仮面ライダーセイバー（SABER）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『仮面ライダーセイバー』とは、2020年より放送された東映制作の特撮テレビドラマ作品。今作は令和仮面ライダーシリーズの第2作目。キャッチコピーは「文豪にして剣豪！！」。異世界に飛ばされた街や人々を救うため、主人公・神山飛羽真たちは救世主・仮面ライダーとなって悪に立ち向かう。異世界を舞台に、セイバーをはじめブレイズ、エスパーダなど多人数のライダーの活躍を描いている。
闇黒剣月闇に選ばれた先代の仮面ライダーカリバー。
富加宮賢人の父で、大地とは友人の仲であった。15年前にメギドと結託して世界とワンダーワールドを繋げようとした。しかし、それはイザクに操られて行ったことであり、自身はそれによって世界を救うことができると信じていた。計画は大地によって阻止され、自分も彼に斬られてしまうが、その魂はタッセルによって保護されていた。それ以来度々賢人のことを見守っており、彼が迷っていたときには心象風景の中で現れて、自分の気持ちに素直になれば良いと背中を押した。
ワンダーワールドの住人
タッセル／ビクトール（演：レ・ロマネスクTOBI）
「はじまりの5人」の1人で、名を変える前はビクトールという名だった。
はじめはワンダーワルドの彼の家からあらすじを話す語り部として登場したが、物語が進むと飛羽真たちの世界に直接介入するようになる。数千年前の大いなる力を巡る戦いの勃発と全知全能の書の消滅を経て、ワンダーワールドにて残った全知全能の書の一部を守っていた。ワンダーワールドで暮らす中でユーリとも知り合う。はじまりの2本の聖剣・闇黒剣月闇と光剛剣最光を創り出した。
ストリウスによって最期を迎えるが、魂はワンダーワールドに残っており、ワンダーワールドの守護者となった飛羽真が現実世界へ帰還するときに彼を見送った。
ルナ（演：岡本望来、横田真悠）
岡本望来演じる子供の姿のルナ
飛羽真、賢人の幼馴染で、3人は「ずっと一緒」であるという約束を交わし、思い出の大樹の下を「約束の場所」とした。
世界の結び目が解ける時代に現れる「2つの世界をつなぐ存在」であり、またタッセルによればワンダーワールドそのものとされるが、自分がいかなる存在であるかの自覚は無かった。現実世界とワンダーワールドを繋ぐ鍵であり、15年前の事件でその力を利用され、現実世界とワンダーワールドとの狭間の異次元に閉じ込められてしまう。異次元の中では成長が止まるようで、飛羽真によって現実世界に連れ戻された時には15年前の少女の姿のままだった。約束の場所に飛羽真、賢人と3人が集まった時には2人と同じ大人の姿へと変貌する。
飛羽真たちがストリウスの塔を登り戦っているときに、単身でストリウスのもとを訪れ、そこで自身が全知全能の書の一部であることを知らされる。世界が滅ぶ運命にあると知っているはずだと言うストリウスには、自分ですら知らない未来を創り出せる飛羽真なら、そのような運命すら変えられると反論した。ストリウスと飛羽真の最終決戦の時には、飛羽真と新たな未来を創る約束をし、ワンダーオールマイティワンダーライドブックを生みだした。
メギド
レジエル（演：高野海琉）
CV：高野海琉
「はじまりの5人」の1人にして、メギドを統べる幹部3人のうちの1人。数千年前に全知全能の書の力の一部を取り込み、「幻獣」のジャンルを司るメギドとなった。幹部メギド3人の中で自分が高位であると自負しており、他の2人を下に見ている傲岸な性格。自分の計画の進行を妨げるアクシデントや人物に対してよく激昂し、特に度々計画を阻止してくる飛羽真のことは目の敵にしており、仮面ライダーセイバーを自分の手で倒すことも目的の1つとなった。セイバー・エレメンタルプリミティブドラゴンとの一騎打ちに敗れ、飛羽真の言葉で自分が人間だった頃の記憶を思い出し、穏やかな表情で最期を迎えた。
