仮面ライダーセイバー（SABER）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『仮面ライダーセイバー』とは、2020年より放送された東映制作の特撮テレビドラマ作品。今作は令和仮面ライダーシリーズの第2作目。キャッチコピーは「文豪にして剣豪！！」。異世界に飛ばされた街や人々を救うため、主人公・神山飛羽真たちは救世主・仮面ライダーとなって悪に立ち向かう。異世界を舞台に、セイバーをはじめブレイズ、エスパーダなど多人数のライダーの活躍を描いている。
『仮面ライダーセイバー』の登場人物・キャラクター
主要人物
神山飛羽真（かみやまとうま／演：内藤秀一郎）
仮面ライダーセイバーに変身する本作の主人公。
炎の聖剣・火炎剣烈火（かえんけんれっか）に選ばれた炎の剣士。好きな本はファンタジー小説。
本業は小説家であり、また書店・ファンタジック本屋かみやまを営んでいる。子供好きな面もあり、書店を訪れた子供たちに読み聞かせをしたり、誕生日には好みの本をプレゼントするなどした。
15年前、仮面ライダーカリバーとメギドの起こした事件に巻き込まれ、そのショックで事件に関係する出来事や人物の記憶を喪失してしまい、代わりに剣士が魔物と戦うなか、謎の少女が自分の目の前で異次元に吸い込まれるという当時の体験を夢として見るようになる。メギドの襲撃に巻き込まれた際に、聖剣・火炎剣烈火に選ばれ、仮面ライダーセイバーの変身者となる。それを機に、メギドと戦う剣士集団・ソードオブロゴスに協力するようになり、戦いや仲間との出会いのなかで失った記憶も徐々に取り戻していく。
現在の雷の剣士・富加宮賢人（ふかみやけんと）と夢の少女・ルナとは幼馴染で、「世界をつなぐ存在」であるルナに、全知全能の書の物語の主人公である「英雄」に選ばれたことで、ワンダーワールドの全ての力を手にし、その代わりワンダーワールドの守護者として現実世界から消滅する運命を背負う。しかし、新たな全知全能の書を生み出すほどの創造力で、その運命すら乗り越えて見せた。
決め台詞は「物語の結末は、俺が決める！」
須藤芽依（すどうめい／演：川津明日香）
出版社・ビブリオユートピア出版に勤務する、飛羽真の担当編集者。本はファッション雑誌を好む。明朗快活な性格で、危険もあるワンダーワールドへ赴く飛羽真たちに積極的に動向するなど強い好奇心と行動力を見せることもある。
飛羽真とともにソードオブロゴスに協力するなかで、メンバーへのフォローや激励するサポーター、グループの中でのムードメーカーとして組織に不可欠な存在となる。
飛羽真とソードオブロゴスの剣士が決裂した際には、飛羽真に味方する立場を貫いた。
ソードオブロゴス・ノーザンベース
新堂倫太郎（しんどうりんたろう／演：山口貴也）
仮面ライダーブレイズに変身。
水の聖剣・水勢剣流水（すいせいけんながれ）に選ばれた水の剣士。好きな本のジャンルは動物図鑑。
規律を重んじ、組織に忠誠を尽くす真面目な性格だが、人間の社会に馴染みがないためか度々浮世離れな言動をしたり、行事に対して子供のようにはしゃいだりする。その理由は、出生が孤児であり、生まれてすぐ組織に引き取られて育ったため、外界に触れる機会がなく本からでしか世間に関する知識を得ていなかったからである。自分を育ててくれた組織には感謝しており、しばしば組織のことを「家族」と呼んでいる。また、人当たりがよく、飛羽真が戦いに身を投じて間もない頃はワンダーライドブックに関する知識を彼に教えていた。自身の剣の師でもあった先代ブレイズを殺害したズオスとは因縁の中である。マスターロゴス・イザクの暴走を経てソードオブロゴスが評議員制へと体制を改めてからは、評議員の代表を任せられた。
芽依とは何かと行動をともにすることが多く、いつしか彼女に恋心を抱くようになった。
富加宮賢人（ふかみやけんと／演：青木瞭）
仮面ライダーエスパーダ、仮面ライダーカリバーに変身。
雷の聖剣・雷鳴剣黄雷（らいめいけんいかずち）に選ばれた雷の剣士で、途中仮面ライダーカリバーとして活動した時期もある。好きな本のジャンルは童話。
