仮面ライダービルド(Kamen Rider Build)のネタバレ解説まとめ

Og

『仮面ライダービルド』とは、2017年月から放送された、仮面ライダーシリーズの作品。平成仮面ライダーシリーズの第19作目。
全体的に物理学のモチーフが綴られた話になっている。
ストーリーは記憶を失った天才物理学者・桐生戦兎と、無実を証明する為に脱獄した脱走犯・万丈龍我のバディによる謎解きと、三国間の戦争などミリタリー要素が強く、シリアス要素が強い作品となっている。

『仮面ライダービルド』の概要

『仮面ライダービルド』とは、ボトルというカメラのフィルム入れにも似たボトル状のアイテムを用いて変身し、2つのボトルの力を利用して戦う仮面ライダーである。番組構成は、科学の正の側面と負の側面について、真正面から考えるものとなっており、戦兎の「科学の発展は平和の為」というスタンスと、「戦争になっても発展さえすればいい」というスタンスが、真正面からぶつかり合う。
キャッチコピーは「2つのボトルでベストマッチ!」、「さぁ、実験を始めようか」
(ベストマッチとは、相性の良いボトル同士の組み合わせの事。ベストマッチであるとより仮面ライダーのパフォーマンスとしての力がより発揮される。)
基本的には逆境になるビルドだが、どんな逆境に立たされても道を切り開くヒーローとして描かれており、ビルドが如何にピンチな状況を打破するかが、本作の注目すべきポイントとなっている。
また、主人公には「元から凄い人が変身しても面白みに欠ける」ということで単細胞の相棒、万丈龍我との掛け合いによって心情を吐くバディのスタイルを採る事にした。また制作側で以前考えられていた「脱獄して陰謀に立ち向かう」案を龍我に反映させ、仮面ライダービルドの主人公である桐生戦兎には記憶喪失のそれぞれの逆境要素を持たせた。

『仮面ライダービルド』のあらすじ・ストーリー

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宇宙飛行士である石動惣一が火星での遺跡探索によってパンドラボックスを見つけたシーン。

10年前、初めて日本の有人探査機が火星に着陸し、火星から持ち帰られた謎の箱・パンドラボックスから放たれた光により、日本を3つに分かつスカイウォールと呼ばれる巨大な壁が出現。日本列島は北都(北海道と東北地方)、東都(関東地方)、西都(西日本)と3つの首都に分断されるという異常事態になっていた。これを、『スカイウォールの惨劇』と人々は呼んでいた。

東都編

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作中の一番最初で、仮面ライダービルドが人を襲っているスマッシュに立ち向かうシーン。

