人造人間キカイダー(Kikaida、Kikaider)のネタバレ解説まとめ

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『人造人間キカイダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。キカイダー/ジローは不完全な人造人間として創られたことに悩みつつも、生みの親である光明寺博士を探しだし、ミツコとマサルの兄弟を守るために、ダーク破壊部隊のロボットと戦う。生前、石ノ森章太郎はこの作品に対して『仮面ライダー』よりも思い入れがあると話していた。

概要

『人造人間キカイダー』は1972年7月~1973年5月までNET(現:テレビ朝日)をキー局として放送された特撮テレビドラマ。全43話。原作は石ノ森章太郎。

悪の秘密結社「ダーク」率いるロボットたち、通称「破壊部隊」を相手に、光明寺博士が創り出したキカイダー/ジローが人々を守るべく戦っていく。しかし完成体ではないジローは、時に機械と人間の狭間で、善と悪の狭間で悩みを抱える。

『人造人間キカイダー』の裏番組は「お化け番組」と呼ばれた『8時だヨ!全員集合』であり、強力なライバルが控えている中で、平均視聴率として約16%を獲得している。

番組終了後、続編となる『キカイダー01』が1973年5月~1974年3月まで放送され、ジローが数回ゲストで出演した。
また、2000年10月~2001年1月にかけて、原作漫画のストーリーに基づいた『人造人間キカイダー THE ANIMATION』が放送された。2013年7月には特撮版の設定を活かした新解釈のストーリーである、松岡圭祐による小説『人造人間キカイダー The Novel』が刊行されている。
2014年にはオリジナル設定の映画『キカイダーREBOOT』が放映された。

海外では、ハワイで絶大な人気を誇っており、ハワイ州知事によって4月12日が「ジェネレーション・キカイダー・デイ」に制定されたり、主役のジローを演じた伴大介がハワイの名誉市民に認定されたりと、特別な地位を持つ番組となっている。

主題歌「ゴー・ゴー・キカイダー」

主な登場人物

キカイダー/ジロー(演:伴大介)

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本編の主人公で、光明寺信彦博士に創り出された人造人間(ロボット)。最大の特徴は、人造人間自らが正義と悪の区別をつけ、独自の思考に基づいて行動できる、人間同様の心をもたせる「良心回路」が内蔵されていることである。
しかし、ダーク破壊部隊のロボット・グレイサイキングの破壊活動を止めるべく不完全な状態で出撃し、その後で最終措置を行う前に光明寺博士の研究所が襲撃されたため、完成まであと一歩のところで終わることとなってしまった。

それゆえに、プロフェッサー・ギルの吹く笛から発せられる指令音波を聞くと、それに対抗する良心回路の働きが激痛となってジローを襲い、満足に活動できなくなってしまう。第36話では善と悪の心の葛藤により、機能停止してしまった。
キカイダーにチェンジすれば良心回路のパワーが強まり、ギルの笛の音の効力が消失する。笛に苦しめられた際は変身するために、あえて敵の攻撃を受けることや水に飛び込むことなどで笛の音を遮断し、その場の機転でギルの介入を退けてきた。

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愛機サイドマシーンを操縦するキカイダー

戦闘モードであるキカイダーのカラーは、良心を表す青と、悪の心を表す赤で彩られている(漫画『キカイダー02』や、『ホビージャパン』で連載されていた『KIKAIDER00』では良心回路が完璧になった、全身青の完全体が登場している)。
ダーク破壊部隊との戦いでは、「ダブルチョップ」や「回転アタック」、「大車輪投げ」などの格闘技を駆使して優位に立ち、電磁波を帯びた両の手刀を叩き付ける「電磁エンド」でとどめを刺す。
愛機「サイドマシーン」はキカイダーのベルトの操縦に応え、無人走行も可能。

光明寺信彦(演:伊豆肇)

