宮崎駿と高畑勲に衝撃を与えたフランスアニメ『王と鳥』を紹介!この作品がジブリの原点になった!?

本記事ではスタジオジブリの中心人物である宮崎駿と高畑勲に大きな衝撃と影響を与えたとされている、フランスのアニメ作品『王と鳥』についてまとめて紹介している。監督のポール・グリモーは繊細なスタイルで風刺や自然の情感あふれる描写を得意としており、高畑や宮崎に大きな影響を与えていた。宮崎が初めて映画監督を務めた『ルパン三世 カリオストロの城』には、随所に『王と鳥』を思わせるシチュエーションや建物が存在している。

スタジオジブリの原点に一つのアニメーション映画があった。

名作を作った作品には、必ずと言っていい程、ルーツとなる作品や監督が存在する。

出典: ameblo.jp

宮崎駿や高畑勲も例に漏れず、ある監督に影響を受けていた。そんなスタジオジブリの原点ともなるアニメーション映画があった。

フランスのアニメーション「王と鳥」という作品。

1980年公開のフランスのアニメーション映画である。監督はポール・グリモー、脚本はジャック・プレヴェール。原作は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「羊飼い娘と煙突掃除人」。

出典: ja.wikipedia.org

監督ポール・グリモー

フランスのアニメーター、映画監督。繊細なスタイルで風刺や自然の情感あふれる描写を得意とする。

出典: ja.wikipedia.org

1947年、大戦直後に制作され、戦争に動員される青年の愛を描いた戦後第一作『小さな兵士』は、全フランス人を感涙に咽ばせ、ヴェネチア国際映画祭アニメーション賞を受賞。

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高畑勲ら日本の作家達に大きな影響を与え、日本のアニメーションに大きな影響を与えている。

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「王と鳥」ってどんな作品?

出典: www.amazon.co.jp

残酷な王の寝室から逃げ出した、エントツ掃除の少年と羊飼いの少女。国民を総動員して2人に迫る王をあざ笑うように、一羽の鳥が救いの手を差し伸べる。「気をつけたまえ、この国はいたるところ罠だらけだからな!」…塔の谷間を、長い長い階段を、水路を、地下を、王国中を逃げ回りながら追い詰められていくふたり。そして王はついに巨大ロボットへ搭乗し、自ら獲物を捕らえに向かった…

絵の中の羊飼い娘と煙突掃除人が恋をして絵の中から逃げ出すのだが、それを見た城の暴君である王の肖像画が嫉妬し、彼もまた絵から抜け出して二人を追う、という物語

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出典: sabunori.exblog.jp

印象的なキャラクターが多く出演する。

公開時にはすったもんだが

出典: blogs.yahoo.co.jp

もともとは「やぶにらみの暴君」という題名で1950年に発表されたこの映画。
プロデューサーとポール・グリモーら制作者たちとの間に相違が生じ、いろいろと問題があった作品なのです。

47年に始まった制作は4年を経ても完成せず、費用も底を突き、プロデューサーは監督、脚本家の承認を得ぬまま、別スタッフで「やぶにらみの暴君」として発表。

出典: www.yk.rim.or.jp

皮肉にも『やぶにらみの暴君』は、1952年のヴェネツィア映画祭に出品され、審査員特別大賞を受賞してしまう。

後に、監督だったポール・グリモーが、民事裁判を起こし勝訴したことによってラストと、本編部分の一部を作り直します。

出典: nuruwota.blog4.fc2.com

67年、グリモー監督が権利とネガフィルムを取り戻し、79年にタイトルも「王と鳥」に変え、完成させた。

出典: www.yk.rim.or.jp

宮崎作品に多大な影響を与える

誇大表現ではなく、宮崎監督の「未来少年コナン」や「長靴をはいた猫」「天空の城ラピュタ」なんか、このポール・グリモーの「王と鳥」の影響をもろに受けてます。

出典: movies.yahoo.co.jp

2001年にパリで開催されたアニメーション・フェスティバルにおけるインタビューで、宮崎駿は「特に強い影響を受けた映画製作者を一人」という条件でポール・グリモーの名を挙げた。

出典: ja.wikipedia.org

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