江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

江渡貝弥作のプロフィール・人物像

性別:男
年齢:不明
誕生日:不明
出身:奈良
好きな物:素麺
嫌いな物:イチジク
CV:内田雄馬

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物であり奈良県出身の剥製職人である。江渡貝は北海道・夕張にて江渡貝剥製所を営んでいる。北海道へ移住して来た理由は、北海道の気候が剥製製作をするのに適しているからであり、より理想の剥製ができるように日々追求している。表向きでは様々な動物の剥製を作り、売っているだけのように見えるが、江渡貝は人間の皮を使った手袋や鞄を作る変態である。人間の剥製も作っており、その中には実の母親や母親の知り合いもいる。彼には剥製の母親の声が聞こえており、生きていない母親と会話している。困った時は自分がどうすればいいか母に聞くなど、マザコンである様子。
鶴見たちが刺青を持つ囚人の死を聞きつけ捜索していたところ、埋葬されていた死体が盗掘されていた。死体を盗掘した犯人を待ち伏せ、追ってみると江渡貝に辿り着いた。押しかけた鶴見が言葉巧みに聞き出したことで、江渡貝が死んだ人間の皮で革細工を作っている事が明らかとなった。彼の職人としての技術は良く、彼が豚の革で作ったという手袋をつけた鶴見も絶賛し自分の分も作って欲しいと要求していた。
金塊争奪戦に大混乱を巻き起こし、解読を難航させようと企んでいたため、江渡貝に刺青人皮の贋物を作るよう命じた。江渡貝は歪んだ己を受け入れてくれた鶴見の期待に応えるために、贋刺青人皮を作るのに専念するが、小さな音にも敏感になるなど神経質な様子を見せていた。
鶴見のことが好きで鶴見に似せた人形を作って抱きつくほどだが、同じ軍の月島や二階堂には厳しい対応をしている。
刺青人皮を狙って襲撃に来た尾形を見て、シロクマの剥製を身に纏い逃走する。自分を受け入れてくれた鶴見に、なんとしてでも贋刺青人皮を届けなければという一心で走り続けるが、トロッコでの逃走中に爆発に巻き込まれて瓦礫の下敷きとなる。月島が江渡貝のことを助けにきたが、火災が広がらないように入り口が遮断されることを知っていた江渡貝は、岩盤に足が潰されてしまった自分が助かるにはもう間に合わないと悟った。そのため江渡貝は月島に贋刺青人皮を預けた。大好きな鶴見の役に立ち命がけで役目を果たした事に満足し、江渡貝は迷いも後悔も無い表情のまま死んでいった。

江渡貝弥作の装備・能力

剥製製作技術

人間の皮で作った鞄

江渡貝は人間の皮で細工を作るなど変態ではあるが剥製職人としての腕は確かなものである。鶴見が江渡貝を訪問した際、剥製が逆さに吊るされているのはどうしてかという質問をした。それに対し江渡貝は「毛や羽根が逆立ち仕上がりがふっくらするんです。いかに生前の姿を再現できるか、剥製屋の腕の見せ所ですね」と言ったり、なめし剤には植物性のタンニンなめしを使うなど職人としてのこだわりを見せていた。なめし剤に使われるものは簡単に入手できるミョウバンが多いが、肌が敏感な人は荒れてしまうという。それに比べてタンニンは植物性のため、肌に触れても安全というメリットがある。
また、作中では人間の皮で作ったさまざまな細工が紹介されている。作った衣服を身にまとい鶴見の前でファッションショーをするなど、多種多様な作品が存在することがわかる。

江渡貝弥作の来歴・活躍

「ゴールデンカムイ」の基本情報

金塊争奪戦とは

『ゴールデンカムイ』の舞台は北海道である。アイヌから奪われた埋蔵金が眠っているという話が広まり、それぞれ目的のために一攫千金を狙う物たちが金塊を目指す。網走監獄にて、アイヌを殺害し金塊を奪った男・のっぺら坊は仲間に金塊の在処を伝えるために、24人の囚人の体に刺青の暗号を彫った。金塊の噂は各地に広がり狙っている者が多い為、どれだけ他の敵より早く刺青の囚人を探し出し、暗号を解くかが鍵となっている。金塊を狙う人物には、不死身と言われる陸軍の杉元佐一や、政府へのクーデターを企てる鶴見中尉率いる第七師団、囚人たちの脱獄を指揮した土方歳三などがいる。

