ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(映画)のネタバレ解説まとめ

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』とは、映画三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超える大人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の第二作目で、2002年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』でエルフなど架空の種族や架空の地が舞台となっている。前作ですべての指輪を統べる強大な力を持った「一つの指輪」を葬る旅に出たフロドたちは、何人もの仲間を失いながらも3手に分かれ、それぞれの戦いに挑んでいく。中つ国では闇の勢力がますます力を増大させていた。

出典: kaigai-drama-eiga.com

自身の111歳の誕生日パーティの時のビルボ。(『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』より)

中つ国のホビット庄に住むホビット族。映画では111歳で、原作によれば生年月日は第三紀2890年9月22日。袋小路の屋敷で養子であるフロドと住む。若い頃ガンダルフに連れられ冒険の旅に出たが、道に迷いゴラムが隠れていた洞窟に立ち入った際、偶然ゴラムが落とした指輪を見つけ持ち帰っていた。その指輪は指にはめると姿が見えなくなるものだった。以後、肌身離さず指輪を持ち続けたが、自身の111歳の誕生日に屋敷や指輪をフロドに譲り、裂け谷に行くことを決意する。111歳の誕生日パーティにお祝いに来たガンダルフは指輪に執着するビルボの表情を見て、サウロンの「一つの指輪」ではないかと疑い、指輪をフロドに譲り旅立つようビルボに助言する。裂け谷でフロドと再会したビルボは、フロドに若い頃の冒険で手に入れたつらぬき丸とミスリルの鎖帷子を贈った。つらぬき丸はエルフが作った剣でオークが近づくと青く光って危険を知らせる。ミスリルはドワーフ族の王国モリアで産出される銀で、槍や剣の攻撃から身を守ってくれる。この2つの贈り物でフロドは何度も助かっている。

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の用語

中つ国(ミドル・アース)

出典: www.pinterest.jp

中つ国の地図

ホビット族、エルフ族、ドワーフ族、魔法使い(イスタリ)、人間、オーク、ウルク=ハイ、ゴブリン、ナズグル、トロルなどが住む世界。この中つ国(ミドル・アース)が物語の舞台となる。中つ国の海を隔てた西方には神々の住むアマンがある。フロドたちの旅の時代は中つ国第三紀にあたる。フロドたちホビット族は、中つ国の北西部にあるエリアドールにあるホビット庄(シャイア)に住む。

力の指輪

エルフの金銀細工師達によって作られた指輪で、強大な魔力を秘めている。「一つの指輪」「三つの指輪」「七つの指輪」「九つの指輪」計20個の指輪が存在している。元々は、中つ国の荒廃を癒し、美しく価値あるものを時の流れから保護したいというエルフの願いから作られた。「一つの指輪」以外の指輪が先に作られ、これらの力の指輪を支配する目的でサウロン自身が自分の魂を込めて「一つの指輪」を作ったのである。全ての力の指輪には共通して、時による老いや衰えを遅延させ、またそのものが生来持っている力を高めるという効果がある。「三つの指輪」はエルフに、「七つの指輪」はドワーフに、「九つの指輪」は人間に渡された。金銀細工師のケレブリンボールが独自に制作した「三つの指輪」はサウロンの影響を受けることはない。しかし、それ以外の指輪の製作にはサウロンが関与しているため、指輪の所有者はサウロンの意思に影響されて堕落する。「三つの指輪」の製作にサウロンは関与していないとはいえ、はサウロンに教えられた技術により製作されたため、全ての指輪を統べる「一つの指輪」がサウロンの元へ戻れば「三つの指輪」の所有者もサウロンの支配下に置かれることとなる。

