ガビル（転スラ）とは【徹底解説・考察まとめ】

ガビルの概要

ガビルとは『転生したらスライムだった件』に登場するシス湖周辺に暮らす蜥蜴族（リザードマン）の首領の息子だ。オークが集落へと攻めてきたため、使者としてゴブリンの村へと配下に加わるように訪れる。その時に対応したのが、ゴブリンの村を守護していたスライムのリムルだ。ガビルがリムルに対して尊大な態度で接したことで不穏な空気になるが、嵐狼族（テンペストウルフ）のランガの采配で、ゴブリンのゴブタに勝利することができれば一考すると約束する。ゴブリンに負けるはずがないと思っていたが、簡単にゴブタに負けてしまい気絶し部下たちに助けられ撤退する。ガビルは野心家で父親へ認められたいという気持ちから他種族へ救助を求めることに不満を感じていた。その不満を利用され魔人のゲルミュッドの策略にはまり反乱を起こしてしまう。オークの軍勢と戦ったが、攻め込みすぎてしまい退路を断たれてしまう。しかし指揮官として優秀なガビルは、救地に立たされても他種族を見捨てることなく、周りを鼓舞して戦い続ける。戦いの中でゲルミュッドに裏切られて絶望していた時にリムルに庇われ助けられる。その姿に衝撃を受け崇拝にも似た想いを抱く。オークとの戦いに勝利したが、反乱の罪で破門されることとなる。ガビルを慕う部下たちと共にリムルが治めるジュラ・テンペスト連邦国へと移動し配下へと加えてもらう。ゲルミュッドにガビルと名付けてもらっていたが、リムルに名付けの上書きをしてもらい龍人族（ドラゴニュート）への進化する。意外な実力を発揮し、濃厚な魔素がある場所でしか繁殖しない貴重な薬草であるヒポクテ草の栽培と回復薬の研究に貢献し幹部への仲間入りを果たす。戦闘面では龍人族で編成された飛竜衆（ひりゅう）100名を率いており、空の戦いでは絶大な戦力を発揮している。お調子者で調子に乗ってしまいミスすることもあるが、コツコツと研究に取り組み成果を上げる真面目な面もある。

ガビルのプロフィール・人物像

種族：真・龍人族（ドラゴニュート）、中位精魔霊 水霊龍
所属：ジュラ・テンペスト連邦国
加護：リムルの加護
称号：天龍王（ドラグロード）
アニメ声優：福島潤

ガビルとはリザードマンの首領であるアビルの息子だ。オークの軍勢がリザードマンの集落を攻めてきたため、配下を増やそうとゴブリンの村へ訪れる。初めはスライムごときとゴブリンの村の守護をしていたリムルを馬鹿にする発言をし、仲間になっていた嵐牙狼（テンペストウルフ）のランガや鬼人のメンバーから睨まれ不穏な空気になる。そこに空気の読めないお調子者のゴブタが登場し、1対1で戦うことになる。ゴブリンに負けるわけがないと思っていたガビルだったが、あっという間にゴブタに倒されてしまい撤退する。とても情けない登場の仕方をした。その後も偉大な父親に認められたいという願望から父親を裏切り、反乱を起こしてしまったりする。オークとの戦いの時には、調子に乗って攻めすぎてしまったせいで、退路を断たれ絶体絶命の状態に陥った。その時に、リザードマンと同盟を組んだリムルからの指示で、ゴブリンのゴブタや嵐牙狼（テンペストウルフ）のランガが助けに来てくれるのだ。これが今後忠誠を誓うことになるリムルの仲間たちとの初めての共闘となる。

オークとの戦いに無事勝利したが、ガビルは反乱の罪から破門となる。しかし、これは広い世界を見てくるようにという父親からの激励でもあった。仲間たちが一人になったガビルを待ち受けており、一緒にリザードマンの集落を出発する。「ガビル様が破門なら我々も破門されています」と部下たちが笑顔で一緒についてくるシーンはガビルの人望の高さをうかがわせる。クーデターを起こしたりと野心家で自尊心が高かったが、リムルに救われた恩を返そうとリムルの配下に加わることとなる。すでにガビルという名前を持っていたが、リムルによって名前の上書きをしてもらい龍人族（ドラゴニュート）へと進化する。龍人族は龍の血を引く亜人とも言われており、男女で見た目が異なる進化をした。男性は翼と角が生え鱗が強固になり、緑っぽい黒から紫っぽい黒へと色へと変化した。女性は人間に近い外見になった。

