杉元佐一(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

杉元佐一(すぎもとさいち)とは『週刊ヤングジャンプ』で連載されている野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する主人公。日露戦争を戦い抜いてきた元・陸軍兵士で、体に無数の傷を追ってきたが全く命を落とすことが無かった。その活躍ぶりから、軍人の間では『不死身の杉元』と言われている。杉元が金塊を探しに北海道の山に入ると、アイヌの少女アシリパと出会う。後に少女の父は金塊を隠した人物であることを知り、お互いの目的を果たすために一緒に旅を始める。

杉元佐一のプロフィール・人物像

出典: news.mynavi.jp

氏名:杉元佐一(すぎもとさいち)
身長:不明
体重:不明
誕生日:3月1日
年齢:不明
出身:神奈川県
好きなもの:干し柿・塩をかけた脳・リス
嫌いなもの:イナゴの佃煮
CV:小林親弘

金塊を集める理由

日露戦争に出兵中、幼馴染の寅次から、「嫁の梅子の視力が落ちているため、アメリカで受ける手術費用を、北海道で採れる砂金で稼ぐという話を聞かされる。このしばらく後に戦死した寅次の最期の頼みと、梅子に対する恋心から、戦争の後は北海道で砂金採りをしていた。
北海道で話し相手になっていた男から、「アイヌが隠している金塊」の情報を得る。金塊を探すためには網走監獄から脱獄した囚人に施されている刺青を集め、そこに記された暗号を解けば隠し場所がわかるという。
実際のっぺらぼうが収監されている網走監獄に行き、会うことができたのだが尾形百之助に頭を撃たれてしまい死んでしまった。そのため聞き出すことができなかった。情報は聞き出せないが、刺青囚人の皮を集めることができるため脱獄囚を探し求めて旅を続けている。

「不死身の杉元」と呼ばれる理由

出典: ciatr.jp

杉元が「不死身の杉元」と呼ばれたきっかけは、日露戦争に兵士として従軍した際、どんな深手を負っても死なないどころか猛然と戦い続け、鬼神のような活躍を見せたことにある。その姿を見た周りの兵士らが、杉元の人間離れした生命力に酷く驚き、“不死身”の肩書きをつけて彼を呼ぶようになった。

性格

出典: www.animatetimes.com

福寿草の花を見て乙女になる杉元(左)。

可愛いものが好き

第47話で、辺見を倒した後に雪山を歩いている途中で、白石から福寿草の花が咲いていると言われた。杉元は目をキラキラさせながら「ヤダかわいい」と女の子のような可愛らしい言葉を言い放った。
第83話は夕張の炭鉱で死にかけた後、食事の獲物探しをしているとヤマシギを見つけて捕まえた。ヤマシギを使った鍋を食べている途中、杉元はアシリパからアイヌ神話にヤマシギのカムイとクマゲラのカムイの恋の話があると言われた。その話に興味を持った杉元は、乙女のような顔をしてアシリパに「恋のお話?聞かせて…」と言い、神話を聞き終わると「なんてカワイイお話…」と終始目をキラキラさせていた。
第91話では杉元達は旅の途中で見つけたアシリパの知らないアイヌの集落にたどり着いた。そこは樺戸監獄を脱獄した囚人らが贋札を作るために男のアイヌを追い出して集落ごと支配していた。それを知った杉元達は囚人らを次々と殺害し、村に残っていたアイヌの女性達を助け出すとお礼にとオオウバユリの澱粉で作った団子やヨズマソウの茎の中で蒸し焼きにしたクトゥマ(筒焼き)という団子をご馳走になった。杉元は乙女な顔をして「とぉ〜ってもヒンナ」と嬉しそうに食べていた。

義理堅い人間性

出典: manga1001.com

下から2段目の杉元が言った言葉に義理堅さを感じる。

杉元は旅を一緒にしているアシリパと関係がある人達も大事にする場面がある。第63話で、日高のアイヌ村に着いた時にフチ(アイヌ語で祖母・おばあさん)のお姉さんに出会い、差し入れに海で捕まえたアザラシの皮を送ると、彼女は代々受け継がれたアザラシの皮で作った服が、義理の息子によって売られてしまったことを思い出して泣いていた。その姿を見てアシリパは「私が買い戻してくる」と杉元に取り返そうと持ちかけると「もちろんだろ、ほっとけるかよ」と自分事のように売った相手を訪ねた。買い取ったエディーダンから条件付きで返すと言われ、たくさんの戦闘を重ねて条件をクリアし、アザラシの服を取り返すことができた。

