富竹ジロウ(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ

​​富竹ジロウ(とみたけ じろう)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、野鳥や風景を撮るフリーのカメラマンである。物腰柔らかく、真面目で大らかな男性。雛見沢村の住人ではないが、村で起きたダム戦争の少し前から季節毎に雛見沢を訪れ、一週間ほど滞在していく。村人とも面識があり、温厚な性格ゆえ評判も悪くない。村の診療所の看護婦である鷹野三四と交際中で、よく一緒に散策する姿を目撃されているが、普段は彼女の尻に敷かれている。実は自衛隊の人間で、雛見沢村への来訪も独立組織を有する鷹野の監視が目的である。

富竹ジロウのプロフィール・人物像

性別:男
誕生日:9月14日
血液型:B型
所属:陸上自衛隊、調査部自衛官
CV:大川透

富竹ジロウ(とみたけ じろう)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、野鳥や風景を撮るフリーのカメラマンである。雛見沢村在住ではないが、雛見沢で起きたダム戦争の少し前から季節毎に東京から雛見沢を訪れ、一週間ほど滞在し村では顔と名前を知られた存在。物腰はやわらかく大らかであり、真面目で温厚な性格。村人とは面識があり、爽やかな性格ゆえ評判も悪くない。筋骨隆々たる体格をしており、いつも緑の帽子をかぶり、眼鏡、ランニングシャツに登山用ズボンを着用している。村を出歩く時は、常時カメラを持ち歩いている。
「富竹ジロウ」という名はカメラマンとしてのペンネームで、本名は不明である。雛見沢の診療所で看護婦を務めている鷹野三四と交際しており、​​彼女とカメラ片手に散策に行ったり仲は良いが、彼女の尻に敷かれ、振り回されている。

富竹の正体は自衛官で、正式な所属は陸上自衛隊の調査部、階級は二尉。秘密結社「東京」に所属する入江機関の監査・連絡役を担当しており、普段は入江機関の予算繰りの資料作りや交渉役をこなしつつ、入江機関の暴走等の非常時には、その鎮圧のための自衛隊の戦闘部隊「番犬」を呼ぶ権限を持つ。定期的に雛見沢へと来訪しているのは、入江機関での定期報告会への出席や連絡調整、それらを口実にした鷹野たちの監視と趣味である野鳥観察の為である。雛見沢の村人にはそれを感じさせないよう過ごしている。目に怪我を負う事故に遭うまでは、隊内の非正規戦部隊で射撃教官を務めていた射撃のスペシャリスト。現在でもその腕前は健在で、彼同様に戦闘職であった直属の行動部隊である「山狗」のリーダーである小此木鉄郎(おこのぎ てつろう)をもってしても射撃のプロと言わしめ、砂利道を猛スピードで走る車内から的確に追跡車両を狙撃してみせた。事故後に広報部の仕事を請けおった際に、カメラの魅力に気付いた。
雛見沢村特有の風土病・雛見沢症候群の研究をしている入江機関の実質的な最高責任者である鷹野とは、恋人であると同時に、監査対象という関係にある。鷹野が雛見沢症候群を利用して、雛見沢の住民を「滅菌作戦」で全滅させ、雛見沢を滅亡させようとしていることには気付いておらず、物語のほぼ全編に渡ってその犠牲となってしまう。

富竹ジロウの能力・装備

雛見沢症候群

雛見沢村のみに蔓延する微生物が引き起こした、風土病。空気感染するため、病気が拡散しやすいのが特徴。現実に存在するウイルス性脳炎ともある程度の共通点はあるが、悪化すると麻薬中毒の禁断症状にも似た重度の精神的・肉体的な症状も出てくるため、非常に危険である。その段階に応じて、L1〜L5までランク付けされており、数字が大きいほど重症で、L5は末期症状となっている。L1〜L3程度なら大した自覚症状もないのだが、雛見沢のほぼ全体に感染が及んでいる。重症化すると、首を血が出るまで掻きむしり、死んでしまうことがある。
雛見沢村は、綿流し祭の晩に“1人が殺され、1人が行方不明になる”という事件が何年も続いており、さらにその後山狗部隊によって住民が虐殺されて全滅するという運命にあった。古出神社の一人娘である古手梨花(ふるで りか)は、神社の祭神であるオヤシロ様から“過去に戻って同じ時間を繰り返す力”を授かり、雛見沢村を襲う惨劇を回避する方法を探し続けている。この時間のループが『ひぐらしのなく頃に』シリーズの基本設定で、登場人物たちが繰り返し登場しては別個の惨劇に巻き込まれていく理由でもある。
綿流し祭の日に鷹野から終末作戦こと“山狗部隊による住民虐殺計画”を打ち明けられて協力を求められるが、富竹は非常に生真面目で職業倫理を重んじる性格であり、どの雛見沢の世界でも毎回これを断っている。そのため山狗に取り押さえられた上で雛見沢症候群を強制的に進行させる薬「H173」を投与され、L5の症状を発症した末に死亡する。

