心が叫びたがってるんだ。(ここさけ)のネタバレ解説まとめ

『心が叫びたがってるんだ。』とは、2015年公開のアニメ映画。社会的ヒット作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のスタッフにより作成され、様々なメディアに展開していった青春群青劇。幼い頃のトラウマでしゃべれなくなった高校生・順。地域交流会でミュージカルを披露することとなり、「歌なら言いたいことが言えるかも」とやる気になった彼女は、仲間たちとの様々な交流の中で成長していく。青春の爽快感と切なさが詰まった物語と、ミュージカルとして生まれ変わる懐かしいメロディーの数々を楽しめる映画作品である。

『心が叫びたがってるんだ。』の概要

『心が叫びたがってるんだ。』とは、2015年9月19日に公開され、第39回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞やブリュッセル・アニメーション映画祭最優秀長編アニメーション賞も受賞している。
『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』(以下『あのはな』)のスタッフであったアニメ監督・長井龍雪、脚本家・岡田麿里、アニメーター兼キャラクターデザイナー・田中将賀の超平和バスターズと呼ばれる三人が再集結し、『あのはな』と同じ埼玉県秩父を舞台に作品を作り上げた。
作品への評価から秩父は観光地やデートスポットとして人気を博し、『あのはな』公開の翌年2014年から5年連続で観光者数900万人を突破しているという。

2018年には実写映画化され、 成瀬順役・芳根京子、坂上拓実役・中島健人、仁藤菜月役・石井杏奈、田崎大樹役・寛一郎などが出演しており、監督は実写版『君に届け』などの作品を手掛けた熊沢尚人が務めている。

舞台は2015年10月秋。
幼い頃のトラウマでしゃべれなくなった高校生の順は、周囲の人からも「ヘンな子」と言われ孤独だった。
しかし彼女はクラスメイトの坂上拓実らと共に、地域ふれあい交流会の実行委員に任命されてしまう。歌でなら自分の気持ちを話せると気付いた順は、交流会の出し物として決定したミュージカルに前向きになり、拓実やクラスメイトたちと協力して準備を進めていく。
準備を進める中、実行委員の仲間たちの心の中の悩みが見えてきて「本当に言いたいこと」がしゃべれないのは順だけじゃないと知る。

『心が叫びたがってるんだ。』のあらすじ・ストーリー

左から玉子の妖精と小学生の時の順。泣いていると玉子の妖精が現れたシーン。

小学生の成瀬順は、おしゃべりで夢見がちな少女だった。山の上のお城(ラブホテル)に憧れていた。毎日のようにお城を眺めていたある時、出口から父親と女性(不倫相手)が出てくるところを見かける。
家に帰った順は、お城で見たことを母親の泉に何気無く話してしまい、「それ以上しゃべっちゃダメ」と釘を刺される。
それからしばらくして、父親は泉に家を追い出され、不倫相手のもとに行くこととなった。順は父親に「ママと仲直りさせてあげる!」と助け舟のつもりで提案するが、「お前はほんとおしゃべりだな。全部お前のせいじゃないか」と辛辣な言葉を返されて傷つき、一人泣いているところにどこからか玉子の妖精が現れる。
君の王子様だと自己紹介する玉子の妖精に、「順の王子様はこんなツルツルじゃないしおならの臭いもしない」と文句を言うと、「君は本当におしゃべりだな」と父親と同じことを言われてしまう。
その後玉子の妖精は、順は今後おしゃべりのせいでどんどん不幸になるが、おしゃべりを封印すれば王子様に会うことができるし、お城にも行けると言い、「君のおしゃべりが治るように口にチャックを付けてあげよう」と順に呪いをかけるのだった。

