呪怨 白い老女(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『呪怨 白い老女』とは2009年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は三宅隆太。同時上映は『呪怨 黒い少女』。『呪怨』シリーズの代表的キャラクターである伽椰子は登場せず、西荻一家惨殺事件によって新たに生まれた呪怨が周囲の人間に厄災をもたらしていく様が語られている。不気味な容貌の真っ白い老女の霊が襲い掛かってくる様子は、伽椰子に負けず劣らず恐ろしい。また西荻一家惨殺事件は凄惨を極め、シリーズで唯一R-15指定作品となっている。

『呪怨 白い老女』の概要

『呪怨 白い老女』とは2009年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は三宅隆太。同時上映は『呪怨 黒い少女』。同シリーズでは唯一のR-15指定作品である。
「呪いつづけて、10周年。」とキャッチコピーにある通り、『呪怨』(ビデオ版)の発売から10周年に当たる今作では、監督・脚本は十数名の候補者の中から2人の監督が選出されて制作された。三宅隆太は『ほんとにあった怖い話』シリーズや『怪談新耳袋』シリーズなどの数多くのホラー作品を手掛けた監督である。
続編でもなくリメイクでもない今作は新しい『呪怨』の流れを作っていくために、『呪怨』の代表的キャラクターである伽椰子を登場させていない。俊雄もあくまでカメオ出演としてワンシーンだけの登場にとどまっている。
それまでの『呪怨』シリーズでは佐伯家殺人事件によって生まれた佐伯伽椰子の呪怨が人々に恐怖をもたらしてきたが、今作では西荻一家惨殺事件にて新たに生まれた呪怨が人々を恐怖に陥れていく。7年前の西荻一家惨殺事件発生直後には、事件の第一発見者である萩本文哉が恋人の種村千穂を惨殺。殺人犯の磯部篤を乗せたタクシーのドライバーが失踪。捜査を担当した刑事の1人が自殺といった事件が起きている。
あかねたちがこっくりさんで未来を呼び出してからは、あかねの友人や刑事が心霊現象に巻き込まれるが伽椰子程無差別に人を襲ってはいない。その代わりに一家惨殺事件の犯人である磯部篤が、家に引っ越してきてから家族を惨殺し自殺することを無限に繰り返す無限地獄を、延々と繰り返す世界観となっている。過去と現在が交互に語られているように見えるが、実は時間が流れていく外の世界に対して、事件現場となった空き家では延々と惨殺事件の日が繰り返されているのである。
ラストでは無限地獄から脱することができた未来が、友人のあかねにお守りの熊のキーホルダーを返して消えるという救いのあるものになっている。

『呪怨 白い老女』のあらすじ・ストーリー

事件発覚

ケーキ屋でアルバイトをしている萩本文哉(はぎもとふみや)は、クリスマスの朝にサンタクロースの衣装を着てケーキの配達をしていた。文哉は磯部家にも配達の為に訪れたが、インターホンを押しても反応が無い。玄関が開いていたので声をかけてみると、家の奥からは「はーい。今ちょっと手が離せなくて。すぐ行きますから」という女性の返答があった。しばらく待っても家人は姿を見せず、声をかけても同じ返答が繰り返されるばかりなことに不審感を抱きはじめる。そんな時、家の奥から何かが倒れるような音が聞こえ、文哉は意を決して家の中へ入っていく。台所では冷蔵庫が開けっぱなし、洗面所では水を出しっぱなしの状態で人の姿は無い。浴槽は何かを焼いた痕跡があり壁一面が黒く焦げている。奇妙な状況に不安になる文哉だったが、廊下をランドセルを背負った少女が歩いていく姿を目撃する。少女を追いかけて2階に上がった文哉は子供部屋で少女の首なし死体を発見する。
転がり落ちるように1階へ降りた文哉は、再び「はーい。今ちょっと手が離せなくて。すぐ行きますから」という女性の声を聞く。台所には、さっきは確かに無かったはずの女性の刺殺死体があった。驚いて後じさった文哉は、振り向いた自分の目の前にバスケットボールを持った白い老女が「あ゛あ゛あ゛あ゛」と呻き声を発している姿を目撃する。

柏木の失踪

タクシー運転手の柏木一(かしわぎはじめ)は、クリスマスイブの朝に小学生の娘の柏木あかね(かしわぎあかね)をタクシーで学校まで送っていた。「後部座席が汚れている」とあかねに言われた柏木が車内の清掃をしていたとき、無線で会社から連絡が入る。警察が「今朝乗せた客について聞きたい」と柏木を訪ねてきているということだった。その時柏木は、バックミラーに今朝乗せた客の幻覚を見る。そして後部座席には先程までは無かったはずの鞄が置かれていた。鞄を恐る恐る開けた柏木は、中に入っていた少女の生首と目が合う。驚きのけぞる柏木の頭を後ろから少女の手が掴み、悲鳴をあげる柏木の姿は消え去っていた。