金塊の旅に出るまでの半生

杉元は金塊の旅を始める前は日露戦争の最前線で戦っていた大日本帝国陸軍の第一師団兵士であった。旅順の203高地ではロシア軍と戦闘が激化し、苦戦を強いられるも杉元は瀕死の重傷を負っても次の日は走り回っているような常軌を逸した戦いぶりだった。この戦いで戦争幼馴染の寅次と戦争が終わったら北海道で砂金で稼ごうと約束したが、寅次は戦死した。杉元は寅次の遺言である妻の梅子の眼病をアメリカでの手術費用を稼ぐため、北海道のゴールドラッシュで一攫千金を狙っていた。

周囲からの認識

作品の中で杉元に対して全ての人物がどう思うかは書いてないが、数人は認識していたシーンがあった。
アシリパは杉元が食事の鍋に味噌を入れ始めてから、オソマ(うんこ)と見間違えて汚いものを食う男だと思っていた。食に関しては他にも様々な動物を食べることから、変わった動物を食べることが好きな和人だと思われている。杉元の強さについて死の恐怖に心が支配されないし、自ら死神に近づくことで生き延びる活路を見出しているから不死身の杉元だと話している。
都丹庵士は屈斜路湖近くの旅館で杉元達と争った後、土方と会って杉元のことを「鬼のように凶暴だが、どこか優しくて腹の据わった声」で網走監獄で初めて出会った頃の土方にそっくりだと話した。
白石由竹は大泊でアシリパと鶴見中尉を会わせる日の朝、杉元と白石は旅の目的について口論していた。白石は金よりもアシリパを優先するようになった杉元に危機感を感じ、「”人生に守るものが出来た”と勝手に思い込んで冒険が出来なくなったショボショボくたびれ男」だと感じていた。その後、鶴見中尉のもとから逃げて刺されたり銃弾を受けてボロボロになった杉元を見て、「お前どうやったら死ぬんだよ」と生きる力に圧倒されている。

杉元佐一の装備品

出典: twitter.com

三十年式歩兵銃/銃剣

護身用や狩猟用に持ち歩いている。慣れ親しんだ小銃で、状況によっては銃の先端に銃剣を取り付けて接近した戦闘に対応もできる。銃剣は武器としてだけではなく、調理のときにも用いられてチタタプができるように刃は鋭く研がれている。
日露戦争の時から使用しているが、杉元は射撃を不得手としているため、銃弾の命中率はとても低かった。そのシーンは第2話で、杉元はヒグマの餌であった刺青囚人を持ち去ったせいで、襲われそうになっていた。その時アシリパに教えてもらったヒグマの急所である心臓を狙ったが、脇腹に命中してしまい、もっとヒグマを興奮させてしまっていた。
第22話では、小樽の雪山でエゾシカの足跡を見つけ追っていると、大きな鹿を見つけた。仕留めようと狙うもまた急所を外してしまい、逃がしてしまった。
第83話、杉元達は次なる囚人を探しに夕張の山を歩いて樺戸監獄のある月形に向かっていると、食料になるヤマギシがいた。ヤマシギは銃で仕留めるのが難しいため、アシリパの持つ罠で捕獲した。その翌日尾形が銃でヤマシギを捕まえたことを知ると、杉元はアシリパから「杉元は銃が下手くそだから妬ましいな」と銃弾の命中率が低いことを周りからも指摘されていた。
このように何度も獲物や敵の急所を外す場面があるため、命中率の低さを本人も周りも認めていた。
銃は撃つだけではなく、接近戦用の武器としても攻撃や防御に使っていた。第2話で雪山で熊と出会ったときに、杉元に覆い被さるように倒れてきたところを“銃剣”を使って胸を一突きして殺されずに済んだ。第41話では辺見と争っているときに“銃の持ち手”で背中を突いて怯ませていた。第53話、札幌の美人女将がいるホテルに泊まっていた杉元は、部屋に誰も入ってこないように銃剣の刃を“ドアのつっかえ棒”として使っていた。

背嚢(はいのう)/弾薬盒(だんやくごう)

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