左から大樹とクラスメイト。担任から実行委員が発表されたシーン。

時は流れ、順は高校生になっていた。
順の所属する揚羽高校二年二組で、地域ふれあい交流会の実行委員が発表される。音楽の教師で担任でもある城嶋一基が、「どうせ立候補者はいないだろう」という理由から成瀬順、坂上拓実、田崎大樹、仁藤菜月の四人を一方的に指名し、生徒たちからは不満の声が上がる。順自身も断るべく声を出そうとするが、とぎれとぎれでまともな言葉にはならず、さらに猛烈な腹痛に襲われて教室を飛び出してしまう。残されたクラスメイトたちは「順の声を初めて聞いた」と意外そうな様子で顔を見合わせていた。
乗り気でないのは実行委員に指名された他の三人も同様で、特に肘の療養中である野球部元エースの大樹は不服そうな様子を隠そうともしない。拓実も正式に断ろうと音楽室を訪ねるが、目当ての城嶋は不在だった。手持ち無沙汰になった拓実はその場にあった楽器を弾きながら、卵を祭るという地元の神社の話を思い出し、卵を題材にした即興の歌を口ずさむ。同じ目的で音楽室の前までやってきた順は、それを聞いて激しく動揺して走り去ったのだった。
その後拓実が祖父母の家に帰宅すると、順の母・泉が保険勧誘に来ており、「娘はおしゃべりが好きでいつも夜遅くまで長電話している」という話をしていた。そのことを祖父母から聞いた拓実は、順の母は嘘をついていると気づく。

翌日。城嶋は授業でミュージカル映画を順たちに見せる。「なぜ突然歌い出すのか分からない」と生徒たちの反応は冷めたものだったが、拓実は「言葉より歌の方が気持ちが伝わる」と半ば独り言のように小さく主張する。拓実のことをじっと見ていた順だけが、彼のその言葉を意識に留めるのだった。
放課後になり、実行委員の仕事をボイコットした大樹以外の実行委員三人を音楽室に集めた城嶋は、地域ふれあい交流会の出し物として過去に誰もやったことのないミュージカルを提案する。わざわざそのためにミュージカル映画を見せたのだ。
準備期間も短く、クラス全体のテンションも低い。ミュージカルは難しいだろうと拓実と菜月は意見を出し合うが、順と共に教室に引き上げる途中で大樹の悪口を言う野球部員たちを目撃する。
エースとして部を引っ張っておきながら故障して長期離脱し、頼まれもしないのに部活に顔を出しては猛練習を促す大樹は、野球部の後輩たちからは厄介者扱いされていた。「ああいうのは見たくない」と菜月が一足先に教室へと向かい、順と拓実は二人で取り残される。そのまま一人で帰宅しようとする拓実に、順は意を決したようにガラケーに文字を打ち込み、「自分の心を読んだのではないか」と奇妙なことを問いかける。

無口でおとなしい普段の様子からは想像もつかない積極性を発揮して、順は拓実に自分の過去、そして玉子の妖精と彼がかけた呪いのことをメールを使って説明する。あれ以来、少しでも言葉を発すると猛烈な腹痛を感じるようになってしまったのだ。
昨日順が音楽室から走り去ったのは、自分のそんな秘密を拓実に見抜かれたと考えたためだった。それはただの誤解だと説明する拓実に、順はメールを使ってもう一つ気になっていたことを尋ねる。
「今日言ったこと、本当にそう思いますか?歌の方が気持ちが伝わるって思いますか」
何気無く口にしたその言葉に、順がそこまで食いついてきたことを意外に思いつつ、拓実は「音楽とはそういうものだと思う」と持論を述べる。そして「玉子の呪いも歌なら関係ないかもしれない」と、順にも歌ってみることを勧めるのだった。
その晩、順は拓実が音楽室で口ずさんでいた歌を一人で歌ってみた。果たして拓実の言った通り腹痛は起こらず、そのことに驚き呆然とする順の中に、「ミュージカルをやってみたい」という気持ちが芽生え始めるのだった。

しかし、クラスメイトたちに交流会の出し物の候補としてミュージカルを発表したところ、返ってきたのは「そんな面倒なことはやりたくない」という声だった。
一番反応したのは実行委員をサボり続けていた大樹で、「しゃべれない実行委員がいるんじゃできるわけない」と言い、順を使えないやつだと馬鹿にする。何も言えない順を助けるように拓実が「使えないやつはお前なんじゃないのか」と言い返し、野球部の後輩たちがしゃべっていた大樹の悪口をばらすのだった。
拓実の言葉に、大樹の親友である樹が声を荒げて立ち上がり大騒ぎになりかけるが、順が不意にその場で歌い始める。
恥ずかしさのあまり、途中で歌をやめてすぐに教室から逃げ出してしまった順だが、彼女から拓実に「歌なら痛くないんです。」とメールが送られてくる。
順はクラスメイトたちの前で歌うことで、自分にもミュージカルならできるということを、そして大樹の指摘が誤りであることを証明してみせたのだ。