飛羽真とは幼馴染で、ルナを加えた3人でよく遊んでいた。フランクで付き合いの良い性格の人物で、気が利くがそれが行き過ぎて仕切り屋と評されることもある。自分の父親・仮面ライダーカリバーが起こした15年前の事件について、飛羽真や仲間たちに罪悪感を持っており、カリバーが絡むと仲間の静止を聞かぬほどに冷静さを失ってしまう。現在のカリバーの正体が父・隼人（はやと）から先代セイバーの上條大地（かみじょうだいち）だと判明しても、カリバーに独りで立ち向かい、カリバーの持つ闇の聖剣・闇黒剣月闇（あんこくけんくらやみ）によって闇に囚われてしまった。それから数月が経ち、突然仮面ライダーカリバーとして飛羽真たちの前に現れた。囚われた闇の中で幾つもの世界が滅ぶ未来を見て、世界の破滅を防ぐにはすべての聖剣を封印するしかないという結論に至り、闇黒剣月闇を手に取って復活したのだった。しかし、何度も飛羽真が自分の知らない未来への分岐を生み出すのを目の当たりにし、また自分の目の前に現れた父の魂に、自分の幸せを追い求めてほしいと諭され、飛羽真が作り出す新たな未来を信じて再びエスパーダとして仲間のもとへ戻った。
尾上亮（おがみりょう／演：生島勇輝）
仮面ライダーバスターに変身。
土の聖剣・土豪剣激土（どごうけんげきど）に選ばれし土の剣士で、ソードオブロゴス・ノーザンベースにおける最強の剣士である。また、妻と1人の息子がおり、「最強の子育て王」を自称している。小さいことには拘らない豪快な性格だが、悩める後輩剣士の相談に乗ったり戦いに赴く仲間たちに発破をかけたりするなど年長者の頼もしさも見せる。同じく年長組の大秦寺哲雄（だいしんじてつお）と組織の若者を引っ張っている。先代カリバーで賢人の父の隼人とは親友の中であった。
飛羽真が組織を離反した際には彼と剣を交えたことで飛羽真の剣士としての覚悟を悟り、既に不信感を持っていた組織を離れて飛羽真に協力する道を選んだ。
緋道蓮（あかみちれん／演：富樫慧士）
仮面ライダー剣斬（けんざん）に変身。
風の聖剣・風双剣翠風（ふうそうけんはやて）に選ばれた風の戦士で、ソードオブロゴスに所属する剣士の中では最年少である。「強さこそ正義」が信条で、賢人のことを尊敬し、剣士としての目標としている。明朗快活で純粋な性格であり、その若さゆえに精神的には未熟なところがある。
賢人を殺めたカリバーこと上條大地のことを憎悪しており、飛羽真の離反の時には、飛羽真が賢人の仇である大地のことを支持したことで彼のことも敵視するようになる。賢人が復活したことを知り、単独行動をしている彼を探すために組織を離れるが、賢人と再開した時には風双剣翠風を封印しようとした賢人と戦うことになり敗北する。今まで追いかけていた賢人に剣を向けられたことで目標を失ったため、ひたすら強さを求めて放浪することになる。放浪の中で、大地の手を離れ自由を謳歌していたデザストに出会い、彼から自分の強さを教えてやると言われ行動を共にする。やがて、周りの剣士の強さは「守るべきもの」を守るための強さであり、ただ強さを追いかけてきた自信の空虚さを知る。自分の迷いは、剣士とメギドという敵対関係ながらデザストと伍していたことに起因すると気づき、デザストに決闘を申し込む。蓮が迷いから脱却し、自分だけの強さの本質に気づいたことに満足したデザストは蓮の剣によって消滅する。このデザストとの決着を経て、仲間の元に戻るのだった。
大秦寺哲雄（だいしんじてつお／演：岡宏明）
仮面ライダースラッシュの変身者。
音の聖剣・音銃剣錫音（おんじゅうけんすずね）に選ばれた音の剣士であり、ソードオブロゴスに使える鍛冶師の一族の人間として、聖剣やワンダーライドブックの開発やメンテナンスを行う。同じ年長組の亮とは正反対のクールで寡黙な性格で、ぶっきらぼうに振舞うが人見知りな性格がその一因と思われる。また、喧嘩が嫌いで、自分が当事者ではないいざこざですら怒号をあげて止めに入るほどである。
一族に伝わる「心正しき者を癒し、邪悪なるものを焼き尽くす」という火炎剣烈火の伝説を飛羽真が実現させたことで、組織を離れ飛羽真と共闘することを決めた。
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目次 - Contents
- 『仮面ライダーセイバー』の概要
- 『仮面ライダーセイバー』のあらすじ・ストーリー