刺青人皮とは

刺青人皮とは、アイヌから奪われた金塊の在処の暗号を囚人の体に彫ったものである。暗号の刺青を入れられたのは24人の囚人であり、暗号だけ写させて命を救ってもらうもの、殺されて皮を剥がされた者もいる。刺青はアイヌを殺し金塊を奪ったというのっぺら坊によって、仲間に金塊の在処を伝えるために入れられた。文字の他に掘られている線は、ヒグマの皮を解体するときの手順で掘られているため、皮を剥ぐ前提で掘られているといわれている。

墓荒らし

夕張にて、陸軍第七師団を率いる鶴見中尉は、部下である月島、二階堂の2人と共に炭鉱事故で土葬されたばかりの墓で張り込んでいた。最近夕張では墓を掘り起こされる事件が相次いでおり、埋葬された刺青の囚人もその被害に遭っていたことから、刺青を手に入れた盗掘犯が再びやってくるのではないかと考えたのである。
二階堂が殺されてしまった双子の兄弟・洋平の片耳を所持しており、鶴見の耳と似ていると話していた。そんなやりとりをしていたところ、盗掘犯である江渡貝が現れた。夜のため空が暗く顔はわからないが、鶴見は二階堂と月島の2人に江渡貝を追わせた。残った鶴見は江渡貝が落としていった手袋を持ち上げ手にはめた。その手袋は爪がついており、まるで人間の手の皮で作ってあるように見えた。「届けてやろう」と言い怪しい笑みを見せた。

鶴見との出会い

江渡貝(左)と江渡貝が落とした手袋をはめた鶴見(右)

朝早く、鶴見が江渡貝剥製所を訪問した。扉を叩く音を聞いた江渡貝は、一緒にお茶していた剥製の母に「いいよ座ってて」と言った。剥製を扱っていると聞いて来たという鶴見に、不安そうな顔で「中へどうぞ、たくさんありますので」と中へ入れた。「第七師団の迎賓館に飾る剥製を探しに来たのですが、いやしかし素晴らしい出来栄えで目移りしますなぁ」と剥製を褒める鶴見。その言葉を聞いた江渡貝は嬉しそうな表情を見せて剥製の説明をした。剥製を逆さに吊るしている意味を聞かれた際は、「毛や羽根が逆立ち仕上がりがふっくらするんです。」と目を輝かせた。鶴見から夕張には1人で来たのかと尋ねられると、母と来たが腰を悪くして奥に引きこもっていると答えた。鶴見は江渡貝の職人としてのこだわりを褒めた。そして「職人の鏡ですな」と江渡貝の肩に、江渡貝が落とした手袋をはめた手を乗せた。落とした手袋を届けに来たという鶴見に驚き、彼らが昨晩墓で追いかけてきた連中であることに気付いた江渡貝は後ずさる。背後にあった剥製が床に落ち、その音を聞いた剥製の母や他の剥製は「あらなんの音かしら」「様子がおかしいねぇ」「弥作さん、怪我しなかった?大丈夫?」と江渡貝にしか聞こえぬ声をかける。「なんでもないよ、剥製を落としただけだ」と剥製に向かって叫ぶ江渡貝。自分の手袋ではないと否定する江渡貝に鶴見は、前の夜に逃がしたふりをして江渡貝の家につけてきたと話した。江渡貝は否定しつつも、自分の犯罪行為(剥製を作る過程で出る廃棄物の不法投棄や、人間の死体の盗掘など)がバレたと思い、作業用のナイフを手に握る。しかし鶴見は「素晴らしい!私の分も作っていただけないだろうか」と言った。そして「使い込まれているのに柔らかくしなやかな肌触り、指の先までぴったりと合うので手袋で小銭が摘めてしまう。」と絶賛。自分の犯行を知って尚その技術と作品を褒めてくれた鶴見に、江渡貝は好感と信頼を抱いて次第に警戒を解いていく。江渡貝が落とした手袋は、人間の皮でなく豚の皮の手袋であり、夜に墓場に行ったのは処理しきれなくなった動物の骨や内臓などの大量の廃棄物を捨てるためだと説明した。江渡貝は鶴見が欲しいと言った手袋と同じものが、別の部屋にあるため持ってくると言い、剥製たちのいる部屋へ行った。