その日の放課後、帰宅するために駅に向かった菜月は、そこで大樹と鉢合わせる。後輩たちに悪口を言われていることを知っていつものように練習に顔も出せず、母親を心配させたくないという思いであまり早く帰ることもできなかった大樹は、駅のホームでずっと時間を潰していたのだった。
「野球やんねえと、時計が止まってるみたいだ」
あと少しで甲子園に行けそうなときに肘を壊し、夢を絶たれた大樹は鬱屈した気持ちをどう解消すればいいのか分からずにいた。
すっかり投げ遣りのような態度と口調で大樹は去年潰れた山の上のラブホテル(=かつて順が憧れていた山の上のお城)に菜月を誘うが、彼女は「付き合ってる人がいる」とそれを拒否する。樹から「中学時代に拓実と菜月は付き合っていた」という話を聞いていた大樹は、拓実とのことにも探りを入れるが、菜月は「坂上くんとは手を繋いだこともないし、メアドも知らない」とどこか寂し気に答えるのみだった。このことから、菜月と拓実が交際していたのは過去のことで、今はその関係は解消され、別の恋人がいるらしいと大樹は推測する。
大樹と話している間に電車を一本逃してしまった菜月は、バスに乗って帰るべく駅を後にする。その去り際、彼女は「時間を潰したいなら交流会の手伝いをして」と大樹に告げるのだった。

左前から白い制服の菜月と順 左後ろから黒い制服の大樹と山路と野球部の後輩。山路が大樹に暴言を吐き、順が怒るシーン。

その夜、順は家を飛び出していた。娘が言葉を口にできないことを知られたくない泉に、自分がいない時は来客があっても家から出るなと言われていたのだが、町内会の集金に応対してしまったのだ。ちょうどそこに帰ってきた泉から感情的な叱責を受け、耐えられなくなったのである。
伝えたいことがあるのに伝えられない。その苦しさと悲しさを吐き出すように、順は自分の過去をモチーフにした物語を拓実にメールで送り続ける。買い物に出ていた拓実は次々に届く長文メールに驚くが、そんな順がバスから降りてくるところを発見する。
今送った物語を題材にして、音楽室で歌っていた卵の歌のような歌を作ってほしい。自分の伝えたいことを歌にしてほしい。必死にそう訴える順だったが、呪いによって腹痛を起こし動けなくなってしまう。慌てた拓実に彼の自宅へと誘われ、順はしばらく休んでいくこととなった。
そこで順から改めてミュージカルをやりたいと伝えられた拓実は、彼女の熱意に次第に感化されていく。その日の遅く、バス停まで順を見送っていった頃には、拓実もすっかりミュージカルに乗り気になっていたのだった。

翌日、順は拓実と共に、菜月に昨晩作った台本を見せに行く。「交流会の出し物をミュージカルにしたい」と説明する拓実に、菜月は反対こそしなかったが、当たり前のように順と拓実が一緒にいることに不安と不満を募らせる。
順たちとの打ち合わせ場所として指定されたファミレスに、菜月は当てつけのように大樹を連れて行くが、そこで予期せぬことが起こる。後から店にやってきた野球部の後輩たちが、大樹がすぐ近くにいるとも知らずに彼の悪口を言い出したのだ。
大樹がいることに気付くと、後輩たちはすぐに頭を下げるものの、現エースの山路だけは「偉そうなことばっか言いやがって、消えてくれりゃいいのによ」と大声で彼を罵倒する。
その言葉に反応したのは順だった。言葉で人を傷つけることにトラウマを抱える彼女は、「いい加減にしろ!消えろとかそんな簡単に言うな!言葉は傷つけるんだから!絶対にもう取り戻せないんだから!後悔したって、もう絶対に取り戻せないんだから!」と山路に向かって猛然と抗議するも、直後に呪いによって猛烈な腹痛に襲われて倒れてしまう。

