飛羽真たちは救世主・仮面ライダーとなって悪に立ち向かう。異世界を舞台に、セイバーをはじめブレイズ、エスパーダなど多人数のライダーの活躍を描いている。

『仮面ライダーセイバー』の概要

『仮面ライダーセイバー』は、2020年9月6日から2021年8月29日にかけて放送された仮面ライダーシリーズの特撮ドラマ作品で、令和仮面ライダーシリーズ第2作目にあたる。「セイバー」の名は、英語で「剣」という意味の「セイバー(SABER)」と聖なる刃を意味する「聖刃」が由来。
夢に現れる謎の少女の正体を追う小説家の神山飛羽真(かみやまとうま)が、聖剣・火炎剣烈火を手にして炎の剣士・仮面ライダーセイバーとなり、仲間たちと共に世界の支配を目論む敵との戦いを描いた作品となっている。ある日、飛羽真が担当編集者の須藤芽依(すどうめい)と外出した先で、街で破壊行為を行う怪人・メギドが手にしている本が世界が入れ替わっている原因だと知った飛羽真は、怪人に立ち向かう。すると飛羽真の前に火炎剣烈火が現れ、それを手にし仮面ライダーとなった飛羽真はメギドとの戦いに身を投じることとなる。
制作は東映。特別回含め全49回がテレビ朝日系列で放送され、メイン脚本は『仮面ライダーゴースト』以来の福田卓郎で主演は内藤秀一郎。
10名以上の仮面ライダーをはじめ多くのキャラクターが登場する今作は群像劇として評価された。
キャッチコピーは「文豪にして剣豪!!」。

『仮面ライダーセイバー』のあらすじ・ストーリー

全知全能の書をめぐる戦い

数千年前、「巫女」によって現実世界と異空間・ワンダーワールドの2つの世界が繋げられ、マスターロゴス、ビクトール、レジエル、ズオス、ストリウスは「始まりの5人」としてワンダーワールドに降り立つ。「全知全能の書/大いなる書」によって誕生したワンダーワールドこそが、5人が求めていた「知識の源」であった。
全知全能の書は、神話、物語、生物、科学技術の源、そして人類の歴史などが記された森羅万象を司る、はるか昔に世界を創造した大いなる力と知識を秘めた本である。
レジエル、ズオス、ストリウスの3人はその力に魅せられ、全知全能の書の1ページをそれぞれ取り込み、それぞれ「幻獣」、「生物」、「物語」を司る怪人・メギドに変貌してしまう。全知全能の書のさらなる力を求めたメギドたちは、本を守ろうとするビクトールたちと衝突し、やがて争いが始まる。
巫女はこのことに心痛し、自らの消滅と引き換えに全知全能の書をバラバラにしたのだった。全知全能の書は、本の一部と本に記された個々の伝承を秘めたワンダーライドブックに分裂する。マスターロゴスとビクトールは本の一部を分け合い、マスターロゴスは現実世界に戻ってソードオブロゴスを創り、ビクトールは「タッセル」と名を変えてワンダーワールドに残って、全知全能の書を守り続けることにしたのだった。本を守るソードオブロゴスの剣士・仮面ライダーとメギドの戦いはその後も続くのであった。

仮面ライダーへの変身

仮面ライダーセイバーへの変身を果たした神山飛羽真(かみやまとうま)

小説家の神山飛羽真(かみやまとうま)は15年間、幼い自分の目の前で異世界に吸い込まれる少女と、自分をかばい怪物たちと戦う剣士の夢を見続けていた。また、飛羽真はその夢の中に登場する「ブレイブドラゴンワンダーライドブック」を実際に所持していた。
ある日、飛羽真が担当編集者の須藤芽依(すどうめい)と外出した先で、街が異世界と入れ替わる事件に巻き込まれる。それは、メギドの手によって起こされたものだった。レジエルたちは手下のメギド魔人に街を襲撃させる。街の転移は、メギドが手にしている本によって行われたということを知った飛羽真は、「確かに本には世界を変える力がある。だけど、それは人々を幸せにする力だ!」と言い放ち、メギドに立ち向かう。
そんな飛羽真の前に聖剣・火炎剣烈火が現れる。飛羽真は剣を手にし、「ブレイブドラゴンワンダーライドブック」と聖剣の力で炎の剣士・仮面ライダーセイバーに変身する。セイバーの活躍によってメギドは撃破され、街も元の世界に戻されたのであった。