東都にて、一般には正体が知られていない仮面ライダービルド、その変身者である桐生戦兎は正体不明の怪物スマッシュから人々を守る為に戦っていた。
記憶喪失である桐生戦兎は、殺人の冤罪を訴える脱獄犯・万丈龍我を捕まえようとする東都の手先やスマッシュから守り、龍我の冤罪を晴らす為に匿う事にしたのだ。
龍我の冤罪を晴らす事が、自分を人体実験した秘密結社ファウストを探る事に繋がり、自分の失われた記憶を取り戻す切っ掛けになると考えた戦兎は、東都に追われつつ、ファウストに立ち向かうのであった。
それ以降、戦兎は過去を取り戻す為に、龍我は冤罪を晴らす証拠を求める為に戦いに身を投じる。そして、2人は戦いの中ドラゴンの成分が入ったフルボトル、ドラゴンフルボトルを手に入れる。そのボトルを、戦兎が開発した龍型の変身アイテム『クローズドラゴン』に差し、さらにドラゴンフルボトルをクローズドラゴンに差した状態で、それらを仮面ライダーの変身ベルトであるビルドドライバーへ装填し、龍の仮面ライダー、『仮面ライダークローズ』へと龍我は変身する事ができるようになる。戦いの中、冤罪で龍我が殺したとされる人物、葛城巧を殺した犯人が戦兎であると龍我が疑ったりする等の衝突はあったものの、お互いに信頼しあって協力してファウストと戦っていく。ファウストの手によりスマッシュにされた人達を助けながら、スマッシュの成分からフルボトルに必要な成分をボトルに採取し、仮面ライダービルドの形態変化に必要なフルボトルを集めていく。集めたフルボトルは、フルボトルを変身アイテムにする能力を持つ石動美空に浄化してもらい、ようやくビルドの形態変化に必要なアイテムになる。
事件を追っていくにつれて、葛城巧の素性についても明らかになっていく。葛城巧は人間にスカイウォールから発生する特殊なガス、ネビュラガスを人間に注入する人体実験を強行した事により、「悪魔の科学者」とも言われる人物だった。葛城巧はファウストの創設者でもあり、仮面ライダービルドに関する計画、「プロジェクト・ビルド」を始めた人物だった。プロジェクト・ビルドは、「防衛システムとして仮面ライダーを作る」というものである。またこの計画から、葛城巧が仮面ライダービルドを開発したのだと判明した。恋人をその実験で失った龍我からは葛城共々否定的に見られているが、戦兎は内容が科学に貢献するものだと見ていた為肯定的だった。龍我は「悪魔の科学者の片棒を担ぐのか」と戦兎に食いかかるも、戦兎は「科学者は悪くない。科学者を利用するのは周囲の思惑だ」と反論する。その後、美空は何故戦兎が葛城をかばうのかについて、龍我に「戦兎は科学の力を信じてる。だからこそ葛城巧を責めるんじゃなくて、『それを正しい事に使われなかった現実を何とかしたい』、そう思ってるんじゃない?」と諭した。
そしてファウストによる人体実験で記憶に多大な障害を負っていた鍋島正弘が記憶を取り戻し、戦兎達に以前助けてもらった恩の為に、ある情報を提供する。それは、戦兎を拾った人物であるカフェnascitaのマスター・石動惣一がファウストの幹部、ブラッドスタークということだった。戦兎はブラッドスタークと戦おうとするも、ブラッドスターク=石動惣一が記憶喪失だった自分を拾ってくれ、仮面ライダービルドという役割を与えてくれた人物だったので、倒すという事を実行できなかった。そこで、ブラッドスタークから「(ファウストに捕まっていた)美空を連れ出したのは、恐怖を与えてもボトルの浄化は上手くいかないから、ファウストの元から連れ出して仮面ライダーの力に繋がる浄化をする事が、正義の為だと認識させようとして連れ出した。お前は仮面ライダーごっこをやっていたにすぎない」と聞かされる。そこで戦兎は散々コケにされた事に怒り、「俺達がやってきた事は幻なんかじゃない。俺も、こいつ(龍我)も誰かの力になりたくて戦ってきたんだ。誰かを守る為に何度も立ち上がってきたんだ。あんた(ブラッドスターク)がいなくても、俺には守るものがある。俺が信じる正義の為に、あんたを倒す!」と、戦兎は自分の信念を奮い立たせて、パンドラボックスの光の影響を受けて開発したアイテム、ラビットタンクスパークリングを取り出す。そして仮面ライダービルドの強化形態、ラビットタンクスパークリングフォームとなり、ブラッドスタークを撃破する。そして、ブラッドスタークの口から、ファウストの主メンバーであるナイトローグの正体が東都政府首相補佐官兼、東都の研究組織、東都先端物質学研究所の所長である氷室幻徳であると知らされる。
パンドラボックスを取り戻そうとする、ファウストのリーダーである氷室幻徳がブラッドスタークの変身者である石動惣一からのタレコミを聞いてnascitaを捜索するも、戦兎たちはパンドラボックスを持って場所を別にしていた。
その場所すらも幻徳に嗅ぎ付けられるが、ビルドのラビットタンクスパークリングフォームとクローズにより、氷室幻徳が変身したナイトローグは撃退される。その後、幻徳がファウストの主メンバーと知った東都の首相・氷室泰山によって、幻徳は補佐官の座から降りさせられる。
ビルド達とナイトローグが戦った場所から幻徳が去る前に、戦兎は幻徳から自身の正体について、龍我が殺したと扱われていた葛城巧なのだと告げられる。
戦兎の正体は、元となった葛城巧がブラッドスタークにより記憶を消去され、ブラッドスタークに釣りだされた挙句葛城の代わりに殺された一般人佐藤太郎の顔にされたという人物である。それ以降、石動惣一に拾われ、仮面ライダービルドとしての役割と与えられたのだった。
自分が様々な事件の原因だと知り、意気消沈するが、龍我から、「誰かの力になりたくて戦ってきたんだろ! 誰かの為に立ち上がってきたんだろ! それができるのは、葛城巧でも、佐藤太郎でもねぇ、桐生戦兎だけだろが!」という叱咤を受ける。それは、今まで桐生戦兎が桐生戦兎として、仮面ライダービルドとして戦ってきた事の今までがあるとの叫びだった。それは戦兎にとって今後のアイデンティティを形成する程の言葉となり、戦兎は仮面ライダービルドとして戦う事を決めていく。