ガビル達は水場の近くが住みやすいだろうというリムルの判断から、地底湖でヒポクテ草を栽培する仕事をしながらそこに住むように命じられる。「身を粉にして働きますぞ！」とやる気を見せ寝床と仕事をもらえることとなる。同じ時期にドワーフの大国ドワルゴンからやってきたべスターと共に開発部門を手伝うことになる。意外な才能を発揮し、べスターと共に共同研究を開始し完全回復薬（フルポーション）の開発に貢献した。その功績が認められ、開発部門の担当となり幹部へと認められることとなった。回復薬はヒポクテ草を使って作る体力回復アイテムで、ジュラ・テンペスト連邦国の特産品となる。研究熱心で仕事に真面目に取り組んだり、指揮官としても優秀だ。仲間を大切にし部下からも慕われ頼れる存在でもある。しかし、お調子者で失敗することも多い。魔王ミリムがジュラ・テンペストに来たときには、見た目が幼い少女に見えることから「チビっ娘」としてしまい、お腹に強烈な一撃を受けてしまう。「我輩の親父殿が、川の向こうで手を振っているのが見えましたぞ！」と言い、まだ親父は生きているだろうとリムルからツッコまれるシーンがある。ところどころで、お調子者でお茶目な面を見せ、このギャップがガビルの魅力でもある。帝国との戦いで見事な空中戦を見せた褒美として覚醒進化する。リムルより天龍王（ドラグロード）の称号をもらい暴走することなく進化に耐えた。見た目も黒紫だった鱗が赤紫へと変化し額から角が生え、リムルから恰好良くて似合っているとの評価を得る。天龍王としてリムルを守護する12人の幹部からなる聖魔十二守護王として名を連ねることになる。

ガビルの能力

固有スキル

魔力感知

周囲のエネルギー物質であり、魔物の生命の源である魔素を感知し、視界が塞がれても感知して周囲の様子を認識することができる。

竜鱗鎧化（ドラゴンスキン）

竜身変化（ドラゴンモード）が進化したスキル。竜身変化が強化され、戦闘力が圧倒的に増加し、全ての物理攻撃に対応できる。魔法攻撃、自然効果を無効とするバリアを自動的に発動する。圧倒的な防御力と超速再生に近い再生力も発揮する。周囲の魔素を吸収し自己修復できる。短時間しか使うことができず、使用後全身が麻痺したように動けなくなってしまう。使いどころを間違えると命取りになる注意が必要なスキルだ。防具がいらないほど高い防御力を持ち、強度は神話級に近い防御力まで跳ね上がる。

黒炎吐息（フレイムブレス）

炎の遠距離攻撃。リムルが名付けをして龍人族（ドラゴニュート）へと進化した時に、進化した者たちは、黒炎吐息か黒雷吐息のどちらかを獲得した。このスキルによって上空からのブレス攻撃が可能となる。

黒雷吐息（サンダーブレス）

雷の遠距離攻撃。リムルが名付けをして龍人族（ドラゴニュート）へと進化した時に、進化した者たちは、黒炎吐息か黒雷吐息のどちらかを獲得した。このスキルによって上空からのブレス攻撃が可能となる。

究極贈与（アルティメットギフト）

心理之王（ムードメーカー）

リムルのスキルであるシエルからユニークスキルである調子者（ミダスモノ）を生贄に与えられた究極贈与。思考加速、運命改変、不測操作、空間操作、多重結界の5つの効果がある。思考加速は、知覚速度を百万倍まで引き上げることができる。運命改変とは、ユニークスキルである調子者の運命変更の上位互換である。本人の意思で発動できるようになっており、運命を1日1回のみ変更でき自らの死の運命も変えることのできる強力なスキル。不測操作は、調子者の不測交換の上位互換である。自分の意思で発動できるようになり、攻撃力を上昇することができる。空間操作は、干渉されていなければ一度訪れた場所へ自由に移動できる。多重結界は、防御術式でさまざまな結界を重ねることができいろいろな攻撃を防ぐことができる。

耐性

痛覚無効

体が傷ついたりしても痛みを感じない。頭痛などの痛みにも有効。

状態異常耐性

体にとって異常と感じるものへの耐性。アルコールにも有効。

物理攻撃耐性

刺突を除く、物理的な攻撃を耐えることができる。