ソードオブロゴスの仲間たちとメギドの脅威

飛羽真の営む書店にて、彼の前に水の剣士・仮面ライダーブレイズの変身者・新堂倫太郎(しんどうりんたろう)が現れる。倫太郎の目的は、飛羽真からブレイブドラゴンワンダーライドブックと火炎剣烈火を回収することだった。しかし、飛羽真はこれを拒否し、倫太郎はソフィアという人物からの指示で、組織・ソードオブロゴスの拠点・ノーザンベースに彼を連れていくことにした。飛羽真はそこで、全知全能の書の守護者・ソフィアと邂逅する。飛羽真はソフィアや倫太郎から、彼女や聖剣に選ばれた剣士たちが全知全能の書を守護し、メギドから世界の均衡を守るため戦っているというソードオブロゴスの実態と、闇の剣士・仮面ライダーカリバーが組織を裏切り、多くのワンダーブックを奪ってメギドに寝返ったこと、そしてカリバーたちは分裂した全知全能の書に代わる本・アルターブックを作り世界を書き換えて支配しようとしていることを伝えられる。ソフィアは飛羽真に、火炎剣烈火が彼を剣士として相応しいと判断してセイバーに変身する力を与えたと言い、これからのことは委ねることにした。飛羽真は、仮面ライダーとして戦うことを自分の使命と捉え、ソードオブロゴスに協力し、メギドと戦うことを決意したのだった。
飛羽真は、ソードオブロゴスに所属する剣士たちと出会う。倫太郎をはじめ、飛羽真の幼少期の友人、雷の剣士・仮面ライダーエスパーダこと富加宮賢人(ふかみやけんと)、ソードオブロゴス最強の剣士で1児の父、土の剣士・仮面ライダーバスターこと尾上亮(おがみりょう)、賢人に憧憬し、強さを追い求める若き戦士、風の剣士・仮面ライダー剣斬(けんざん)こと緋道蓮(あかみちれん)、刀鍛冶師やワンダーライドブックの開発・メンテナンスを行うメカニックの側面も持つ、音の剣士・仮面ライダースラッシュこと大秦寺哲雄(だいしんじてつお)の他の仮面ライダーたちとメギドに立ち向かっていく。

仮面ライダーの敵・メギドは、レジエル、ズオス、ストリウスの3人が率いる悪の集団であり、またそこから誕生した本の魔人である。彼らの目的は、全知全能の書に代わる書・黒い本を完成させて、ワンダーワールドを支配することである。その手段は、一定範囲の現実世界をワンダーワールドと接続し、その区域をメギド魔人の行動によって現実世界をワンダーワールドと入れ替えるというものである。そんなメギドと、ソードオブロゴスを裏切った仮面ライダーカリバーは協力関係にあった。飛羽真たちが強くなっていく一方で、カリバーが強力なメギド・デザストを復活させるなど、メギド陣営も戦力を蓄えていく。カリバーの変身者は、賢人の父・富加宮隼人(ふかみやはやと)であり、反逆者を父に持つということに賢人は罪悪感を持っていた。

飛羽真の過去とカリバーの真実

飛羽真が15年間見続けていた夢は、実は彼の幼少期の実体験であった。夢に出てくる少女はルナという名で、飛羽真、賢人、ルナは、幼馴染の3人組だった。15年前、カリバーとメギドは現実世界とワンダーワールドを繋ごうとした。ルナは世界とワンダーワールドのつなぎ目に吸い込まれてしまい、飛羽真自身は先代の仮面ライダーセイバーに守られるも、彼は飛羽真にブレイブドラゴンのブックを残して姿を消す。飛羽真はこの悲劇のショックから、ルナの存在といった幼少期の記憶を忘れてしまっていた。
セイバーとして戦う中で飛羽真はこれらの記憶を思い出し、ルナと再会するという新たな目的を得たのであった。

日々の戦いや鍛錬の中で成長した飛羽真は、倫太郎と賢人とのコンビネーションでカリバーを変身解除にまで追い込むも、その正体は、賢人の父・隼人ではなく、15年前に飛羽真を守り姿を消した先代セイバー・上條大地(かみじょうだいち)だと判明する。3人が困惑する間に大地は去り、彼を取り逃してしまう。メギドのアジトに帰還した大地は、メギドが新たに作り出したワンダーライドブック・ジャオウドラゴンワンダーライドブックを手にし、新たな力を手に入れたのだった。
大地は賢人に、15年前の事件の時に自分が隼人を裏切り者として斬り、彼からカリバーの聖剣を奪ったことを自白する。大地は、かつて隼人が試みたように、世界とワンダーワールドを繋ごうとする。賢人は15年間の因縁を終わらせるため、1人で大地に挑むも、ジャオウドラゴンの力で強化されたカリバーに返り討ちにされてしまう。カリバーの持つ闇の聖剣・闇黒剣月闇(あんこくけんくらやみ)に斬られた賢人は、闇の力に浸食されてしまうのだった。
飛羽真たちは、大地の計画を阻止し、賢人を闇から解放するためにカリバーを倒し、闇黒剣月闇を手に入れようとする。しかし、カリバーは強力で、剣士たちを退けていく。それでも賢人や街を救うため再び立ち上がった飛羽真の前に、ドラゴニックナイトワンダーライドブックが現れる。その本で飛羽真が変身したセイバー・ドラゴニックナイトはカリバーを倒すも、戦いの中で行方をくらました闇黒剣月闇を手に入れることはできなかった。悔し涙を流す飛羽真に賢人は感謝と世界の平和を託す言葉をかけ、飛羽真たちに看取られながら闇に飲まれて消滅した。

闇黒剣月闇を回収したカリバーたちは、再び世界とワンダーワールドを繋ぐ扉を開こうとする。彼らの目的を止めるため、飛羽真たちは賢人のワンダーライドブックを手に立ち向かう。カリバーとそれを追ったセイバーは、世界とワンダーワールドが繋がって開いた扉の先にある、全知全能の書の目次である「目次録」へ至る道へと飛び込んだ。カリバー、メギドはその目次録を基に全知全能の書を復活させようとしていた。メギドが全知全能の書を狙う目的は世界の支配だが、カリバーが全知全能の書を手に入れようとしたのは「真理」を知るためだった。