戦争編

対北都戦

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北都と東都との戦争を報じるニュースキャスターのシーン

東都が持つパンドラボックスを狙って北都が東都に戦争を仕掛ける。北都はスマッシュやガーディアンを用いて戦いを仕掛ける。それらの戦力だけでなく、元々は戦兎が開発した変身ベルト・スクラッシュドライバーと仮面ライダーの変身アイテム・スクラッシュゼリーを用いて変身する、仮面ライダーグリスこと猿渡一海が主戦力として東都と戦いを繰り広げる。更には北都の意思を持ったスマッシュである、猿渡の三人の部下・北都三羽ガラス(通称三羽ガラス)が攻めてきた。
何故スクラッシュドライバーのデータが北都にあったかというと、石動惣一が戦兎の研究データをコピーして北都へ渡したからである。
戦兎と龍我は東都政府首相代理として復帰した幻徳に、無理矢理東都の兵器とされ、北都と戦争をする事になるが、仮面ライダーグリスの実力の前になすすべもなく圧倒されてしまう。
龍我は戦兎が葛城が遺していたデータから開発した、スクラッシュドライバーを勝手に持ち出して、クローズの強化形態、クローズチャージへと変身する。この事により、三羽ガラスには対抗できるようにはなったものの、グリスには太刀打ちができなかった。
戦兎達がグリス達に全く対抗できていないのを見て、技術提供等を理由として北都側にいるブラッドスタークから、「戦兎と龍我、お前たちが強くなることが目的」と称して強化アイテム、ハザードトリガーを渡される。しかしそのアイテムは、仮面ライダーとしての力を上げるものの、自我を失う可能性があると説明される。
北都の度重なる侵攻とボトルの強奪に業を煮やした氷室幻徳は、仮面ライダーグリスと三羽ガラスを罠にはめ、その隙に龍我に命じて北都へと侵攻しようとする。龍我も戦争を戦兎の為に早く終わらせようと命令に従う。龍我と東都軍はスカイウォールへと続く道、スカイロードへと行くも、罠から脱した三羽ガラスにより進軍を止められる。
龍我と東都軍の北都侵攻を止める為、戦兎がハザードトリガーを用いたビルドの強化形態・ハザードフォームになってクローズと相対する。しかし、ハザードトリガーの影響で暴走してしまい、近くにいた三羽ガラスの1人、青羽の命を奪ってしまう。
後から来たグリスの手によりビルドの暴走は止められたが、戦兎はスマッシュであるものの人の命を奪ってしまったという事実に対して非常に強いショックを受けてしまい、戦意を喪失してしまう。
その後も青羽の死んだ現場に向かって花を添えてひたすら謝ったり、同じく見舞いに来た一海に対し、「気が済むまで殴って欲しい」と請う等、相当精神がまいっていた状態であったが、一海は「あいつは弱かったから死んだ。お前のせいじゃない」と諭す。
しかし、一海は青羽が死んだ事を完全に割り切ったワケではなく、仇を取る意味でも、氷室泰山と北都の首相・多治見喜子の話し合いにより決定した、勝利したら相手を従わせることができる仮面ライダー同士の決闘・代表戦にて「お前を倒す」と宣言した。
それでも戦兎の戦意は戻らず、迷っている所を石動惣一に声を掛けられる。
石動惣一は戦兎に「お前が出ない場合、誰が代わりに出ると思う? 万丈だ」「アイツ(龍我)じゃ勝てない」「クローズが負けたら、市民はこぞってアイツを非難するだろう」と、自分が出なければ龍我が酷い目にあってしまうという現実を突きつけられ、惣一から惣一が勝手に持ち出してきた北都と西都のフルボトルを渡される。そして、戦兎は半ば無理やりにでも戦う意思を焚きつけ、代表戦に出る事に決める。
訪れた代表戦。ビルドは渡されたフルボトルを用いて多種多様なフォームに形態変化し、グリスを圧倒する。しかし、グリス側も仲間と北都の為に負けられない立場ではあるので、ビルドを相手に拮抗していく。
ビルドはラビットタンクスパークリングフォームまで用いるが、それでもグリスにはかなわない。ビルドは迷った挙句ハザードフォームになり、グリスに勝利する。ここで、代表戦は東都の勝利となった。
しかし、また暴走してしまい、変身解除になった一海に手を掛けようとするが、そこに龍我がスクラッシュドライバーを用いて変身したクローズの強化形態、クローズチャージに変身した龍我が戦兎を止める。龍我はここでもクローズチャージの力を制御できずにいたが、龍我は戦兎の為にと思い、こぞという時に自分自身に拳を叩きこみ、無理矢理スクラッシュドライバーの力を制御する。そこでビルドに必殺技を叩きこみ、ビルドを変身解除させた。
負けたグリス達は、(主に一海がネットアイドルのみーたん=美空との)別れを惜しみつつ北都に帰ろうとする。代表戦で負けた事に納得がいかない多治見は全戦力を持って東都に侵攻しようとするも、ブラッドスタークの裏切りにより西都の戦力に北都を占領されてしまう。ブラッドスタークは初めから西都に北都を乗っ取らせるつもりでいたのだった。
今度は西都が東都に対し、戦争を仕掛けてきたのであった。

