転生したらスライムだった件(転スラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『転生したらスライムだった件』とは、伏瀬(ふせ)が小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年から連載していた作品を書籍化し、アニメや漫画などのメディアにも展開している異世界ファンタジー。シリーズ総発行部数2500万部突破の人気作で、主人公のリムルをはじめとした仲間が悪逆な敵を倒していく爽快感が魅力である。スライムに転生した元サラリーマンが人と魔物が楽しく過ごせる国を作るべく仲間を増やして成り上がっていく姿が描かれている。

『転生したらスライムだった件』の概要

『転スラ』の略称で親しまれる『転生したらスライムだった件』とは伏瀬(ふせ)が小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿していたweb小説が原作となっており、これを基にアニメや漫画その他関連メディアが作成されている。『月刊少年シリウス』から漫画版が連載されている。執筆は川上泰樹。また伏瀬監修のもと『コミックライド』よりスピンオフ作品『転生したらスライムだった件 魔物の国の歩き方』が連載されている。「GCノベルズ」より刊行されているノベルズは「このライトノベルがすごい!」では、2017年に8位、2018年に6位、2019年に5位に入っている。これら関連書籍を含めたシリーズ累計発行部数は2021年5月時点で2500万部突破している。また、2018年10月からはTOKYO MXにてアニメ版第一期が放送された。2021年より同放送局にて第二期も放送されている。大手ゼネコンに勤務しているサラリーマン三上悟は、通り魔に刺されて死亡する。だが気付けばスライムとして異世界に転生していた。どこかも分からない異世界の洞窟で目を覚ましたスライムは洞窟に封印されていた竜のヴェルドラと出会い、友達となる。スライムは、ヴェルドラから新たに「リムル」という名を与えられ、お礼と友達の証としてヴェルドラと自分に「テンペスト」の姓を名付ける。こうして元サラリーマン三上悟は、異世界の地にて「スライムのリムル」として新たな生活を送ることになる。その後、洞窟を出たリムルはゴブリン・狼・ドワーフと様々な魔物達と出会い仲間を増やしながら、やがては自分達の国を作っていくことになるのだが、この物語ではスライムになった元人間が、争うことしか知らなかった魔物達と一緒に街作りから始めていく中で、良い事もあり挫折も味わいながら仲間達と成長していく人生ならぬ「スライム生」を描いている。

『転生したらスライムだった件』のあらすじ・ストーリー

アニメ版

暴風竜ヴェルドラとの出会い

初めて出会ったヴェルドラに緊張するリムル

主人公である三上悟はゼネコン勤務のサラリーマン。ある時通り魔に刺されて死んでしまう。だが死亡したはずの主人公は何処とも知れない洞窟で目を覚ます。水溜まりに映る自分を見ると、スライムの姿になっていた。そう、主人公はなんとスライムに生まれ変わって異世界に転生してしまったのだ。洞窟内を彷徨うスライムは、洞窟の最奥に封印されていた暴風竜「ヴェルドラ」と出会う。意気投合した二人。やがてスライムは竜から「リムル」の名前を与えられる。代わりにスライムは「テンペスト」というファミリーネームを自分とヴェルドラに名付け、親友となった。ヴェルドラの封印を解く為、転生特典スキル「捕食者」を使いヴェルドラを飲み込み、スキル「大賢者」で封印の解除を試みつつ、スライムは新たに「リムル・テンペスト」として洞窟の外に出る決意をするのだった。

多くの「魔物」達との出会い

語り合うリムルとゴブリンの長

洞窟の外へ出た先は魔物が闊歩する「ジュラの大森林」だった。リムルはそこで傷ついたゴブリン達と出会う。彼らは遠方からやってきた牙狼族に襲われて全滅の危機に陥っていることを聞く。リムルは自らの配下になることを条件にゴブリン達を助けることを承諾。リムルはゴブリン達に柵を作らせて、籠城戦に打って出ることを決断。夜、襲ってきた牙狼族に対してゴブリン達は弓矢による遠距離攻撃を繰り返す。矢の雨が降り注ぐ中、牙狼族の長が突撃する。これをリムルが見事返り討ちにすることで戦意を喪失する狼達。これにより戦いはリムル達の勝利で戦いは終わり、しかも彼らも配下に加えることに成功した。かくしてリムルはゴブリン族と牙狼族を仲間にして、自分達の街を作り始める。

爆炎の支配者

炎を自在に操る力を持つ冒険者シズ

街作りの為、リムルは職人を求めて「武装国家ドワルゴン」を訪れる。そこで凄腕の鍛冶職人のカイジンとその弟子ガルム、ドルド、ミルドのドワーフ三兄弟に出会う。彼らの協力を得て街作りが徐々に軌道に乗ろうとした時、リムルはジュラの大森林の調査の為にやってきたカバル達3人の冒険者と、爆炎の支配者の二つ名で呼ばれる冒険者「シズ」と出会う。話していくうちにシズが自分と同じ世界からやってきた日本人の井沢静江であることが判明。故郷の話で会話が弾むが、実はシズに残された時間は少なかった。

シズの死

身体に精霊を宿しつつ、世界を放浪するシズ

シズは、魔王レオンによって異世界に召喚された「召喚者」だった。しかも召喚された際に上位精霊イフリートを体内に宿されて、今にも暴走寸前の状態。長い間暴走を抑えながら旅を続けてきたシズであったが、リムルの街で遂に限界を迎えて精霊イフリートが体内から現れる。リムルの「捕食者」でイフリートを捕食することで何とか撃退するものの、急速に老いていくシズはその生涯を終える。リムルは自分に出来ることは何かを考えた末、シズを弔う為「捕食者」でシズの遺体を捕食することを決意。結果リムルは人間に変身する能力と彼女の形見である仮面を手に入れるのだった。

6人の大鬼族(オーガ)

里を滅ぼされて激怒するオーガ達

イフリートの暴走により停滞していた街作りも徐々に形になってきたある時。リムルは突如として現れた6人のオーガに襲われる。オーガたちの実力に仲間達が倒れる中、リムルはたった一人で彼らを撃退してみせる。オーガ達の話を聞くと、この襲撃は実は誤解から生じたことが判明する。というのも、オーガ達の里が猪人族(オーク)の軍勢と仮面を付けた魔人に滅ぼされたらしく、その仮面の魔人とリムルを勘違いしたことで襲ってしまったのだ。紆余曲折あったものの、誤解を解いたリムルはオーガ達から驚きの話を聞くことになる。

迫りくるオークの影

進軍するオーク達

リムルは、オーガ達より猪人族の軍勢約20万がジュラの森を蹂躙するべく進軍していることを知る。さらに、その軍勢を率いるのは伝説と言われている豚頭帝(オークロード)である可能性を示唆される。そこでリムルはオーガ達に自分の配下になることを提案する。熟考した後、オーガ達は提案を受け入れ、リムルの配下になることを承諾。加えてリムルから名を与えられたことで鬼人族に進化し新たな力を手に入れる。かくして戦力を強化していくリムル達。来るオークの軍勢との戦争に備える中、リムルは蜥蜴人族(リザードマン)の「ガビル」とその仲間達が独断でオーク軍に戦を仕掛けたという情報を入手する。

ジュラの森大同盟

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