ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN(エースコンバット7)のネタバレ解説まとめ

『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』とは、バンダイナムコエンターテインメントより2019年1月に発売されたフライトシューティングゲームである。ACE COMBATシリーズの国内15作目にあたり、12年ぶりに発売された待望のシリーズナンバリング作品である。
PS4のみVRに対応しており、全てのプラットフォームにおいてオンライン対戦が可能(要インターネット接続環境)である。

『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』の概要

『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN(エースコンバット 7 スカイズ・アンノウン)』とは、2019年1月17日(Windows版は、Steamにて2月1日)にバンダイナムコエンターテインメントより発売されたPlayStation 4(VRモードのミッションのみPSVR対応)、Xbox One、Windows(Steamで提供)用フライトシューティングゲームソフトである。

テーマとなるのは「空の革新」で、本作のキャッチコピーは「願い、救い、痛み、恐怖、空はひとつにつながらない。」
PS4、Xbox Oneの描画能力をフルに活かし、立体的に配置されたボリュームのある雲によって、自機の移動量やスピードを体感。着氷や落雷、乱気流などを起こす特性のある雲を配置して、戦略の鍵ともなる立体フィールドの空を実現している。太陽と大気が生み出す自然現象、最新のグラフィック技術が生み出す現実感溢れる空を、従来のシリーズ同様360°自由に飛行できるのが特徴である。
ゲームに登場する戦闘機は、レーザー兵器など近未来レベルの特殊兵装を実装。戦闘機サイズから空中要塞サイズまで、様々な難敵との攻略性の高いバトルを実現している。その一方、実在機はすべてライセンサーの許諾を得てコクピット内部の細部まで作りこみ、都市部は地理的条件や文化・歴史背景に合わせて圧倒的なリアリティーにこだわっている。

日本では初めてのPC向けにも対応したエースコンバットシリーズとなっていて、PC(Windows)版は他のPCゲームと同様に、8Kスーパーサンプリングと無制限フレームレートに対応しており、PCスペックによっては最も高画質でプレイ可能である。コンシューマ機版の早期購入特典のひとつとして、過去作品(PS4版は「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー」XboxOne版は「エースコンバット6 解放への戦火」)がまるごと配信されている。これは次世代機でのリマスターはおろか、過去作配信などもほとんど行われてこなかったエースコンバットシリーズにおいては異例のことであり、今作のストーリーにも関わるシリーズ全体のストーリーの一部が楽しめる。
モードとしては、ステージをクリアしながらストーリーを進めるキャンペーンモードのほか、インターネット接続で世界中のプレーヤーと任意のステージで対戦するオンライン対戦モードがあり、今後のアップデートで新たなステージシナリオや、新規機体の配信等も予定されている。
またPS4版はVRに対応しており、VR環境(PSVR)があれば、専用のステージが楽しめるVRモードを搭載している。

「エースコンバット」シリーズは過去に15作品発売されているが『ストレンジリアル』(架空世界)の設定下のもと、殆どの作品(特にナンバリングタイトル)でストーリーが繋がっているのが特徴である。

『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』のあらすじ・ストーリー

『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』のストーリーは複数の人物の視点から描かれており、主人公(=プレイヤー)のトリガー、オーシア軍懲罰部隊の整備兵エイブリル、エルジアの無人機開発者シュローデルの三人の視点をメインとしてストーリーが進行していくのが特徴である。
本作のキャンペーンモードにおける全20からなるステージをクリアしながら今作のストーリーの全容を追っていく形となる。

第二次大陸戦争(灯台戦争)の勃発

1999年の小惑星ユリシーズによる災禍から20年後の2019年、ユージア大陸最大の国家エルジア王国(旧エルジア共和国)と、オーシア大陸最大の国家オーシア連邦は、宇宙開発における利権問題で緊張状態にあった。オーシアによる開発利権独占に反発したエルジアは無人機によるテロと軌道エレベーターの占拠、並びに宣戦布告を行い両国は「第二次大陸戦争」(灯台戦争)へと突入する。