ズオス（演：才川コージ）
CV：才川コージ
「生物」のジャンルを司る幹部メギドで、「はじまりの5人」のうちの1人でもあった。粗暴かつ感情的で好戦的な性格。戦う相手は皆自分を強くする糧であると考えており、戦いを誰よりも楽しんでいる。過去に先代仮面ライダーブレイズを殺害しており、その弟子であり現ブレイズの倫太郎にとって因縁の相手である。最期はブレイズ・タテガミ氷獣戦記の前に敗れ、倫太郎の強さを認める言葉を残し消滅した。
ストリウス（演：古屋呂敏）
CV：古屋呂敏
「物語」のジャンルを司る幹部メギドで、3人の中でリーダー的立ち位置にあり幹部陣をまとめ上げるが、単独行動をしがちなところがズオスやレジエルから反感を買っている。狡猾な策略家で、しばしばレジエルとズオスを騙って操っていた。「はじまりの5人」のうちの1人で、全知全能の書を探す旅をしていた頃は詩人であり、これ以上ない大作を作り上げたと喜ぶも、それは全知全能の書によって予め定められたシナリオであったことを知り、さらに世界の破滅という結末まで知ることとなり深く絶望する。それ以降「『物語』には『結末』があるからこそ美しく、『人』は『死ぬ時』が1番美しい」という終末思想を以て、全知全能の書の通りに世界を破滅に導こうとした。
グリモワールワンダーライドブックを手にし、仮面ライダーストリウスとして世界の破滅のシナリオを完遂しようとするが、セイバーたちに阻止される。その最期は悲壮と苦悶に満ちたものだったが、飛羽真が創った新たなワンダーワールドでは「人の想いが、物語が、世界を創る」と感嘆しながら微笑んでいた。
デザスト
CV：内山昂輝
ストリウスによって作られ、過去に数多の剣士を屠ったメギドの剣士で、カリバーこと大地によって台地によって封印を解かれる。基本「幻獣」「生物」「物語」のジャンルに分類されるメギドにおいて、すべてのジャンルの力を宿す特殊な個体である。自由奔放な性格で、3幹部にも表層的にしか忠誠していない。自分の本体であるデザストアルターライドブックを大地から取り戻してからは、メギド集団の下を離れて単独行動を行った。世界を十分に楽しむことを目標としており、世界を滅ぼそうとするストリウスなどと戦うこともあった。目標を失い、組織を離反し放浪する剣斬こと蓮に、ストリウスが気まぐれで創り、確固たる存在意義を持たない自分を重ね、彼に行動を共にするようもちかける。共に過ごす中で互いの中に絆が芽生え、やがて力の意味を理解した蓮との決闘の末に最期を迎えた。
仮面ライダー
仮面ライダーセイバー
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目次 - Contents
- 『仮面ライダーセイバー』の概要
- 『仮面ライダーセイバー』のあらすじ・ストーリー
- 全知全能の書をめぐる戦い
- 仮面ライダーへの変身
- ソードオブロゴスの仲間たちとメギドの脅威
- 飛羽真の過去とカリバーの真実
- 仲間との対立と光の剣士
- 封印されし本と賢人の復活
- 暴走の克服と倫太郎の覚悟
- セイバーの覚醒
- 最後の敵・ストリウスとの戦い
- 『仮面ライダーセイバー』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 神山飛羽真（かみやまとうま／演：内藤秀一郎）
- 須藤芽依（すどうめい／演：川津明日香）
- ソードオブロゴス・ノーザンベース
- 新堂倫太郎（しんどうりんたろう／演：山口貴也）
- 富加宮賢人（ふかみやけんと／演：青木瞭）
- 尾上亮（おがみりょう／演：生島勇輝）
- 緋道蓮（あかみちれん／演：富樫慧士）
- 大秦寺哲雄（だいしんじてつお／演：岡宏明）
- ソフィア（演：知念里奈）
