LOST(ロスト)のネタバレ解説まとめ

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アメリカで2004年から2010年に掛けてシーズン1~6までの全121話が放送され、世界中を魅了したミステリーアドベンチャードラマ。エミー賞やゴールデングローブ賞など各賞を受賞し、熱狂的なファンを生み出すほどの社会現象を巻き起こした。飛行機事故で墜落したある島で、生存者たちの過去と島での日々そしてこれから起こる出来事が複雑に絡み合いながら、謎が謎を呼ぶ展開が繰り広げられていく。

概要

Lost 2

「LOST」は、アメリカのABCで2004年9月から2010年5月までシーズン1~6までの全121話が放送されたテレビドラマ。
アメリカでのシリーズものは長期間における視聴率維持が難しいといわれる中で常に視聴率トップ10以内を保っていた。
日本では、CSチャンネルAXNが日本語吹替版を2005年10月より放送開始。最新シーズンをすべて独占初放送している。
映画『スター・ウォーズ7/フォースの覚醒』や『ミッションインポッシブル』シリーズなどを手掛けたJ・J・エイブラムスのプロダクションが制作し、エイブラムス自身も制作、監督、脚本に携わっている。
エミー賞やゴールデングローブ賞をはじめとする各賞を受賞し、世界中で熱狂的なファンを生み出した。

各エピソード毎に登場人物の1人または複数人の過去(フラッシュ・バック)を随所に挿入し、各キャラクターの人物像が浮き彫りになっていくという構成から、フラッシュフォワード(登場人物たちの近未来)に発展し、さらにはフラッシュ・サイドウェイズ(現実とは違う部分もある謎の世界)といった手法も取り入れ、謎だらけで全く予測のつかない展開が繰り広げられていくミステリーアドベンチャードラマである。

あらすじ・ストーリー

シーズン1

オーシャニック815便が太平洋にある無人島に墜落。生存者は48人。救助隊が来ることを信じつつも、不気味な音やモンスター、シロクマの出現など、不可解な事が多く、次第に恐怖心が広がっていく。
生存者には、優秀な外科医として皆を助け、次第にリーダーとなっていくジャック、殺人犯として護送中のケイト、詐欺師でトラブルメーカーのソーヤー、年配者だが探検好きで行動的なロック、元イラク軍人サイード、太っちょハーリー、ヤク中の歌手チャーリー、妊婦のクレア、親子の関係がうまくいかない父マイケルと息子ウォルト、韓国人夫婦のジンとサン、義兄妹のブーンとシャノン等がいた。物語は彼らの過去や島で起こる出来事を中心に展開する。
ロックとブーンはジャングルに謎のハッチを見つける。さらに遭難したプロペラ機を発見。だが機内を捜索中に機体が崖下へ落下、ブーンが死亡する。
単独でジャングルを捜索していたサイードは、16年前に遭難したというフランス人女性ルソーに遭遇する。ルソーはこの島には"他のものたち”がいて、姿は見てないが声を聞いたと警告する。
一方で、マイケルは脱出のために筏を造るが、4人しか乗れないことから最終的にはマイケル、息子のウォルト、ソーヤー、ジンの4人が乗船することになる。だが出航してまもなく小型船に遭遇、乗っていた謎の集団にウォルトは連れ去られ、筏を爆破されてしまう。
ジャック、ロック、ケイト、ハーリーの4人は”他のものたち”から逃れる手段としてハッチの中に身を隠すことを考え、ルソーから聞き出して手に入れたダイナマイトでハッチを爆破、ハッチを開けることに成功する。しかし、思った以上に底が深く、まだ行動すべきでないと主張するジャック。ハッチに刻まれた6つの数字と自身の過去に不幸をもたらした数字が一致して恐れるハーリー。だがロックとケイトは先にハッチの底へ…そこに何があるのか。

シーズン2

ついに開けることに成功した謎のハッチ。ケイトが先行してハッチ内を偵察に降りていくが音信不通になり、ロックも後を追って潜入。それを知ったジャックも中へと入っていく。
そこには、音楽が流れ、保存食料やコンピュータなどがあり、島の中とは思えない光景が広がっていた。さらに奥へ進むと、ロックと彼に銃を突きつける男を発見する。その男の名はデズモンド。ヨットレース中に島へ漂着、以降ここに住み着き、108分ごとに謎のコンピュータにある数字を入力しているという。
一方、筏を爆破されたマイケル、ソーヤ、ジンの3人。元の島へたどり着くが、その海岸で、分裂した815便の後部座席で生き残った人々に出会う。彼らは墜落直後から、子供をはじめとする仲間を”他のものたち”に次々と拉致、または殺害され人間不信に陥っていたことを明かす。そして3人の案内で、前部座席の人々のキャンプへと合流する。
ジャックとロックは、ハッチが島の電磁異常を制御しており、この施設が科学研究機関「ダーマ・イニシアティブ」によって1970年代に造られた「スワン」と呼ばれるダーマのステーションであることを知る。
そんな折、ルソーが”他のものたち”であろう1人の男を捕まえると、サイードが拷問し、情報を引き出そうとする。男はヘンリーと名乗った。やがて息子を取り返すため一人で相手の基地を探っていたマイケルが戻り、場所が分かったので皆に手伝って欲しいという。だが既にマイケルは、人質に取られた息子を取引材料として脅され、”他のものたち”に利用されていたのだ。さらにマイケルは、捕えていたヘンリーを逃がすと、ジャック、ケイト、ソーヤーとハーリーを”他のものたち”が待つ罠へと誘い込む。4人は縛られ、ある桟橋に連れられて来るとそこにヘンリーが現われる。彼は”他のものたち”のリーダーらしかった。
一方で島の脱出を図ったが戻って来てしまったというデズモンド、彼は815便の墜落を引き起こしたのはコンピュータへの数値入力が遅れたためだと確信する。そして「スワン」の床下にある"すべてを終わらせる"というシステム遮断のキーを回す。すると、島中を正体不明の超音波が襲ったのである。
桟橋では、ウォルトの乗ったボートでマイケルは島を去り、ハーリーはなぜか釈放、そしてジャック、ケイト、ソーヤーはどこか別の場所へと連れ去られるのであった。