対西都戦

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仮面ライダーローグ。仮面ライダービルドと初めて遭遇したシーン

北都に戻った三羽ガラスとグリスは、自分たちの農場、「俺達の猿渡ファーム」を占領した北都の戦士、鷲尾兄弟の鷲尾風と鷲尾雷がそれぞれ変身した姿、リモコンブロス、エンジンブロスと戦うも、圧倒され、三羽ガラスの1人、黄羽が死んでしまう。
一海は戦兎達と共に西都と戦う事を決め、西都との戦いに身を投じていく。
リモコンブロス、ヘルブロスと戦い戦兎達が勝つも、そこで東都を追放され、西都で鰐の仮面ライダー、仮面ライダーローグとなって東都へ戻ってきた氷室幻徳に完膚なきまでに圧倒されてしまう。
仮面ライダーローグ、リモコンブロス、ヘルブロスに追い込まれた戦兎、龍我、一海の三人は命を奪われそうになるも、そこに普段とは様子が違う美空が現れ、西都側の勢力をスカイウォールの向こう側に追い出す。
戦兎達はパンドラボックスの警護に当たり、その際にスパイをあぶりだす為にわざと警護場所が違う事をバラバラに告げていた。それにより東都機械工場に鷲尾兄弟が現れ、仮面ライダー達は迎撃に当たる。しかし、1人パンドラッボクスを護衛していた三羽ガラスの赤羽の元に、仮面ライダーローグが現れ、仮面ライダー達が駆けつけるも、目の前で赤羽の命は奪われてしまう。
三人がかりでローグに挑むもローグ1人に圧倒され、ビルドは止む無くハザードフォームになる。しかし、ローグにより攻撃対象をグリス、クローズ側に誘導され、更にはパンドラボックスを奪われてしまう。
そこに美空が現れ、ビルドは美空にまで襲うが、美空が身に着けているバングルの不思議な力により、ビルドの暴走が抑えられる。
一海は「パンドラッボクスの本当の警護場所は自分達の身の回りにしか伝えていなかった」という状況を省みて、「自分達の身近な人物がスパイ」であると気付いた。
一海はスカイウォール近くの道、スカイロードに三羽ガラスの三人のバンダナを結んだ手製の墓を建て、消滅間際の赤羽との約束通りドッグタグを遺骨の代わりに埋めて形だけでも埋葬を済ませた。
そこへ後を追ってやってきた龍我と共に、代表戦が始まるまでに強くなる為の特訓に励みだした。
迎えた西都と東都・北都の連合の代表戦、3対3の戦いとなった。
初戦は鷲尾兄弟の弟、鷲尾雷ことエンジンブロスと、仮面ライダーグリスの戦いとなる。最初はグリスは苦戦するも、仲間の遺志を引き継いだグリスは力を発揮し、エンジンブロスに勝利する。
その後一海は、戦兎の仲間であり、フリーのジャーナリストである滝川紗羽からお願いをされ、ある場所に向かう。
次戦はクローズと、鷲尾兄弟の兄・鷲尾風が相対する。風は鷲尾兄弟が変身する兵器、新カイザーシステムの変身に必要なアイテム、ギアを二つ用いる事によって変身する形態、ヘルブロスが試合を行う事となる。最初はヘルブロスという変身形態での攻撃による初見殺し効果でクローズを圧倒していたものの、クローズは戦闘力の数値であるハザードレベルを一海との特訓で上げており、仮面ライダーとしての力を持って逆転する。しかし、クローズはヘルブロスの「負けると弟がスクラップされる」という嘘に騙され、躊躇して負けてしまう。
龍我はその後風の言葉が嘘であった知るも、怒る事なく、素直に「信じた俺が悪い」と潔く認める。そして鷲尾兄弟に対して「俺の代わりにきっとあいつがやってくれる」と、戦兎の勝利を確信した言葉を言い切った。
三戦目では、仮面ライダービルドと仮面ライダーローグが相対する事になる。ビルドはラビットタンクスパークリングフォームでローグと戦っていたものの、ローグの強さには敵わない。そこで、ビルドは開発していた新アイテム、フルフルラビットタンクフォームを用いて新形態、ラビットとラビットのボトルの成分が合わさったフォームである、ラビットラビットフォームに変身してローグを圧倒する。しかし、その後ローグは事前にリークされていた情報を元に反撃に転じる。ローグはビルドの攻撃を解析し、適切な行動をする事で相手を圧倒するものだった。リークしたのは実は西都側のスパイであった紗羽だった。ビルドとローグが長時間戦闘を行っている時に紗羽は一海から、「鍋島の家族を(難波重工の手から)救出した」という連絡を受ける。