ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。

ウイルクの概要

ウイルクとは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する、ポーランド人と樺太アイヌ民族の血を引く男性である。メインヒロインのアイヌの少女アシリパの父親であり、彼女と同じ青い目を持つ。作中前半では「アシリパの父親を殺し、アイヌの隠し金塊を奪い去った人物」とされる、顔の無い網走監獄の囚人のっぺら坊として登場。のっぺら坊の隠した金塊を巡って物語は展開されていく。物語当初はのっぺら坊という人物がウイルクを殺し、金塊を奪い取ったとされていた。しかし物語の進行に伴い、のっぺら坊の正体がウイルクである事が判明した。その後ウイルクは金塊を巡る勢力が網走監獄で争う中で、かつての仲間であるキロランケの策謀により暗殺される。ウイルクは暗殺されたものの、事情を知らないアシリパを連れて樺太を旅するキロランケにより、その素性が語られていった。

ウイルクはかつて帝政ロシアの圧政に反発し、反政府パルチザンとして活動した。その結果時のロシア皇帝の爆殺に成功し、お尋ね者となったウイルクは親友のキロランケと共に北海道へと渡り、北海道アイヌとなった。アイヌコタン(アイヌの集落)にてアイヌの女性リラッテと結婚し、最愛の妻との間に娘のアシリパを設ける。ウイルクの妻リラッテはアイヌの伝統や文化を教え、パルチザンの活動で心身ともに傷ついていた彼を癒した。リラッテはアシリパを生んですぐに病気で死んでしまう。当初ウイルクは樺太と北海道を独立させようと考えていた。だが、リラッテと過ごしてきたウイルクは考えを転向し北海道のみをアイヌの独立国家にすべく行動するようになる。ウイルクは北海道をアイヌ達の手によって独立させるべく、志が同じ六人のアイヌの仲間と協力。そして、かつてアイヌの先人達が隠した金塊の情報を入手する。ウイルク達はこの金塊を北海道独立の為の軍資金にしようと決断し捜索した。紆余曲折の末、ウイルク達は金塊を発見し、金塊を五稜郭へと隠す。だが、その金塊の情報を入手していた鶴見篤四郎(つるみとくしろう)の策略によりアイヌの仲間たちは殺し合いを始めてしまう。鶴見は大日本帝国陸軍第七師団の中尉であり、アイヌの金塊を狙う狡猾な人物である。仲間割れの末、ウイルクは唯一人生き残った。ウイルクは、鶴見率いる第七師団が迫っていることを察知し、金塊を守るべく自らも顔の皮を剥がして自分の死を偽装した。その後、ウイルクは鶴見から逃れるため、自ら網走監獄の囚人となる。網走監獄でウイルクは金塊の在り処を娘のアシリパに伝えるべく、24人の凶悪な囚人に刺青の暗号を彫った。その後、刺青の囚人たちは脱獄し、北海道を舞台とした金塊争奪戦が勃発したのである。

ウイルクはのっぺら坊となり網走監獄に幽閉されていた。だが、鶴見が偽の刺青人皮を入手したことで状況が一変する。刺青の判別方法がわからない杉元佐一(すぎもとさいち)とアシリパは土方歳三(ひじかたとしぞう)率いる土方一派と手を組み、網走監獄にいるウイルクから金塊の在り処を直接聞き出そうとしたのだ。杉元は本作『ゴールデンカムイ』の主人公である。そして土方は元新撰組副長であり、北海道に独立国家を作るべく金塊を狙う人物である(この二人の概略は以下に記す)。杉元達は網走監獄に潜入する。だが、そこへウイルクとアシリパを確保すべく第七師団が襲来。網走監獄を舞台に乱戦が巻き起こる。混乱の最中、ウイルクは独房を脱出。杉元と遭遇し、杉元に金塊の在り処を伝えようとした所で杉元共々狙撃されてしまう。ウイルクは頭撃ち抜かれて即死し、杉元も頭撃ち抜かれて重傷を負う。ここでウイルクは死亡したものの、彼の遺した刺青の暗号やアシリパが暗号解読の鍵を思い出したことから、金塊争奪戦はより苛烈を極めて続いていった。