大地は飛羽真に15年前の真実を話す。
大地にとって隼人は仲間であり、無二の友であった。世界を救うために組織を裏切った隼人は、あの日、ルナを鍵として世界とワンダーワールドを繋ごうとする。大地は結局隼人を斬り、ルナを助け出すことも叶わなかった。大地は、隼人が変わってしまったのはソードオブロゴスが原因であると考え、闇の剣士の座を継ぎ、組織を裏切って組織の真実を暴くために表舞台から姿を消したのだった。
それを聞いた飛羽真はいかなる大義のためであっても仲間を裏切ることを否定し、2人は再び変身して剣を交える。結果は飛羽真の勝利となり、大地は彼にソードオブロゴスに潜む敵を暴く使命を託した。その直後、大地はデザストに背後から剣で貫かれて最期を迎え、闇黒剣月闇も何者かによって奪われてしまう。その後、飛羽真は現実世界に帰還し、ワンダーワールドへの扉は剣士たちによって塞がれたのだった。飛羽真は全ての元凶である組織の裏切り者を見つけだそうと心に決めるのだった。

仲間との対立と光の剣士

カリバーとの戦いを終えるも、賢人の消失やソフィアの行方不明事件など問題は残っていた。そんな中、飛羽真の前に、ソードオブロゴス・サウザンベースからの使者・神代玲花(しんだいれいか)が現れる。玲花は飛羽真に、共にサウザンベースで働かないかとスカウトを持ち掛けるが、飛羽真はノーザンベースの仲間たちと戦いたいとこれを断った。玲花は「そうだといいけど」と意味深に言い残し、飛羽真のもとを去った。玲花は次にノーザンベースの剣士たちのところへ赴き、ソフィアは現在メギドの手中にあること、飛羽真が隼人や大地のように「大いなる力」を求めて組織を裏切るかもしれないことを語った。ノーザンベースの守護者であるソフィアが不在の今、倫太郎たちはサウザンベースの指示に従って動くことになる。飛羽真に対して疑念を持ち始めた倫太郎たちは、玲花からの指示で、彼に聖剣とワンダーライドブックを返してほしいと迫る。しかし、ソードオブロゴスに裏切り者がいると考えている飛羽真がこれを拒否したことで、倫太郎たちは羽真への不信感を強める。変身して襲い掛かる倫太郎たちに対して、飛羽真は仲間に剣を向けることができずにいた。
一方的に追い込まれるセイバーを庇うように1人の男が現れ、1本の剣に変身するとブレイズたち4人の剣士を圧倒して退けた。飛羽真を窮地から救った男は、光の剣士もとい光の剣・仮面ライダー最光(さいこう)の変身者・ユーリと名乗った。

飛羽真が光の聖剣と接触したことで、玲花は倫太郎たちに火炎剣烈火に加えて光の剣の回収も命じる。対して倫太郎たちは、1度は飛羽真と剣を交えるも彼を疑いきれず、玲花にはこちらに任せてほしいと頼んだ。飛羽真を炎の剣士として認め、彼と共に戦うことを選んだ哲雄と亮に対して、賢人を殺めた大地を擁護する飛羽真を許せない蓮、飛羽真と家族同然の組織のどちらを信じるか倫太郎は葛藤していた。結局2人は組織への忠誠を貫き、玲花より招かれたサウザンベースで組織のトップ・現マスターロゴスのイザクと邂逅するのだった。イザクは特に倫太郎の忠誠心を買っており、彼に飛羽真の処刑を命じたのだった。

封印されし本と賢人の復活

目次録への扉が開いたことで、ワンダーワールドを視認できる人間が現れた。ストリウスは、そのような人々に白いアルターライドブックを埋め込んでメギド魔人を生み出す。この新型メギド魔人は、埋め込まれたアルターライドブックの編纂が完了すればもとの人間は消滅してしまい、一方で攻撃して撃破してしまえば人間も一緒に殺めることになる。メギド魔人と人間を分離する方法は、完成してメギド魔人から排出された直後のアルターライドブックを破壊するか、仮面ライダー最光、つまり光剛剣最光(こうごうけんさいこう)による斬撃、または覚醒した火炎剣烈火による魔人の撃破しかない。スラッシュ、バスターの協力も得、飛羽真は最光とともにメギドから人々を救っていた。
しかし、その裏でストリウスの暗躍があった。ストリウスはサウザンベースに忍び込み、1冊の禁書を持ち出すが、飛羽真との戦闘の中で奪回される。プリミティブドラゴンワンダーライドブックという名のその本は、飛羽真を目に映る者全てに襲い掛かる破壊の狂戦士、セイバー・プリミティブドラゴンに変えてしまう。暴走して大切な人までも傷つけてしまいかねない強大な力に飛羽真は翻弄されるのだった。
そんな中、芽衣の働きかけで、飛羽真と倫太郎は和解の契機を得る。倫太郎は、プリミティブドラゴンによる暴走という課題を抱えながらも、成すべきことのために進み続ける飛羽真の覚悟を見届けようと決意したのだった。一方、玲花は煙の剣士・仮面ライダーサーベラという正体を表しノーザンベースを襲撃、そこにいたスラッシュ、バスターを圧倒する。そこに飛羽真が駆け付けるが、強制的にプリミティブドラゴンに変身、暴走してしまう。その時、セイバーの前にカリバーが現れ、戦いは2人の一騎打ちとなった。最終的に両者変身解除となり、カリバーの正体は消えたはずだった賢人だと判明したのだった。闇黒剣月闇によって斬られた賢人は、死ぬことなく闇の中に取り込まれていた。そこで賢人は、幾度と世界が破滅を辿る未来を見ていた。聖剣がある限り、全知全能の書が完成して世界が滅んでしまう。賢人は世界の破滅を防ぐため、闇黒剣月闇をもってすべての聖剣を封印しようとしていたのであった。賢人は手始めに哲雄の音の聖剣・音銃剣錫音を封印しその場を去っていった。賢人の生存を知った蓮は彼を探しに組織を離れ、組織に仕えるノーザンベースの剣士は倫太郎のみとなった。