鍋島の家族とは、かつてファウストに利用されていた家族である。紗羽は一海に鍋島の家族の救出を要請していたのだった。紗羽は鍋島の家族の安否を確認した後、ビルドに別のフォームを出していいというGOサインを出す。本当は戦兎は紗羽が西都側のスパイという事は承知しており、紗羽にはタンクタンクフォームの事を隠してラビットラビットフォームの事だけをリークしてもらっていたのだ。紗羽は軍事企業である難波重工から、鍋島の家族を人質に取ったからビルドの情報をリークしろと命じられていたのだ。紗羽の本音としては、戦兎達と過ごしている内に、戦兎達の仲間でいたいという気持ちが芽生えていた。戦兎も、今まで紗羽と過ごしてきた時間から、紗羽を仲間である事を信じる。そこで戦兎は鍋島の家族の救出の時間を作る為に、あえてラビットラビットフォームの情報だけを難波重工に流す事に決めた。そして鍋島の家族の安否確認ができたら、ローグをもう一つのフォームである、タンクタンクフォームで倒すという作戦を立てたのだった。
ビルドがローグに勝利した後は、紗羽はドローンを通じて難波重工に向けて決別の言葉を送る。
西都の首相・御堂正邦は代表戦に負けた為、律儀に東都との約束を履行しようとするが、ブラッドスタークの手により毒を注入され、消滅してしまう。
そこで、難波はブラッドスタークの協力の元、御堂へと顔を変えるという、成り替わりが行われる。難波が西都政府を乗っ取ってしまうのだった。
そこで、西都政府は東都との代表戦を、本来は東都の勝利であるはずなのに「西都の勝利」と捻じ曲げ、「代表戦で敗北したにも関わらず、土地を明け渡さない東都を占領する」という名目で、東都へ難波重工が開発した兵器、ガーディアンを用いて侵略を開始したのだった。
そこでパンドラボックスの力の一部が解放され、スカイウォールの中央に、スカイウォールが変形してできた建物、パンドラタワーが出現した。
西都からパンドラボックスを奪い返したいものの、東都は専守防衛に徹している為、攻め込む事ができない状態であった。そこで戦兎は東都が問題なくパンドラボックスを奪い返す為、氷室泰山に頼んで1ドルク(東都の貨幣)渡して貰った事を、首相から金を奪ったという国家反逆罪を犯した事にし、ビルドが担っていた東都の兵器としての役割を離れ、パンドラタワーへ攻め込む。そこに、氷室泰山からビルドから1ドルクとパンドラボックスを奪い返せという名目で、クローズとグリスが加勢する。
パンドラタワー内では西都のガーディアンや鷲尾兄弟との戦いが繰り広げられる。クローズはビルドから新しい装備、クローズマグマナックルを受け取ってそれでエンジンブロスと戦い、クローズチャージではなくクローズの状態でエンジンブロスに勝利する。
砂浜の様な空間でローグとの戦闘になり、そこでローグはクローズに香澄に行われた人体実験がブラッドスタークの指示による事を告げる。そして、ローグはビルドの方には御堂が難波に成り替わっているという事実と、自身には従わされる為にチップが埋め込まれており、逆らうと消滅させられるという事を告げる。そこで、ローグはビルド達を先に進ませる為に、わざと必殺技を受けて倒れる。
その先の別空間で待ち構えていたのは、パンドラボックスを持ったブラッドスタークだった。ブラッドスタークは、パンドラボックスを用いて次々にライダー達の変身を解除させていく。そこで戦兎が危うく命を獲られそうになるが、龍我が「あいつは俺の明日を創ってくれたんだ!」と、心身を奮い立たせ、立ち上がる。そしてブラッドスタークからパンドラボックスのエネルギーを注入された事により(そうした理由は万丈の更なる成長の為)、ドラゴンマグマフルボトルが使えるようになり、龍我はクローズの強化形態、クローズマグマへと変身可能になった。
クローズマグマは周囲のスマッシュを一蹴し、更にはパンドラボックスを持ったブラッドスタークとの互角以上の戦いを繰り広げる。戦いの結果、ブラッドスタークを退け、パンドラボックスの奪取に成功したのだった。パンドラタワーから脱出する際に、龍我がパンドラッボクスに偶然触れてパンドラボックスを操作できると判明したので、その事を利用してパンドラタワーから脱出するのだった。