自衛官

東京から入江機関への出向を命じられた自衛官であり、入江機関の監査・連絡役である。普段は入江機関の予算繰りの資料作りや交渉役を担い、入江機関の暴走等の非常時には戦闘部隊である番犬を呼ぶ権限を持つ。また本来の役職は陸上自衛隊・調査部の自衛官。階級は二尉。射撃のスペシャリストであり、怪我を負って引退する前は自衛隊不正規戦部隊で教官を勤めたほどの腕前。「鬼隠し編」で、綿流しの祭りに参加し、射的を行った際にはぬいぐるみを、間髪入れない3連射にも関わらず全弾命中させた。

カメラ

野鳥観察が趣味であり、野鳥や風景をカメラで撮っている。雛見沢では、「季節ごとに村にやってくる人」として村人からも特に不審がられることなく受け入れられ、自由に出歩いては様々な景色をカメラで撮影している。フリーカメラマンだが、メジャーでデビューしてないカメラマンという認識がある。

富竹ジロウの来歴・活躍

入江機関の監査のため雛見沢を訪れていた

陸上自衛隊・調査部の自衛官であり、二尉の階級である富竹は、目に怪我を負う事故に遭うまでは、隊内の非正規戦部隊で射撃教官を務めていた。入江機関への出向を命じられ、入江機関の監査役である。定期的に雛見沢を訪れているのは、入江機関の定期監査、研究成果等の調査・報告、機関の予算見積りを行うことと、趣味である野鳥などの撮影をするため。鷹野を監査対象として接しているが、恋人関係でもある。

鬼隠し編〜皆殺し編

綿流しの晩、毎回死体となって発見される富竹

「鬼隠し編」では、東京から雛見沢へ引っ越して来た前原圭一(まえばら けいいち)は、圭一と同じクラスの竜宮レナ(りゅうぐう れな)と一緒に宝探しに付き合うことになり、ゴミ山(旧ダム工事現場)へと向かう。レナにとっては宝の山らしく、ゴミ漁りを始める。 一人黄昏る圭一の元に、富竹が登場する。遠くでゴミを漁るレナに気付いた富竹は、「彼女はあんなところで何をしてるんだい?」と聞く。すると圭一が「昔殺して埋めたバラバラ死体の確認でもしてるんじゃないですか」と言ってきたので、富竹は「いやな事件だったね。腕が一本、未だ見つかっていないんだろ」と、雛見沢で計画されたダム計画と、その最中に発生したバラバラ殺人事件の話を圭一に言い残し去って行った。
綿流しの祭りの日、富竹は鷹野と一緒に古手神社を訪れていた。2人はそこで圭一と、園崎家の次期当主である園崎魅音(そのざき みおん)と、魅音の双子の妹である園崎詩音(そのざき しおん)に出会う。彼らからダム工事現場の殺人事件について聞かれた富竹たちは、一連の事件が古手神社のご神体で村の守り神でもあるオヤシロ様の“祟り”だといわれているという話をした。祭りの晩、鷹野が村人の間で“神社の者以外入ってはならない神域”とされる祭具殿に入ってみたいと言い出し、これに協力することとなる。富竹自身は人が来ないかどうか見張りをすることとなるも、そこへ圭一と詩音がやってくる。共犯者にしてしまえば文句を言えなくなると考えた鷹野は、「一緒に忍び込んでみよう」と圭一たちを誘い、彼らが怖いもの見たさでこれに応じたため3人で祭具殿に侵入した。その後、富竹は「鬼隠し編〜皆殺し編」まで毎回遺体となって発見されていたが、これは鷹野の犯行であり、富竹は鷹野の正体知り協力を求められるが断ったため、H173を投与されL5の症状を発症し死亡していた。