暴走の克服と倫太郎の覚悟

飛羽真はプリミティブドラゴンに変身する度に、雨が降る暗い森で1人の少年が悲しそうにしているヴィジョンを見ていた。ある時、その少年は飛羽真に「君も哀しいの?」と語りかけてきたことがあり、それを機に、飛羽真はこの少年とコンタクトをとることを試みる。少年の正体は、プリミティブドラゴンワンダーライドブックの宿す物語に登場するドラゴンの心の具現だった。かつてドラゴンと人間は仲良く暮らしていたが、彼らを恐れた人間が彼らを狩り、仲間を失ったプリミティブドラゴンは孤独の悲しみに暮れていたのである。友達が欲しいと嘆くドラゴンの悲しみに、飛羽真は寄り添い、君には自然という友達がついているとプリミティブドラゴンの物語に続きを綴った。飛羽真はプリミティブドラゴンの続編・エレメンタルドラゴンワンダーライドブックを生み出し、2冊の本の力でセイバー・エレメンタルプリミティブドラゴンに変身する。その強大な力で、街で暴れていたレジエルを撃破したのだった。戦いのあと、飛羽真の前にタッセルが姿を現し、プリミティブドラゴンの心を救ったことへの感謝と、世界が破滅に近づいていることを忠告し、去るのだった。また、飛羽真がプリミティブドラゴンの力を制御し戦った姿を見た倫太郎は覚悟を決め、同じくその場にいた賢人は「それでも未来は変わらない」と呟いて各々その場を去ったのだった。
倫太郎は組織からの離反を申し出るべくサウザンベースを訪問する。そこで監禁されているソフィアと彼女を尋問する玲花を見、さらに組織の長であるイザクこそが飛羽真たちが話した「組織に潜む真の敵」であることを知る。ソフィアは後に賢人が救出したが、今のソードオブロゴスには自分の信じてきた高尚な正義が存在しないことに絶望した倫太郎は、イザクに斬りかかるも、その場に居合わせた玲花の兄で仮面ライダーデュランダルである、神代凌牙(しんだいりょうが)に阻止され、さらに反撃を食らう。倫太郎は、飛羽真の助けによってサウザンベースを脱出し、その後一緒に組織を正そうと彼と和解したのだった。倫太郎は、イザクの邪悪な目論みを知って組織を見限り、飛羽真たち「家族」をを守る剣士になると覚悟を決める。その覚悟に呼応したノーザンベースに収められた全知全能の書の一部はタテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックとなり、倫太郎は新たに得た力でズオスを倒した。

セイバーの覚醒

刃王剣十聖刃を手に構える仮面ライダークロスセイバー

飛羽真の周りで起こった一連の出来事の裏で、神代兄妹を通じてワンダーライドブックや聖剣を回収していたイザクが遂に動き出す。イザクは仮面ライダーファルシオンである封印されし剣士・バハトを復活させるなど、飛羽真たちにとって更なる厄災の種をまく。ある日、飛羽真が賢人に会いに行った先で、イザクもまた姿を現した。彼は飛羽真たちに、全知全能の書の力を手に入れ、争いの人々の悲痛に満ちた世界の支配者となるという自身の野望を明かし、さらに隼人を唆して15年前の事件を起こさせたことなど人間やメギドは全て利用すると語った。仮面ライダーに変身して挑む飛羽真と賢人を、イザクは生身で圧倒する。飛羽真の聖剣と剣士から奪ったイザクの土と雷の聖剣がぶつかったことで、ワンダーワールドとの繋がりが生じ、その先にルナの姿が確認される。イザクはそれを見て不敵に笑い、1度退いた。
飛羽真・賢人とバハトが戦いのなかで聖剣がぶつかったことで次元の裂け目が開いたという経験から、飛羽真は聖剣同士をぶつけることで次元の裂け目が生じさせ、そこからルナを助け出す。飛羽真、賢人とルナの再会が叶うも、すぐにルナは玲花によって誘拐されてしまう。
イザクは全知全能の書復活の儀式を執り行おうとしていた。自身に従う神代兄妹と顕現したバハト、そして彼の計画を阻止すべく集まった剣士たちの聖剣とワンダーライドブックが揃うことで、儀式は始まり、ルナはイザクが全知全能の書を手に入れるための触媒にされてしまう。飛羽真によってルナは救出され、儀式は中断されるが、イザクは全知全能の書の不完全体・オムニフォースワンダーライドブックを手にし、儀式で力を使い果たしたルナは再びワンダーワールドへと消えてしまった。