- ソードオブロゴス・サウザンベース
- 神代玲花（しんだいれいか／演：アンジェラ芽衣）
- 神代凌牙（しんだいりょうが／演：庄野崎謙）
- マスターロゴス・イザク（演：相馬圭祐）
- その他の剣士
- ユーリ（演：市川知宏）
- バハト（演：谷口賢志）
- 上條大地（かみじょうだいち／演：平山浩行）
- 富加宮隼人（ふかみやはやと／演：唐橋充）
- ワンダーワールドの住人
- タッセル／ビクトール（演：レ・ロマネスクTOBI）
- ルナ（演：岡本望来、横田真悠）
- メギド
- レジエル（演：高野海琉）
- ズオス（演：才川コージ）
- ストリウス（演：古屋呂敏）
- デザスト
- 仮面ライダー
- 仮面ライダーセイバー
- 仮面ライダーセイバー／ブレイブドラゴン
- 仮面ライダーセイバー／クリムゾンドラゴン
- 仮面ライダーセイバー／ドラゴニックナイト
- 仮面ライダーセイバー／プリミティブドラゴン
- 仮面ライダーセイバー／エレメンタルプリミティブドラゴン
- 仮面ライダークロスセイバー
- 仮面ライダーセイバー／ワンダーオールマイティ
- 仮面ライダーブレイズ
- 仮面ライダーブレイズ／ライオン戦記（せんき）
- 仮面ライダーブレイズ／ファンタスティックライオン
- 仮面ライダーブレイズ／キングライオン大戦記（だいせんき）
- 仮面ライダーブレイズ／タテガミ氷獣戦記（ひょうじゅうせんき）
- 仮面ライダーエスパーダ
- 仮面ライダーエスパーダ／ランプドアランジーナ
- 仮面ライダーエスパーダ／ゴールデンアランジーナ
- 仮面ライダーカリバー
- 仮面ライダーカリバー／ジャアクドラゴン
- 仮面ライダーカリバー／ジャオウドラゴン
- 仮面ライダー最光（さいこう）
- 仮面ライダー最光（さいこう）／金の武器 銀の武器
- 最光シャドー
- 仮面ライダー最光／エックスソードマン
- 仮面ライダーバスター
- 仮面ライダースラッシュ
- 仮面ライダー剣斬（けんざん）
- 仮面ライダーサーベラ
- 仮面ライダーデュランダル
- 仮面ライダーファルシオン
- 仮面ライダーソロモン
- 仮面ライダーストリウス
- 『仮面ライダーセイバー』の用語
- 仮面ライダー
- アイテム
- 全知全能の書
- ワンダーライドブック
- アルターライドブック
- 聖剣
- 聖剣（せいけん）ソードライバー
- 場所
- ファンタジック本屋かみやま
- ソードオブロゴス
- ワンダーワールド
- 『仮面ライダーセイバー』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 神山飛羽真「確かに本には世界を変える力がある。だけど、それは人々を幸せにする力だ！」
- 須藤芽依「顔を上げろ！倫太郎！！」
- 新堂倫太郎「「ズオス…！！誤った道を歩み、化け物になったお前に、剣士たちが紡いできた意志が負けるはずがないッ！！」
- 『仮面ライダーセイバー』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- コロナ禍で変更された構成
- 視聴者の間で人気を博した「デザさんぽ」
- 主演・内藤秀一郎の配役決定の裏話
- 『仮面ライダーセイバー』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA「ALMIGHTY〜仮面の約束 feat.川上洋平」
- ED（エンディング）：TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA「仮面ライダーセイバー」
- 挿入歌：内藤秀一郎・山口貴也・青木瞭「Rewrite the story」（第38章、第39章、第40章）
- 挿入歌：川津明日香「Will save us」