ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』とは、映画三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超える大人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の第二作目で、2002年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』でエルフなど架空の種族や架空の地が舞台となっている。前作ですべての指輪を統べる強大な力を持った「一つの指輪」を葬る旅に出たフロドたちは、何人もの仲間を失いながらも3手に分かれ、それぞれの戦いに挑んでいく。中つ国では闇の勢力がますます力を増大させていた。

メリー(演:ドミニク・モナハン)

出典: matome.naver.jp

本名はメリアドク・ブランディバック。
中つ国のホビット庄に住むホビット族の青年。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀2982年で、フロドより14歳下、36歳の時にホビット庄を旅立った。ホビット族の大家系のひとつ、ブランディバック家の一人息子。メリーの父親の妹がフロドの母。頭が良く、明るいしっかり者でピピンと仲が良い。ピピンとはいとこ同士。フロドと共に旅に出るが、冥王サウロンの手下ウルク=ハイにフロドと間違われ、ピピンと一緒にさらわれてしまう。オーク同士が揉めている時に通りかかったローハンの騎馬隊がオークを倒している間に、隙をついてファンゴルンの森へ逃げ込んだ。ファンゴルンの森に住む木の守り神であるエント族の長老である木の鬚に中つ国の現状を話し、サルマン軍と戦うよう説得したのは主にメリーである。

ピピン(演:ビリー・ボイド)

出典: matome.naver.jp

本名はペレグリン・トゥック。
中つ国のホビット庄に住むホビット族の青年。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀2990年で、フロドより22歳下、28歳の時にホビット庄を旅立った。フロドの親戚でメリーとはいとこ同士。おっちょこちょいだが、機転が利くときもある。メリーと一仲が良い。フロドと共に旅に出るが、冥王サウロンの手下ウルク=ハイにフロドと間違われ、ピピンと一緒にさらわれてしまう。連れ去られている途中、エルフからもらったマントのブローチをわざと落とし、アラゴルンたちの追跡を助けた。オーク同士が揉めている時に通りかかったローハンの騎馬隊がオークを倒している間に、隙をついてファンゴルンの森へ逃げ込んだ。ファンゴルンの森に住む木の守り神であるエント族の長老である木の鬚にサルマン軍と戦うよう決起を促すが、エント族は長老会議で戦わないと決めた。しかし、ピピンが機転を利かせ森の南に木の鬚を連れて行ったことで、無残に破壊された森の木々を見ることとなった。サルマン軍への怒りから木の鬚がエント族を呼び集め、攻撃するきっかけを作ったのがピピンである。

ガンダルフ(演:イアン・マッケラン)

出典: gigazine.net

以前は灰色の長い髪とひげに灰色のとんがり帽子、灰色のマントを着ており、灰色の杖を持っていた「灰色のガンダルフ」と呼ばれていた魔法使い。エルフからは「ミスランディア」と呼ばれている。映画でも原作でも生年月日は不明。5人の賢者がサウロンに対処するために結成した白の会議の一員。
人間の老人のように見えるが、実際は人間ではなく、魔法使い(イスタリ)である。冥王サウロンに立ち向かう勢力をまとめてかれらを助ける使命を受け、西の海の果ての神々から遣わされた。深い知識を持ち、剣や魔法などの戦闘能力に長けている。花火の製造やパイプの煙など、火、煙に関する技に熟達しているが、それが魔法によるものなのかは不明。ローハンの戦いでは北へ向かった騎馬隊を連れ帰った時、敵に向かい白い杖から白い光を発しているがこれも魔法の力によるものか不明である。
ガンダルフは以前から、ビルボが魔法の指輪を持っていることに気づいてはいた。しかし、ビルボの111歳の誕生日にビルボの指輪への執着ぶりを見て、それが「一つの指輪」ではないかと疑い、古書で「一つの指輪」の見抜き方を調べる。ビルボからフロドに譲られた指輪を燃える火の中に放り込むと指輪の表裏に文字が浮かび上がった。それはエルフ文字で書かれたモルドールの言葉で、一つの指輪についての記述だった。これが「一つの指輪」だと確信したガンダルフは、サウロンの手下が奪いに来ると考え、フロドにすぐに旅立つように告げた。ガンダルフはフロドたちに同行するが、旅の途中でバルログと戦い、谷底へ落ちて死亡したと思われていた。しかし落ち続けた地の底から山の頂上にたどり着き、そこでバルログを倒した後、使命を成し遂げるべく黄泉の国から送り返され、より強いパワーと知恵を持った「白の魔法使い」になって甦ったのだ。白くまっすぐな髪とひげ、白衣を身につけ、白い杖を持った「白の魔法使い」として蘇った後、ファンゴルンの森でアラゴルンたちと合流し、ローハンの王セオデンのもとへ向かった。