実行委員の三人に付き添われて病院へと運ばれる順だったが、幸い腹痛の症状はすぐ回復し、そのまま帰れることとなる。しかし報せを受けて駆け付けた泉は、すでに日々の生活と娘がしゃべれないという現実に疲れ果てており、「どうしてそんなに私を苦しめるのか」と順のことを責め立てる。菜月と大樹が何も言えずにそれを見守る中、拓実が意を決したように泉に話しかけ、順が本当にがんばっていてすごいと思うことなどを伝えて、たどたどしくも彼女を庇うのだった。

拓実の言葉に思うところがあったのか、泉はそれ以上順を責めるようなことをせず、一同はそれぞれに帰路に就く。その途中、拓実と連れ立って歩いていた菜月は、二人が交際していた中学時代、彼が両親の離婚で悩んでいた頃、助けてあげられなかったことを後悔していると彼に伝える。二人の関係が自然消滅したのも、同じ時期のことだった。
そんな菜月に、拓実は「もともと自分は菜月と釣り合っていなかった」と伝え、その程度の人間でしかない自分を受け入れてしまい、努力してこなかったことを打ち明ける。他人に本気で何か言うのも、本気で言い返すのも疲れるだけだと考えている拓実は、本音を出さずに生きる癖を身につけてしまったのだという。
そんな自分だからこそ、順のことをすごいと思うと拓実は続ける。玉子の呪いで苦しいはずなのに、伝えたいことを伝えようと必死にがんばる彼女を応援したいと。今も拓実に想いを寄せる菜月は、彼が順に特別な感情を抱き始めていることを察し、また自身もそんな順の美点を好ましく感じるからこそ、自分の気持ちにはあえて蓋をして「応援するよ、成瀬さんのことも坂上くんのことも」と伝えるのだった。

順。大樹が「手伝わせてほしい」と言い順が携帯を使い文字で返事をするシーン。

あくる日。野球部に現れた大樹は、「今まで悪かった」と山路に頭を下げる。全て一人で背負い込んだ気になって部員たちを振り回してきたことを謝罪し、もう一度やり直させてほしいという。教室で歌うことで自分に立ち向かってきた順の姿が、そうまでさせた自分のために本気で怒ってくれた順の優しさが、彼に自らを省みるきっかけを与えたのだ。
山路は許すとも謝罪を受け入れるとも言わなかったが、昨日のように大樹を罵倒することなく去っていった。その後大樹は他の実行委員たちにも頭を下げ、「お前らがやろうとしてることを手伝わせてくれ」と頼み込む。順は大喜びでそれを受け入れるのだった。

交流会の出し物をミュージカルに決定したことを発表すると、クラスメイトの多くからは不満の声が上がる。しかし「やりたい」、「おもしろそう」といった意見もあり、それぞれが使える時間に合わせて作業を分担することでクラスの意見は一致。一人一人が役割を見つけていき、主要人物の演者はミュージカルをもっとも強く推していた順と実行委員たちが務めることとなる。

順が親切な拓実にどんどん心を惹かれていく一方、菜月は順が拓実との距離を縮めていくことに複雑な思いを募らせていく。拓実は拓実で、駅での一件から勘違いしたままの大樹に菜月が誰かと付き合っているという話を聞かされる。

拓実の家で作業するために集まった時、彼の両親も離婚していたことを知った順は、アンハッピーエンドで終わる予定だったミュージカルのラストをハッピーエンドに変えたいと言い出す。
拓実はここまで進めてきた作業を変更することに難色を示すが、どちらも順の「本当に伝えたいこと」なのだからと受け入れ、もともと決まっていた暗い曲調の「悲愴」と、それとは反対に明るい曲調の「over the rainbow」を同時に演奏して一つの曲とするアイデアを思いつく。