シーズン3

ダーマ・イニシアティブのステーション「ハイドラ」に監禁されたジャックの前に、”他のものたち”の1人で不妊治療医の女性ジュリエットが現れる。そこで、ヘンリーという男の本名はベンであり”他のものたち”のリーダーであることが明かされる。ベンは自分たちに協力すればジャックを島から開放すると言う。
一方、ケイトとソーヤーはその近くの檻に入れられベンによってビデオで監視されていた。
ベンには手遅れに近い腫瘍があり、ジャックが捕まった理由はその手術をするためであったが、その手術の最中、ケイトとソーヤーを逃がさないと殺すとベンを脅し、ケイトとソーヤーを脱出させることに成功する。
キャンプに戻ったケイトは、ロック、サイード、ルソーと共にジャックの救出に向かい居所を突き止めるのだが、そこは”他のものたち”の住処で、しかもジャックが楽しそうに過ごしていた。不思議に思ったケイトたちは夜を待って一人になったジャックに接触。そこでジャックは、命と引き換えに”他のものたち”の潜水艇を使って、ジュリエットと共にもうじき故郷に帰るという約束をベンと交わしていることを話す。だが出発の日、ロックは先に潜水艇に爆弾を仕掛け、ジャックとジュリエットの目の前で爆破してしまうのだった。
ロックは自分の父が捕えられているとベンから聞かされ、”他のものたち”と一緒に住処を去り、ジャックはジュリエットを連れキャンプ地に帰ることになる。
その頃ジャングルにヘリからパラシュートで降りてきたナオミという女性によって島の近くに貨物船が来ていることを知らされる。ナオミの持っている衛星電話で貨物船と連絡を取ろうとするが、海中に沈んだとされるダーマの基地”ルッキング・グラス”から出ている妨害電波を止めなければならない。チャーリーはクレアと島で生まれた子を救うために自ら志願して、デズモンドと共に海中に潜り基地の通信室で見事に妨害電波を止めた。だがチャーリーは基地に閉じ込められ、直後に爆弾によって基地は浸水、そこで貨物船が救助の船ではないことを知り、外に居たデズモンドに伝え溺死する。
そして残った者たちがラジオ塔に到着すると、ベンとロックが現れ、ナオミをナイフで刺し衛星電話を奪おうとするも失敗。ジャックが衛星電話で貨物船との接触に成功し、ついに島に救助が来ることになる。だがベンは言う「それは終わりの始まりだ」と。

シーズン4

ジャックはラジオ塔からキャンプへ帰ると、先に戻ってきていたロックを見つけ怒りが爆発、とことん殴りつける。
そんな折、デズモンドがルッキング・グラス基地からキャンプ地に帰還し、貨物船は捜索隊のものではないこと、そしてチャーリーの死を伝え、皆は愕然。
救助を信じ何が何でも島から脱出すると決めたジャックと、救助隊を避け、”他のものたち”の住処だった住宅群に身を隠すことを主張するロック。
「チャーリーは、僕たちに命がけで警告してくれたんだ。」とチャーリーを信じるハーリーはロック側につく。この言葉を期に、生き残った人々はジャック派とロック派に分かれ生き残るための選択をすることになる。
そんな折、島に近づいてくる1機のヘリコプターで、ダニエル、マイルズ、シャーロット、フランクという4名が島へやってきた。彼らは例の貨物船の乗組員で、真の目的は救助ではなくベンを殺すことだった。
島をめぐる因縁の戦いに巻き込まれた生存者は島が攻撃される前に、ヘリとボートで貨物船へと移動を始めるが、貨物船では大量のC4爆弾が作動し始めていた。ヘリコプターに乗った者たちの目の前で貨物船が爆破。島に戻ろうとする彼らの目の前で、島が忽然と姿を消す。それは「島を救うには島を動かせ」と”他のものたち”の真のリーダー、ジェイコブの伝言を聞いたベンの行動によるものだった。そしてベンはその直前、「島を動かしたものは2度と戻れない。」と”他のものたち”をロックに託していた。そしてロックは”他のものたち”の顧問を務めるリチャードたちと合流、リーダーとして迎えられることになる。
ヘリコプターに乗ったものたちは海に着水し、ある船と出会う。事故の生存者として故郷に帰還したのはジャック、ケイト、ハーリー、サイード、サン、クレアの息子アーロンの6名、彼らはそこで”オーシャニック6”と呼ばれることになる。

