零~刺青の聲~(Fatal Frame III)のネタバレ解説・考察まとめ

『零~刺青の聲~』とは、「零」シリーズの第3作目で、2005年にテクモよりプレイステーション2用ソフトとして発売された和風ホラーゲームである。
徐々に眠りから覚めなくなっていくという呪いを解く為に、除霊能力を持つカメラ「射影機」を使って、夢の中の幽霊屋敷と現実世界を行き来しながら謎を解いていくという内容になっている。
シリーズ1作目、2作目の主人公達も登場し、彼女達のその後の様子が知れるところも見どころだ。

婚約者である麻生優雨を、自身の起こした交通事故によって失ってしまう。それからはフリーカメラマンの仕事と、アシスタントして住み込みで働いている深紅を心の支えにして過ごしていた。
幽霊屋敷という噂のあった廃墟を取材しに来た時に、死んだはずの優雨が写真に映り込んでしまったことをきっかけに眠りの家へと誘われてしまう。
霊感はあるもののこの廃墟以前に霊を視た経験は無く、霊に対する反応はほぼ一般人の物ということになっている。露出度が高めの服や、それまでのシリーズよりも少し高めの年齢は、刺青が似合うようにという理由から。

麻生優雨(あそう ゆう)

怜の婚約者であったものの、怜の不注意による交通事故によって亡くなってしまう。
民俗学、哲学、文化人類学などを中心とした本の編集員をしていた。その為、ジャーナリストである雛咲真冬やノンフィクション作家の天倉螢とも交流があった。螢が仕事の上で手に入れた民俗学的な資料などは優雨に送られており、それらについて書かれた優雨の手記は怜が自身にかけられた呪いについて知る為の助けになった。
怜曰く「名前通り、物静かで、優しい、静かな、雨のような人だった」らしく、身寄りを失くした深紅を自宅に招いたり、天倉繭が失踪した事件の際にも天倉螢の相談に乗るなど情に厚い人間だった。

ルリ

深紅が怜の元へ住み込みで働き始める際に連れて来た黒猫。
目の色が瑠璃色だった為にルリと名付けられた。怜の家の中で現れる霊にいち早く察知するなど、日常生活に浸蝕し出した悪夢の表現に一役買っている存在。零における初の人間以外のキャラクターである。

雛咲深紅(ひなさき みく)

優雨の仕事仲間であり親友だった雛咲真冬の妹。
現在は住み込みで怜のアシスタントをしており、恋人を失くしてしまった怜を生活の上でも精神的な面でも支えている存在。
兄の真冬に対して兄弟以上の想いを抱いていたものの、真冬は『零~zero~』にて黄泉の門を封じる為に行方不明となってしまう。かつては強い霊感を持っていたものの兄を亡くした時に霊感も失い、その所為か明るい性格になっている。しかし、兄の存在を忘れられず眠りの家へと誘われてしまう。

雛咲真冬(ひなさき まふゆ)

優雨の友人であり、天倉螢とも仕事で関係があった。雛咲深紅の兄。
『零~zero~』にて、恩人である作家を追いかけて地下に黄泉の門を封じる「氷室邸」へと迷い込む。最後には黄泉の門を封じる為に身を捧げようとしたキリエという霊の苦痛を紛らわせる為に、自身もその地に残ってしまう。その後、真冬は行方不明ということになっている。

天倉螢(あまくら けい)

麻生優雨や雛咲真冬とも交流のあったノンフィクション作家。
病気がちだった姉の頼みを受けて、姪の澪(『零~紅い蝶~』の主人公)を預かっていた。しかし、澪は都市伝説である「眠りの家」に類似した症状を患ってしまい、彼女を救う為に調査を続けるうちに自身もまた眠りの家へと迷い込んでしまう。
眠りの家があった地域へと直接赴き調査しており、以前から優雨にそこで集めた資料を送っていた為に怜も眠りの家の情報を知ることが出来た。
久世鏡華の想い人「柏木秋人」と酷似した見た目をしていた為に、鏡華の怨霊に付きまとわれることとなった。

天倉澪(あまくら みお)

『零~紅い蝶~』の主人公。
かつて、皆神村という場所に伝わっていた紅贄祭という儀式を成功させる為に、自分の手で姉の繭を殺してしまった。
皆神村での事件の後は病気がちな母の元から離れ、叔父にあたる天倉螢の元で過ごしていたが、殺してしまった姉を忘れられず眠りの家に誘われてしまう。皆神村での一件はトラウマになっているようで、螢が仕事中に見つけた射影機を見るだけで怯えてしまうほどだった。

天倉繭(あまくら まゆ)

天倉姉妹の姉。
澪と共に皆神村に神隠しをされてしまい、村に伝わる双子の姉が妹を殺害する「紅贄祭」という儀式を行った為に亡くなる。現行の法とは違う、双子の先に生まれた方が妹という風習があった為に繭が殺害される側になった。
澪に対して姉妹以上の感情を抱いており、大人になればいつか離れ離れになってしまうという不安を抱えていた。そんな不安から、儀式を行えば自分が死ぬと知っていながらも、双子が一つになることが出来ると言われていた紅贄祭を自ら望んで行った。

瀧川吉乃(たきがわ よしの)

婚約者を含めた家族旅行の最中、飛行機事故に遭い唯一奇跡的に生き残った女性。
救出されるまでの数日の間、家族の死体と過ごすという劣悪な環境に身を置き続けた所為で精神的に大きなダメージを受ける。そして、家族の姿を追って眠りの家へと迷い込んでしまう。
怜は滝川と夢の中で出会った事で興味を持ち、現実世界でも存在していた彼女に会いに行くものの、怜が会った時には既に刺青の呪いが末期症状にまで進んでおり怜の目の前で失踪してしまう。

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