エボルト編

復活編

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仮面ライダーエボルの復活。エボルドライバーによりエボルトは力を取り戻す。

紗羽の調査により、龍我は地球外生命体の遺伝子を持っていた事から、人間ではないと判明した。戦兎にまでその事を証明され、龍我は香澄の墓前にて「俺人間じゃねえんだってよ」と意気消沈する程だった。
東都政府官邸に西都軍が攻め込み、そこで泰山がローグに拉致される。そこで惣一から泰山と引き換えにエボルドライバーを渡す事を要求される。エボルドライバーの部品はnascitaの地下にある研究施設から見つかり、エボルドライバーを完成させた。
取引現場にて、戦兎の手によって消滅の危険をなくす事に成功したローグの協力の下、泰山を奪還。しかし、そこで美空が難波重三郎の部下である内海成彰に究極の変身ベルト・エボルドライバーを奪われた為、惣一の仮面ライダーエボルコブラフォームフェーズ1への変身を許してしまう。エボルはローグを完膚無きまでに圧倒する。この状態でさえも、エボル曰く「完全体の2%」という。エボルは幻徳にとどめを刺そうとした時に庇った泰山を殺害する。
泰山は死ぬ間際に幻徳に、後の事を託している。
石動惣一の正体であり、地球外生命体であるエボルトの策略により戦兎に毒が打ち込まれ、龍我にパンドラボックスとフルボトルを持ってくるよう命じる。そこで、戦兎の治療をかけてエボルトと龍我の戦いが始まる。龍我は戦いの中でハザードレベルが5に上昇。そこでエボルトが完全体となるのに最高のコンディションの身体が完成した為、エボルトは龍我に取り憑く。エボルトが何故万丈の成長に拘っていたかというと、自身が完全体となる為に、万丈の元の身体が強ければ強いほどよりエボルトも完全体へと近づくため、万丈の成長が必要という理由からだった。そして戦兎には技術発展をさせる為、スタークが裏で操って三国間の戦争を起こし、戦兎が戦う為にライダーシステムを開発させるように仕向けた。それらの目的は、エボルトが完全体へと復活するのに必要な計画であるからだった。完全体は、星すらも滅ぼせる力を持っている。その為、完全体への復活が必要だったのだ。それらの計画を問題なく行えた結果、自身が仮面ライダーエボルとして必要なアイテム、エボルドライバーを使えるようにする事へコミットした。
龍我に取り憑いたエボルトは仮面ライダー達を圧倒してフルボトルを回収し、パンドラタワーを完成させてしまう。エボルは60本のフルボトルが揃ったパンドラボックスから、エボルを完全態にするアイテム、エボルトリガーを精製してしまう。しかし、その時はエボルトリガーは起動しなかった。
戦兎はエボルトを道連れにする為、捨て身の道連れ作戦の要である、自身のハザードレベルを上げるアイテム、小パンドラボックスをベルトにさす。エボルトが戦兎を取り込もうとしてる時に、ベルトのレバーを回し、ハザードレベルを上げる。ハザードレベルは戦闘能力の数値ではあるものの、上げ過ぎると自身の消滅に繋がってしまう危険な数値でもあるのだ。戦兎はハザードレベルを急上昇させ、自身の崩壊と共にエボルトの崩壊を狙うという作戦に出る。それによりエボルトの計画が狂い、エボルトが戦兎吸収の際に邪魔であった為、エボルトの体から出された龍我は救われるものの、今度は戦兎がエボルトに取り込まれてしまう。しかも龍我はエボルトから切り離される際に、中にあるエボルトの遺伝子の一部を回収されていた為、クローズへと変身できなくなっていた。龍我が母親の胎内にいたときに、火星のパンドラボックスに引っ付いていたエボルトの一部の遺伝子が母親の胎内から龍我に入っていた。それにより龍我は赤ん坊の頃から異常が発生してたりしていた。しかし、エボルトの記憶は出産と同時に失われていた。龍我の急成長は、エボルトの遺伝子による影響だった。