一つの指輪

冥王サウロンが所有していた指輪。普段は飾りのない金の指輪にしか見えないが、火で熱すると指輪の表と裏に火文字が浮かび上がる。
サウロンの元を離れてから、人間の王イシルディア、ゴラム、ビルボ、そしてフロドの手に渡った。指輪はサウロンの意思を宿しているため、所有者はその影響を受けて性格が変貌し、最終的にはサウロンの奴隷となる。強靭な意思を持つ人物であれば指輪を制御することもできるが、指輪は確実に所有者を蝕んでいる。指輪をはめると姿が見えなくなり、指輪を持ち続けると長命を得る。指輪に逆らうことなく意思を委ねれば、サウロンが所有していた能力を使うことができるがよほどの強靭な精神がない限り堕落する。指輪が作られた滅びの山の火口の燃えたぎる火の中に指輪を投げ入れることが「一つの指輪」を破壊することができる唯一の方法である。全ての指輪を統べる「一つの指輪」がサウロンの元へ戻れば、すべての「力の指輪」の所有者はサウロンの支配下に置かれることとなる。

種族

ホビット族

身長60~120cmで、一般の人間よりもずっと小柄。足首から下が毛で覆われており、足裏の皮が厚いため靴を履くことがない。
33歳で成人となり、平均寿命は100歳。
中つ国の北西部にあるエリアドールにあるホビット庄(シャイア)に住む。緩やかな丘の斜面に、穴を掘って住居とし、性格は平和的で穏やか、農耕、食事、酒、パイプ草が好き。すばしこく動き、身を隠すことがうまく、力は強くないものの、精神的な耐久力が高い。
起源は不明だが、人間とは生物学でいう“亜種”に近い関係だとされている。ビルボ、フロド、サム、メリー、ピピンがこれにあたる。

エルフ族

身長は人間と同じか高い。中つ国に生きる全ての存在の中で、最も美しくかつ優れた資質を与えられている。
肉体的にも精神的にも極めて強靭で、疲れを知らず、病気にもならず、老いることも寿命もない。頭がよく、聴覚や視覚に優れ、暑さや寒さなどに対する耐性も高く、困難な状況でもよく耐える。寿命がないため、死因としては、「肉体の損傷」と「生きることへの疲れ」の二つがある。エルフの作ったものは美しく、魔法めいた性質を帯びる。オークなど闇の勢力を憎み、長い間戦ってきた。中つ国で最初に目覚め、最初に言葉を話した種族とされている。

ドワーフ族

身長は人間より背が低く、120~150cmほどで、男女ともにヒゲを生やしている。肉体的にも精神的にも非常に頑強で、耐久力も持久力も非常に高い。寿命は250歳ほどで長いと300年生きることもある。採掘と工芸の技術に優れ、石の扱いにかけては並ぶものがない。ギムリがこれにあたる。なお、ドワーフの地下王国であるモリアで産出されるミスリルは金の10倍以上の価値がある鉱物で大変貴重である。

魔法使い(イスタリ)

魔法使いと呼ばれているが、正式な名称は「イスタリ」といい、西方から神に遣わされた存在である。
サウロンと対峙する中つ国の民を助け導くことが使命であり、エルフや人間と対等な立場になるため人間の老人の肉体をまとっている。魔法使いは5人おり、灰色のガンダルフ(今作では白のガンダルフ)のほかに、白のサウロン、茶色のラダガスト、そして青の魔法使いが2人いる。

人間

エルフ族やドワーフ族より弱く、能力的には大きく劣る。一般の人間の寿命はおおよそ60~80歳だが、長寿の氏族もいる。氏族により狩りや見張りの力を持つなど、独自に特殊な能力を発達させている者が多い。
アラゴルンは人間ではあるがエルフの血も入っており(こういった存在を作中ではドゥネダインと呼ぶ)、常人よりずっと長命で高い身体能力を持っている。

オーク

出典: front-row.jp

サウロンやサルマンの配下として闇の勢力の主力を成す種族で、その正体は拷問や残忍な術によって心身ともにねじ曲げられたエルフたちである。醜く小柄、頭はあまり良くないが、暗闇でも目が効き、嗅覚も鋭い。好戦的で力が強く、足も速くて持久力がある。暗闇で生まれ、暗闇で活動するためか、太陽の光を嫌い、光を浴びると疲弊する。手先は器用で戦争で使用する武器などを作っている。

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