イザクはオムニフォースワンダーライドブックを使って仮面ライダーソロモンに変身し、剣士たちを圧倒する。彼はマスターロゴスの家系に産まれながら、現実世界とワンダーワールドの均衡と平和を守るという一族の使命に倦厭し、日々の退屈から抜け出すために全知全能の書の大いなる力を手にしようと目論んだ。イザクが完全に世界を破壊する前に彼を止めようと剣士たちは再び立ち上がり、マスターロゴスとしての規範から大きく外れたイザクを見限った神代兄妹もそこに加わった。仮面ライダーソロモンの前に10人の剣士が集結し、さらに仮面ライダーファルシオンも乱入する。ファルシオンを退き、彼の聖剣・無銘剣虚無(むめいけんきょむ)が飛羽真の手に渡る。イザクに人間の思いの強さを説く飛羽真の言葉に呼応するように、剣士たちの聖剣が光り、全知を司る聖剣・刃王剣十聖刃(はおうけんくろすせいばー)が誕生する。飛羽真は刃王剣十聖刃で仮面ライダークロスセイバーに変身し、世界の崩壊を阻止した。
ソロモンもまた、クロスセイバーと剣士の強い思いの前に倒れる。イザクは満身創痍ながら生還し次なる反撃の機会を伺うも、ストリウスによって消滅させられる。残されたオムニフォースワンダーライドブックはストリウスによって回収された。

最後の敵・ストリウスとの戦い

ストリウスに最後の戦いを挑む3剣士(左からブレイズ、セイバー、エスパーダ)

ノーザンベースの飛羽真たちの前に、タッセルが現れる。彼は飛羽真たちに、自分がビクトールという名だった頃の、2000年前の出来事を語る。タッセルは残された全知全能の書の一部を手にしたことで現実に干渉することが出来なくなってしまい、長い間剣士とメギドの戦いを傍観するしかできなかったこと、最初の聖剣・光剛剣最光と闇黒剣月闇を生み出したことを話した。加えて、ルナの正体が2000年前の巫女と同じく現実世界とワンダーワールドの2つの世界をつなぐ存在であり、彼女は全知全能の書の物語の主人公として飛羽真を選んだこと、そして、飛羽真はルナとの再会が叶えばワンダーワールドの力を手にするが、その代償として現実世界から消えてしまうことを告げる。それでもルナに会いたいかと尋ねるタッセルに、飛羽真はルナとは会うが、これからも仲間と一緒にいるために自分に定められた未来を変えると自身の覚悟を語って応えた。それを聞いたタッセルはワンダーワールドに戻り、彼の家に匿っていたルナを飛羽真と引き合わせようとする。しかし、彼の家にいたのはルナではなく、ストリウスだった。ストリウスはタッセルの持つ全知全能の書の力を欲し、彼を手にかけようとする。かつて旅路を共にした「はじまりの5人」は今やタッセルとストリウスしかおらず、タッセルはなぜ自分たちが大いなる力を求めていたのか思い出してほしいとストリウスに説得を試みる。ストリウスも、初めて全知全能の書を手にし、仲間たちと喜び合った記憶を思い出す。全知全能の書を読んで世界の終焉を知ったと話すストリウスに、タッセルは自分も世界の結末を知ったが、飛羽真とルナという希望が生まれたと語る。しかし、タッセルの言葉はストリウスに届かず、彼はタッセルを剣で貫き、彼の全知全能の書を手にしたのだった。
ストリウスは、大量のアルターライドブックに自身とレジエル、ズオスが手にした全知全能の書のページと、オムニフォースワンダーライドブック、そしてタッセルの書を融合し、世界を終焉に導く本・グリモワールワンダーライドブックを完成させる。全知全能の書に限りなく近いその本でストリウスは仮面ライダーストリウスに変身し、世界に美しく荘厳な終焉を導くと言い放ち飛羽真たちに最後の戦いを挑むのだった。

飛羽真、賢人の前に大人の姿になったルナが現れ、幼き頃からの友だち3人組が15年前の「ずっと一緒」を遂に果たす。再会の喜びもつかの間、ストリウスによってワンダーワールドが現実世界の侵食しだし、ストリウスは最後の砦として巨大な塔を召喚する。飛羽真、賢人はストリウスとの決着をつけるべく仲間の剣士とともに塔へ向かう。ストリウスは四賢神・ロード・オブ・ワイズを召喚し、セイバーたちを迎え打たせる。剣士たちの剣技の生みの親であるロード・オブ・ワイズは強力な敵で、4人全員を倒すことができたものの大半の剣士が相打ちや体力の限界で倒れてしまい、ストリウスのもとに辿り着いたのは飛羽真のみとなった。ストリウスは飛羽真に全知全能の書の真実を語る。
全知全能の書には、世界についてその終焉に至るまで全て記されていた。飛羽真が炎の剣士に選ばれたことなど、彼らの数々の戦いや勝利もすべて全知全能の書によって定められていたことであり、ストリウスが世界の滅亡を企むのも全知全能の書が定めたシナリオに従っただけであった。さらに、ストリウスは、2000年前詩人であった自身が歴史に残る大傑作を作るも、それが全知全能の書が既に定めたことだと知り絶望した過去を語る。
今までの人類の轍は全知全能の書が与えらたものだと人間の創造力を否定するストリウスに飛羽真は物語は読者の中で続いていくと反論し、それぞれ仮面ライダーストリウス、仮面ライダークロスセイバーに変身し剣を交える。しかし、ワンダーワールドの崩壊によって、ワンダーライドブックの力が失われクロスセイバーの変身が解けてしまう。飛羽真にとどめを刺そうとストリウスは剣を振りかざすが、後から駆け付けた倫太郎と賢人がそれを防いだ。さらに、共に駆け付けたルナが飛羽真に新しい物語を作ってほしいと言い、飛羽真はそれに応える。ルナはワンダーワールドと融合し、そこに炎・水・雷・風・土・音の聖剣の力が加わることで新たなる全知全能の書・ワンダーオールマイティワンダーライドブックが誕生する。ワンダーオールマイティワンダーライドブックを手にした飛羽真は、仮面ライダーセイバー・ワンダーオールマイティに変身、倫太郎と賢人もブレイズ、エスパーダに変身してストリウスに立ち向かう。ワンダーオールマイティの持つ人間の想いの無限の可能性の力で遂にストリウスは倒された。しかし、定められた世界の崩壊はすでに始まってしまっていた。