鶴見に気を許し始める江渡貝だったが、幻聴の形で「今日出会ったばかりの鶴見を信用するな」と剥製たちから指摘される。そんな所に鶴見がやってきて、「こんにちは、みなさん」と言うが、剥製の声は江渡貝にしか聞こえない。剥製たちは「見られたぞ殺せ」「剥製にしてしまえ」と騒ぎ出し、その幻聴に促されるまま江渡貝は背後から鶴見に襲いかかろうとした。しかし、「今にも動き出しそうな仕上がりですな、君は天才だ江戸貝くん」と自分を褒める鶴見の言葉に殺そうとする手は止まってしまう。「信用しちゃダメよ弥作さん、この人は悪い男よ」と母親が畳み掛けるが、「母さんはそうやってボクから全てを遠ざけたじゃないか、僕の味方だった父さんまで殺して」と葛藤する様子を見せる。頭を抱える江渡貝に鶴見は「江戸貝くぅぅん」と声をかけ服を脱ぎ、刺青人皮で作った衣装を見せた。江渡貝は人間の皮で作った服に魅了されときめいた。母の幻聴が邪魔をするため2人は工房へ移動して話すことに。
鶴見が作った人間皮の衣装を見て、皮に残った肉片や油を削ぎ落とす「なめし」という工程が甘かったと話す。また、鶴見の肌が荒れてしまったのは、なめし剤にミョウバンを使ったからだと説明した。ミョウバンは肌が敏感な人だと合わないことが多く、オススメは植物性のタンニンなめしだと言い、剥製作りへのこだわりを見せた。

ファッションショー

鶴見は江渡貝に、他の作品もあるなら来て見せてくれないかと要求した。それに江渡貝は「いいんですか?」と嬉しそうに言い次々に着てみせた。人間の顔や指、腕の形が残っているものなど形は様々で、まさに変態である様子を見せている。鶴見が「いいねぇとても素敵だな江渡貝くん」「時代の最先端だよ江渡貝くん」と絶賛し自分を受け入れてくれることに快感を覚え喜ぶ。

母との決着

その頃、江渡貝の家の近くで張り込んでいた月島と二階堂だったが、二階堂がいなくなっていた。二階堂は江渡貝の家に勝手に入り、剥製の部屋に入り込んでいた。双子の兄弟・洋平の片耳と江渡貝の母の剥製の耳を比べて、違うなとため息をついた。そこで二階堂は持っていた洋平の耳を剥製の服の中に落としてしまう。耳を取ろうとして江渡貝の母を床に倒し乗っかって探していた所、江渡貝が部屋に入ってくる。耳は見つかったようだ。江渡貝は自分の母が押し倒されていることにびっくりして憤りを覚えた。すぐに母のことを助けようとした江渡貝だが、背後から鶴見に拳銃を握らされ、「君が母君を撃つんだ」と言われた。「やめて。撃たないで」という母の幻聴、「決めるんだ、江渡貝くんの意思で」と促す鶴見の声。江渡貝は再び葛藤するが、「巣が歪んでるから君は歪んで大きくなった」という鶴見の言葉で決心し母親を撃った。その後は江渡貝にだけ聞こえていた声は止んだという。江渡貝の母は心臓発作で亡くなっていて、生きているうちに決着をつけるべきだったと、江渡貝は言う。そんな母との決着をつけてくれた鶴見に江渡貝は感謝した。

刺青人皮贋作制作

母親と決着をつけた江渡貝に鶴見は相談を持ちかける。鶴見は身につけている刺青人皮は暗号になっている事を伝えた。そして刺青人皮争奪戦に大混乱を巻きをこすために、デタラメの暗号が掘られた贋の刺青人皮を数枚作って欲しいと江渡貝に頼む。江渡貝は自分を受け入れてくれた鶴見のためにその話を引き受けた。