コックリさんでよばれたもの

霊感がある女子高生のあかねは、友人の金原由佳(かねはらゆか)と吉川真弓(よしかわまゆみ)に頼まれてコックリさんに参加する。しかしコックリさんは特に変わったことも起きずに終わろうとしていた。無神経なところのある真弓は、「死んだ人じゃないとよべない」と言われて「あかねの父親を呼ぼう」と言い出す。由佳が急いで「行方不明なだけだよ」と取りなすが、あかねは「もう7年も前だし」と気にしてないことを示す。それでも微妙な雰囲気で続ける気にもならず、もうやめようとしていたところで10円玉は「み」「ら」「い」という文字を指し示す。「みらい」が何を意味するのかと考える3人だったが、「人の名前かも」と由佳が言ったその時に、あかねはランドセルを背負った少女の姿を目撃し悲鳴をあげる。そしてそのまま教室から飛び出して行ってしまった。
由佳は真弓と一緒に廊下を歩きながら、あかねを父親のことで怒らせたのではないかと気に病むが、真弓は忘れ物をしたからと由佳を残して教室へと走って行ってしまう。トイレに入った由佳はランドセルを背負った少女が個室へ入っていく姿を目撃する。不審に思った由佳がトイレのドアを開けても中には誰もおらず、ドアを閉めた由佳にバスケットボールを持った白い老女の霊が駆け寄ってきた。

磯部家に忍び寄る不穏な影

磯部健太郎(いそべけんたろう)は家族と購入予定の一軒家の内見に来ていた。中古ではあるが広々とした家屋と庭に家族一同は歓びの声を上げる。ただ息子の磯部篤(いそべあつし)だけは不穏な雰囲気を感じていた。妻の磯部淳子(いそべじゅんこ)は台所でぐちゃぐちゃに丸められた家族写真を拾い、娘の磯部美帆(いそべみほ)は安すぎる価格に疑問を呈するが、美帆の娘の磯部未来(いそべみらい)は篤と大喜びで家の中を見て回っていた。家族が庭で和やかに過ごす姿を見ていた篤は、廊下の奥を人影が過ぎるのを目にする。そして確認の為に入った和室で姿見を見つけた篤は、鏡に映った自分に手を掴まれる。自分を呼ぶ未来の声に振り返った篤の雰囲気は一変しており、2人が去った後の姿見には篤の姿が映ったままだった。

恐怖に呑み込まれた文哉

文哉の恋人の種村千穂(たねむらちほ)は警察署にいる文哉の元に駆け付ける。凄惨な殺人事件の現場を目撃した文哉は、呆然と座り込み「行きます。すぐ行きます。すぐ行きますから」とぶつぶつ呟いていた。
2人は全ての予定をキャンセルし、自宅でクリスマスを過ごすことにする。千穂は文哉に用意しておいたプレゼントを贈ったりと気を遣うが、文哉はケーキを切り分ける包丁を見た途端にフラッシュバックを起こし嘔吐してしまう。そんな文哉に千穂は優しく寄り添い抱きしめあったが、腕の中の千穂が白い老女に姿を変え呻き声をあげるのを聞いた文哉は逃げ出す。追いかけてくる白い老女に咄嗟に手に取った包丁を突き立てたが、文哉が刺したのは千穂だった。喉に包丁が刺さった千穂を見た文哉は、狂ったように千穂に何度も包丁を突き刺し続けた。

未来が抱える不安

あかねは病気で小学校を休んでいた未来の見舞いに訪れる。未来は、あかねが貸してくれた御守りの熊のキーホルダーのお陰ですっかり元気になったと礼を言う。御守りを返そうとする未来に「ちゃんと治ってからでいいよ」とあかねが言っているところに、未来の曾祖母の磯部ハル(いそべはる)がやってくる。引っ越してくる前から痴呆が始まっていたハルだったが、今では水玉模様のワンピースを着て、勝手に持ち出した篤のバスケットボールを抱えて徘徊するようになっていた。未来が篤のボールを受け取ると、ハルはそのままふらふらと立ち去ってしまう。
帰ろうとするあかねを未来が「誰かいてくれた方がいいから」と引き留める。篤がいるのではないかというあかねに未来は篤の変貌について相談する。優しかった篤は引っ越してきてからすっかり性格が変わってしまい、今では風呂に入っている間に未来の下着がなくなってたり、べたべたと体を触ってくるのだという。一緒に住んでいる篤のことだから、他の家族の誰にも言えなくて悩んでいたのだ。そこへ篤がやってきて、あかねは家から力づくで追い出されてしまう。未来は篤に自室へ引っ張っていかれながらもハルに助けを求めるが、ハルは姿見のある和室でウィッグを被ったり化粧に余念がない。2階の窓辺であかねに助けを求める未来を見上げながらも、あかねはそのまま家へと帰ってしまう。
篤が自分を撫でまわすのを我慢していた未来だったが、部屋にハルがやってくる。ハルは篤の腕を取ると、その手を自分の胸へと押し当てる。驚いた篤はハルを突き飛ばして部屋を出ていき、どうにか未来は難を逃れることができた。
その頃1階では、犬のおもちゃが外にいる俊雄にワンワンと吠えていた。