ワンダーオールマイティワンダーライドブックと人々の想いによって忘れられない物語が紡がれたことで新しいワンダーワールドが誕生し、世界の崩壊は食い止められ、元の姿を取り戻した。しかし、飛羽真はワンダーワールドに消え、ワンダーライドブックもその力を失ってしまった。
1年後、新たなるワンダーワールドで飛羽真はひとつの物語を完成させる。それによってワンダーライドブックは力を取り戻し、飛羽真も現実世界に帰還し、仲間たちと再会する。その様子をルナはバハトやはじまりの5人とともにワンダーワールドから見守るのであった。

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『仮面ライダービルド』とは、2017年に放送された、仮面ライダーシリーズの作品。平成仮面ライダーシリーズの第19作目。全体的に物理学のモチーフが綴られた話になっている。ストーリーは記憶を失った天才物理学者・桐生戦兎と、無実を証明する為に脱獄した脱走犯・万丈龍我のバディによる謎解きと、北都・東都・西都の戦争などミリタリー要素が多く、シリアス要素が強い作品となっている。

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仮面ライダー(初代)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー(初代)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。45年以上の長きにわたって、日本の等身大ヒーローの代表格であり続けるシリーズの1作目となる番組である。ショッカーによる改造手術を受けて、自らが望まぬ圧倒的な力を得てしまった本郷猛と一文字隼人は、仲間の力を借りつつ、仮面ライダーとして明日も知れぬ戦いに身を投じていく。「人類の自由と平和」のために。

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仮面ライダー電王(Den-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー電王(Den-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー電王(Den-O)』とは、石ノ森章太郎原作の東映製作特撮テレビドラマシリーズの一つで「電車」がモチーフである仮面ライダーである。2007年1月28日~2008年1月20日までテレビ朝日系列で放送された。平成仮面ライダーの8作品目で、未来の人間の精神体である「イマジン」と呼ばれる怪人が過去の世界を支配して自分たちの良いように歴史を変えようとするが、仮面ライダー電王が「時の列車デンライナー」で現在と過去を行き来して悪のイマジンから現在の世界を守るために戦う時間SFストーリーである。

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仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウは、平成仮面ライダーシリーズ最後の作品である。2018年9月2日から2019年8月25日、毎週日曜日朝9時から9時30分のニチアサとして、テレビ朝日系列で放送された特撮作品だ。制作は東映、全49話放送。過去の平成仮面ライダーシリーズにおいて、仮面ライダーの変身者やヒロインなどのメインキャストがゲスト出演し、大きな話題となった。高校生である常磐ソウゴは仮面ライダージオウに変身し、未来を切り開く。

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009ノ1(石ノ森章太郎)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

009ノ1(石ノ森章太郎)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『009ノ1』(ゼロゼロナイン・ワン、ゼロゼロクノイチ)とは、1967年8月より1974年11月まで週刊漫画アクションで連載された石ノ森章太郎のSFスパイ・アクション作品。原作は漫画で、それを元にした映像作品が制作されている。サイボーグの女性を主人公として、当時の国際情勢のまま東西冷戦が続いていたと仮定している未来が舞台となっている。石ノ森章太郎が初めて青年向け漫画雑誌に掲載した作品で、性描写や救いのないストーリーがふんだんに盛り込まれた大人向けの作風が特徴である。

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仮面ライダーゼロワン(Zero-One)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーゼロワン(Zero-One)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーゼロワン』とは、東映制作で2019年に放送された仮面ライダーシリーズの特撮テレビドラマ。令和初の仮面ライダーシリーズ。主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワンは祖父が亡くなったため飛電インテリジェンス社長兼仮面ライダーゼロワンとして戦うことになる。人工知能搭載型ロボットヒューマギアを暴走させようとするサイバーテロリスト組織滅亡迅雷.netとの闘いや夢と情熱の大切さを描く。キャッチコピーは「令和仮面ライダー元年」、「世界最強の社長はただひとり!オレだ!」。

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人造人間キカイダー(Kikaida、Kikaider)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

人造人間キカイダー(Kikaida、Kikaider)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『人造人間キカイダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。キカイダー/ジローは不完全な人造人間として創られたことに悩みつつも、生みの親である光明寺博士を探しだし、ミツコとマサルの兄弟を守るために、ダーク破壊部隊のロボットと戦う。生前、石ノ森章太郎はこの作品に対して『仮面ライダー』よりも思い入れがあると話していた。

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仮面ライダーゴースト(Ghost)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーゴースト(Ghost)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーゴースト』とは、生と死をテーマにした仮面ライダーシリーズの第17作目である。2015年10月4日から2016年9月25日まで放送された。 主人公のタケルは、眼魔と呼ばれる怪物に襲われて命を失う。その後、死後の世界にて仙人と出会ったタケルは、仙人の力によって幽霊として現世に復活した。タケルは15個揃うと願いが叶う眼魂を集め、生き返るために仮面ライダーゴーストとして戦う事となる。 命の尊さに向き合うタケルの姿や格好いい戦闘シーンなどから、子供たちを中心として人気を得た作品だ。