祭囃し編

山狗の内偵調査を行なうが、鷹野に知られてしまい捕まってしまう富竹

「皆殺し編」でこれまでの惨劇の黒幕が鷹野だと知った古出神社の一人娘である古手梨花(ふるで りか)たちは、鷹野に立ち向かうが敗北してしまう。だが、傍観者であったオヤシロ様である羽入(はにゅう)が加われば“雛見沢の滅亡”という運命に勝てると判断する。「祭囃し編」ではその羽入を仲間に加え、雛見沢の命運を掛けた戦いを始める。
富竹は、梨花に鷹野が黒幕であると説得され、番犬の派遣も視野に入れて鷹野および山狗の内偵調査を行う。だが鷹野にそのことを知られてしまい、富竹は鷹野に入江診療所の地下施設に連れ去られてしまう。その際、鷹野からこちらに寝返るよう嘆願されるが「捕虜は自分の名前と所属以外言えない」という規則に従い、殆ど返事はしなかった。そこへ警視庁の捜査官である赤坂衛(あかさか まもる)が駆けつけ、富竹は助けられ急いで鷹野の元へと向かう。
梨花たちに撃退された山狗は白旗を上げ、小此木は魅音の指揮力の高さに感服し、鷹野に自害することを勧める。しかし、現実を受け入れることが出来ない鷹野はその場を逃げ出す。追いかけてきた梨花たちに逆上した鷹野は発砲するが当たらなかった。鷹野を逮捕しようと番犬が現れ連行しようとするが、富竹が「調査部の富竹二尉だ。彼女は調査部が保護する」といい引き止め、「君たちは彼女を見て気づかないのか?彼女の身体を見てみろ、掻き毟った痕でいっぱいじゃないか。雛見沢症候群の、かなり高いレベルの発症が疑われる。彼女を直ちに、入江機関本部へ移送し、発症レベルの検査に入る。鷹野三佐の治療体制を準備させるよう、入江所長に連絡を」といい撤退させる。富竹は鷹野の罪を許すといい抱きしめた。

ひぐらしのなく頃に業・卒

鷹野の陰謀を暴き、昭和58年7月を迎えるはずだった梨花が再びカケラの世界へとやってきてしまう。その原因は圭一の下級生である北条沙都子(ほうじょう さとこ)にあった。雛見沢大災害を回避した世界にて、沙都子は梨花に「一緒に聖ルチーア学園に通おう」と誘われ、必死に勉強して共に入学を果たす。しかし生来勉強嫌いな沙都子は見る見る内に落ちこぼれ、劣等生として勉強漬けの日々を送らされることとなる。一方、梨花は優等生として周囲に評価され、新しい友達にも恵まれて学園生活を満喫していた。沙都子は自分と一緒に学園生活を送りたいといっていた梨花に苛立ち始めていた。そんな時、沙都子は傍観者として数多の世界で梨花の死を傍観してきた羽入同様、「繰り返す力」を持つ女の姿をした超常存在と出会う。その名無しの超常存在は、沙都子の心の奥に憎悪によって醜く歪んだ願望が隠れていることを見て取ると、「我の力を得れば、どのような願いも必ず成就させることが出来る」と彼女を唆す。沙都子の望みは「梨花とずっと一緒にいること」だったが、梨花が聖ルチーア学園に進学する限りそれは絶対に叶わないとも彼女は考えていた。沙都子はこの望みを叶えるためにその女の力を借り、時間を延々とループする者となって“梨花の中にある聖ルチーア学園への憧れ”を徹底的に挫くことを画策する。沙都子はその女に「エウア」と名付ける。こうして“過去に戻って同じ時間を繰り返す力”を得た沙都子は、梨花に聖ルチーア学園を受験させないため、彼女を永遠に雛見沢村に留めるため、その周囲で陰惨な事件を何度も起こしながらループを繰り返していく。
綿流しの日に毎回死亡していた富竹だったが、死亡ではなく行方不明となる。その真相は、沙都子のループの影響により、鷹野が雛見沢症候群を利用して、雛見沢の住民を「滅菌作戦」で全滅させ、雛見沢を滅亡させるという終末作戦計画を上層部に告発することを決意し、富竹も証人保護の為に一緒に雛見沢を出ていたというものだった。

富竹ジロウの関連人物・キャラクター

前原圭一(まえばら けいいち)

pamyupi21
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