戦争序盤における戦況の推移

軍事大国でもあるオーシアに対しエルジアは無人機で応戦、オーシアはユージア大陸からその勢力圏を駆逐されようとしていた。また、無人機を用いた正確無比な攻撃で非戦闘員を巻き込まないエルジア軍に対し、オーシア軍は撃墜機を民間人の居住区へ墜落させてしまうことによる二次被害をもたらし、さらには誤爆を繰り返したことで、世論すらもエルジア側に傾いてしまう。もはや有人機は日ごとに数を減らし、戦場から消えようとしていたのである。

主人公の活躍と凋落

IUN国際停戦監視軍(IUN-PKF)フォートグレイス島基地飛行隊に所属する主人公トリガーは、序盤から空戦において戦果を上げる。しかしエルジアに占領された軌道エレベーターから、オーシア連邦前大統領であるビンセント・ハーリングを脱出させる作戦に参加していたが、護衛対象であったハーリングの搭乗する輸送機を誤射して、ハーリングを死亡させてしまい、懲罰部隊であるオーシア国防空軍第444航空基地飛行隊に送られる。

懲罰部隊

トリガーが送られた懲罰部隊では罪の重さに比して尾翼に線が引かれることとなっており、トリガーは3本の線を引かれることとなる。 詐欺師、政治犯、ギャンブル中毒者といった腕は立つが素行に問題があり、与えられた任務に対しても真面目に向き合わず協調性もない堕落した飛行隊の面々に対して、トリガーは卓越した腕前で頭角を現しつつ黙々と任務をこなして戦果を上げていく。 インシー渓谷での友軍の撤退支援の際のミハイとの戦闘を経て、味方からはいつしか「トリガーについていけば生き残れる」と信頼されるようになり、次第に隊の結束も高まって行く。

懲罰部隊から正規復帰

トリガーの活躍により触発された444飛行隊はこれまでの活躍が認められ全員が恩赦によって正規軍に復帰、要所であるタイラー島の奪還作戦へと投入されることとなるが、エイブリルの手回しで、転属する司令官の護衛に就いたトリガーは護衛の途中に現れたエルジアのプロトタイプ無人機を撃墜したことにより、詐欺師のカウントと共に、オーシア空軍の長距離戦略打撃群(通称:ロングレンジ部隊)に編入され、トリガーはその中の小隊の一つであるストライダー隊の小隊長となる。 この際、トリガーは自機の尾翼に引かれていた三本の罪線を、爪痕のマークにアレンジして使い続ける。

ロングレンジ部隊の躍進

ロングレンジ部隊は、エルジア主力艦隊であるニヨルド艦隊の撃破や、ストーンヘンジによるアーセナルバード狙撃作戦といった重要作戦を成功させ、戦局をオーシア有利へと導いていき、トリガーは敵と味方の双方から「三本線」と呼ばれて畏怖される存在へとなっていく。 ロングレンジ部隊が切り開いた進撃ルートの元、オーシア軍はエルジア首都ファーバンティへと侵攻、攻略作戦は順調に進み、エルジアのハッキングによって乗っ取られたオーシアの軍事衛星の破壊作戦も開始されるのである。

敵エースの存在

徐々に有利になりつつある状況であったが、敵エースミハイ(エルジア軍実験部隊ソル隊のエースパイロット「ミハイ・ア・シラージ」(別名:ミスターX))と彼が率いるソル隊の出現により戦況は一変、ミハイによってファーバンティを攻略していたオーシア軍の部隊は次々と撃破されていく。これを食い止めるべく、ロングレンジ部隊はソル隊に挑み、部隊長のワイズマンの戦死という犠牲を払いながらもミハイを追い詰める。