準備はどんどん進み、ついに地域ふれあい交流会の前日。
最後のリハーサルを終えた順たちが道具の片づけをしていると、樹が力仕事要因として野球部の面々を助っ人に連れてくる。その中には山路の姿もあり、今までの軋轢など無かったように振る舞うことで、大樹に彼なりのエールを送る。
片付けが進む中、拓実と菜月は二人だけで道具を運ぶこととなる。最近避けられていると感じていた拓実は、自分から積極的に菜月に話しかけるが、菜月はこれまでに溜めてきた嫉妬から感情的になってしまい、「好きなんでしょ、成瀬さんのことが!」と口にする。
しかし、「成瀬のことは応援したいと思っているが、そういう感情とは違う」と、拓実は菜月の言葉を否定する。菜月の言葉とこれまでの経験から、ちゃんと口にしないと本当の気持ちは伝わらないのだと痛感した拓実は、中学時代に菜月が自分を助けようとしてくれたことには気づいていたと打ち明ける。本音を口にしない癖が邪魔をして、助けてほしいと言うことがどうしてもできなかった。そのことを悔いているからこそ、今本気で頑張っている順を応援したいのだと。
お互いがお互いに誤解を重ねたまま交際関係を解消してしまっていたことに気付いた拓実と菜月。それでもこれまでの経緯の中で生じた複雑な感情が即座に消えて無くなるわけでもなく、菜月は「これ以上話したくない」と言って話を打ち切る。

そんな二人のやり取りを、たまたま近くにいた順は聞いてしまっていた。
足早にその場を後にし、夜道を駆け抜ける順。拓実への想いを原動力にここまで突き進んできた彼女にとって、先ほどの彼の言葉が与えた衝撃は計り知れなかった。声にも悲鳴にもならない呻き声をあげ、転び、打ちつけた膝の痛みか呪いによる腹痛か「痛い」と連呼する彼女の前に、玉子の妖精が現れる。
「おなかじゃないね。痛いのは胸だ、青春の痛みだ」
封印を破ったことを糾弾された順は、「しゃべっていない」と反論する。しかし玉子の妖精は「しゃべるなといったのはね、言葉だけじゃないんだよ。君は心がおしゃべりすぎなんだ」と冷酷な言葉を順に浴びせ、もう卵の中身(=順を不幸にするおしゃべり)を閉じ込めておくことはできないと告げるのだった。

左から順と拓実。探しに来た拓実が順をお城(廃ラブホテル)で発見するシーン。

交流会当日、順は「ヒロインはできない」という連絡だけ届けて、学校には姿を見せなかった。
クラスの全員が頭を抱え、どうしてこんなことになったのかと検討する内、拓実と菜月は“昨日二人で話していた時に順も近くにいた”ことに思い至る。
「そんなことで」と不満の声が上がる中、拓実は「成瀬の頑張っていた姿を見ていたからどうしても舞台に立ってほしい、自分に探しに行かせてほしい」と懇願し、大樹が順が見つかるまでの代役プランを立てる。拓実に続いて大樹と菜月が「順にチャンスを与えてほしい」と頭を下げ、クラスメイトたちも一人また一人とそれを了承。大樹たちが代役で時間を稼ぐ間、拓実が順を探すこととなる。

方々を探すも順はどこにも見つからず、ついにミュージカルが始まってしまう。大樹から急ぐように連絡を受けた拓実は、かつて順が話していた全てが始まった場所、山の上のお城のことを思い出す。果たしてその一室に、玉子の呪いに囚われた順の姿があった。
「玉子の言うとおりだった。しゃべったりするから不幸になった!」
駆けつけた拓実の前でそう叫ぶ順。「玉子なんていない」と拓実は言い返すが、「いないとなんのせいにすればいいのか」と順は泣き伏してしまう。

言葉は人を傷つける。何気無く口にした話が、自分の家族を決定的に破壊してしまったように。その想いに囚われている順に、拓実は「傷ついてもいいから、お前の本当の言葉をもっと聞きたい」と伝える。突然の申し出に困惑しつつ、挑発に乗るかのように順は拓実に思いの丈をぶち撒ける。
「優しいふりして卑怯者!思わせぶりなことばっか言って、いい格好しい野郎!それからっ、あの女も同罪だ!嘘つき、良い人ぶりっ子だ、ああいうのが一番たちが悪い!」
感情に任せたままの言葉を次々と口にする順だが、その悲鳴のようにしか聞こえない罵倒は長続きせず、次第に声が小さくなっていく。それは結局、どれほど自分の想いを裏切られたと思いたくとも、彼女が拓実たちと本当に良い関係を築いてきたことの証拠でもあった。