贋物の刺青人皮を作り始める江渡貝だが、生きた人間の皮膚に入るからこそ出る墨の色が再現できず苦戦する。僕にはできないと暴れる江渡貝に、月島が「頑張れよ江渡貝くん、集中集中」と応援するが「はぁ?じゃあ月島さんに刺青入れて引っぺがしましょうか?鶴見さんはどうしていないの?鶴見さんに会いたい」と鶴見以外には冷たい様子を見せた。また自分でも鶴見の言うことしか聞かないと我がままを口にする。大きなシロクマの剥製の上に跨り、「鶴見さんを呼んできて!」と発狂するなど変態ぶりを覗かせた。また別の日には扉の閉まる音に反応し、「今帰ってきたの月島さんですか?前山さんですか?扉は静かに閉めてくださいっていつも言ってますよね」と言ったり臭いからお風呂に入れなどと、神経質な様子を見せた。それを理由に前の夜に作ったという鶴見そっくりの人形を出し「鶴見さんに謝ってください」と言った。

sigMz8
sigMz8
@sigMz8

Related Articles関連記事

ゴールデンカムイ(金カム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゴールデンカムイ(金カム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴールデンカムイ』とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載されている漫画。作者は野田サトル。2016年には「マンガ大賞」を受賞している。舞台は明治末期の北海道。主人公・杉元佐一は幼馴染・梅子の治療費を得るため大金を求め、一攫千金を目指してゴールドラッシュに湧いた北海道で砂金を集める生活を送っていたが、そんな杉元にあるアイヌ人が隠した埋蔵金の話が舞い込む。手がかりは、脱獄した囚人の体に掘られた入れ墨。一攫千金を巡るサバイバルバトルが開幕する。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルによるサバイバルバトル漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。 陸軍に所属していた杉元佐一は、日露戦争が終結した後、幼馴染の病を治す為、北海道で砂金採りをしていた。その時、杉元はアイヌが秘蔵していた金塊の存在を知る。杉元はアイヌの少女・アシㇼパと共に金塊を追い求める。 作中にはマタギやアイヌのユニークな料理が多数登場する。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ゴールデンカムイは週刊ヤングジャンプに連載中の野田サトルによる漫画作品。明治時代の北海道を舞台に日露戦争で「不死身の杉元」と呼ばれた帰還兵杉元佐一とアイヌの少女アシリパを中心に隠された金塊をめぐる冒険漫画。過激な描写が特徴で作中では次々と個性的なキャラクターが登場するためインパクトのある名言・セリフが多い。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の入れ墨の脱獄囚まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の入れ墨の脱獄囚まとめ

『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルによるサバイバルバトル漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。 日露戦争から生きて戻った杉元佐一は、幼馴染である梅子の病を治すために金が必要だった。そんな時、杉元はある男が隠したアイヌの金塊の存在を知る。その金塊の在処は、網走監獄の脱獄囚の身体に入れ墨として彫られていた。杉元は、アイヌの少女・アシㇼパと共に金塊を探し求める。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

北海道を主な舞台に、莫大な隠し金塊を巡るアイヌと脱獄囚と軍部の熾烈な争奪戦を描いた『ゴールデンカムイ』は、2022年4月に原作漫画が完結。物語としては大団円を迎えるも、いくつかの謎については明確な解答を描かず「この件はどうなったんだろう」という余韻を残すものとなった。 ここでは、金塊の隠し場所やのっぺら坊の正体などの「作中で明らかになった伏線や謎」と、大敵・鶴見篤四郎の生死や単行本追加エピソードとして描かれた占守島の戦いの殊勲者などの「曖昧な形で決着した伏線や謎」について紹介する。

Read Article

ゴールデンカムイ(金カム)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

明治末期の北海道を主な舞台に、アイヌたちがいずこかに隠した莫大な金塊を巡る熾烈な争奪戦を描いた『ゴールデンカムイ』には、壮絶な過去を持つキャラクターが何人も登場する。 幼馴染と交わした最後の約束のため、再び命懸けの戦いに身を投じる元兵士の杉元佐一。父を追う旅の中で、アイヌ民族そのものの命運を背負うこととなっていくアシリパ。恋をしたがために脱獄王となった白石由竹。妹の仇を討つために突き進み、多くのものを失った谷垣源次郎。ここでは、『ゴールデンカムイ』の主要人物たちの壮絶な過去を紹介する。

