【進撃の巨人】リヴァイ「バカ言え。俺は今から30年分の恋をする。」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今まで恋愛に興味がなく女性と付き合ったことが無いというリヴァイ兵長。そんな兵長に想いを寄せるペトラは…。ニヤニヤしちゃうような甘いSSです。

リヴァイ「おい、クソメガネ。なんでテメェがまたここにいる?」

ハンジ「自由時間なんだからいいじゃないか。堅い事言ってると、若者に嫌われるよ。」

リヴァイ「はっ。大方、捕らえた巨人が殺されて、暇で暇でしょうがねぇんだろう。」

ハンジ「そーーーーっなんだよ。早く新しい巨人捕まえてきてよ、リヴァイ~。」

リヴァイ「んなもん、自分で行け。俺は忙しい。」

コンコン。ドアをノックする音が響く。

リヴァイ「…入れ。」

エレン「失礼します。」

遠慮がちに入ってきたエレンだが、その目にはあからさまに不満の色が浮かんでいた。

リヴァイ「なんだ?」

エレン「今日、合同演習の時にクリスタにキスしたって、本当ですか?」

リヴァイ「あぁ、あの金髪か…。キスしたが、それがどうかしたか?」

ハンジ「リヴァイ! 君ねぇ、何してんの!?」

エレン「俺は直接見てませんが、俺の同期が兵長が無理やりクリスタにキスするの見たって…。クリスタ怯えて、その後ずっと泣いていたそうです。」

リヴァイ「…それは、悪いことをしたな。」

エレン「…それだけですか。」ギリッ

リヴァイ「なんだ?土下座でもしろと?」

ハンジ「ちょっと、リヴァイ。それセクハラ&パワハラだよ!

訴え出られたら、軍法会議ものだよ!

君らしくないなぁ。そんなことするなんて。

なんかあったの?」

リヴァイ「別に。」

エレン「別にって…。理由もなくクリスタに手ぇ出したんですか!!!」

リヴァイの胸倉に掴みかかろうとするエレンを制しつつ、ハンジは更に問いかけた。

ハンジ「だけど、おかしいよね。リヴァイが自分からキスするなんて。エレンだって一昨日見たでしょ?リヴァイの潔癖すぎる性格を…どう考えたって理由もなくキスするとは思えないんだけど。」

ハンジはリヴァイの瞳をじっと見据えた。ウソがつけないように。言い逃れしないように。

リヴァイはこの聡明な友人には下手な言い訳が通用しないことは分かっていた。

リヴァイ(まったく、都合の悪いときに限ってこいつは側にいる。)

リヴァイ「はぁー。しょうがねぇな。あれだ、女とならキスしても平気かどうか試しただけだ。」

ハンジ「試したって…、どういうこと?」

リヴァイ「だから…。俺は今までまともに女とキスしたことねぇから…。」

ハンジ「イヤイヤ。私としてるし!」

リヴァイ「お前は『ハンジ』だろ。女じゃねぇ。」

エレン「なんで突然そんなことしようと思ったんですか?兵長のきまぐれでクリスタひどく傷ついてるんですよ?しかも、なんでクリスタなんですか?」

リヴァイ「だから、それは本当に悪かったと思っている…。たまたま、クリスタが目に入っただけだ。特に他意はない。あの娘にはすぐに詫びの手紙を書こう。」

ハンジ「で、何で女の子とキスしようと思ったのよ?」

リヴァイ「…それは…。」

ハンジ「だってさ、女の子とキスしたいんだったら、わざわざ新兵物色しなくったって、近くにペトラがいるじゃない?どうしてかな~?リヴァイ君?」

リヴァイ(…時々こいつは俺の私生活を覗き見してるんじゃないかと疑いたくなる。)

リヴァイ「…ペトラとはキスした。」

ハンジ・エレン「えっ!?」

リヴァイ「ペトラとキスしても平気だったから、他の女でも平気だろうって試した。」

エレン「兵長最低です!!!」

エレンは我慢できなくなり、握った拳を振り上げた。

パンッ!!

エレンの拳が炸裂するより早く、ハンジの平手がリヴァイの左頬を打った。

リヴァイは避けなかった。

エレンは中途半端な状態の拳を下ろすしかなかった。

ハンジ「あんたさぁ、分かってるよね?ペトラの気持ち。知っててわざとやってんだったら、許さない!!あんたなんか今度巨人を捕獲したら餌にしてやる!!!」

リヴァイ「…そうだな。ペトラの気持ちは知ってる。だが、俺自身の気持ちが分からねぇ。生まれてこの方、惚れた腫れたとは無縁の生活をおくってきたからな。

調査兵団に入ってからは尚更だ。感情を抑えることに徹してきた。

もう、心が麻痺して、人を好きになる感情なんざ残ってないのかもしれん。」

エレン「もういいですよ、兵長。俺がペトラさん幸せにしますから。兵長はすっこんでて下さい。」

エレンは言い捨てると、怒りに震えながら部屋を後にした。

ちょっと怖いけど、自分の命を預けるに足る人間として信頼していただけに、失望も大きかった。

ハンジ「…で、キスしてどうだったの?」

リヴァイ「平気だった。ペトラとは。新兵は、…無理だった。」

ハンジ「はぁ~、馬鹿な男だね。もう、そんなの答えが出てるじゃないか。

何が、自分の気持ちが分からないだよ。無駄に足掻いて女の子泣かして。

自分の感情を認めるのが怖いだけなんじゃないの?」

リヴァイ「…そうかもな。だが、認めたところでどうなる?