『ゴールデンカムイ』とはアイヌがかつて隠した金塊を巡り、様々な勢力が明治初期の北海道を舞台に壮絶な戦いを繰り広げる物語である。のっぺら坊ことウイルクは金塊の隠した場所を、同じく網走監獄に収監されていた24人の凶悪な囚人に刺青の暗号として彫った。この刺青は、殺して皮を剥いで組み合わせることを前提に作成されている。後にこの仕組みによって、壮絶な殺し合いが頻発していく。刺青の囚人たちはウイルクを残し、網走監獄を脱獄。囚人たちは北海道全域に潜伏した。物語は刺青の囚人たちや他の金塊を狙う勢力と人や駆け引きを繰り広げていくことで展開される。一方で、明治時代の北海道の文化やグルメを紹介するといったバトルありカルチャーありの多様なジャンルの物語となっている。

金塊を狙う勢力は大きく分けて3つある。1つ目は主人公が率いる杉元一行。杉元は日露戦争で多くの死者を出した203高地の戦いで、重傷を負いながらも、敵を数多く倒して生還した帰還兵である。「不死身の杉元」の異名を持ち、その名の通り、頭を撃ち抜かれても驚異的な生命力で復活する。一方で優しい一面を持ち、幼なじみで死んだ友人の妻の目の病気を治すために金塊を狙う。相棒にはアシリパと言うアイヌの少女がいる。アシリパは、ウイルクの実の娘であり、北海道の大自然に詳しく、活発な少女である。アシリパはウイルクと同じ青色の瞳を持つ。

2つ目は曲者揃いの刺青囚人が主体の土方一派である。土方は元新選組副長であり、かつて戊辰戦争で新政府軍相手に戦いを挑んだ。函館の五稜郭の戦いにて敗北し、表向きは処刑されたことにされ、網走監獄にて虜囚として長年幽閉されていた。網走監獄でウイルクことのっぺら坊と協力関係を築き、自分も含めた24人の刺青の囚人を率いて脱獄する。その後かつて夢見た蝦夷共和国と言う北海道を独立国として建国すべく、金塊争奪戦に参加した。土方の仲間には旧幕府の関係者が多い。また、仲間には牛山辰馬(うしやまたつうま)という刺青の囚人の一人がいる。牛島は巨漢の柔道の達人であり、不敗の牛山という異名を持つ。部類の女好きで一定期間女を抱いていないと暴走し、男であろうと老人であろうと襲いかかろうとしてしまう悪癖を持つ。

3つ目は鶴見率いる第七師団である。鶴見は大日本帝国陸軍の第七師団第27聯隊の中尉であり、情報将校である。知的で冷酷な人物であり、造反を目論んだ部下の耳や鼻を切り落としたり、目的に邪魔となる人物を殺すことに一切の躊躇がない。日露戦争の奉天の戦いにて部下をかばって負傷し、前頭葉の一部が吹き飛ばされている。そのため、琺瑯製の額当て常備しており、興奮すると、脳汁が滴り落ちてしまう。鶴見は第七弾を纏め上げ、北海道に第七師団を中心とした軍事国家の樹立を画策。そのための軍資金として、アイヌの金塊を狙う。鶴見は、圧倒的カリスマ性を持ち、彼の部下には一癖も二癖もある優秀な軍人が多い。

ウイルクのプロフィール・人物像

性別:男
性格:冷酷なまでの合理性、娘の前では優しい父親
特徴(顔を失う前):髭面、大きな顔の傷、美しい青い瞳
特徴(顔を失った後):顔が無い事、美しい青い瞳
出身:樺太
特技:合理的思考と圧倒的行動力
CV:東地宏樹

ウイルクは、青い瞳と顔の大きな傷が特徴的な中年の人物である。冷酷な一面を持つ一方で、温かく人間臭さを併せ持っている。ウイルクは樺太アイヌとポーランド人のハーフであり、当時ロシアの支配下であった樺太で生まれ育った。青年の時は少数民族の独立のため帝政ロシアを打倒すべくパルチザンとして活動。この時ソフィアというパルチザンの女首領と親友キロランケと共に行動している。ウイルクは持前の論理的思考と行動力でパルチザンの中核を成す人物となっていった。活動の末、ウイルクは時のロシア皇帝を爆殺することに成功した。この時負傷し、顔に大きな傷がついてしまう。

