ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(映画)のネタバレ解説まとめ

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』とは、映画三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超える大人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の第二作目で、2002年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』でエルフなど架空の種族や架空の地が舞台となっている。前作ですべての指輪を統べる強大な力を持った「一つの指輪」を葬る旅に出たフロドたちは、何人もの仲間を失いながらも3手に分かれ、それぞれの戦いに挑んでいく。中つ国では闇の勢力がますます力を増大させていた。
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ガンダルフ役はショーン・コネリーになるかもしれなかった
当初はショーン・コネリーにオファーが来ていたが、彼が断わり続けた結果、イアン・マッケランが演じることとなった。
身長差は段差を作って撮影していた
ガンダルフとフロドは大人と子供以上の身長差があるが、それはアナログな方法で撮影されていた。
後姿を子役にしたり、背景セットに段差を作って、手前側にガンダルフ、奥側にフロドを立たせ、段差の境目が見えないように撮影していたのだ。
朝5時からホビットたちの外見作り
ホビットを演じた4人は特徴的な尖った耳や大きな足のため、毎日朝の5時からメイクをされていた。特に、靴を履かなくてもいいほど足の裏の皮が厚く、毛に覆われている偽の足がつけられる時は1時間30分立ちっぱなしだった。映画では約60,000もの偽の足が使われ、映画で使った偽の足の数ではギネス記録となっている。
オーランド・ブルームのスクリーンデビュー作
今では人気のオーランド・ブルームだが、演劇学校卒業の2日前にレゴラス役が決まり、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズがスクリーンデビュー作となった。
ゴラムを演じたのはアンディ・サーキス
ゴラムの映像化を実現したのは、モーションキャプチャーという技術。
モーションキャプチャーとは、3次元グラフィックスにおける開発手法のひとつで、人間などの動きを測定してコンピューターに取り込む技法のこと。生身の人間の動きを再現するので非常にリアルな動作をさせることができる。演じたアンディ・サーキスはモーションキャプチャーの第一人者。
撮影最終日に各キャストの役に関係あるものをプレゼントしていた
ロード・オブ・ザ・リングの製作陣は撮影最終日に、出演俳優陣に各役者が小道具として使っていたものをプレゼントとして贈っていた。
エオウィン姫を演じたミランダ・オットーは、エオウィン姫のドレスと剣を、アルウェン役を演じたリブ・タイラーもドレス、オーランド・ブルームはレゴラスの弓をプレゼントされたとのこと。
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の主題歌・挿入歌
主題歌:エミリアナ・トリーニ『 ゴラムの歌』
挿入歌:イザベル・ベイラクダリアン『夕星姫 』
挿入歌:シーラ・チャンドラ『生命の息吹』
挿入歌:ベン・デル・マエストロ『 進めエオルの家の子ら』
挿入歌:エリザベス・フレイザー&ベン・デル・マエストロ『アイゼンガルドへの道』
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目次 - Contents
- 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の概要
- 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のあらすじ・ストーリー
- 滅びの山を目指すフロドとサムの旅
- 騎士の国ローハンと共に戦う3人の戦士と魔法使い
- ファンゴルンの森に逃れたメリーとピピン
- 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の登場人物・キャラクター
- 旅の仲間
- フロド・バギンズ(演: イライジャ・ウッド)
- サム(演: ショーン・アスティン)
- メリー(演:ドミニク・モナハン)
- ピピン(演:ビリー・ボイド)
- ガンダルフ(演:イアン・マッケラン)
- アラゴルン(演:ヴィゴ・モーテンセン)
- レゴラス(演:オーランド・ブルーム)
- ギムリ(演: ジョン・リス=デイヴィス)
- ボロミア(演:ショーン・ビーン)
- エルフ
- エルロンド(演:ヒューゴ・ウィーヴィング)
- アルウェン(演: リヴ・タイラー)
- ガラドリエル(演:ケイト・ブランシェット)
- ケレボルン(演:マートン・ソーカス)
- ハルディア(演:クレイグ・パーカー)
- 人間の国ローハン
- セオデン(演:バーナード・ヒル)
- エオメル(演:カール・アーバン)
- エオウィン(演:ミランダ・オットー)
- グリマ(演:ブラッド・ドゥーリフ)
- 人間の国ゴンドール
- ファラミア(演:デヴィッド・ウェンハム)
- デネソール(演:ジョン・ノーブル)
- 闇の勢力
- サウロン
- サルマン(演;クリストファー・リー)
- その他
- ゴラム(演:アンディ・サーキス)
- 木の鬚(声:ジョン・リス=デイヴィス)
- ビルボ・バギンズ(演:イアン・ホルム)
- 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の用語
- 中つ国(ミドル・アース)
- 力の指輪
- 一つの指輪
- 種族
- ホビット族
- エルフ族
- ドワーフ族
- 魔法使い(イスタリ)
- 人間
- オーク
- ウルク=ハイ
- ナズグル
- トロル
- 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「体に命が戻るのを感じた。私の果たすべき役割を終えるために戻されたのだ。」
- 「子を埋葬するなど、親にとってあってはならないことだ」
- 「檻の中で年を取り、戦う機会が失われること、武勇を立てられないことを恐れています」
- 「5日目の朝日が昇った時に戻る」
- アイゼンガルドを襲撃するエントたち。
- 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ガンダルフ役はショーン・コネリーになるかもしれなかった
- 身長差は段差を作って撮影していた
- 朝5時からホビットたちの外見作り
- オーランド・ブルームのスクリーンデビュー作
- ゴラムを演じたのはアンディ・サーキス
- 撮影最終日に各キャストの役に関係あるものをプレゼントしていた
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- 主題歌:エミリアナ・トリーニ『 ゴラムの歌』
- 挿入歌:イザベル・ベイラクダリアン『夕星姫 』
- 挿入歌:シーラ・チャンドラ『生命の息吹』
- 挿入歌:ベン・デル・マエストロ『 進めエオルの家の子ら』
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