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仮面ライダーガッチャード(GOTCHARD)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーガッチャード(GOTCHARD)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーガッチャード』とは、錬金術をモチーフとするヒーローの活躍を描く、令和仮面ライダーシリーズの第5作目にあたる特撮番組。複数の仮面ライダーが登場するのが当たり前だった令和仮面ライダーシリーズの中にあって、「仮面ライダーは主人公が変身する1人だけ」という原点回帰的な工夫で話題となった。 錬金術により生み出された、101体の人口生命体ケミーが解放された。その現場に居合わせた高校生の一ノ瀬宝太郎は、成り行きからガッチャードライバーを与えられ、ケミーの回収を任されることとなる。

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仮面ライダーX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーX(エックス)』とは、特撮テレビシリーズ「仮面ライダー」、「仮面ライダーV3」に続くシリーズ第3弾のタイトルであり、同時に主人公の名前でもある。秘密組織「GOD]が送り出す怪人たちと戦いながら、人々を守る仮面ライダーXの活躍を描くヒーロー物である。スマートなビジュアル、変化に富んだストーリー作り、シリーズ初のアンチヒーローや巨大ロボットが登場することなど、挑戦的な試みにあふれた意欲作である。1974年に、全35話が放映された。

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シン・仮面ライダー(庵野秀明)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シン・仮面ライダー(庵野秀明)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シン・仮面ライダー』(シンかめんライダー)とは、改造手術でバッタと融合させられた青年と、それを成した秘密結社ショッカーとの戦いを描いた、2023年の映画作品。日本を代表するクリエイターである庵野秀明が監督を務める、国民的特撮ヒーロー『仮面ライダー』の生誕50周年記念作品である。 バッタとの融合人間に改造された本郷猛は、恩師の娘である緑川ルリ子に巻き込まれる形で秘密結社ショッカーと戦うこととなる。当初成り行きで戦っていた彼は、やがて正義の意志に目覚め、ショッカーの暴威に立ち向かっていく。

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仮面ライダー1号(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー1号(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー1号』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を原典とした映画。45年の時を経て、再び藤岡弘、が本郷猛として、仇敵の地獄大使が率いるショッカーと、そして新たな敵ノバショッカーと戦う。「偉人の魂」を駆使して戦う若きライダー、仮面ライダーゴーストは共闘の後に言う。「本郷猛は永遠の英雄」と。

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仮面ライダーオーズ/OOOとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーオーズ/OOOとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーオーズ/OOO』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で、2010年9月5日から2012年8月28日まで全48話がテレビ放送された。平成仮面ライダーシリーズ第12作目。800年前に封印されたコアメダルの怪物、グリードが蘇った。火野映司(ひのえいじ)はオーズドライバーと3つのコアメダルを渡され仮面ライダーオーズに変身する。戦いの中で新たなコアメダルを獲得し、3つのメダルを差し替えて多彩なフォームチェンジができるなど大人にも子供にも人気の作品である。

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仮面ライダー鎧武(ガイム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー鎧武(ガイム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー鎧武(かめんライダーがいむ)とは、異界の森の侵略に立ち向かうヒーローたちの活躍を描いた、平成『仮面ライダー』第15作目の特撮番組。作中で主人公が変身するヒーローの名称でもある。 アルバイトで家計を助ける少年葛葉紘汰は、ある時不思議な森に迷い込み、そこで装着者を超人へと変身させる謎のベルトを手に入れる。同じタイミングで街の若者たちが同様のベルトを入手し、己の野望を叶えるためにこれを悪用。紘汰は時に彼らと戦い、時に協力しながら、不思議な森が招く世界の危機に立ち向かっていく。

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仮面ライダーキバ(Kiva)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーキバ(Kiva)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーキバ』は2008年から2009年にかけて、テレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分に放送された特撮番組。人間を食らう敵ファンガイアと、人間を守る謎の戦士仮面ライダーキバによる戦いを描いた。ファンガイアのモチーフに吸血鬼を取り入れるなど西洋ホラーの要素を入れつつ、異種族間の恋愛や三角関係など複雑な人間ドラマも組み込んだ作品である。

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ドラえもん のび太と翼の勇者たち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ドラえもん のび太と翼の勇者たち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』とは、2001年3月10日に公開されたアニメ映画作品である。 ドラえもんやのび太達は鳥人の少年グースケと出会い、彼が暮らすバードピアへ向かう。バードピアには大きな危険が迫っており、ドラえもん達はグースケや鳥人達を救う為に立ち上がる。 ギリシャ神話のイカロスの物語等、鳥人間に関する伝説から着想を得ており、鳥人に憧れたのび太が、ドラえもんの道具に頼らず自力で飛ぼうとする意欲な面を見せる。グースケ達との友情や心の痛みに向き合う事等、複雑な心理描写も描かれる。

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仮面ライダーフォーゼ(Fourze)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーフォーゼ(Fourze)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。

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仮面ライダーアマゾン(Amazon)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーアマゾン(Amazon)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーアマゾン』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』シリーズ第4弾のタイトルであり、同時に主役が変身するヒーローの名前である。通称、アマゾンライダーともよばれている。物語は、世界征服をたくらむ悪の組織ゲドンやガランダー帝国の放つ獣人(じゅうじん)と戦うアマゾンライダーの活躍を描いている。1974年10月から1975年3月までの間で、全24話が放映された。仮面ライダーシリーズの原点回帰を目指した作品と言われている。

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大病院占拠(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

