BPOにクレームが寄せられたアニメまとめ 「妖怪ウォッチ」は何度も苦情が入っていた!?

自慰行為を兄弟に見られからかわれるシーン

「深夜帯に放送されたアニメでの自慰行為に関するシーンについて、複数の意見があった。」
「深夜帯のアニメ番組で、自慰行為をしようとしたところを兄弟に見られ、からかわれるというシーンがあった。深夜帯ではあるが、もう少し青少年の視聴にも配慮してはどうか」

2016年1月にBPOに寄せられた意見

2015年秋アニメ『おそ松さん』である。第13話にて、自慰行為を兄に見られた「チョロ松」が他の兄弟たちからもからかわれ「シコ松」「チョロシコスキー」「自家発伝三郎」という蔑称をつけられるくだりがある。

男性が女性化して意味ありげにバナナを食べるシーン

「子ども向けアニメ番組で、男性設定のキャラクターが女性化して、意味ありげにバナナを食べるシーンがあった。子どもには意味が分からないかもしれないが、親として非常に不愉快だった。」

長期アニメ『妖怪ウォッチ』だと思われる。主人公らに立ちはだかる敵が、秘孔を突かれて「バナナ好きのオネエ系」になるという下りが第96話にあった。
『妖怪ウォッチ』のBPO掲載は2014年11月以来で、3度目。

画面が様々な色に点滅し体調を崩すほどの酔いが起こるアニメ

「1分半もの間、画面全体が青色や赤色などに激しく点滅した。最近は規制も厳しいのでおそらく決められた時間を逸脱してはいないのだと思うが、いわゆる「ポケモンショック」のような症状を起こした。半日は目を閉じてもめまいと酔いが止まらず、しばらく嘔吐し続けた。」

2015秋アニメ『終物語』だと思われる。激しい集団口論の演出として該当シーンがあった。「激しい色の変化にご注意ください」というテロップが流れた局もあった。画像は実際の放送時の映像よりも点滅がゆっくり。

少年が無抵抗の捕虜や敵兵を射殺するアニメ

「子どもが視聴する時間帯のアニメ番組で、主人公の少年が無抵抗の捕虜や敵兵を射殺するシーンがあった。タイトルを見て、子ども向け番組だと思って視聴した子どもも多いと思う。どうしても放送したいなら年齢制限を設けてほしい。」

2015年秋アニメ『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』。日曜日の夕方5時に放映されている。孤児の少年兵である主人公が葛藤なく淡白に人を殺していく描写が話題となった。

性器の俗称を話し、性行為を模した仕草をするアニメ

「深夜のアニメ番組で、音声加工はしてあるものの、性器の俗称を想像させるせりふや、性行為を意味するしぐさが使われていた。子どもでも想像がつくような露骨な表現であり、度が過ぎている」

2015年夏アニメ『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』だと思われる。性的な表現が規制され未成年たちがクリーンな環境と引き換えに性知識を失っている近未来が舞台で、「下ネタ」の復権を目指す少年少女が下ネタテロを行うというアニメ。加工されているが「ち○こ」「ま○こ」といった言葉が連発される。

子ども向けアニメキャラを用いてのスクラッチ宝くじCM

「アニメ番組の途中で流れる「スクラッチ」宝くじのCMが気になる。最近の宝くじCMは高額当選金がもらえる可能性を訴えるものが多いが、人気アニメのキャラクターを使用したCMは、子どもの射幸心を煽ろうとしていると感じる。宝くじは子どもにも購入可能だ。宝くじ販売者は、子ども向けアニメキャラを使ったCMを作るべきではない

長期アニメ『ちびまる子ちゃん』だと思われる。ちびまる子ちゃんは2006年10月にもBPOで苦情が取り上げられた。

子ども向けアニメのEDで少女たちが水着姿でポーズを取る

「子ども向けアニメ番組のエンディングシーンで、アニメキャラクターの少女たちが水着姿でポーズをとったり、肩ひもが片方だけの格好になっていたりする。子ども向けアニメでこのようなシーンが必要なのだろうか。子どもを持つ親としては違和感がある。子どもを狙った犯罪も多い中、配慮に欠けているのではないか」

長期アニメ『プリパラ』だと思われる。第52話からのED映像で登場キャラクターたちが水着姿を披露しており、「保護者からクレームが来るから」と露出の少ない子供っぽい水着姿でも自粛する女児アニメが多い中で、扇情的なポーズをも描いていたことから話題になった。

