『東京喰種トーキョーグール』のラスボス・旧多二福の行動まとめ

旧多二福

終盤戦にさしかかっても謎の多いキャラ

当初は無能キャラとして登場

re:にて、喰種対策局の一等捜査官であり、キジマ班に属するキジマ式の部下兼補佐であることが判明した。
作者の石田スイのtumberにて、2016年の旧多二福の生誕記念の際、"6歳になりました"との記載があったことから、実年齢は24歳だと思われる。
上井大学にいた大学生だが、在籍しているのならば恐らくアカデミーを卒業していないのだと思われる。また、一部ではカネキを捜索するための潜入捜査だと予想されていた。

残虐性がみられるキジマとは違い、一見穏やかな人物。
囮作戦では囮役が上手いと評価され、本人は「全然嬉しくないです～」と小声で否定している。

キジマに対しては「クソじょうしぃ」と囮作戦時に酔っぱらった（ふりの）時に発言していたが、巻末のおまけ漫画では熟睡しているキジマに布団を掛けたり、キジマの冗談で談笑している事から、関係は良好だと思われる。
一等捜査官であるため相応の戦闘経験はありそうだが、キジマに「血で滑るなよぉ」と注意されていたため、戦闘に不慣れのよう。

実は前作東京喰種無印にて初登場していた？

カネキを探すトーカが、後ろ姿をカネキだと勘違いしてある人物に話しかけました。
この人物が旧多だったのです。

実はピエロだった？！

実は喰種集団道化師ピエロの一員・宗太であり、カネキが巻き込まれた鉄骨落下事故を引き起こした張本人。つまりカネキ半喰種化の間接的原因でこの物語の元凶そのもの。
ただし、これは喰種の世界においての彼の一面に過ぎず、本来はCCGの後ろ盾たる喰種集団「V」の一員。その一方で、「V」の敵対組織であるはずの喰種集団「アオギリの樹」の嘉納教授とも個人的に繋がりを持っている。

ハイルと同じく白日庭出身で、和修の血を引いているらしいが、周囲にはその事を知られていない。
普段の温厚な性格も演技に過ぎず、飄々とした態度で軽口を叩きながらも、ともすればキジマ以上に冷酷かつ残虐な本性を隠し持つ。
戦闘能力自体も非常に高く、少なくともSレート以上の実力を持つ松前を単騎であっさり駆逐する程。

喰種のレストランの会員で、会員名は「PG」。
白のスーツにピアスをつけている。また、常に手袋をしている。
月山習とはマスクをつけたままだが面識があり、彼を唯一「MMさん」と呼んでいる。
亜美を食材として太らせレストランの解体ショーに誘い込んだ。

その後はあまり登場しなかったが、途中でピエロの一員だということが発覚する。
劇中ではマスクを外さない。終盤ではカネキに執着するロマをからかっている。

カネキを喰種にしたのは旧多と言っても過言ではない

神代利世に歪んだ愛情を抱いている

旧多二福（ふるたにむら）の正体は和修一族の関係者であり、半グール。

旧多によると、「リゼを”V”から逃がしてあげたのに、自分に興味を持たず自由を満喫するリゼを許せなくて鉄骨を落とした」というふうなことを言っています。リゼを逃がすときに旧多がどんな犠牲を払ったのかはまだ分かっていませんが、鉄骨を落としたくなるほど大変な思いをしたんでしょうか。
鉄骨事件について、カネキは鉄骨を落とした旧多に「どうして僕だったんですか？」と聞きます。その質問を旧多は「狙ったのはリゼ」「自意識過剰」とカネキの質問を笑い飛ばします。
しかし、カネキがそういう質問をしたということは、自分が狙われたと感じたということ。旧多の反応は、真実をごまかすためのものにも見えます。

そんな旧多も連載が進むにつれて少しずつ不穏な雰囲気を出していく