Read Article

NEW
ゴールデンカムイ(金カム)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

ゴールデンカムイ(金カム)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルによる日本の漫画。集英社の『週刊ヤングジャンプ』で連載され、テレビアニメ化、実写映画化もされた人気作。舞台は明治末期の北海道。主人公・杉元佐一は幼馴染との約束を守るため、一攫千金を目指してゴールドラッシュに湧いた北海道で砂金を集める生活を送っていた。そんな彼にアイヌ人が隠した埋蔵金の話が舞い込む。手がかりは、脱獄した囚人の体に掘られた入れ墨だった。ここでは作中に登場したカップルや夫婦、恋愛要素のあったキャラクターたちについてまとめている。

Read Article

谷垣源次郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

谷垣源次郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

谷垣源次郎は、『週刊ヤングジャンプ』に2014年から連載が開始された、野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』の登場人物。時代は明治時代の北海道。日露戦争(1904年~05年)終結から間もないころ、アイヌ民族が隠したとされる莫大な金塊のうわさを聞き、様々な理由と野望を胸に秘めた男たちが、誇り高き北の大地に集結する。その中で谷垣は金塊を追っている屯田兵の部隊、大日本帝国陸軍最強と謳われた北海道の第七師団(道民は畏敬の念を含めて「北鎮部隊」と呼ぶ)27聯隊に一等卒として所属している。

Read Article

月島基(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

月島基(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

月島基(つきしま はじめ)とは『ゴールデンカムイ』の登場人物で大日本帝国陸軍第七師団、歩兵27部隊に所属している軍人。階級は「軍曹」。同部隊上司である鶴見中尉の側近として主人公である「杉本佐一」と対立する。一時は仲間として行動していたが、自身の任務を遂行するために再度敵として相まみえる。淡々と自身の任務を遂行していく傍らで、「江渡貝弥作」や「鯉登音之進」と接触していくことにより着実に感情が隠し切れない場面が出始めている。

Read Article

海賊房太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

海賊房太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

海賊房太郎(かいぞく ぼうたろう)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人である。自分の王国を作りたいという野望を持ち、金塊を狙う。高い潜水能力とカリスマ性を持ち、金塊の在り処を刺青の暗号無しである程度特定している。初登場時は杉元一行と死闘を演じたが、杉元一行と手を組み、行動を共にした。その後紆余曲折を経て、札幌麦酒工場で第七師団から逃げる途中、撃たれそうになった白石を庇って死亡した。

Read Article

尾形百之助(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

尾形百之助(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

尾形百之助(おがた ひゃくのすけ)とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する銃さばきの上手い軍人。大日本帝国陸軍の第七師団に所属していたが、途中軍隊の上司である鶴見中尉を裏切った。その後は脱走兵として土方歳三とアイヌの金塊を探すため一緒に行動し、金塊の鍵を握るのっぺらぼうに会うため網走監獄に潜入した。そこでのっぺらぼうと一緒にいた杉元の頭を撃ち抜いて逃げた。それから新たな金塊の情報を探るべく誰にもすがらずに自分で旅を続けている。

Read Article

宇佐美時重(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

宇佐美時重(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

宇佐美時重(うさみ ときしげ)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。第七師団の初期メンバーの一人で階級は上等兵。かなり腕が立ち、丸腰で武器を持った複数人の殺人犯を返り討ちにしてしまう程。鶴見中尉に心酔しており、恋愛感情にも似た忠誠心を持つ。最期は元第七師団の尾形に狙撃され、胸を撃ち抜かれて致命傷を負う。それでも尚、今際の際に鶴見中尉に刺青人皮と重要情報を伝えて息絶えた。

Read Article

ヴァシリ・パヴリチェンコ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヴァシリ・パヴリチェンコ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ヴァシリとは『ゴールデンカムイ』に登場するロシア人狙撃手である。樺太の国境警備隊所属。日本軍の狙撃手・尾形百之助(おがたひゃくのすけ)との狙撃対決に敗れるが、再戦を熱望して脱走兵となり、尾形を追い続ける。二人の対決は作中屈指の名勝負の一つであり、ファンの間で人気が高い。狙撃の他には絵を描くことが得意。ヴァシリが描いた似顔絵がきっかけで、主人公・杉元佐一(すぎもとさいち)と打ち解け、共に北海道へ渡る。言葉が通じないこともあり、杉元たちとの旅では絵やジェスチャーでやり取りをしている。

