転生したらスライムだった件(第3話『ゴブリン村での戦い』)のあらすじと感想・考察まとめ

Ten slime key web

村の主となったリムルは牙狼族との戦いに勝利し、残った牙狼族はリムルに忠誠を誓った。牙狼族を配下に加えたリムルは、村の者全員に名付けをすることにする。その結果、ゴブリンと牙狼族は進化を遂げた。リムルは村を発展させるべく全員に役割を与える。だが、衣服と住居を作れる者がいなかった。リグルドからそういった技術を持つドワーフの存在を知ったリムルは、彼らの住むドワルゴンへ向かうことにした。
今回は「転生したらスライムだった件」第3話『ゴブリン村での戦い』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「転生したらスライムだった件」第3話『ゴブリン村での戦い』のあらすじ・ストーリー

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自分の言葉に照れてしまうリムル。

困っている人を放っておけない性格のリムルはゴブリン村の主となり、牙狼族との戦いを手助けすることにした。
しかし、ゴブリンたちの貧弱な身体とみすぼらしい装備を見たリムルは、戦力として期待できそうにないことに不安を募らせる。
リムル「みんな! 状況は分かっているか?」
赤いバンダナのゴブリン「はい! 生きるか死ぬかの戦いになると、覚悟はできております!」
リムル「気負うことはない。気楽にな! 最善を尽くす。そのことだけを考えろ!」
リムルの言葉に感嘆の声を上げるゴブリンたち。
一方のリムルはカッコつけたセリフに思わず顔を赤らめてしまう。
気を取り直したリムルは、手始めに牙狼族との戦闘で負傷したゴブリンたちの元へ向かった。

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リムルの体内のポーションで回復するゴブリン。

村長に案内された場所には、数十人の深手を負ったゴブリンが横たわっていた。
牙狼族の爪や牙で引き裂かれたキズ跡は過酷な戦いを思い起こさせる。
できる限りの手当は施したという村長。
しかし、依然として命の危機にひんしていることには変わらない。
そこでリムルはおもむろにゴブリンに覆いかぶさると、体内に取り込み始める。
そして体内から吐き出されたゴブリンはキズが完全に回復していた。
目の前で起こった出来事に衝撃を受ける村長。
リムルはゴブリンを捕食して、体内に貯蔵していたヒポクテ草を使ったポーションをかけていたのだ。
気を良くしたリムルは、次々にゴブリンたちを捕食してはポーションで治療していく。
奇跡を目の当たりにした村長たちは、改めてリムルに感服してひざまずく。
全員のキズを治したリムルは牙狼族の襲撃に備えるため、柵を作って村の防備を固めるようゴブリンたちに指示を出すのであった。

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ボスを中心に群れをなす牙狼族。

その日の夜、満月の輝く星空の下で牙狼族はボスを中心に群れをなしていた。
ジュラの大森林の脅威だったヴェルドラの気配はもうない。
牙狼族のボスはゴブリンの村を滅ぼして、森の支配者となるための足がかりにしようとしていた。
ボス「我らの爪はいかなる魔物も引き裂き、牙はいかなる魔物をも喰い破る!」
そう力強く宣言したボスは、牙狼族全員で遠吠えをする。
自身の野望を果たすため、ゴブリン村へ向かって一斉に駆け出していった。

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リムルの鋼糸の罠に掛かる牙狼族。

ゴブリン村を前にしたボスは一瞬立ち止まった。
これまで襲撃してきた時にはなかった柵が建っていたからである。
見るからに脆い作りであったため、ボスは「あのような貧弱な柵、何の役に立つ!」と言う。
だが、額に星のような模様を持つ息子に呼び止められたボスは、もう一つの変化に気づく。
それは最弱の魔物であるスライムことリムルだった。
リムル「このまま引き下がるなら何もしない。さっさと立ち去るがいい!」
ボス「小賢しい! スライムごときが我ら牙狼に命令するな! あの柵をなぎ倒せ! ゴブリンどもを血祭りに上げろ!」
ボスの命令を聞いた牙狼族たちは、柵に目がけて猛進する。
しかし、牙狼族たちは柵を前にして悲鳴を上げ始め、次々に倒れてしまう。
柵の前にはリムルのスキル「鋼糸(こうし)」が張り巡らされていたのである。
さらに柵の内側からゴブリンたちの弓矢を受け、進撃した牙狼族は壊滅してしまう。
ボス「矮小なる魔物の分際で…… 捻り潰してやる!!」
ボスの息子「親父殿!!」
息子の呼びかけに答えぬまま、ボスは鋼糸を噛み切りながら一直線にリムルに突進していった。