龍我と一海は一人佇んでいた幻徳に、元は東都先端物質学研究所のトップにいたという理由から、再び龍我を仮面ライダーにしてもらえるかという希望を持って頼んだのだが、「親父(泰山)のコネで就いていた」と言い切り、幻徳自身には特筆した科学の頭脳は無い事を明かす。そもそも仮面ライダーになるにはスカイウォールから発生するガス、ネビュラガスの注入の他にエボルトの遺伝子操作が必要なので、幻徳にはどうしようもなかったのだ。龍我は一海のサポートの為に、幻徳が龍我の恋人である香澄を死なせた事に関わっている事を知りながらも、幻徳に頼む。幻徳は、「ライダーの強さは思いの強さによるものであり、自分は親父を国のトップにする事が目的であったが、親父がエボルトに殺された為戦う理由が見つからない」と断る。そこでエボルトから戦兎が持っていたケータイを通じて「一時間以内にパンドラッボクスを持ってこい」と電話が来る。一海は去る前に、どうすればいいのかわかっていない幻徳を見かねて、幻徳に「国を纏められるのは親父さんだけじゃねえはずだぞ」と、後にある事に気付く切っ掛けとなる言葉を幻徳は投げた。
龍我、グリスはエボルトの指示でパンドラボックスとフルボトルを持ってくるが、抵抗して戦兎を取り戻す戦いを始める。そこに一海の言葉に感化しされた、ローグが応援として来た。そこでグリスとローグは力を合わせてエボルと戦う。しかし、エボルの強さには敵わない。龍我も生身の状態でエボルに立ち向かうが、殴り飛ばされる。
龍我は、エボルから腰のベルトホルダーに装着していた、ドラゴンエボルボトルを奪う。ドラゴンエボルを握りながらエボルを殴り続ける。そのボトルには元は龍我の成分が入っていた影響からか、龍我は自身の中に新たなエボルトの遺伝子を創造する。龍我の心の影響からか、更にはドラゴンエボルボトルもグレートドラゴンエボルボトルへと変化。龍我は再び仮面ライダーへと変身。クローズ・グリス・ローグの3人のライダーキックがエボルへ向かって放たれるも、エボルはエボルトリガーにそのエネルギーを受けさせ、完全体としての覚醒への切っ掛けを作る。そしてエボルはエボルトリガーを用いて仮面ライダーエボル フェーズ4:完全体へと変化。その際戦兎はエボルから不要と判断されたのか、エボルトの体の中から出されるものの、戦兎の記憶がなくなり、元の身体の持ち主である葛城巧の記憶が甦った。完全体となったエボルには敵わず、仮面ライダー達は撤退する。
難波重工はエボルトが国のリーダーになると脅してきた為、エボルトへ反旗を翻すものの、エボルト殲滅部隊は即全滅。鷲尾兄弟はエボルにブラックホールを発生させる技で消滅させられて死亡。そして難波会長がエボルトの手により消滅し死に、難波重工は壊滅。残った内海はエボルトに寝返って、エボルトが持っていたもう一つのエボルドライバー(出自不明)を用いて、蝙蝠のような仮面ライダー・仮面ライダーマッドローグへとなる。ここからエボルトの地球人類支配が始まろうとしていた。
葛城はエボルト、そしてエボルトの遺伝子を持つ龍我を倒す為、小パンドラボックスを元にビルドの最強フォーム・ジーニアスフォームに変身するボトル・ジーニアスフルボトルを完成させる。葛城と龍我は意見の相違や葛城の龍我への敵視の為対立するが、仲間を信じようとする美空、自らの犯した罪を償おうとする幻徳、そして誰かの為に戦う龍我の想いを受け、葛城は戦兎に未来を託し、そして戦兎はジーニアスフォームへと変身するのだった。