性格は徹底した合理主義者である。必要とあれば殺人すらもいとわない。また自分すらも駒の一つと考える非情さを持つ。金塊を守るために、自らの顔の皮を剥ぎ取ると言う行為をわずか短時間で判断し、完遂していた。まだ名前もない幼少時、ウイルクは狼の冷酷にも見える合理性に感銘を受けこのような人物に育った。狼の毛皮を被って走り回っていた事から、父親から「狼」を意味する「ウイルク」という名前を授かっている。後にこのエピソードをウイルクが妻のリラッテに話した際、リラッテから「ホロケウオシコニ」の名前を授かっている。これは日本語で「狼に追いつく」という意味を持つ。

ロシア皇帝を爆殺した後、ウイルクはキロランケと共に樺太へ逃れる。そして北海道へ渡り、北海道アイヌとして家庭を築いた。だが裏でウイルクは仲間の6人のアイヌと共に、アイヌの隠し金塊を捜索。北海道のみを独立国家にしようと画策していた。捜索の末、ウイルクは金塊を発見した。だが、同じく金塊を狙う鶴見の策略により、仲間は同士討ちで死亡してしまう。背後には鶴見が迫り、ウイルクは鶴見から逃れるべく頭の皮を自らの手で剥がし、己の死を偽装した。それでも偽装工作を見破り、追ってくる鶴見から逃れる為ウイルクは網走監獄に自ら幽閉された。こうして網走監獄の「のっぺら坊」が誕生したのである。のっぺら坊になってから、皮を剥ぎ取り組み合わせることで暗号を解読すると言う仕組みを考えだし、24人の囚人に刺青の暗号を施した。結果的にこれが金塊争奪戦をより血生臭いデスゲームにした側面がある。また、まだ娘のアシリパが幼かった頃から、彼女に北海道の大自然の知識やサバイバル技術を教え、アイヌの先導者となる教育を施す。金塊をアシリパに託し、アイヌを先導して独立国家を樹立させるという過酷な宿命を背負わせるためだった。この事からもウイルクは合理的であるが故に、冷酷な人物であることが伺える。

一方でアシリパからは「アチャ(お父さん)」と呼ばれて慕われており、優しい父親として見られていた。また最愛の妻リラッテからアイヌの文化や伝統を教わり、ウイルクは北海道の大自然に感化されていった。その結果、ウイルクは当初の計画を変更して北海道のみを独立させようと行動するようになる。これは樺太の少数民族を見捨てる行為であり、この事を知ったキロランケはウイルクと離別。後にキロランケはかつてのウイルクの手法に従い、独立活動に不要となったウイルクを暗殺させてしまう。

ウイルクの装備・能力

青い瞳

ポーランド人だった父親譲りの美しい澄んだ瞳を持つ。は娘のアシリパに受け継がれている。顔の皮を剥いでのっぺら坊となったウイルクをアシリパはこの目を見て自分の父だと認識した。一方で、顔の皮を剥いでまで自分の姿を偽造したウイルクだが、この目を鶴見に見られてしまい、ウイルクの偽装工作は半分失敗してしまった。

顔の大きな傷

時のロシア皇帝を暗殺した際に負った傷。ウイルクの特徴となっている。そのため、ウイルクは自らの死を偽装するため、顔の皮を自らの手で剥ぐといった行為に及んでいる。

メノコマキリ

北海道アイヌの伝統的なマキリ。アイヌの女性が使う小刀である。ウイルクは自作したマキリをアシリパに託している。このマキリは後に杉元に手渡され、ウイルクはこのマキリを見てアシリパに信頼された人物として杉元を信用した。