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ロボット工学の権威である科学者。ダークに拉致され、ダーク破壊部隊のロボット13体を創らされていたが、その破壊活動を止めさせるため、密かにジローを創り出していた。
しかし、ダークへの造反はプロフェッサー・ギルに感知されており、研究所を破壊されてしまう。その際に命は助かったが、自身に関する一切の記憶を失ってしまい、放浪の旅を続けることとなった。
記憶を失いあちこちを転々としつつも、ロボット修理の腕は衰えておらず、ジローの危機を救うこともたびたびある。

第36話で記憶を取り戻すが、ギルの笛の音で操られたジローに襲われ、どさくさの隙にダークに再び拉致されてしまう。そして脳摘出の手術を受け、ハカイダーの一部とされてしまうのだった。
最終話となる第43話で脳の再移植手術を受け、人間としての意識を取り戻す。ダーク壊滅後は、親子3人でスイスに移住することとなった。

光明寺ミツ子(演:水の江じゅん)

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光明寺博士の娘で、ダークに捕らわれていた際には彼の助手を務めていた。それ故にロボットに関しての知識と技術は豊富で、ジローのメンテナンスなどのサポートを行う。第42話ではボディがばらばらにされたキカイダーの修理を、キカイダー自身のコンピューターに蓄積されたデータに基づいて戦闘可能なまでに修復してみせた。

ダークとの戦いの中で、ジローに対して抱く思いは愛情に変わっていく。そのため、ジローが女型のアンドロイドに同情した際には嫉妬心も見せた。
ジロー自身は機械と人間の間にある超えられない差を悟っており、最終話で光明寺親子3人がスイスに旅立った際に同行せず、1人で旅に出ている。

光明寺マサル(演:神谷まさひろ)

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左がマサル、右がミツ子

光明寺博士の長男で、幼いながらも父を探してミツ子と旅を続ける。姉を励ますことも多い、芯の強い少年。
光明寺博士がジローに殺されたと思った際には、第39話でハカイダー/サブローに渡された、機械の動きを止める「デスホイッスル」でジローを倒そうとするが、「君に疑われてまで生きていたいと思わない」というジローの言葉を受けて彼と和解した。

服部半平(演:うえだ峻)

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愛称「ハンペン」。服部半蔵の血を継いでいる私立探偵。しかし、あまり仕事は来ていない。一人称は「吾輩」で、時代がかった喋り方をする一方で「ミスタージロー」などという英語も使う。基本的な服装としてはシャーロック・ホームズ風の衣装が多いが、忍び装束を着込んだり、ほぼコスプレといえる変装姿も劇中で見せている。

初期はダークに買収されて裏切ることもあったが、中盤以降はジローやミツ子に信頼されるほどのよき協力者となる。
第35話ではロボットであるアンドロイドマンを倒してみせ、第42話ではばらばらにされたキカイダーのボディをミツ子に届け、最終話ではダーク破壊部隊・白骨ムササビに対しての囮となるなど、特に終盤での活躍が目覚ましかった。
続編『キカイダー01』でも何度か出演しており、その際にはジローのギターとビジンダー/マリのハープの音を真似て、キカイダー01/イチローの危機を救っている。

ハカイダー(声:飯塚昭三)/サブロー(演:真山譲次)

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愛機「白いカラス」を操るハカイダー

第37話で起動した(次回予告には第35話目から登場していた)、光明寺博士とダーク技術陣によって創られた「ロボットサイボーグ」。
ロボットサイボーグと呼ばれるわけは、頭部フードに光明寺博士の脳髄が移植されているため。これによってキカイダーが十分に手出しをできないようにしている。しかし、脳を生かしておくためには定期的に血液を交換しなくてはいけないため、活動時間は限られている。
最大の武器は銀色の大型拳銃「ハカイダーショット」で、直撃すればダーク破壊部隊ですら一撃で破壊する高周波弾を発射する。
そのほか「月面飛行蹴り」「地獄五段返し」「ギロチン落とし」といった格闘技も会得しており、キカイダーと何度も勝負を繰り広げた。

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