拓実は自分は順と同じだったと声を漏らす。言いたいことや言うべきことを言わず、結果として周囲も自分も傷つけていた。そのことに気付くことができたのは順のお陰だと彼が口にすると、順の中にも変化が起き始める。かつて父親から言われた「お前のせいじゃないか」という言葉に心を囚われていた順は、「せい」ではなく「お陰」だという拓実の言葉で、「言葉は人を傷つけるだけではなく、救うこともできる」と知り、自身のトラウマと向き合う最初の一歩を踏み出したのだ。
「行こう。みんなが待ってる」
そう言って手を差し伸べる拓実に、順はもう一つ言いたいことがあると告げる。

「私、坂上君が好き」

順の告白を静かに聞き入れ、しかし拓実はそれを「好きな人がいる」とはっきり拒絶する。順は涙を零しながら「知ってたよ」と言葉を返し、改めて拓実の手を取った。

順。大樹に告白されたシーン。

ミュージカルを見に来ていた泉は、順が出てこないことに「やはりダメだったじゃないか」と見切りをつけて帰ろうとするが、隣に座っていた拓実の祖父母から「もう少し見ていきましょ」と言われそこに留まる。
次の歌が始まった時、順が体育館の入り口から登場する。歌いながら観客の間を進み、そのまま舞台へと上がっていく順。彼女の到着が遅れに遅れたため、クラスメイトたちが急遽考えた“主役代理の菜月にはそのまま主役を演じてもらい、順にはその内面の声として後半から出てもらう”という秘策である。クラスの多くの仲間たちが、順に舞台に立ってほしいと心から願っていたのだ。
本当の気持ちを伝えられない苦悩を、誰かに思いを聞いてほしいという切実な願いを歌い上げる順の声に、泉は苦しんでいたのは自分だけでなく娘も同じだったのだと気付いて涙を流す。
最初の出番を終えて舞台袖に入った順に、クラスメイトたちが大喜びで集まって来る。声を出して謝ると、皆は順を暖かく迎えてくれたのだった。

ミュージカルは成功裏に終わり、地域ふれあい交流会の片付けをしている拓実と菜月の前に大樹がやってきて、「順に告白してくる」と表明して二人の下を去っていく。
拓実も菜月に思いを告げようとするが、「田崎くんに便乗してるみたいだから」と待ったをかけられる。その上で、「今度ちゃんと聞かせて。私もちゃんと答えるから」と菜月は答えるのだった。

『心が叫びたがってるんだ。』の登場人物・キャラクター

主要人物

成瀬 順(なるせ じゅん)

CV:水瀬いのり

揚羽高校二年二組。
幼いころは夢見がちで、おしゃべりな性格だったが、自分が父親の不倫を話したことで両親が離婚する。
その時父親から、「全部、お前のせいじゃないか」と言われ、もうおしゃべりでだれも傷つけないようにと玉子の妖精に呪いをかけられた。
それからは少しでも話そうとすると猛烈な腹痛に襲われるようになり、母親ともコミュニケーションが取れず疎遠になってしまい、周りからは「ヘンな子」と言われるようになった。
普段はガラケーなどで筆談しているが、実行委員になって他人と交流していく内に、「しゃべらなくても感情が態度に出てしまい、思ったことが相手にすぐに伝わってしまう」という本人も気付いていなかった一面が明らかになっていく。
地域ふれあい交流会の出し物であるミュージカルについては、歌なら自分の思ったことを口に出せると気付いてからは非常に前向きになり、実行委員として活躍していく。
自分のトラウマから「言葉は凶器になる」と考えており、周りが心無い言葉で誰かを非難していると、それが自分のことでなくとも声を出し抗議する勇気も持ち合わせている。

坂上 拓実(さかがみ たくみ)