- 全知全能の書をめぐる戦い
- 仮面ライダーへの変身
- ソードオブロゴスの仲間たちとメギドの脅威
- 飛羽真の過去とカリバーの真実
- 仲間との対立と光の剣士
- 封印されし本と賢人の復活
- 暴走の克服と倫太郎の覚悟
- セイバーの覚醒
- 最後の敵・ストリウスとの戦い
- 『仮面ライダーセイバー』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 神山飛羽真（かみやまとうま／演：内藤秀一郎）
- 須藤芽依（すどうめい／演：川津明日香）
- ソードオブロゴス・ノーザンベース
- 新堂倫太郎（しんどうりんたろう／演：山口貴也）
- 富加宮賢人（ふかみやけんと／演：青木瞭）
- 尾上亮（おがみりょう／演：生島勇輝）
- 緋道蓮（あかみちれん／演：富樫慧士）
- 大秦寺哲雄（だいしんじてつお／演：岡宏明）
- ソフィア（演：知念里奈）
- ソードオブロゴス・サウザンベース
- 神代玲花（しんだいれいか／演：アンジェラ芽衣）
- 神代凌牙（しんだいりょうが／演：庄野崎謙）
- マスターロゴス・イザク（演：相馬圭祐）
- その他の剣士
- ユーリ（演：市川知宏）
- バハト（演：谷口賢志）
- 上條大地（かみじょうだいち／演：平山浩行）
- 富加宮隼人（ふかみやはやと／演：唐橋充）
- ワンダーワールドの住人
- タッセル／ビクトール（演：レ・ロマネスクTOBI）
- ルナ（演：岡本望来、横田真悠）
- メギド
- レジエル（演：高野海琉）
- ズオス（演：才川コージ）
- ストリウス（演：古屋呂敏）
- デザスト
- 仮面ライダー
- 仮面ライダーセイバー
- 仮面ライダーセイバー／ブレイブドラゴン
- 仮面ライダーセイバー／クリムゾンドラゴン
- 仮面ライダーセイバー／ドラゴニックナイト
- 仮面ライダーセイバー／プリミティブドラゴン
- 仮面ライダーセイバー／エレメンタルプリミティブドラゴン
- 仮面ライダークロスセイバー
- 仮面ライダーセイバー／ワンダーオールマイティ
- 仮面ライダーブレイズ
- 仮面ライダーブレイズ／ライオン戦記（せんき）
- 仮面ライダーブレイズ／ファンタスティックライオン
- 仮面ライダーブレイズ／キングライオン大戦記（だいせんき）
- 仮面ライダーブレイズ／タテガミ氷獣戦記（ひょうじゅうせんき）
- 仮面ライダーエスパーダ
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- 『仮面ライダーセイバー』の用語
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- ファンタジック本屋かみやま
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- ワンダーワールド
- 『仮面ライダーセイバー』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 神山飛羽真「確かに本には世界を変える力がある。だけど、それは人々を幸せにする力だ！」
- 須藤芽依「顔を上げろ！倫太郎！！」
- 新堂倫太郎「「ズオス…！！誤った道を歩み、化け物になったお前に、剣士たちが紡いできた意志が負けるはずがないッ！！」
- 『仮面ライダーセイバー』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- コロナ禍で変更された構成
- 視聴者の間で人気を博した「デザさんぽ」
- 主演・内藤秀一郎の配役決定の裏話
- 『仮面ライダーセイバー』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA「ALMIGHTY〜仮面の約束 feat.川上洋平」
- ED（エンディング）：TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA「仮面ライダーセイバー」
- 挿入歌：内藤秀一郎・山口貴也・青木瞭「Rewrite the story」（第38章、第39章、第40章）
- 挿入歌：川津明日香「Will save us」