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リムルの粘糸に捕らわれる牙狼族のボス。

だが、あと一歩のところでリムルのスキル「粘糸(ねんし)」が発動する。
鋼糸とは対照的な粘着性のある粘糸により、身動きが取れなくなってしまうボス。
そこをリムルのスキル「水刃」で首を切断され、討ち取られてしまった。
ボスを失い唸り声を上げて威嚇する牙狼族に、リムルは服従か死の二択をせまる。
同時に、服従するくらいなら襲いかかってくるのではないかと心配になる。
できれば彼らにはこのまま逃げてほしいと思うリムルは、あることを閃く。
死んだボスを捕食したリムルは、牙狼に擬態できるようになり、同時にスキル「威圧」「思念伝達」「超嗅覚」を獲得する。
リムルは牙狼の姿になり、威圧で牙狼族たちに恐怖を与えて逃げるよう誘導する。
しかし、牙狼族たちはそれでも歩みを止めることなく向かってくる。
何としても戦いを避けたいリムルは威圧を続けた。

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リムルに忠誠を誓うことを選ぶ牙狼族。

するとボスの息子が犬のように小さく鳴き、全員がリムルにひざまずいた。
牙狼族「我ら一同、貴方様に従います!」
リムル「え? 逃げてくれてよかったのにな……」
かくして、牙狼族はあっさりとリムルの配下となった。
そして戦う必要がなくなったゴブリンたちは大いに喜ぶのであった。

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名前を付けてくれることに歓喜するゴブリンたち。

翌日、牙狼族を加えて大所帯となったゴブリン村だったが、リムルはこれからどう彼らの面倒を見ればよいのか頭を抱えていた。
そこでリムルは、ゴブリンと牙狼族とでペアを組んでもらい、今後は仲間として協力していくよう促す。
さらに村の衣食住を揃えるためのチームを作ろうと提案する。
だがチーム分けをしようとしたリムルは、ゴブリンや牙狼族一人ひとりの名前を知らないことに気づく。
リムル「お前たち、そういえば名前は?」
村長「普通魔物は名前を持ちませぬ。名前がなくとも意思の疎通はできますからな。」
リムル「そうなのか…… でも、あったほうが便利だから、お前たちに名前を付けようと思うがいいか?」
するとゴブリンと牙狼族はお互いに喜び合い、村長に至っては奇声を上げて小躍りを始めてしまう。
名前を付けるだけでなぜここまで興奮するのかリムルには疑問であったが、さっそく名付けを開始することにした。

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「リグルド」と「リグル」の名前をもらい、感激する2人。

ゴブリンたちはリムルの前で列を作り、嬉しそうに順番を待ち始めた。
その先頭には村長が、2番めには村長の息子の赤いバンダナのゴブリンが並んでいる。
リムル「亡くなった戦士の息子は、何ていう名だったんだ?」
村長「リグルです。」
リムル「リグルかぁ…… なら…… リグルドだ。リグルド!」
語呂の良さだけで決めた名前だったが、村長は涙を流すほどに感激する。
そして、村長の息子には戦士した兄の名前であるリグルを与える。
名を継がせてくれたことに2人は膝をついて感謝した。
その後もリムルはテンポよく、「ゴブタ」「ゴブチ」「ゴブツ」「ゴブテ」「ゴブゾウ」といった具合に名前を付けていった。
安易な名前にもかかわらず喜んでくれていることに申し訳無さを感じるリムル。
そこへ村長ことリグルドが心配そうに声を掛ける。
リムルの魔力は強大だが、この人数相手に一度に名前を付けていて大丈夫なのかというのである。
しかし、その質問の意味がわからなく、気に留める様子もないリムルは名前を付け続け、村のゴブリン全員の名付けを終えた。