CV:内山昂輝

揚羽高校二年二組。
物静かで思ったことをあまり口にしない性格で、「地域ふれあい交流会」の実行委員の一人。DTM研究会に所属している。
学校には自転車で通っており、スマホで何か聞いている様子も映されている。
父親の祖父母の家に住んでいるが、父親に会うのは年に一回程度。
父親の影響でピアノなどの楽器を演奏できる。中学進学時、母親は私立に行くことを希望するが、当時ピアノに夢中だった拓実はそれに反発。父親がそんな拓実を庇ったことで、両親の不和を生み出すこととなった。
拓実が公立に進むと両親の衝突は増え、その後離婚。原因は自分にあると傷つき、そもそものきっかけとなったピアノにはその後ずっと触っていなかったが、地域ふれあい交流会でミュージカルをやることになった際、順の熱意に影響される形でまた演奏し始めた。
菜月とは中学生の時付き合い始めたが、拓実の両親の離婚騒動の時にお互い上手く気持ちを伝えられずに疎遠となって以来あいまいな関係になり、現在は自然消滅に近い状態。距離を置いてはいるがまだ好意を持っている。
「しゃべれるけど、本音とか思ったことを口にしない癖がいつの間にかついてた」とラストに順に打ち明け、彼女のお陰で言葉で人に気持ちを伝えることの大切さに気付けたと語っている。

仁藤 菜月(にとう なつき)

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第12話『図書室の賢者』)のあらすじと感想・考察まとめ

地下牢からの脱出に成功したキリトとユージオは、整合騎士エルドリエ・シンセシス・サーティワンに遭遇し、戦闘になる。その最中エルドリエが人間としての記憶を失っていることに気づいた2人は、エルドリエに過去の記憶を思い出すように呼びかけるが、更なる追手が迫って来た。 絶体絶命の2人を救ったのは、カーディナルと名乗る1人の不思議な少女だった。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第12話『図書室の賢者』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第5話『オーシャン・タートル』)のあらすじと感想・考察まとめ

現実世界ではキリトは昏睡状態に陥り、行方不明となっていた。恋人のアスナを始めとした仲間たちがキリトの行方を追い、茅場晶彦の大学時代の同期・神代凜子が関わる研究がキリトの居場所に繋がる鍵なのではないかということに気づく。神代凜子に連絡を取ったアスナは、キリトが居るかもしれない人工島「オーシャン・タートル」に辿り着く。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第5話『オーシャン・タートル』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第14話『紅蓮の騎士』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトとユージオは剣を取り戻し、セントラル・カセドラルの最上階を目指した。そんな2人の前に立ちふさがったのは、整合騎士デュソルバート・シンセシス・セブンだった。 デュソルバートの神器「熾焔弓」がキリトとユージオを襲うが、連携と連撃技を使って2人は勝利する。アリスを連れ去ったデュソルバートに恨みを抱くユージオ。しかしデュソルバートには、人間としての記憶がなかった。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第14話『紅蓮の騎士』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第9話『貴族の責務』)のあらすじと感想・考察まとめ

上級修剣士となったキリトとユージオだが、ユージオは自分の剣にどんな想いを込めて強くなれば良いのかと悩んでいた。そんな中、ユージオは次席のウンベールに絡まれて立ち合いの申し込みを受け、引き分けになった。上級貴族である自分が平民出身のユージオと引き分けになったことで逆恨みをしたウンベールは、ユージオを貶めるために自分の側仕えである少女を利用する。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第9話『貴族の責務』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第2話『悪魔の樹』)のあらすじと感想・考察まとめ

現実世界で昏睡状態に陥ったキリトが目覚めると、そこは仮想世界を彷彿とさせる謎の世界だった。キリトは森の中を彷徨い、巨大な樹の下で1人の少年・ユージオと出会う。ログアウトが出来ない状況の中、仮想世界の謎は深まるばかりだった。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第2話『悪魔の樹』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第6話『アリシゼーション計画』)のあらすじと感想・考察まとめ

ラースの研究施設「オーシャン・タートル」への潜入に成功したアスナは、菊岡にキリトの居場所はどこかと詰め寄る。そこで菊岡に明かされたのは、想像を絶する壮大な目的を持つ「ソール・トランスレーター」を使った計画である「アリシゼーション計画」と、その計画でのキリトの役割だった。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第6話『アリシゼーション計画』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第15話『烈日の騎士』)のあらすじと感想・考察まとめ