刺青の暗号

のっぺら坊と化し、網走監獄に囚われたウイルクがアシリパに金塊を渡すべく考案した苦肉の策。囚人たちを殺し、その刺青の皮を剥いで暗号解読をする事を前提に作成してある。この暗号解読にはウイルクとアシリパしか知らない特定のキーワードが必要となる。金塊を求める人々はこの刺青人皮を求めて殺し合いをするようになる。

金塊争奪戦を血生臭いものにした元凶の一つ。

冷酷なまでの合理性

目的の為に最短ルートを考えだしてすぐに行動に移すことができる、ウイルクの最大の強み。そこに倫理観や同情は一切無い。この思考力、行動力によりウイルクは殺し合いを前提とした24人の凶悪な囚人達に刺青を施すという行為に及んだ。この刺青を巡り、多くの人々が血生臭い死闘を繰り広げていく事になる。

金塊

かつて和人達に対抗すべくアイヌの先人達が北海道中の川から採取した金塊。時を経てウイルク達七人のアイヌが発見し、五稜郭の馬井戸の中に隠し直した。ウイルクのみが生き残っているため、この金塊の在処は彼しか知らない。ゴールデンカムイの根幹をなす存在であり、最重要アイテム。

土地の権利書

金塊を用意したアイヌの先人達が残したもので、北海道各地の土地の所有権を保証している。北海道に存在した蝦夷共和国とアイヌの先人達の間で締結された。国際条約として締結されているため、明治新政府はこれを無視する事ができない。尚、この権利書は蝦夷共和国からアイヌが北海道各地の土地を買い取る形で締結されている。対価は金塊の約半分であった。蝦夷共和国が滅びた為、条約を引き継いだ明治新政府に金塊は支払われた。この金塊を軍資金に明治新政府は日露戦争を行ったとされる。

ウイルクの来歴・活躍

樺太にて出生

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土方歳三(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方歳三(ひじかたとしぞう)とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、刺青の囚人の頭目にして「新撰組鬼の副長」と恐れられた男。函館戦争で死亡したと思われていたが、極秘で監獄に収監されていた。蝦夷共和国樹立を叶えるため、アイヌの隠し金塊を狙う。同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団を最大の障害と見なし、主人公・杉元佐一や彼の仲間たちとも一時共闘する。普段は穏やかな老人だが、戦闘時には鬼のような気迫を見せて敵と戦う。利害が一致すればどんな人物とも手を組むが、敵と見なす者には一切容赦しない。

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フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。

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いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草(いごぐさ)ちゃんとは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物である。第七師団で鶴見篤四郎の腹心である月島基の幼馴染で元恋人である。将来を誓い合う仲だったが、両親に騙され、三菱財閥幹部の息子と結婚。東京へ移住し、幸せな家庭生活を送る。だが真実を知らない月島は、実の父親が「彼女を殺した」と誤解し、父親を殺害して死刑囚となってしまう。いご草ちゃんは月島にとってかけがえのない存在だった。それに目を付けた鶴見は彼女の存在を利用し、月島を忠実な部下に育て上げ、共に金塊争奪戦に身を投じていく。

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門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

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岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(どい しんぞう)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物である。埋蔵されたアイヌの金塊の暗号となっている刺青が体に彫られた24人の囚人の1人である。幕末に土佐藩の勤皇派におり、幕府の要人など何人も殺害した殺し屋であった。その後北海道・根室に流れ着きアイヌの女性と結婚するも、土井に恨みを持つ者が妻を拐った。妻を取り戻すために、妻を拐った人物を殺め、釧路の海岸で捉えられ囚人となった。妻が病で先が短いことを知り網走監獄を脱獄した。最期を看取った後は根室の漁場で働いている。

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キラウシ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キラウシ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キラウシとは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、土方歳三に道案内に雇われたアイヌの男性。コタン(アイヌの村)の周辺を蝗害に襲われて食糧難になったため、出稼ぎに出ていたところを土方たちに出会った。網走監獄で看守部長をしていた門倉利運(かどくら としゆき)と仲が良く、ふたりで行動することが多い。取り立てて強いわけではないが、五稜郭での最後の戦いではアイヌの土地の権利書を守るため勇敢に戦った。

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