シーズン5

生還から3年が経った2008年。ジャックはロックの遺体がある葬儀社にいた。一人でも島へ戻ろうと思っていた処にベンが現れる。ベンは「他の脱出者たちも揃わないと島に戻れない、僕が力になる。それ以外に道はない。ロックの遺体も一緒に、全員で戻ろう」と話す。
一方、島に残されたソーヤー、ジュリエットたちは島を動かしたことで3年間不規則なタイムトラベルを繰り返し、ダーマ・イニシアティブの研究施設で居住地だった1974年の時代に取り残されてしまっていた。なんとそこにはロックの姿も。彼は島を出た者たちを、死んでいた自身の遺体と共に連れ戻すために最初の時間移動の後に島に残っていた。
ジャックら島を出たオーシャニック6とベンは、再び島に渡り、全てを終わらせ島に残された者たちを救おうと、フランクが操縦するアジラ航空316便に搭乗する。機内にはロックの遺体も乗せられていた。突然、316便が激しく揺れ始め、光に包まれると、ジャック、ケイト、サイード、ハーリーは森の中にいた。そこは1977年の島だったのだ。やがて、島でダーマ職員として3年間過ごしていたソーヤーたちと合流、行動を共にし、ジャックは未来を変えるため建設中のスワン・ステーションを破壊する計画を立てる。
一方、316便とともに2007年の島に墜落したフランク、ベン、サンの前には、死んだはずのロックが現れる。再び島に戻ったことで突如生き返ったロックは、ベンを引き連れてジェイコブが住んでいる爪先の像に到着する。像の中でロックはベンをけしかけてジェイコブを殺害。
ジャックたちはスワン・ステーションの建設現場に乗り込み、掘削の穴の中に水爆を投下して爆破しようとするが不発、すると穴の中から強力な磁気が発生しジュリエットが吸い込まれてしまう。穴の底、ジュリエットは辛うじて生きていた。しかも傍らには不発の爆弾。近くの石を掴んだジュリエットは、弾頭を叩いた。

シーズン6(ファイナルシーズン)

1977年水爆の爆発直後、ジャックたちは2008年の島へと回帰し、815便墜落後の時間が継続していた。
ベンにジェイコブを殺させたロックの正体は、ジェイコブの弟でありながら人ならぬ存在となり「煙のモンスター」と呼ばれていた黒服の男が化けていた姿だった。
島の謎が解き明かされていく中、ジャックたちは“他のものたち”の真のリーダー・ジェイコブの後継者候補を探し出すためにこの事件に巻き込まれていたという真実を知らされる。
そして、「全てを終わらせるために島に来たんだ」と、ジャックはジェイコブの後継者になることを決意する。その使命は、島の中心にある金色に光輝く洞窟、その中の光を消さないように守ることだった。
光を消して島を破壊しようとする黒服の男のたくらみを阻止するため、ジャックは黒服の男を岸壁から蹴り落とし殺すことに成功するが、ジャックも脇腹をナイフで刺され深手を負う。
だが、島は地震を繰り返し沈み始める。ケイト、ソーヤーをはじめ生き残った者たちは修理したアジラ航空機で島を脱出。
ジャックはハーリーを島の後継者に指名、そしてハーリーはベンに一緒に島の守護を手伝って欲しいと懇願する。
そしてジャックは洞窟に入り、光を守り、島の動きを止めることに成功する。だが傷だらけのジャックは力尽き倒れる。そのとき飛行機が上空を横切る。微笑むジャック。
ついに『LOST』の悲劇は幕を閉じる。

主な登場人物・キャラクター

ジャック(演:マシュー・フォックス)

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救命の意志が強い若い脊髄外科医。生存者の中でリーダー的存在となる。
父親は同じ外科医、その遺体を引き取るためオーシャニック815便でロスに戻る途中に事故に遭う。
行動力があり、正義感が強いが空回りすることもある。
当初はケイトと親密な関係だったが、ジュリエットと出会ってからは彼女に惹かれていく。
島を脱出後も運命を左右され続ける、この壮大なドラマの主人公である。

ケイト(演:エヴァンジェリン・リリー)

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生存者の中ではジャックに次ぐ中心人物の一人。
軍人の義父から教わったサバイバル生活の知識や追跡のテクニックを身に着けているタフな女性。
殺人及び逃亡容疑で国際指名手配され護送のためオーシャニック815便に乗って事故に遭う。
ジャックと親密だったが、次第にソーヤーに惹かれていき肉体関係を結ぶ。だがジャックへの思いも断ち切れず微妙な関係が続いた。

ソーヤー( 演:ジョシュ・ホロウェイ)

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