アラゴルン(演:ヴィゴ・モーテンセン)

長寿を誇る人間の種族ドゥーネダイン。映画では87歳と自ら告げていたが原作では67歳。生年月日は第三紀2931年3月1日。父親は北方のドゥーネダインの族長アラソルン。アラゴルンはかつて冥王サウロンの腕を切り落とし、サウロンの肉体を滅ぼした人間の王イシルドゥアの正当な世継ぎと言われる。イシルドゥアはサウロンを滅ぼし、強大な力を持つサウロンの「一つの指輪」を手に入れた。一緒にサウロンと戦った裂け谷の領主エルロンドが指輪を破壊するよう説得したにもかかわらず、イシルドゥアは指輪を破壊せず王家の宝とした。「一つの指輪」の魔力に負けて破壊せず自分のものとしたイシルドゥアだが、その後オークに襲われ、指輪は彼の手から抜け落ち、行方不明となっていた。
アラゴルンは幼少の頃、父親を亡くし、母と共にエルロンドに引き取られ、彼の養子となる。裂け谷で育ち、エルロンドの娘アルウェンと恋に落ちる。この頃から北方の野伏として、諸国を旅する。ガンダルフと出会ってからは、彼の旅に同行し、サウロンの勢力と戦いを続けた。ガンダルフの依頼によりサウロンのスパイが増えているホビット庄を見守っていたが、フロドが指輪を持ち裂け谷に向かうことをガンダルフから聞き、フロドを守ることになった。卓越した剣術の持ち主で、フロドとはブリー村で出会い、始めは野伏を意味する「ストライダー」と呼ばれていた。エルロンドの指輪の処遇を決める会議で人間の王国・ゴンドールの唯一の王位継承者であることが明らかになった。戦いではリーダーシップを発揮し、サルマン軍に攻撃されたローハンを勝利に導く。

レゴラス(演:オーランド・ブルーム)

エルフ族の闇の森の王スランドゥイルの息子。生年月日は不明だが映画での設定は2931歳。裂け谷の領主エルロンドの指輪の処遇を決める会議に父の代理として参加し、9人の仲間の一人となった。弓の名手で常に弓矢と矢筒を身につけ、遠くの敵も射倒すことが出来る。エルフは体も精神も極めて強靭かつ繊細である。見た目も美しく、病気にもかからず、老いもせず、寿命もない。長い間走り続けても疲弊することもなく、高い身体能力を持つ。エルフの能力として人間には見えない非常に遠くのものを見ることができる。エルフとドワーフは通常仲が悪いが、旅を続ける中でギムリとは固い友情を育んでおり、倒した敵の数を競い合っている。

ギムリ(演: ジョン・リス=デイヴィス)

ギムリ(画像中央)

ドワーフ族の男。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀2879年で139歳。常に兜と鎖帷子を身に付け、斧を武器に戦う勇敢な戦士。父のグローインと一緒に裂け谷の領主エルロンドの指輪の処遇を決める会議に出席し、9人の仲間の一人として旅を共にすることになった。グローインはフロドの養父ビルボと冒険に出たドワーフのうちの1人である。エルフとドワーフは通常仲が悪いが、旅を続ける中でレゴラスとは固い友情を育んでおり、倒した敵の数を競い合っている。

ボロミア(演:ショーン・ビーン)

弟ファラミア(画像左)とボロミア(右)。(『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション』より)

人間の国ゴンドールの執政デネソールの長男。ファラミアの兄。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀2978年で41歳。武勇に優れた武将で、父親のデネソールから寵愛を受ける。弟のファラミアとは仲が良い。常に剣と盾、執政の長子に受け継がれてきた角笛を持っている。裂け谷の領主エルロンドの指輪の処遇を決める会議に出席し、9人の仲間の一人として旅を共にすることになった。ゴンドール復興のため「一つの指輪」の力を欲するボロミアは、旅の中で「一つの指輪」の誘惑に抵抗できずに、フロドから指輪を力ずくで奪おうとする。その直後に正気に戻り、自身の行動を激しく後悔する。オークとの戦いでピピンとメリーを守ろうとして勇敢に戦ったが、ウルク=ハイの放った矢に射抜かれ、死亡した。

エルフ

エルロンド(演:ヒューゴ・ウィーヴィング)

出典: www.cinematoday.jp

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