Read Article

杉元佐一(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

杉元佐一(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

杉元佐一(すぎもとさいち)とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する主人公。日露戦争を戦い抜いてきた元・陸軍兵士で、体に無数の傷を追ってきたが全く命を落とすことが無かった。その活躍ぶりから、軍人の間では『不死身の杉元』と言われている。杉元が金塊を探しに北海道の山に入ると、アイヌの少女アシリパと出会う。後に少女の父は金塊を隠した人物であることを知り、お互いの目的を果たすために一緒に旅を始める。

Read Article

姉畑支遁(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

姉畑支遁(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

姉畑支遁(あねはたしとん)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人であり、動物学者。動物、植物をこよなく愛し、研究している。だが嫌がる動物を無理矢理犯したり植物を傷つけて射精するなど異常な性格の持ち主。自分の欲望のままに行為をしたにも関わらず、行為後は大変後悔をする。そして自分が犯した動物や植物に責任を一方的に擦り付け動物は殺害、植物はナイフで傷をつける、とかなり独善的で身勝手な行動をする。

Read Article

アシリパ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

アシリパ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

アシリパとは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する主人公の1人である。北海道の小樽近辺の集落に住むアイヌの少女で、大人顔負けの精神力と狩猟技術と調理技術の持ち主。伝統を尊重しながら時代の変化を柔軟に受け入れ、「新しいアイヌ」たることを信念としている。アイヌが隠した金塊とそれを巡る殺人事件に父が関与していた事を知り、その真実と真意を知るため、元日本兵でもう1人の主人公である杉元と共に、隠し金塊の謎へと挑んでいる。

Read Article

白石由竹(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

白石由竹(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

白石吉竹(しらいしよしたけ)とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。通称「脱獄王」の異名を持つ天才的な牢破りである。脱獄する際は看守を騙す詐術や狭い隙間を通るための関節外しなど、脱獄のための多彩な技術を持つ。体には金塊の隠し場所を描いた刺青が彫られており、同じ刺青が描かれている囚人の皮を集めるとありかが分かるようになっている。金塊の手掛かりとなる刺青を持つ囚人たちを探して、北海道で出会った仲間達と共に旅を続けている。

Read Article

松田平太(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

松田平太(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

松田平太(まつだ へいた)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人である。砂金の専門知識を持ち、北海道での砂金の採取に情熱を燃やしている。だが、その本性は多重人格の殺人鬼である。自分がかつて同居していた長兄夫婦、次兄、父親、ヒグマの人格を持つ。自分の家族がヒグマに襲われて殺され、自分もヒグマに襲われて殺される幻覚を見る。その後、自分の体をヒグマに乗っ取られて人を襲って食べるという異常な殺人を行う。

Read Article

関谷輪一郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

関谷輪一郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

関谷輪一郎(せきや わいちろう)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。24人の刺青囚人のうちの1人である。際立った戦闘力は無いが狡猾さと独自の信仰心を持ち、他人の命を「試練」と称し運任せで毒殺する異様な殺人を繰り返し投獄される。脱獄後は北海道の阿寒湖のほとりで刺青人皮を巡り土方一派を狙う。一時は土方と牛山を持ち前の狡猾さで戦うことなく倒して生き埋めにした。しかし仲間の門倉とキラウシの活躍で復活した土方に逆襲され力尽きる。

Read Article

奥山夏太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

奥山夏太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

奥山夏太郎(おくやま かんたろう)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している「土方一派」と呼ばれる組織の一員。 北海道のヤクザの若衆だったが、ある時土方歳三と出会い、その覇気溢れる様に魅了される。同じ若衆だった亀蔵と共に出奔し、土方を追いかけてその一派に加わり、部下として金塊争奪戦に関与する。一方で「土方に認めてもらいたい」との思いからたびたび無茶なスタンドプレイに走る“血気盛んな若者”としての側面を持ち、その都度幸運によって生き延びている。