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魔素を消費しすぎて動けなくなるリムル。

次にリムルは牙狼族たちの名前を付けることにした。
牙狼族もゴブリンと同様に一列に並んで待機している。
先頭に立つボスの息子を見たリムルは、自分のことを恨んでいるのではないかと考える。
だが、名前を付けてもらえる喜びに尻尾を振る姿に、恨みはないと確信する。
リムルが牙狼族の見た目から狼と牙を連想していると、一陣の風が通り抜けていく。
リムル「風…… 暴風…… そうか! 俺のファミリーネームをやるか。」
リムルはファミリーネームである「テンペスト(嵐)」と、牙狼族の「牙」を合わせた「嵐牙(ランガ)」の名前をボスの息子に与えた。
ランガと名付けられたボスの息子は、ますます尻尾を振って喜ぶ。
その直後、リムルの身体に異変が起こる。
目の前が真っ暗になり、身体が動かなくなってしまったのである。
大賢者「告。体内の魔素残量が一定値を割込みました。スリープモードへと移行します。完全回復の予想時刻は、3日後です。」
リムル「魔素の使いすぎ…… なんでぇ……?」
魔物に名前を付ける行為には魔素を消費することをリムルが知るのは、後になってからのことであった。

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名付けられたことで進化したリグルド。

3日後、リムルの魔素が回復して復活する。
すると目の前には見覚えのない姿のゴブリンの女性がいた。
リグルドを呼んでくるという女性に生返事をするリムル。
リムルが先程の女性が何者なのか考えていると、威勢のいい声とともにリグルドがやってくる。
だがそこには年老いたリグルドの姿はなく、筋骨隆々の若々しいゴブリンが白い歯を見せて立っていた。
リグルド「名持ちの魔物になるということ! それは! 魔物としての格を上げ! 進化をもたらすのです!」
名前を付けるというだけで喜んでいたゴブリンや牙狼族のこと、そして3日間眠り続けるほどの魔素が使われたことに納得するリムル。
すると今度はランガがリグルドを吹き飛ばしながらやってくる。
ランガも進化を遂げ、額の星型の模様の中心に角を生やしていた。
リムルが復活したことに喜びを隠せないランガは、尻尾をまるで風車のように振り回す。
あまりに強く振り続けたために竜巻が起こり、リムルは家屋もろとも飛ばされてしまうのであった。

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リムルを吹き飛ばしてしまい、謝罪しながら追いかけるランガ。

名付けたゴブリンたちは男性は「ホブゴブリン」に、女性は「ゴブリナ」に進化していた。
リムルの復活を祝って胴上げを始めるゴブリンたち。
頭身が上がって見違えるようになったゴブリンだったが、中には進化前と変わらないゴブタのような者もいた。
その後、リムルはランガにしか名付けていないのに牙狼族全員が進化していることに気づく。
ランガ「我が主よ。我ら牙狼族は、「全にして個」なのです。同胞はみな、繋がっております。故に! 我が名は種族名となったのです。」
リムル「共通の名として、種族全体が進化したのか。」
牙狼族はランガの名付けの影響を受けて、「嵐牙狼族(テンペストウルフ)」へと進化していた。
「よかったな」というリムルに再び尻尾を強く振ってしまい、強風に煽られたリムルは坂を転がり落ちてしまう。
ランガは申し訳ない気持ちでいっぱいなのか、文字通り身体を縮こませながら追いかける。
リムル「体の大きさまで変えられるのか!」
転がりながら今後の衣食住をどうしようかと考えていたリムルは、そのまま崖の下へ落下してしまうのであった。

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村でのルールを決めるリムル。

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