忍編

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出典: www.henshin-hero.com

葛城忍のシーン。エボルトと会話を行っている。

日本の支配を進めるエボルトは宇宙を支配する為の新世界を創造する為に、必要な黒いパンドラパネルと新世界を形成するのに用いるボトル、10本のロストフルボトルの精製の為、仮面ライダーたちを実験体として狙っていた。着々とエボルトの元にロストフルボトルが集まっていく中、さらにもう1人のビルドが登場。その正体は、かつてスカイウォールの惨劇のバッシングにより自殺したと思われていた、葛城巧の父、葛城忍だった。
戦兎は父が敵と知り動揺を隠せず、父を倒そうとした龍我を重症にまで傷つけてしまう。その後、父と対峙した際に傷をおして駆けつけた龍我の叱咤を受けて、父を科学者として、そして仮面ライダーとして超える事を決意し、父との戦いを決意する。
ビルド・クローズ・グリス・ローグの4人の仮面ライダーの攻撃でエボルトは爆散。そして忍は4人の前でエボルトを止めるために自分の計画である、エボルトを正義の仮面ライダーに倒して貰う事を暴露。しかし、忍の裏切りを見抜いていたエボルトは保険として自分の遺伝子の一部を内海に移しており、マッドローグへと変身して忍を殺害する。しかし忍は、最期に戦兎に秘策である、エボルトをも知らない存在のパンドラボックスのパーツ、パンドラパネル、白いパンドラパネルの情報を託していた。

最終章 決戦編

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出典: www.henshin-hero.com

エボルトとの最終決戦にて、パンドラタワーへ突入する正義の仮面ライダー達。

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