Read Article

辺見和雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

辺見和雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

辺見和雄(へんみ かずお)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、体に刺青を掘られた24人の囚人のうちの1人。この刺青は埋蔵金の手掛かりとなっていて、多くの人や組織に狙われている。表向きでは人当たりがいいが、その正体は日本各地で100人以上を殺してきた殺人鬼。幼少期にイノシシに無残に食い殺された弟の死に方に憧れ、自分を残酷に殺してくれる人を求めている。辺見の刺青を狙う主人公・杉元佐一と死闘を繰り広げた後、シャチに海に引き摺り込まれた。想像を超える死に方ができて満足気だった。

Read Article

花沢勇作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

花沢勇作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

花沢勇作(はなざわ ゆうさく)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、尾形百之助の異母兄弟。清廉潔白な人格で周囲の人々に愛された美男子だ。日露戦争の二〇三高地で味方を鼓舞する旗手を務めていたが戦死し、物語の開始時点では既に故人となっている。敵に殺されたのではなく、後方にいた尾形が狙撃した。将校である父が芸者に産ませた子どもである尾形を、階級が下であるにも関わらず「兄様」と呼んで慕っていた。金塊争奪戦を引っ掻き回す尾形の前に、たびたび幻覚として現れる。

Read Article

牛山辰馬(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

牛山辰馬(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

牛山辰馬(うしやま たつうま)とは、『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、アイヌの隠し金塊の在処を示す刺青を施された囚人の1人にして柔道の達人である。大柄で屈強な肉体に石頭、独特な耳の形状が特徴的な人物である。金塊を狙う土方歳三に協力し活動する。「不敗の牛山」の異名を持ち、様々な強敵をその卓越した柔術と怪力で組み伏せる。白兵戦では作中最強の男である。普段は紳士的だが極度の女好きでもあり、一定期間女を抱かないと男だろうと老人だろうと見境なく襲い掛かる一面を持つ。物語序盤から終盤にかけて活躍した。

Read Article

土方歳三(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方歳三(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土方歳三(ひじかたとしぞう)とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、刺青の囚人の頭目にして「新撰組鬼の副長」と恐れられた男。函館戦争で死亡したと思われていたが、極秘で監獄に収監されていた。蝦夷共和国樹立を叶えるため、アイヌの隠し金塊を狙う。同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団を最大の障害と見なし、主人公・杉元佐一や彼の仲間たちとも一時共闘する。普段は穏やかな老人だが、戦闘時には鬼のような気迫を見せて敵と戦う。利害が一致すればどんな人物とも手を組むが、敵と見なす者には一切容赦しない。

Read Article

フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。

Read Article

ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。

Read Article

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草(いごぐさ)ちゃんとは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物である。第七師団で鶴見篤四郎の腹心である月島基の幼馴染で元恋人である。将来を誓い合う仲だったが、両親に騙され、三菱財閥幹部の息子と結婚。東京へ移住し、幸せな家庭生活を送る。だが真実を知らない月島は、実の父親が「彼女を殺した」と誤解し、父親を殺害して死刑囚となってしまう。いご草ちゃんは月島にとってかけがえのない存在だった。それに目を付けた鶴見は彼女の存在を利用し、月島を忠実な部下に育て上げ、共に金塊争奪戦に身を投じていく。

Read Article

門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

Read Article

マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

Read Article

岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

Read Article

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

Read Article

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

Read Article

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

Read Article

津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

Read Article

土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(どい しんぞう)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物である。埋蔵されたアイヌの金塊の暗号となっている刺青が体に彫られた24人の囚人の1人である。幕末に土佐藩の勤皇派におり、幕府の要人など何人も殺害した殺し屋であった。その後北海道・根室に流れ着きアイヌの女性と結婚するも、土井に恨みを持つ者が妻を拐った。妻を取り戻すために、妻を拐った人物を殺め、釧路の海岸で捉えられ囚人となった。妻が病で先が短いことを知り網走監獄を脱獄した。最期を看取った後は根室の漁場で働いている。

Read Article

キラウシ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キラウシ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キラウシとは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、土方歳三に道案内に雇われたアイヌの男性。コタン(アイヌの村)の周辺を蝗害に襲われて食糧難になったため、出稼ぎに出ていたところを土方たちに出会った。網走監獄で看守部長をしていた門倉利運(かどくら としゆき)と仲が良く、ふたりで行動することが多い。取り立てて強いわけではないが、五稜郭での最後の戦いではアイヌの土地の権利書を守るため勇敢に戦った。

Read Article

目次 - Contents