大病院占拠(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『大病院占拠』とは、日本テレビで放送された嵐の櫻井翔主演のサスペンスドラマである。心の病で刑事を休職している武蔵三郎が、界星堂病院を占拠した鬼のテロリストから人質を救出しようとするストーリーとなっている。櫻井翔の他に、比嘉愛未、白洲迅、渡部篤郎など豪華キャストがドラマ出演している。ドラマの脚本は福田哲平、音楽はベイリー芦屋が担当する。鬼のテロリストによって次々と犯罪者の罪が暴かれていくシーンや犯行に及んだ理由も、ドラマの見どころのひとつである。

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劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)』とは、2019年に公開された特撮ヒーロー映画である。特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』の単独映画作品。興行収入11.7億円、観客動員数78.0万人を記録した。ソウゴは仮面ライダージオウとして平成ライダーの力であるライドウォッチを集めていた。全てのライドウォッチを集めた時、平成をやり直そうとする集団クォーツァーが現れた。平成に築いた人々の暮らしを守るため、ソウゴと仲間達がクォーツァーに立ち向かう。

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君の花になる(きみ花)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君の花になる(きみ花)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君の花になる』(きみ花)とは、売れない男性アイドルグループと、彼らの寮母となった主人公の奮闘を描くドラマである。主人公である元高校教師で挫折した経験のある寮母と、「デビューしたい」という夢を追い求めて生きる男性グループ(8LOOM)が、今の現状で満足していいのか、諦めるのかを悩みながらも夢を叶えようと奮闘していく。主人公が挫折した事のある経験から8LOOMへ後悔のないように今を精一杯生きて欲しいと願い、夢を叶えきる事や自分と向き合うことの大切さが描かれている。最終回の視聴率は5.4%である。

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平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(平ジェネFOREVER)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(平ジェネFOREVER)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』とは、2018年に東映系で公開された平成最後の仮面ライダーコラボ映画である。『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダービルド』のクロスオーバー作品となっている。仮面ライダージオウまでの歴代の平成ライダーが集結するファンも多い。常盤ソウゴと桐生戦兎の仲間の記憶がなくなっていく事件が発生していた。二人の前に現れたティードという男と彼に狙われる少年・久永シンゴを追いながら真実を解明していく特撮ヒーロードラマである。

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トリック(TRICK)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

トリック(TRICK)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『TRICK』とは、テレビ朝日系列で放送されたミステリードラマ。2000年にシーズン1、2002年にシーズン2、2003年にシーズン3が制作・放送された。シーズン1と2は深夜帯の放送にも関わらず人気は絶大で、テレビドラマの放送が終わった後もスペシャルドラマや劇場版が制作され、実に14年も続いた。マジシャンと物理学者の男女バディが、インチキ霊能力者のトリックを暴き、事件を解決に導くストーリー。ゆるくコミカルな場面とシリアスな展開のギャップが魅力的なドラマである。

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仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)』とは2020年に劇場上映、BD/DVDが発売された特撮ヒーローオリジナルビデオ作品である。『仮面ライダージオウ』のテレビシリーズの後日談で、主人公は仮面ライダーゲイツに変身する明光院景都。普通の高校生・明光院景都は謎のロボットに襲われ、戦いに巻き込まれてゆく。”守るために戦う”ことを決めた景都は仮面ライダーゲイツに変身した。景都が”救世主”を目指すきっかけとなった物語が描かれる。

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ロボット刑事とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ロボット刑事とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロボット刑事』とは、東映によって制作された1973年放送の特撮番組、及び同時期に『少年マガジン』で連載された石森章太郎作の漫画。変身ヒーローの全盛期に作られた作品だが、人間としての姿を持たない人型ロボットが主人公となっているのが特徴である。 人間には実行不可能な密室殺人が発生し、頭を抱える刑事たちの前に「K」を名乗るロボット刑事が現れる。事件の犯人もまたロボットであり、Kは刑事たちと共に犯人を撃破。次々に起こるロボットによる怪事件と、その裏に潜む犯罪組織バトーを相手に、Kたちの戦いが始まる。

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ロボット刑事の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ロボット刑事の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ロボット刑事』とは、1973年に放映されたテレビ番組の原作であり、『仮面ライダー』や、『サイボーグ009』で有名な石森章太郎が描いたSF漫画でもある。 物語は、優れた科学技術で作られた謎のロボット「K」が、機械嫌いのベテラン捜査官・芝刑事とコンビを組んで、悪人にロボットを貸す謎の組織「R・R・K・K」の正体を追うというものである。 ロボットでありながら人間の心を持つKを中心に様々な名言が生まれている。

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人気声優プロフィール・経歴・出演作品まとめ

人気声優プロフィール・経歴・出演作品まとめ

人気アニメや人気ゲームなどに出演されている声優の方々のプロフィール・経歴・出演作品をまとめた記事です。今まで声優さんに興味のなかった方や、アニメを観ていたりゲームをやっていて「この人がやってたんだ!」と気づくこともあると思いますので、記事を読んで楽しんで頂ければなと思います。 ※画質が悪い画像があります。ご了承ください。

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YouTuber「弟者」の魅力まとめ!大塚明夫と声がそっくりとネットで話題!

YouTuber「弟者」の魅力まとめ!大塚明夫と声がそっくりとネットで話題!

この記事では、弟者(おとじゃ)というYouTuberにどんな魅力があるのかをまとめました。実は彼、声優の大塚明夫と声がそっくりなんだそうです。もはや本人かと思ってしまうほど似てるらしいですよ!もちろん、声以外にもたくさん素敵なところがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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