謎のカセットテープ

刑事の川端啓介(かわばたけいすけ)は警察署の資料室でカセットテープを見つける。そのテープは剝き出しの状態でありながらグルグルと回転していた。同僚の安川英樹(やすかわひでき)が部屋に入ってきたときに、川端はそのテープをテープレコーダーに入れて再生ボタンを押す。流れてきたのは「行きます。すぐ行きます。すぐ行きますから」という男の声だった。川端の様子がおかしいことに気付いた安川はテープを取り出すと足で踏み砕く。
屋上で安川は川端に7年前の西荻一家惨殺事件について語る。その事件の犯人は一家全員殺した後に首を吊って自殺したのだが、自分が死ぬ瞬間をカセットテープに録音していたのだという。当時の捜査員の1人がテープ起こしを担当したのだが、彼は自宅で首を吊って死んだ。そのテープに入っていたのはさっきの男の声ではなく、何故か女の子の声だった。
テープを燃やすという安川に「何もそこまで」と川端は言うが、安川は「このテープは7年前に何十キロも離れた山に捨てたんだから、此処にあるはずの物じゃない」という。そして「絶対に関わるな」と忠告をして屋上から去った。
川端は資料室で西荻一家惨殺事件の資料を見始めるが、いつのまにか目の前にテープがありテープからは「早く来て」という女児の声が流れてきた。

西荻一家惨殺事件

淳子はクリスマスケーキの配達を依頼したりとクリスマスの準備をするが、夫の健太郎はいつまでたっても司法試験に合格しない篤に苛立っていた。美帆は淳子が実の母親ではないことについて馬鹿にするような発言をし、健太郎はそんな美帆にも苛立つ。自室で勉強をする未来は階下から聞こえる家族の諍いの声に顔を歪める。テープを聞きながら司法試験の勉強をしていた篤は、テープから「行きます。すぐ行きます。すぐ行きますから」という自分の声と「早く来て。怖いから」という未来の声が聞こえてきて驚き飛びのく。窓ガラスに映る自分を凝視する篤に、テープから聞こえる未来の声が「こっちに来て」と繰り返し呼びかける。和室ではハルが自分の顔にぐちゃぐちゃの化粧を施していた。
深夜、篤は就寝していた父をバットで撲殺する。次にハルをロープで絞殺した篤は台所へと向かう。和室から聞こえた物音に「はーい。今ちょっと手が離せなくて。すぐ行きますから」と返答した淳子は台所で煙草を吸っていた。そこへやってきた篤に夜食の要求と勘違いした淳子は冷蔵庫に向かうが、篤に包丁で刺し殺されてしまう。リビングでテレビを見ていた美帆は浴室へ引きずって連れていかれると、浴槽で灯油をかけられ焼き殺される。
異変を察知した未来は部屋にカギをかけて隅っこにうずくまり、御守りの熊のキーホルダーを握りしめて助けを求めるが、押し入ってきた篤に生きたまま鋸で首を切断されてしまった。
そして未来の生首を鞄に入れた篤は柏木が運転するタクシーに乗車する。鞄から漏れ出た血液が後部座席を汚していた。
テープレコーダーをセットした篤は、「行きます。すぐ行きます。すぐ行きますから」と呟きながら首を吊ろうとする。そんな篤に鞄の中の未来の生首が「早く来て。怖いから。こっちに来て」と呼びかけてくる。篤は「ごめんなさい」と何度も繰り返し、踏み台を蹴り倒した。そのすべてがカセットテープに録音されていた。

エピローグ

あかねが帰宅しても母は仕事でおらず、暗い部屋には夕食が用意されていた。父の仏壇を拝んでいる時にドアの開く音がし、母が帰宅したのかと思ったあかねだったが、部屋の中には赤いランドセルを背負った未来が居た。未来の姿を見たあかねは、ただ「ごめんなさい」と繰り返す。いつのまにか未来は姿を消し、家の中には熊のキーホルダーが落ちていた。

『呪怨 白い老女』の登場人物・キャラクター

主要登場人物

柏木あかね(かしわぎあかね/演:南明奈 少女時代/演:笠菜月)

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手に汗握るアクション作品、背筋凍るホラー作品、捧腹絶倒のコメディ作品、胸温まる感動作品。日本テレビの『金曜ロードショー』は、様々な映画をお茶の間に届けてくれる人気番組である。 ここでは、そんな『金曜ロードショー』で2019年に放送された映画作品のタイトル一覧を紹介する。

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【呪怨】ポスターだけでも怖いホラー映画まとめ!絶対観たくない作品が満載【サバイバル・オブ・ザ・デッド】

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マニアックなファンがなぜか多いことで知られるホラー映画。背筋が思わず凍り付いてしまうような内容は、夏に観るにはピッタリですよね。この記事では、そんなホラー映画の中からポスターを目にするだけでもすでに怖い作品についてまとめました。これを見てますます映画を観てみたいと思うか、絶対観たくないと感じるかは、あなた次第です。

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