SMプレイに使う道具などが露骨に描かれたアニメ

「夕方6時台のアニメ番組での性的表現がひどすぎた。疑似性交用の人形のようなものや、いわゆるSMプレイに使う道具などが露骨に描かれ、使用されていた。放送局はいったい何を考えているのか。まだ、小学生が視聴するような放送時間帯である。」

2015年春アニメ『銀魂゜』の4話（通算269話）。銀魂シリーズは過去にも度々BPOに掲載されているBPO常連アニメである。

少女が軍艦に変身し、実際に戦闘行為を行うシーン

「深夜アニメだが、その内容に唖然とした。少女が軍艦に変身し、実際に戦闘行為を行うシーンがあり強い嫌悪感を覚えた。社会では「戦争」という言葉にぴりぴりしており、アニメというジャンルを考慮したとしても、不謹慎な番組内容に憤りを覚える」

2015年冬アニメ『艦隊これくしょん』だと思われる。大日本帝国海軍の軍艦を少女の姿に擬人化したゲームが原作で、少女たちが有事の際にはモチーフとなった軍艦に似た武装をして未知の敵と戦う。

主人公がカードゲームの相手役に殴られたり蹴られたりするシーン

「子ども向けのアニメ番組で、主人公がカードゲームの相手役に殴られたり蹴られたりするシーンがあった。審判役からの注意もなく、ゲーム中なら何をやってもいいとの間違ったメッセージを子どもに送ったことになったのではないか」

『遊戯王』シリーズだと思われる。2015年1月に放送中のものなら『遊☆戯☆王ARC-V』か。カードゲームのはずなのに何故か物理攻撃が繰り広げられてしまうのは遊戯王シリーズの恒例である。

夕方のアニメでスカートめくりや、乳房を強調しすぎた服装

「夕方の時間帯での放送にもかかわらず、主人公がヒロインのスカートをめくって下着が見えたり、女性キャラクターが胸を強調した服を着るなど、性的なシーンが多いアニメ番組がある。子どもの健全な成長に悪影響を及ぼすと思われるので自重してほしい」

2014年12月にBPOに寄せられた意見

2014年秋アニメ『七つの大罪』だと思われる。男児の姿をした主人公が、女性キャラによくセクハラをしている。「胸を強調した夕方アニメ」なら『ガンダムビルドファイターズトライ』もだが、そちらにはスカートめくりはない。

深夜アニメなのに規制が厳しすぎて、作品の質が低下

「深夜のアニメ番組の表現規制が厳しいと感じている。少年剣士を主人公としたアニメなのに、斬られた箇所さえ分からず、違和感がある。幼い子どもが視聴する時間帯ではないし、原作の読者層から考えても善悪の判断がつく視聴者層であると思われる。不要・過剰な表現規制は作品の質の低下を招くので、やめてほしい」

2014年11月にBPOに寄せられた意見

2014年夏アニメ『アカメが斬る！』だと思われる。腕の切断箇所を●で隠すという雑な規制方法が話題となった。
『テラフォーマーズ』においても同様の規制があったが、「少年剣士が主人公」という点から『アカメ』だと思われる。

猫にとってチョコレートは毒物なのに、猫がチョコを食べる描写

「子どもに人気の高いアニメ番組に出てくる、猫の妖怪のキャラクター設定について懸念がある。当該キャラクターはチョコレート菓子が好きという設定だが、本物の猫にとってチョコレートは毒物である。子どもたちが「猫はチョコレートが好き」という誤った情報を基に、本物の猫にチョコレートを与えてしまう（略）」

2014年11月にBPOに寄せられた意見

長期アニメ『妖怪ウォッチ』のキャラクター・ジバニャンだと思われる。ジバニャンは轢死した猫の地縛霊で、好物は「チョコボー」というチョコ菓子。チョコボーは実際に商品化もされている。
『妖怪ウォッチ』のBPO掲載は2度目。

自転車を2人乗りして坂道を疾走するシーン

「中学生が主人公のアニメ番組で、自転車を2人乗りして坂道を蛇行するシーンがあった。アニメ番組とはいえ、子どもがまねするおそれもある。危険なシーンは放送してほしくない」

2014年10月にBPOに寄せられた意見

2014年秋アニメ『四月は君の嘘』第3話だと思われる。
コンクールに遅刻しそうになった二人を送るために、二組になって自転車の二人乗りをするというシーンが該当。