セントラル・カセドラルを上るキリトとユージオの前に現れたのは、リネルとフィゼルと名乗る2人の少女だった。何故子どもがいるのかと不思議に思うキリトとユージオだったが、リネルとフィゼルの不意打ちで毒剣を刺されてしまい、麻痺状態になってしまう。 身動きが取れない2人はリネルとフィゼルに引きずられながら、副騎士長を務める整合騎士の元へ連れて行かれる。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第15話『烈日の騎士』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第10話『禁忌目録』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトとユージオの側付きであるロニエとティーゼの姿が見当たらず、キリトは2人を探すために外に出た。入れ違いにならないように部屋に残ったユージオの元に来たのは、ティーゼの同室の初等練士であるフレニーカだった。彼女からロニエとティーゼに危険が迫っていることを知らされたユージオは、1人でウンベールとライオスの部屋へと駆けつける。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第10話『禁忌目録』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第3話『果ての山脈』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトはユージオと出会った次の日、ルークリッド村で、6年前にアリスという少女が王都に連れて行かれた事件について知る。そんな中、アリスの妹・セルカが危険な果ての山脈へ行ってしまい、キリトとユージオはセルカの元へ駆けつけた。そこでは凶暴なゴブリンがセルカを捕まえており、キリトとユージオを殺そうとする。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第3話『果ての山脈』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第13話『支配者と調停者』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトはカーディナルが招いたセントラル・カセドラルの中の大図書室で、彼女とアドミニストレータであるクィネラとの因縁を説明された。カーディナルはアンダーワールドの秩序を守る自律型プログラムだったのだ。キリトはそれを聞いて驚くが、彼女は更にアンダーワールドに迫りくる危機を告げる。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第13話『支配者と調停者』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第7話『剣の学び舎』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトとユージオはルーリッドの村を出て央都セントラルに着き、北セントリア帝立修剣学院で剣士になるために学ぶ日々を送っていた。キリトが側付きとなった学院次席のソルティリーナは、キリトの剣術にまだ見せていない強さがあると見抜き、キリトは彼女の卒業までにまだ見せていない技を見せると約束する。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第7話『剣の学び舎』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ

『ソードアート・オンライン アリシゼーション』とは、ライトノベル『ソードアート・オンライン』を原作とするアニメである。 キリトは過去に因縁がある死銃事件の実行犯による襲撃を受け、昏睡状態に陥る。キリトが目覚めると、そこは現実世界とそっくりな仮想世界・アンダーワールドだった。彼はそこで出会った少年・ユージオと共に、世界の中心「セントラル・カセドラル」を目指す。 現実世界での極秘プロジェクトと仮想世界での事件がリンクする世界観で、冒険や絆、バトルを描くSFアクション系ファンタジー。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第11話『セントラル・カセドラル』)のあらすじと感想・考察まとめ

禁忌目録に違反したキリトとユージオは罪人となり、セントラル・カセドラルの牢屋に投獄されることになった。2人を連行するために姿を現したのは、何と整合騎士になったアリスだった。しかしアリスはユージオのことを覚えておらず、雰囲気も幼い時とは全く違う物に変わっていた。 一方、現実世界では、キリトの回復を待つアスナの前に奇妙な姿のロボットが現れる。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第11話『セントラル・カセドラル』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション(第4話『旅立ち』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトとユージオは大怪我を負いながらも、ゴブリンたちの手からセルカを救い出すことに成功した。またゴブリンを退治したことで、ユージオは青薔薇の剣を使えるようになり、キリトに剣術を教えてもらう。そして無事にギガシスターを切り倒した二人は、剣士になるために旅立つ。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第4話『旅立ち』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

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ソードアート・オンライン(Sword Art Online、SAO)の名言・名セリフまとめ

『ソードアート・オンライン』とは、架空のフルダイブ型バーチャルリアリティーオンラインゲームを舞台にした川原礫によるライトノベル、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 本作は2009年より連載の続くライトノベルのアニメ化第一弾であり、アインクラッド編は剣技で戦う世界で、続くフェアリィ・ダンス編は剣と魔法で戦う妖精世界が舞台となっている。 剣と魔法による命がけの戦いからは数多くの名言が生まれ、本作の持つ世界観は類似のVRMMORPGを舞台にした作品群にも多大な影響を与えた。

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