ブラックアウト

敵エースとの戦いの最中、突如として衛星経由の一切の通信とデータリンクがダウンし、ファーバンティの攻略には成功するも、ミハイを取り逃してしまう。 一切の情報・通信が途絶したのは、オーシアとエルジアの双方が偶然にもほぼ同時に互いの保有する衛星を破壊したために、それによって生じた破片が無関係な衛星までをも破壊してしまったことが原因であった。これにより、ユージア大陸全土に於いて大規模な通信の途絶が発生し、ユージアは情報的なブラックアウト状態へと陥ることとなる。
通信途絶の結果として、エルジア側ではかつてエルジアに併合された諸国に駐留する部隊が独立を図って蜂起し、オーシア側は指揮系統を巡っての混乱と「囚人部隊が反乱を起こして味方を攻撃している」という噂によっての方面軍同士の対立と同士討ちが発生するようになり、ユージア大陸全土が混乱状態となり、最早戦争継続どころでは無くなってしまうのである。

和平への道

トリガー達ロングレンジ部隊は、事前に策定されていた作戦命令に従って、エルジア軍の穏健派に属するラバルト将軍がオーシアとの和平交渉の為に脱出するのを支援する。ラバルトは脱出の最中、今回の戦争を引き起こしたのがエルジア軍内の若手将校を中心とした急進派であること、エルジア軍の無人機開発・運用にはかつてのベルカ公国の技術が使われていることやハーリングの死亡はIFFを偽装したエルジア機による攻撃だったことなどを明かす。敵味方の識別もまともに出来ない状況下ではあったものの護衛は成功し、ラバルトは無事に迎えのオーシア軍のヘリに乗り込むが、ストライダー隊の作戦区域外で別のオーシア軍部隊に攻撃されて死亡し、和平の道は潰えてしまうのである。

元懲罰部隊との合流、最後の戦いへ

タイラー島奪還作戦に投入されたエイブリルら元444飛行隊の面々は、泥沼化した戦況によって航空機を調達できずに歩兵として島内で戦っていたが、搭乗していた輸送機が島に不時着したことによって、反政府軍に捕らえられていたエルジアの王女コゼットを偶然にも救出し、行動を共にすることとなり、友軍を探して島に飛来したロングレンジ部隊の支援のもと、難民達と共に島を脱出して再びユージア大陸へ渡る。
トリガーはシラージ城上空での戦闘で、X-02Sを駆るミハイを撃墜。ミハイは墜ちていく最中にトリガーに対して、自らが飛び続けようとするあまりに最悪の無秩序(=無人機群)を世に放ってしまったと後悔の言葉を述べると共に、無人機の供給元を絶つようにと告げる。
大陸に渡り、無人機工場と化した軌道エレベーター支援施設の一つへと辿り着いたエイブリル達は、そこでエルジアの無人機開発の第一人者だったシュローデルと出会い、そこでミハイの全てのデータをインストールされた無人機が、大陸内のどこかの工場で2機作られることや、尚も無人機を量産して戦争を継続しようとするエルジア政府軍主戦派の事を聞き、無人機工場群へと電力を供給している軌道エレベーターを破壊することを決意、一部が復旧した民間回線を用いて大陸全土に、残る一機のアーセナルバードの撃墜と軌道エレベーター破壊の手助けを呼び掛ける。
この呼び掛けに応えたオーシア軍とエルジア反政府軍の部隊による有志連合が組まれ、ロングレンジ部隊もこれに参加することになる。
斯くして軌道エレベーター周辺で有志連合とエルジア政府軍の戦闘が開始され、有志連合は多大な犠牲を出しながらもアーセナルバードの撃墜と、軌道エレベーターの送電を停止させることに成功する。 しかし、直後に戦域にこれまでとは異なる強力な二機の無人機が飛来し、有志連合の戦闘機を次々に落としていく。ロングレンジ部隊も被害を受け、どうにか生き残った有志連合の航空隊はオーシア空母「アドミラル・アンダーセン」へと退避する。
エイブリルによって、二機の無人機はミハイの戦闘データをインストールされたADF-11という機体であり、自らのデータを軌道エレベーターの通信設備を利用して大陸全土の無人機工場に送って増殖しようとしている事が明かされる。
星を無人機に明け渡すような事になりかねない事態を食い止めるべく、有志連合航空隊は出撃、トリガーによって、二機のADF-11は撃墜されてデータの送信は食い止められ、オーシアとエルジアの戦争は一先ず終結を迎える事となるのである。

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