上官と部下という今の関係を変えることは俺はもちろん、

ペトラも望んでいないだろう。

ならば、兵士として必要のない感情は戦闘において足枷になるだけだ。」

ハンジ「勝手にペトラの気持ち決めてんじゃないよ。

いつ命を落としてもおかしくないような戦場で、あの子はずっとリヴァイに尽くしてたじゃない。

何の見返りも求めずひたすら君の背中を追って。

そろそろ、あの子のひたむきさに答えてあげてもいいでしょ?」

リヴァイ「…。」

ハンジ「上司としての責任より、そろそろ男として責任とりなさいよ。」

リヴァイ「…考えておく。」

ハンジ「それより、クリスタちゃんだっけ?ほら、お詫びの手紙書くんでしょ。

早く書いて。私がそれ届けてあげるから。もちろん、しっかりフォローも入れるし。」

リヴァイ「すまない…。」

リヴァイ(しばらく、こいつには頭が上がらないな…)

翌日も、長距離索敵陣形の合同演習だった。

いつも通り訓練をこなしていたリヴァイだが、なぜか違和感を感じていた。

自分に対する新兵からの視線がいつもと違うのだ。

昨日までは、どこへ行っても、畏敬の念を込めた熱い視線を受けていたが、

今日は打って変わって、あのクソガキどもから生暖かい目で見られているような気がした。

しかも、ときおり「ぷぷっw」という嘲笑まで聴こえてくる。

その上、今日はやたらとエレンがペトラに甘えている。

昨日までは、ペトラの方から世話を焼きに行くことはあっても、

エレンの方から頼りに行くことはほとんどなかった。

それが、思春期のプライドのせいなのか、あるいは気恥ずかしさのせいなのか…。

まぁ、そんなことはどうでもいい。

今日のエレンは金魚のフンのようにペトラにべったりだ。

おかげで不憫なぐらいオルオが空回っている。

エレン「ペトラさんペトラさん。この陣形ってやっぱり外側は腕の立つ人が配置されるんですよね?」

ペトラ「そうよ。巨人と遭遇する確立が一番高いからね。」

オルオ「なんだお前。新兵はこの陣形の講義受けてただろう。聞いてなかったのか?」

エレン「…すいません。俺、頭いまいち良くないんで…。訓練兵時代も座学の成績悪くって…。」シュン

ペトラ「こら、オルオ!またエレンをいじめる!

初めてのことなんだから分からないことがあるのはあたりまえでしょ!

エレン、気にしなくていいのよ。どんどん質問して。」ニコッ

エレン「ありがとうございます。その…、ペトラさんは優しいですね。」テレッ///

オルオ「てめぇ、ペトラが優しいからって調子に乗んじゃねぇぞ!!」

ペトラ「オルオうるさい。」

エレン「じゃあ、新兵は一番外側に配置されることはないんですね?」

ペトラ「多分ね。団長も鬼じゃないし、新兵をいきなり危険にさらすようなことはしないと思うよ。」

エレン「そうですよね…、良かった!

あいつらきっと無事に帰れますよね…。」

オルオ「お前は、兵士だろうが。ピクニックに行くわけじゃねぇんだよ。

壁外に出るってことはいつ死んでもおかしくないってことなんだよ。」

エレン「…」ウルウル

ペトラ「黙れ、オルオ。大丈夫だよ。エレンもエレンの友達もみんな帰ってこれるよ、ね?」ナデナデ

エレン「…はいっ!」ニコッ

オルオ「だから、甘えんじゃねぇ!!!」

ペトラ「オルオ、ハウス!」

今日は朝からずっとこの調子だ。

あまりに鬱陶しいので、ひと睨みしてやろうとリヴァイは後ろを振り返る。

すると、エレンの挑発的な視線と目が合った。

唇に不敵な笑みを浮かべ、リヴァイから目を逸らさない。

リヴァイ(なるほどな。すべて計算か。意外と頭いいじゃねぇか。だが、クソガキの挑発にのるほど俺も甘くない。)

リヴァイはまた前を向くと、もう二度と後ろを振り返らなかった。

訓練が終わって、帰り支度の最中。

リヴァイは意外な人物から声をかけられた。

クリスタ「…あの、リヴァイ兵士長。」

彼女から話しかけてくることは金輪際無いと思っていたので、

リヴァイは少なからず動揺した。

リヴァイ「なにか用か?…いや、昨日はすまなかった。」

リヴァイ(そういえば昨晩ハンジがフォローしとくとかなんとか言ってたな。どういう話をしたのか聞いとくべきだった…)

クリスタの側には、彼女の同期と思われる兵士が何人か付いていた。

昨日見かけたソバカス女もごつい二人組も視認できた。

haou007
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナ(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

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ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイス(進撃の巨人)とは【徹底解説・考察まとめ】

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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